「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」カテゴリーアーカイブ

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:amazonの低価格市場参入は合法

amazonの低価格市場参入は合法

” オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は4日、 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が採算が取れないような低価格でのオーストラリア市場への参入は合法との認識を示した。

ACCCのロッド・シムズ委員長はフェアファックス・メディアに対し、「新たな市場で新たな店を開き、一般的なプライスポイント(消費者が魅力的だと感じる小売価格)を設定した場合、規模が無ければ当初は損失が発生するだろう」と指摘。

「正しい事業計画を作成すれば最終的にはプライスポイントで設定することになり、それは違法ではない」と述べた。

アマゾンのオーストラリア参入は11月下旬とみられているが、アマゾンは参入時期についてコメントを避けている。”(出典:REUTERS

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:amazonの低価格市場参入は合法

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2018年の賃金上昇回答、2015年来の高水準

2018年の賃金上昇回答、2015年来の高水準

” オーストラリア企業役員協会(AICD)はこのほど、国内の企業幹部を対象に企業景況感を調査した。

「向こう1年で賃金伸び率が改善する」と回答した人は全体の36%に上り、2015年以来の最高水準に達した。

今年初めに実施した調査では24%だった。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

同調査は9月21日~10月4日に実施された。「向こう1年で企業の業績が伸びる」と回答した人は57%に上った。

AICDによると、失業率の改善などが企業景況感を押し上げたとしている。

豪政府統計局(ABS)が発表した2017年第2四半期(4~6月)の賃金価格指数(WPI:季節調整値)は、前年同期比で1.9%上昇にとどまったものの、

オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は賃金上昇率が来年以降、徐々に上向くと予測している。

AICDのウォルターズ上級エコノミストは「企業幹部は賃金伸び率が急速に改善するとは考えていない」と説明した上で、「今後1年をかけて緩やかに伸び率が回復することを期待しているのだろう」と分析した。

■豪ドミノ、追加人件費が3千万$

オーストラリアの労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)はこのほど、オーストラリアで宅配ピザチェーン大手ドミノ・ピザ・エンタープライズ(豪ドミノ)と、

小売業界の労組ショップ・ディストリビューティブ&アライド・エンプロイズ・アソシエーション(SDAAEA)との間で交わされていた労使協定を無効とする判決を下した。

これにより、国内660店舗の従業員2万人の賃金が上昇し、豪ドミノは総額3,000万豪ドル(約26億3,587万円)以上の追加コストが発生するという。

豪ドミノとSDAAEAは、基本賃金を引き上げる代わりに労使裁定(アワード)で定められた水準以下の日曜賃金に合意する労使協定を結んでいた。

だがFWCがこれを無効と判断。約3カ月の移行期間を経て、来年1月24日に同協定が終了するという。”(’出典:NNA.ASIA

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2018年の賃金上昇回答、2015年来の高水準

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ベン・シモンズが華々しく飾ったNBAのスタート

ベン・シモンズが華々しく飾ったNBAのスタート

” フィラデルフィア・セブンティシクサーズのルーキー、ベン・シモンズが11月3日(現地時間11月2日)に行われたインディアナ・ペイサーズとの試合で14得点11リバウンド11アシストを記録し、キャリア2度目の“トリプルダブル”を達成した。

シモンズは、2016年ドラフト1巡目1位でシクサーズに入団したものの、右足第5中足骨の骨折の影響で1試合も出場せずにいたので、今季がルーキーイヤーとなっている。

デビューから9試合で2度の“トリプルダブル”を達成したことがあるのは、“ビッグO”ことオスカー・ロバートソン氏(元ミルウォーキー・バックスほか)のみ。最後に記録されたのが、1960-61シーズンということを考えると、彼がどれだけの偉業を成し遂げたのかがよくわかるだろう。

ここまでルーキーの中でトップとなる1試合平均出場時間35.2分で、同18得点9.8リバウンド8.2アシストの堂々たる数字を残しており、フィールドゴールパーセンテージも51.6パーセントを記録している。

とは言っても、3ポイントシュートは1試合平均1本未満で、成功数はいまだ0本。

フリースローパーセンテージも58.8パーセントとシュートがうまいわけではなく、フィールドゴール試投数のほとんどが2ポイントエリア。

自身もシュート力を課題として捉え、試合前のウォームアップなどで、ジャンプシュートの練習を行っているようなので、改善されれば、さらにオールラウンドな活躍を見せるに違いない。

少し早いかもしれないが、ルーキーとして、このまま数字をキープし、チームを2011-12シーズン以来のプレーオフに導くことができれば、新人王も確実なものになってくるはずだ。

また、彼が2020年の東京オリンピックでオーストラリア代表としてプレーすることを望んでいると、地元フィラデルフィアの複数メディアに記事を提供するキース・ポンペイ氏が報じており、

