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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:RBA 0.10%に利下げ。量的緩和拡大、3年は利上げ予想せず

RBA 0.10%に利下げ。量的緩和拡大、3年は利上げ予想せず

” オーストラリア準備銀行(豪中銀)は3日、新型コロナウイルス流行の影響で深刻な景気後退に陥った経済の回復を支援するため、政策金利をゼロ%近くに引き下げるとともに、量的緩和の拡大を発表した。

政策金利のオフィシャルキャッシュレートは、市場の予想通り0.25%から0.10%に引き下げた。

中銀はインフレ率が2─3%の目標範囲内で持続的に推移すると確信するまでキャッシュレートを変更しないとしている。

また3年債利回り目標もオフィシャルキャッシュレートに合わせて0.1%に引き下さげた。

国債買い入れについては、今後6カ月間、対象に期間が約5年から10年の国債を加え、1,000億豪ドル(704億米ドル)規模を買い入れるとした。5日に初回入札を実施する。

決定を受け、豪ドル/米ドルは0.7055米ドル付近から一時0.7028米ドルに下落。豪国債価格は上昇し、5年債利回りは過去最低の0.257%を付けた。

ロウ中銀総裁は声明で「見通しを踏まえると、理事会は少なくとも3年はキャッシュレートの引き上げを予想していない」と表明。

「理事会は、特に雇用やインフレの見通しを鑑みつつ債券買い入れプログラムの規模を検討し続ける。必要ならさらなる対応の用意がある」とした。

新型コロナ禍で豪経済は30年ぶりにリセッションに陥り、雇用情勢は急激に悪化した。

コロナ前に5%付近だった失業率は7%近くにある。エコノミストは、政府の支援対象の人も含めれば、失業者はさらに多いと指摘する。

オーストラリアは感染拡大を抑え込み、予想より早く経済活動を再開した。ただ国内の移動や出入国は今も制限されており、企業投資や個人消費は依然低迷している。

ロウ総裁はシドニーで行った講演で「きょうの決定は、豪経済の回復を支えるため、中銀として使える手段を用い、合理的に実行可能な措置を講じる決意を反映したものだ」と述べた。

また「理事会は高失業率への対応を国としての優先課題ととらえており、雇用創出のために中銀としてできる措置を講じたいと考えている」とし、

「重要なのは、きょうの決定が景気支援と失業率押し下げに向けた政府の取り組みを補完するということだ」と強調。

雇用創出は主に政府と企業の役割だが、中銀としても貢献することが可能だとし、そのために取り組む考えを示した。

豪政府は今年、先月議会が可決した178億豪ドルの個人向け減税を含め、3,000億豪ドルの景気支援策を打っている。

中銀が長期にわたって金利を低水準に据え置くと表明する中、エコノミストは政府がさらに財政支出を拡大するとみている。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のエコノミストはリポートで「景気支援において財政政策は引き続き主要な役割を果たす見通しで、政府は一段の対応が必要だ」との見方を示した。

中銀の措置について一部のエコノミストからは、債務を抱える家計の支援や住宅需要喚起、豪ドル安を通じた輸出業者への支援につながるものの、経済に大きな影響をもたらす可能性は低いとの声も出ている。

コモンウェルス銀行(CBA)のエコノミスト、ギャレス・エアード氏は「利下げは経済繁栄のための長期的な解決策ではない」と語った。

今回の緩和措置で、中銀の政策カードは減った。AMPのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は「伝統的な金利引き下げに関しては底をついた格好だが、他の主要中銀が示したように、量的緩和という点ではまだできることが多数ある」と指摘した。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:世帯貯蓄急増、利息収入は縮小

世帯貯蓄急増、利息収入は縮小

” オーストラリアの世帯の貯蓄額が、2月から9月の間に約1,000億豪ドル(約7兆3,389億円)急増したことが分かった。

新型コロナウイルス流行による不景気を背景に支出が抑制されたことが背景。一方、オーストラリア連邦準備銀(RBA)はきょう3日に開かれる会合で、政策金利を現在の0.25%から0.1%に引き下げる見通しで、貯蓄額が記録的な高水準の中、利息収入はさらに減少しそうだ。オーストラリアンが伝えた。

オーストラリア金融監督庁(APRA)の調査によると、9月の世帯貯蓄額は1兆900億豪ドルとなり、前年同月比で1,150億豪ドル増加した。9月単月では、165億豪ドルが新たに貯蓄された。

連邦政府の給与補助金「ジョブキーパー」などの景気刺激策が、家庭の収入減を相殺し、貯蓄増に貢献した。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の市場経済部門を率いるストリックラウンド氏は「給与補助金が徐々に終了していく中、雇用市場が回復すれば、現在の貯蓄は消費に回る可能性がある」との見方を示した。

一方金融サービス比較サイトのレートシティー(RateCity)によると、40万豪ドルの定期預金に支払われた利息額は2月以降半減。

4大銀行による預入期間6カ月の定期預金の利息は0.73%と、新型コロナ流行前の水準である1.56%から大きく低下した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ジェイソン・マロニー選手、井上尚弥選手に7R KO負けを喫す

