QUAD(クアッド)とは – 軍事・防衛費、中国の4倍
” 日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国で安全保障や経済を協議する枠組み。首脳や外相の会合がある。英語で「4つの」を意味する「Quad(クアッド)」との通称が定着した。4カ国はインド洋と太平洋を囲むように位置し、自由や民主主義、法の支配といった共通の価値観をもつ。
中国が経済だけでなく軍事面でも力を増し、積極的に海洋進出するなど脅威になっていることに対応する。4カ国の軍事・防衛費の合計は中国の4倍弱、名目国内総生産(GDP)は2倍ほど。
北大西洋条約機構(NATO)のような軍事同盟ではないものの、過去に4カ国で合同軍事演習も実施した。
クアッドの構想は安倍晋三首相が2006年に4カ国で戦略対話を訴えたのを契機に膨らんだ。
第2次安倍政権発足後、17年に局長級会合、19年に外相会談を開き、21年3月に初めてオンラインで首脳協議が実現した。22年前半に対面による首脳会議を東京で開く予定だ。”(出典:日本経済新聞)
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北京オリンピック スノーボード男子ハーフパイプ スコッティ・ジェームズ選手 銀メダル
” 北京五輪は11日、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が行われ、冬季五輪2大会連続銀メダルの23歳の平野歩夢(TOKIOインカラミ)が日本スノーボード史上初の金メダルを獲得した。
最終試技で大逆転。それまでトップにいたが、銀メダルになった27歳のスコッティ・ジェームズ(オーストラリア)は「ファンタスティックなランだったね」と平野を称えている。
平野は1回目で4回転の中に縦3回転を入れる「トリプルコーク1440」に五輪史上初めて成功。しかし、最後のエアで着地に失敗し、得点は33.75だった。
2回目は史上最高難度のルーティンに成功。「トリプルコーク1440」をはじめ、1440を3度も入れた。
だが、得点は予想外に伸びず91.75点。この時点でオーストラリアのジェームズに次いで2位だった。
3回目、高さ5.5メートルのエアで「トリプルコーク1440」を決めるなど再び完璧な試技を披露。96.00点をマークし、金メダルを獲得した。
逆転を許したジェームズは平昌五輪の銅に続く2個目のメダルだが、母国のオーストラリア公共放送「ABC」は「スコッティ・ジェームズの北京五輪でのハーフパイプ金メダルの夢は、アユム・ヒラノの魔法のようなランで終わった」との見出しで記事を掲載した。
記事ではジェームズのコメントを掲載。「彼(平野)の能力は知っていたし、ファンタスティックなランだったね」と潔く称賛した。
15歳だった2010年バンクーバー五輪から4大会連続の出場。世界選手権、賞金大会「Xゲームズ」などで平野らとしのぎを削ってきた。「彼が物凄いものを持ってくるだろうと予想していたよ」と吐露。順位が決まった直後、平野と抱擁を交わした。
自身のトリプルコークについては「バレンティノ(・グセリ)と自分は背が高い。だからリスクもミスの可能性も高くなる。他の選手と戦うには完璧でなければいけないんだ」と説明。
「とても怖い、難しい技。だから、僕たちは自分のランにもう一つのエレメントを加えることにした」と続け、「全力を尽くしたし、ここに来るために努力してきた。今日のランに満足している。自分にとってはそれが最も重要なんだ」と明かした。”(出典:THE ANSWER)
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コアラ「絶滅危惧種」に。森林火災などで危険増大
” オーストラリアのリー環境相は11日、同国東部に生息するコアラについて、近年の大規模森林火災などで絶滅の危険が増大したとして、「絶滅危惧種」に指定したと発表した。
豪州の代表的な動物で国内外を問わず人気の高いコアラの保護に向け、全力を挙げる姿勢を鮮明にした。
発表によると、絶滅危惧種に指定されたのは、東部ニューサウスウェールズ(NSW)、クイーンズランド両州と首都キャンベラがある地域に生息するコアラ。