仮に代表として東京でのプレーが決まれば、NBAファンだけでなく、すべてのバスケットボールファンの注目を集めることになるだろう。

NBAのレジェンドと若干21歳の彼を比較することは、酷かもしれないが、すでに自身の才能をいかんなく発揮し、スタープレーヤーになれる素質を証明しているのは、事実。まだ粗削りな部分が多いが、今後が非常に楽しみな選手だ。”(出典:BASKETBALL KING

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ベン・シモンズが華々しく飾ったNBAのスタート

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ブロードバンド満足度 32%で28ヵ国最下位

ブロードバンド満足度 32%で28ヵ国最下位

” 調査会社イプソスが28か国で行ったブロードバンドの満足度調査によると、オーストラリアでは満足している人の割合が全体の32%となり、最下位だったことが分かった。

同調査は、連邦政府にとってこの結果は不安材料だとして、対策を講じるべきと指摘している。

オーストラリアでは、ブロードバンドのパフォーマンスについて満足していると感じている人が、10人中4人以下となっており、イタリアとブラジルと共に低い数字となった。

満足している人の国際的な平均値は56%となっている。ただ、オーストラリアでも、ブロードバンドの環境に普通または満足していると回答した人は、昨年より8%上昇の10人中6人だった。

グリーンズ(緑の党)のナターレ党首は「ひどい結果だ」と述べ、調査結果はブロードバンドにしてもエネルギー問題にしても、連邦政府が将来的な問題を解決できないことを示していると批判した。

一方、同調査で最も満足度が高かった国のトップ3は、セルビア(74%)、韓国(73%)、コロンビア(72%)だった。”(出典: Jams.TV

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ブロードバンド満足度 32%で28ヵ国最下位

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、日産スタジアムで63-30で日本代表を下す

ワラビーズ、日産スタジアムで63-30で日本代表を下す

” ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2017」日本代表VS豪州代表は4日、2019年W杯決勝会場となる横浜市・日産スタジアムで行われ、

世界ランキング11位の日本は同3位の豪州に30-63で敗れた。観客数は4万3,621人で、実数発表されるようになってからの日本代表戦の最多記録を更新した。

前半5分、豪州は日本ゴール前のラインアウトをモールで押し込もうとしたが、逆に日本が押し返す。展開に切り替えゴール近くでのFWの縦攻撃を日本もよく守り続けた。

しかし、左に折り返した攻撃でオーバーラップとなり、CTBCサム・ケレヴィが先制トライ。

SOリース・ホッジのゴールも決まり、豪州が7点をリードした。10分にはラインアウトから左展開。ホッジの内側に参加したWTBヘンリー・スパイトが突破しトライ(ゴール)を加え、14-0とした。

17分に日本はSO松田力也のPGで3点を返す。しかし、豪州も23分、ラインアウトからのモールを押し込み、HOタタフ・ポロタナフが抜け出してトライ(ホッジのゴール)を奪い、21-3と差を広げた。

28分に松田がPGを狙うが失敗。豪州は32分に巧みなパスの連続でノーマークとなったCTBテヴィタ・クリンドラニがトライ。

ハーフタイム寸前にはSH田中史朗のハイパントを取ってからの逆襲で、クリンドラニが連続トライ。ともにホッジがゴールを決め、35-3として前半を終えた。

後半が始まると、日本が巻き返しに出る。4分、相手ゴール前でFWが連続攻撃。最後はビデオ判定のTMO(テレビマッチオフィシャル)の末、

この日が初キャップのLOヴィンピー・ファンデルヴァルトのトライが認められた。松田のゴールも決まり10-35とする。8分には松田がPGに成功し、13-35。

だが、豪州は直後の10分、パスミスをカバーしたスパイトが前進。巧みなつなぎで抜けたケレヴィがトライまで持っていった。

13分に松田が3本目のPGに成功して16-42とした。豪州はさらに、16分にクリンドラニが3本目のトライを奪うなど3トライを追加し、計9トライを奪取した。日本もNO・8アマナキ・レレイ・マフィ、終了寸前に初キャップのLO姫野和樹がトライを奪った。”(出典:サンケイスポーツ

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、日産スタジアムで63-30で日本代表を下す

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:マイケル・フーパー キャプテン、日本代表対戦前日にワラビーズの意気込みを示す

マイケル・フーパー キャプテン、日本代表対戦前日にワラビーズの意気込みを示す

” ラグビー世界ランキング3位のオーストラリア代表が3日、横浜市・日産スタジアムでキャプテンズラン(前日練習)を実施。

4日の「リポビタンD チャレンジカップ2017」日本代表戦に向けて汗を流した。

主将のFLマイケル・フーパー(26)は練習後、会見に出席。日本との戦い方については「トップシークレット」としながらも「日本はディフェンスやスピードが持ち味だ。コンタクトが強い」と語った。