ジェイソン・マロニー選手、井上尚弥選手に7R KO負けを喫す

” ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。

キャリア23戦目で自身初めてのKO負けを喫したマロニーだが、陣営は井上を称えている。

戦前から強気な発言を繰り返していたマロニー。井上を相手にしても、怯まず挑戦者らしく前に出て戦った。

序盤から井上のキレのある動きに翻弄された。それでもガードを高く固め、時折鋭いパンチを当てる場面もあった。

しかし6回にカウンターの強烈な左フックを貰いダウン。これは立ち上がったが、7回にもカウンターの右ストレートをもろに被弾。

膝から崩れ落ちると、立ち上がることはできなかった。  自身2度目の世界戦でキャリア2敗目。KO負けは初めてだ。

マロニーのマネージャーを務めるトニー・トーリ氏は試合後、「連絡をくれたみなさんありがとう。ジェイソンは大丈夫ですし、オーストラリアを誇りに思わせました」とツイート。

さらに「残念ながら、ほんの一瞬で全てが決まり、試合は終わりました。ピークにある素晴らしいパウンド・フォー・パウンドの王者、ナオヤ・イノウエの功績を完全に認めます。

ジェイソン・“メイヘム”・マロニーはきっと戻ってきます」と井上の強さを称え、カムバックを誓っている。”(THE ANSWER via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、オールブラックスに圧倒され、2020ブレディスローカップ 2敗1分

ワラビーズ、オールブラックスに圧倒され、2020ブレディスローカップ 2敗1分

” ブレディスローカップ第3戦とラグビーチャンピオンシップ開幕戦を兼ねたオーストラリア代表×ニュージーランド代表の試合が10月31日、シドニーのANZスタジアムでおこなわれ、ニュージーランドが43-5で完勝した。

両チームの対戦は今年4試合組まれ、ニュージーランドが2勝1分として勝ち越しを決めたため、

この長年のライバル同士が争う伝統のブレディスローカップは、オールブラックスの愛称で知られる男たちが防衛成功、18年連続キープとなった。

ニュージーランドは試合序盤からペースを握った。前半3分に危険なプレーをしたオーストラリアの選手がイエローカードで10分間の退出となり、

反則が重なって敵陣深くに入った数的有利のニュージーランドは、5分、連続攻撃からPRカール・トゥイヌクアフェがインゴールに突っ込み先制した。

その後、自分たちもイエローカードをもらい14人になりながら攻め続けたニュージーランドに対し、オーストラリアはWTBマリカ・コロインベテのトライセービングタックルなどで発奮したが、黒衣の男たちの勢いは止まらなかった。

ニュージーランドは21分に敵陣22メートルライン内のモールからボールを出すと、SHアーロン・スミスがとっさに攻めの方向を変え、SOリッチー・モウンガが軽快なフットワークでディフェンダーを翻弄しトライを決めた。

27分にはオーストラリアが前へ詰めてきたところで、FBボーデン・バレットがチップキックで裏に出し、バウンドボールを手にしたモウンガが約60メートル走り切って点差を広げた。

ニュージーランドはプレッシャーをかけ続け、29分にはラインアウトからモールで押し込みトライ。26-0で折り返した。

早めに点差を詰めたいオーストラリアは後半早々、スピードとパワーを兼ね備えたCTBジョーン・ペタイアが3人のタックラーを破って大きくゲインし、仲間がサポートしてリサイクルも速く、この試合がデビューで10番を任されたノア・ロレシオがトライゲッターとなった。

しかし、ニュージーランドはPGで加点したあとの71分(後半31分)、ゴール前のスクラムからショートサイドを攻めてWTBリーコ・イオアネがトライ。

74分には途中からFBにポジションチェンジしたジョーディー・バレットがハーフウェイ手前から中央を突破して50メートル以上走り切り、勝負を決めた。

なお、今年のラグビーチャンピオンシップは、前回大会王者で2019ワールドカップ優勝チームでもある南アフリカ代表が新型コロナウイルスの影響で不参加となったため、ニュージーランド、オーストラリア、そしてアルゼンチンの3か国代表による“トライネーションズ”でおこなわれる。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:メルボルン、4ヵ月続いたロックダウン解除

メルボルン、4ヵ月続いたロックダウン解除

” オーストラリアで新型コロナウイルス感染の震源地となっていたビクトリア州で、過去24時間に確認された感染者数は1人となった。

4カ月間続いた州都メルボルンのロックダウン(都市封鎖)は28日に解除された。

アンドリュース州首相によると、陽性反応者は3人だが、うち2人は新たな感染者ではないという。

新型コロナウイルス感染症による国内の死者905人のうち90%は同州内の患者となっている。過去24時間に新たな死者は報告されていない。

一方、国内人口最多のニューサウスウェールズ州では、過去24時間に確認された市中感染は3人だった。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:(2020年)9月小企業売上高5.2%増と大幅改善