これまでは絶滅のリスクが1段階低い「危急種」だった。”(出典: 時事通信社 via livedoor NEWS)
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外国人観光客の受け入れ2022年2月21日から再開へ
” オーストラリアのスコット・モリソン(Scott Morrison)首相は7日、新型コロナウイルスのワクチン接種完了を条件に、21日から外国人観光客を受け入れると発表した。
オーストラリアは世界的にも厳格な入国制限を約2年間にわたり実施していた。”(出典:AFPBB News)
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需要急増でも5人中3人、転職に消極的
” オーストラリア人の5人中3人は、人材の需要が急増する中でも、転職に対して消極的であることが、求人サイト最大手シークの調査で分かった。
2022年1月の求人広告件数は記録的高水準となった一方、求人1件に対する応募は、過去10年で最も少なかった。8日付オーストラリアンなどが伝えた。
調査によると、今年転職を希望していると回答した40%のうち、約半数近くが自身の仕事の見通しを悲観していた。
年齢別では、18~24歳の年齢層で転職を希望すると回答した割合は51%となった一方、55~64歳の年齢層では24%にとどまった。
産業別では、建設業従事者の54%が転職を希望し、次いで受付が47%、ホスピタリティと観光業、経理が43%だった。
1970年代初頭、転職者は1年間に約5人に1人となっていたが、現在は12人に1人となっている。
一方、フライデンバーク財務相によると、21年11月までの3カ月で、転職者は1万人を超え、新型コロナウイルスの流行前と比較して10%上昇した。
人材紹介会社ロバート・ハーフのアジア太平洋部門のジョーンズ・シニアマネジングディレクターは、「転職率は、今年も昨年と同水準を維持する」との見解を示した。”(出典:NNA ASIA)
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ティム・ケイヒル、ハリー・キューウェル世代がピークだったのか。オーストラリアから消えつつある恐怖感
” 日本代表がアジア最終予選の序盤で躓いたのに対し、ライバルのオーストラリア代表は3連勝と快調なスタートを切っていた。
日本のサッカーファンも危機感を覚えたはずだが、このリードをオーストラリアは守れなかった。
昨年10月に行われた日本との直接対決を1-2で落としたのは仕方がないとしても、オーストラリアは11月に中国代表と1-1、さらには先日行われたオマーン代表戦も2-2で引き分けてしまった。
日本からすればラッキーなドローとなり、ここで勝ち切れないところにオーストラリアの脆さがある。
日本とオーストラリアは2010年の南アフリカ大会・アジア最終予選より3大会続けて同組となっているが、2014年大会と2018年大会の最終予選はいずれも日本が上の順位でワールドカップ出場を決めている。
2018年大会にいたっては、オーストラリアはサウジアラビアに競り負けてグループ3位からプレイオフに回っている。
米『ESPN』は現在のグラハム・アーノルド率いるチームも最終予選では質の高いチーム相手に違いを生み出せていないと指摘しているが、
オーストラリアサッカー界が順調に強化されているかは微妙なところだろう。
2015年にはアジア杯を制したものの、個のタレント力がなかなか上がってこない。
オーストラリアと日本の因縁といえば2006年のワールドカップ・ドイツ大会からスタートしたと言えるが、当時のオーストラリアはFWマーク・ヴィドゥカ、ハリー・キューウェル、ティム・ケイヒル、MFマーク・ブレシアーノ、ブレット・エマートン、ビンチェンツォ・グレッラ、ジェイソン・クリナ、DFルーカス・ニール、GKマーク・シュウォーツァーなど欧州トップリーグで活躍する選手が多く在籍し、当時のワールドカップでは決勝トーナメントまで駒を進めた。
当時は若かった長身FWジョシュア・ケネディも代表に入っており、この世代がオーストラリアにとって1つのピークだったのは間違いない。