また、オーストラリアのクラブに参加し、スーパーラグビー参戦経験もあるFB松島幸太朗(24=サントリー)にも言及。

「俊足を生かしたプレーをしていて、ブレークやタックルも良かった。15年W杯の南アフリカ戦も見たが、脅威になる存在」とその実力を認めた。

主将リーチ・マイケル(29=東芝)については「質の高い選手だ。ボールをキャリーする能力が高くて脅威。日本代表の強みになる」と大きく評価し、警戒心をあらわにした。(出典:東スポWeb

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:マイケル・フーパー キャプテン、日本代表対戦前日にワラビーズの意気込みを示す

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ニュージーランド産の遅れを取るオーストラリア産マヌカハニー

ニュージーランド産の遅れを取るオーストラリア産マヌカハニー

” ミツバチがマヌーカという木の花の蜜を集めた「マヌーカ・ハニー」は他の植物の蜜に比べて薬効成分が多いことから高い値段がついており、中国やアメリカなどにも輸出するドル箱になっている。

ニュージーランド(NZ)のマヌーカ・ハニー生産家が世界5か国で「マヌーカ・ハニー」を商標登録する計画を進めているため、オーストラリアの養蜂業者で異議の声が挙がっている。ABC放送(電子版)が伝えた。

実はマヌーカの木はオーストラリアにもあり、その蜂蜜の成分はNZ産と変わらないといわれている。

これまでマヌーカ・ハニー市場で出遅れたが追い上げに懸命になっている。

しかし、NZ産にのみ「マヌーカ・ハニー」のラベルが付けられるようになってしまうとオーストラリア産は市場で大きな打撃を受ける。

9月にはオーストラリア国内のマヌーカ・ハニー生産者が、キャピラーノなどの大手企業の支援も受け、「オーストラリア・マヌーカ・ハニー連合会(AMHA)」を設立しており、同じ頃にNZの業者がオーストラリアや中国など5か国で商標登録しようとしていることが明らかになった。

ポール・コレンダーAMHA会長は、「国内産業を結集して商標登録に反対する。

NZの業者は他のマヌーカ・ハニー生産国を市場から締め出そうとしている。しかし、私達は自由市場を維持する」と語っている。

これに対して、NZのユニーク・マヌーカ・ファクター・ハニー連合会(UMH)のジョン・ロークリフ広報担当は、「これはNZとオーストラリアの争いではない。

地理的表示(GIs)を用いることで、外国のニセモノが出回ってブランドを汚すのを防ぐためだ。

NZ独自の商品には文化や研究などの積み重ねがある。消費者にはNZ産の本物であることを保証する意味がある」と語っている。

オーストラリア側はキャピラーノだけでなく、ミツバチ協同組合研究センターや全豪ミツバチ産業協会などの研究者もNZ側の商標独占を警戒している。

また、ロークリフ氏は、オーストラリアの産業と協力し合いたいが、今、商標登録しなければニセモノに市場を奪われ、どちらも負けることになる」と語っている。

一方、コレンダー氏は、「ロークリフ氏の心遣いはありがたいが、私達はこれからもオーストラリア・マヌーカ・ハニーの名前を使い続ける」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ニュージーランド産の遅れを取るオーストラリア産マヌカハニー

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:エアーズロック/ウルル 2019年10月から登山禁止が決定

エアーズロック/ウルル 2019年10月から登山禁止が決定

” オーストラリアで1日、観光名所である巨大な一枚岩ウルル(Uluru、エアーズロック、Ayers Rock)の登山が全面的に禁止されることが決まった。

この禁止措置は2019年10月に施行される。ウルルが観光客らの間で「テーマパーク」と化し、文化的な重要性が損ねられているとの懸念が広がっていた。

オーストラリアの内陸部に広がるアウトバック(Outback)と呼ばれる荒野のシンボル、ウルルに登ることは、多くの観光客の間ではこの国を訪れたら必ずやってみたいこととして見られている。

しかし、ウルルの所有権を持つ先住民アボリジニのアナング(Anangu)族にとって、この場所は聖地であり、彼らはウルルに観光客が登ることを快く思っていない。

アナングのウルル所有者らと国立公園の代表で構成されウルル・カタ・ジュタ国立公園委員会(Uluru-Kata Tjuta National Park Board)はこのほど会合を開き、全会一致で登頂禁止を決定した。

サミー・ウィルソン(Sammy Wilson)委員長はオーストラリア放送協会(ABC)に対して、観光業者や政府の中にはウルルをいつまでも開放すべきだと言う人もいるかもしれないが、この場所で効力を持つのは彼らの側の法律ではないと強調。

「ここは極めて重要な場所で、ディズニーランド(Disneyland)のようなテーマパークではない」と述べた。

現在、ウルルを訪れる観光客は年間約30万人に及ぶとされ、公式な統計はないが、その数は大幅に減少しているとの報告もある。

ウルルの砂岩の斜面は楽に登れるというわけでもなく、夏場は気温が45度まで上がることもあり、ここ何年かで登山中に多数の死者が出ている。”(出典:JIJI.com

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:エアーズロック/ウルル 2019年10月から登山禁止が決定