(2020年)9月小企業売上高5.2%増と大幅改善

” オーストラリアの小規模企業の売上高が9月に前年同月比5.2%増を記録し、新型コロナウイルスの感染流行が始まって以来、最大の伸び幅となったことが、ニュージーランドのオンライン会計ソフトウエア企業ゼロ(Xero)とコンサルティング会社アルファベータの共同調査で明らかになった。

新型コロナ関連の規制緩和と政府による景気刺激策が貢献したとみられる。28日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

約10万社の会計データを基に両社が作成した報告書「ゼロ・スモールビジネス・インサイト」によると、小規模企業の9月の増収幅は過去半年間で最大だったほか、新型コロナ発生前の平均である4.6%を上回った。

厳しい関連規制の下、8月に同6%減に落ち込んでいたビクトリア(VIC)州が9月に同0.4%増に回復したことが、全国的な数字を押し上げた。

小規模企業の雇用についても、9月は同0.8%増となり、新型コロナ発生によって失われた雇用の約3分の2が取り戻された状態だ。

VIC州では同0.9%増に回復したが、依然として新型コロナ発生前の水準を10.9%下回っているという。

ゼロ・オーストラリアのアイネス最高経営責任者(CEO)は、「小規模企業の売上高の伸びは明確な回復を示しており、予想をはるかに上回った」と指摘。

ただ、政府の給与補助制度「ジョブキーパー」の申請要件が厳格化されたことに触れ、「向こう数カ月が正念場となる」との見方を示した。

ジョブキーパーはこれまで、計100万社以上に所属する380万人に支払われ、支払総額は約600億豪ドル(約4兆4,645億円)に達している。”(出典:NNA ASIA)

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ノースストラドブローク島でカンガルーとコアラが一触即発

ノースストラドブローク島でカンガルーとコアラが一触即発

” 野生のカンガルーやコアラが生息することで有名なオーストラリアの離島にて、カンガルーがコアラを追いかけまわす動画が撮影された。地元でも滅多に見られない光景に多くの人が驚いている。『news.com.au』『PerthNow』などが伝えた。

豪クイーンズランド州ブリスベンの東側に位置するノースストラドブローク島は、野生のカンガルーやコアラ、野鳥など自然に溢れた観光地で、野生の動物たちに会おうと多くの観光客が訪れる。

島内で野生のカンガルーやコアラを見かけることは珍しいことではない。しかし普段は木の上にいるコアラがカンガルーと出会うことは滅多にないのだが、今回はその2頭が一触即発の事態となってしまったのだ。

地元の人が撮影した動画には、民家の庭でコアラを追いかけるカンガルーと必死に逃げるコアラの様子が映っている。

コアラが壁の方に追い詰められると2頭は立ち止まり、お互いの様子をじっとうかがう。

再びカンガルーがコアラに近づくと、コアラは一瞬の隙を見て一目散に走り出し、カンガルーは諦めたのか違う方向へ走っていった。

動画では撮影者が「信じられない! カンガルーとコアラが喧嘩してる! カンガルーがコアラを攻撃しようとしているわ」と話しているのが聞こえる。

カンガルーはコアラを襲うというより遊びたくてちょっかいを出しているようにも見えるが、コアラからしてみれば自分より倍以上も大きな体のカンガルーがジャンプして追いかけてくるのは恐怖でしかないだろう。

『7NEWS.com.au』ではこの動画を「今までで一番オーストラリアらしい動画かもしれない」というコメントとともにツイッターに投稿しているが、10月27日の時点で2万5千回以上の再生回数を記録した。

ユーザーからは「可哀そうなコアラだ」「木に登って逃げて!」「困ったいじめっ子カンガルーだ」といったコメントや「こんなの今まで見たことないよ」という声も見られ、オーストラリア人も驚きの出来事だったようだ。”(出典:Techinsgiht via livedoor NEWS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:(2020年)第3四半期GDP、プラス成長回復の見通し

(2020年)第3四半期GDP、プラス成長回復の見通し

” オーストラリア準備銀行(中銀、RBA)のデベル副総裁は27日、同国の国内総生産(GDP)は第2・四半期まで2四半期連続でマイナス成長に陥った後、第3・四半期にプラス成長を回復した公算が大きいとの見解を示した。

ビクトリア州での厳格なロックダウン(都市封鎖)による成長の押し下げ効果は「当初恐れていたよりもやや小さかった」とし、

中銀が8月に金融政策に関する四半期報告を出した時点の予想よりも押し下げ効果はやや小さかった可能性があるとした。GDP成長率をマイナスにするほどではないと述べた。

豪議会の委員会にビデオで参加した際、議員の質問に答える形で語った。 第3・四半期GDPが若干のマイナスではなくプラス成長だったというのが中銀の現時点での「最善の予測」だとした。

「ビクトリア以外の国内各地の強さはビクトリアの押し下げ効果を上回った」と述べた。

豪中銀は11月3日の理事会で、政策金利を15ベーシスポイント引き下げ、過去最低の0.1%とするほか、債券買い入れ策を拡大するとみられている。

デベル氏は、量的緩和策の見通しは市場が敏感に反応するニュースだとして、コメントを控えた。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

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