2013年から4年間は現セルティック指揮官アンジェ・ポステコグルーの下でテクニカルな繋ぐサッカーにもトライしたが、そのぶん高さの恐怖感が消えてしまったところがある。
日本にとってはヴィドゥカ、ケイヒル、ケネディらの高さこそ恐怖だったのだが、今のオーストラリアには当時ほどエアバトルの威圧感がない。スタイルと選手の個性がマッチしているか疑問は残る。
3月には日本との2度目の直接対決が控えており、ここでオーストラリアが勝利した場合はグループがさらに荒れてくる。
しかし日本に敗れたとなれば、オーストラリアは2大会続けて日本とサウジアラビアに苦杯を嘗めることになる。
大陸間プレイオフを勝ち抜けばワールドカップへ行けるが、アジアで勝ち切れないオーストラリアは強化策を見直すべきなのかもしれない。”(出典:the WORLD)
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アボリジニ旗、ハーバーブリッジに常設へ
” NSW州のペロテット首相は5日、先住民族アボリジニの旗をシドニー・ハーバー・ブリッジの頂上部に、国旗および州旗とともに常設すると発表した。
これまでは国旗と州旗が常設され、年に19日間だけ州旗がアボリジニの旗に取り換えられていた。
アボリジニ旗を常設する決定は、NSW州の先住民への認識をより深めるためのものであると同時に、シドニーのゴートアイランドの所有権がアボリジニの人々に変換されることを記念したものとなっている。
ペロテット首相は、アボリジニ旗の常設について議論を重ねてきたとした上で、出来るだけ早くこの変更を行う意向を示した。
当初、新たな旗の設置工事には6か月~2年かかると報告を受けた同首相は、「必要なら自分が登って設置する」と述べていた。”(出典:JAMS.TV)
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大学生「かつて見たこともないような」天体、天の川銀河内で発見
” オーストラリアの研究者らがこのほど、回転する奇妙な天体を天の川銀河(銀河系、Milky Way)内で発見した。天文学者が今まで見たこともないような天体だという。
この天体は、卒業論文作成中の男子大学生が、豪ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州で稼働している低周波電波望遠鏡マーチソン・ワイドフィールド・アレイ(MWA)を使って発見した。約1時間に3回、電波エネルギーを爆発的に放出する。
電波エネルギーは「18.18分おきに、時計のように規則正しく」飛来すると、天体物理学者のナターシャ・ハーレーウォーカー(Natasha Hurley-Walker)氏は話す。同氏は学生の発見を受けて実施された研究を主導した。
宇宙にはパルサーなど、周期的な電磁放射を観測できる天体が他にもあるが、18.18分間の周期はこれまで一度も観測されたことがないと、ハーレーウォーカー氏は説明した。
過去数年分のデータを詳細に調べた結果、天体は約4000光年の距離にあり、途方もなく明るく、極めて強い磁場を持つことが立証された。
この天体は、理論的には存在し得るが、これまで見つかっていない「超長周期マグネター」と呼ばれるものである可能性がある。マグネターは自転が極めて速く、非常に強い磁場を持つ中性子星の一種。
崩壊した恒星の残骸である白色矮星(わいせい)の可能性もある。だが、ハーレーウォーカー氏は「これも極めて異例だ。
白色矮星パルサーとして知られているのは1例だけで、規模も今回ほど大きくない」と指摘した。
宇宙空間から飛来する、これほど強力で一貫性のある電波信号は、何らかの地球外生命体が送信した可能性があるかどうかという質問に対しては「異星人ではないかと心配した」ことを認めた。
だが、研究チームは広範囲の周波数にわたって信号を観測することに成功。「これは、信号が自然の作用によるものに違いなく、何者かによって送られた信号ではないことを意味する」と、ハーレーウォーカー氏は述べた。
今回の天体に関する研究チームの論文は、英科学誌ネイチャー(Nature)の最新版に掲載された。”(出典:livedoor NEWS)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる