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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:労働者、雇用不安で45%が燃え尽き症候群

労働者、雇用不安で45%が燃え尽き症候群

” オーストラリアの労働者のうち、燃え尽き症候群(バーンアウト)になったと考える人の割合が2021年第4四半期(10~12月)に45%となり、同年第1四半期(1~3月)の34%と比較して増加していることが、シドニーに本社を置く人材管理ソフトウエア開発会社ELMOの調査で分かった。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、雇用と経済への不安が労働者に影響を与えている。3日付オーストラリアンが伝えた。調査は1,000人以上の労働者を対象に実施された。

21年第4四半期に、「仕事量で圧倒されている」と回答した労働者は32%に上り、22%は「22年に休職する予定だ」と回答した。

また、5人に2人以上は、「22年に積極的に新しい仕事を探す予定だ」と回答し、「転職先が決まり次第、現在の仕事を辞める」との回答は3人に1人、「転職先が見つからなくても仕事を辞める」との回答は5人に1人となった。

ELMOの創業者であるレスン氏は、「調査により、自分の仕事が不安定だと考えている人は、燃え尽き症候群になる可能性が高いことが分かった」と説明。

オーストラリアの労働者も、米国でみられている、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴う社会経済の変容や人材不足を背景とした「大辞職時代(Great Resignation)」の概念を受け入れているようだとの見解を示した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ニュージーランド、オーストラリア人向けに(2022年)2月から国境閉鎖解除

ニュージーランド、オーストラリア人向けに(2022年)2月から国境閉鎖解除

” 2月3日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、ニュージーランド(NZ)政府の発表として、今年前半、現在タスマン海バブルも停止されているオーストラリアとの間の人的往来について、2月末から国境閉鎖解除に向けて動き出す考えを明らかにした。

NZのジャシンダ・アーダーン首相は、「2月27日午後11時59分をもって、オーストラリア滞在中のNZ人及びNZ永住権者は、帰国に際して、入国後のホテル隔離を免除される」と発表した。

これは5段階の国境閉鎖解除の第1段階であり、3月13日からは海外滞在NZ人及びNZ永住権者すべてが帰国時のホテル隔離を免除されることになる。

ただし、いずれの場合もワクチン接種と自主隔離が帰国時の条件になる。クリティカル・ワーカーとその家族も同様の扱いになる。

さらに4月には、海外留学生や技能労働者など非永住権ビザ所持者もホテル隔離を免除されるようになる。

さらに7月前には、オーストラリア、日本、アメリカ、イギリスなどビザ免除国からの非永住権者を対象に入国規制を解除する予定になっている。

アーダーン首相は、「これは7月前に実施する予定だ」としているが、前倒しで実施される可能性も高いと語っている。

その後、2022年10月には世界のすべての国に対して国境規制を全面解除し、コロナウイルス・パンデミック宣言前の正常な状態に戻ることになる。

アーダーン首相は、「2月と3月の日程に変更はない」としている。

NZ政府は当初2022年1月から5段階国境閉鎖解除を開始する予定だったが、その前に新コロナウイルスの中でも最も感染力が強いと見られるオミクロン株の大蔓延が始まったため延期されている。

ただし、規制緩和直後は帰国NZ人も10日間または7日間のホテル隔離を免除される交換条件としてRATキットでの検査で陰性であることが条件になるなどの条件が課せられる。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:メルボルン空港、第3滑走路新設を計画

メルボルン空港、第3滑走路新設を計画

” オーストラリアのメルボルン空港がこのほど、2029年までに長さ3キロメートルの第3滑走路を新設する計画を明らかにした。1日付エイジがが報じた。

同空港が発表した基本計画書(改訂版)によると、総額19億豪ドル(約1,544億円)を投じて南北方向に第3滑走路を建設し、早ければ27年に、または28年か29年に使用を開始したい考えという。

第3滑走路が建設されれば、同空港における貨物の年間取扱量は現在の2倍に相当する98万トンに増える見通し。

旅客機の利用可能者数は46年までに年間2,300万人(40%)増えるほか、同空港を利用する航空便も13万6,500便(43%)増えると予想されている。

ただ、滑走路の新設に伴い、近隣では騒音の悪化が懸念されている。

同空港は今月1日から周辺の住民を含む関係者と協議を開始し、来年に連邦政府のインフラ相に建設認可を申請する方針だが、近隣住民への補償として、住宅の窓を二重ガラスに入れ替える方法などを検討しているもようだ。

しかし、同空港周辺の住民で構成されるメルボルン空港地域社会アクション・グループの広報担当者は、「屋外での防音は不可能なため、不動産価値の下落や生活の利便性の低下を補う補償が求められる」と指摘している。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Socceroos、オマーン代表と引き分け、FIFAワールドカップ2022出場へ暗雲

Socceroos、オマーン代表と引き分け、FIFAワールドカップ2022出場へ暗雲

” カタールワールドカップアジア最終予選(3次予選)が1日に各地で行われた。その結果、グループAの韓国代表がW杯出場権を獲得。サウジアラビア代表に勝利した日本代表は王手をかけた。]

グループAでは、27日にワールドカップ出場を決めたイラン代表が4連勝で首位をキープ。

2位に付けていた韓国代表はシリア代表に勝利し、10大会連続11回目のワールドカップ出場を決めた。

グループBでは、2位に付けていた日本代表が1位のサウジアラビア代表に2-0で勝利。ホームでアジア最終予選5連勝を飾り、ワールドカップ出場に王手をかけた。

プレーオフ圏内3位のオーストラリア代表は、オマーン代表と2-2の引き分け。日本代表との勝ち点差は3に広がり、次節直接対決を迎える。

日本代表とサウジアラビア代表は、次節勝利すればワールドカップ出場が決定。両者とも敗戦すれば、勝ち点1差に3チームがひしめく大混戦となる。”(出典:FOOTBALL CHANNEL via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:民間貯蓄額、家計と法人合わせ4,240億$に

民間貯蓄額、家計と法人合わせ4,240億$に

” オーストラリアでは新型コロナウイルスの感染流行が始まって以降、家計と法人を含む民間の累積貯蓄額が4,240億豪ドル(約34兆2,126億円)に達したことが分かった。

連邦政府のフライデンバーグ財務相は、これらの貯蓄が経済回復を大きく支えると期待感を示している。1月31日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

同財務相によると、家計の貯蓄額は総額2,450億豪ドルに、企業の内部留保は1,790億豪ドルに伸びた。

同財務相は、「減税策によって貯蓄が増え、失業率の低下や事業投資計画の増加、高いワクチン接種率を背景に国民は今年の見通しに自信を持つことができる。これらの民間部門の軍資金が経済回復を支えるだろう」と述べた。

新型コロナの変異株「オミクロン株」の感染流行が続く中、ニューサウスウェールズ州のキーン財務相は、同州政府が中小企業に提供している支援制度に対し、連邦政府が資金提供を拒否したことを批判していた。

フライデンバーグ財務相はこれについて、「わが国はコロナ禍の新たなステージに入っており、通常の経済運営に移行しなければならず、それに伴って緊急支援策も終わらせる必要がある」と説明。

失業率が4.2%と、過去13年で最低の水準に低下したことに触れ、「新型コロナ発生前よりも就労者は増えており、経済基盤は強固だ」との見方を示した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アボリジニの旗、著作権が連邦政府に

アボリジニの旗、著作権が連邦政府に

” スコット・モリソン連邦首相は、アボリジニの旗の著作権が連邦政府に譲渡されることになったことを発表した。

今回の2,000万ドルの取引により、許可を取得したり手数料を支払うことなく、アボリジニの旗のついたTシャツを着用したり、スポーツイベントで使用したり、イラストなどで含めたりすることができる。

モリソン首相は「アボリジニの旗は自由になり、全てのオーストラリア人のもとのなった」としたが、

「アボリジニの旗はオーストラリアの国旗と同様の取り扱いとなるため、使用は自由になるが、尊敬の念で厳粛に取り扱うように」と述べている。

アボリジニの著作権は、作者である先住民アーティストのハロルド・トーマス氏が所有していたが、その後2018年にWAM Clothing社が衣料への旗の使用権を独占的に所有していた。

このため、AFLやNRL、非営利アボリジニ組織が旗のデザインを使用したことで、物議を醸していた。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:全豪オープン アシュリー・バーティ & コキナキス/キリオス組がそれぞれ2022年の決勝を制す

アシュリー・バーティ & タナシ・コキナキスニック組がそれぞれ決勝を制す

” 現地29日に行われた「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)13日目、女子シングルスと男子ダブルスの決勝が行われた。「全豪オープン」公式ウェブサイトが伝えた。

女子シングルスの決勝では第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第27シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)が対戦。地元のバーティが第1セットの第5ゲームで迎えたピンチを乗り切ると、直後にブレークして第1セットを先取。

続く第2セットでは第2セットを落として今大会2度目のブレークを喫する。そして第6ゲームも奪われてしまい、1-5とされる。

今大会初めてセットを落とすかと思われたが、そこから4ゲーム連取で5-5と追いつき、このセットはタイブレークに突入。

勢いに乗るバーティが4-0とリードし、6-2でついにチャンピオンシップポイント。最後はパッシングショットを決め、オーストラリアに1978年大会を制したクリス・オニール以来、44年ぶりの地元チャンピオンが誕生した。

優勝したバーティの元には、彼女がプロとして初めて組んだダブルスパートナーで親友のケーシー・デラクアやバーティの尊敬するレジェンドのイボンヌ・グーラゴングも駆けつけ、後者からトロフィーが渡された。

バーティは「夢が叶ったわ。オーストラリア人であることは本当に誇りよ。一人のオーストラリア人として、この大会の最も大事な部分をみんなと分かち合うことができるのは最高だわ。

これまでも何度も言ってきたけど、多くの人から愛とサポートを得られて自分はとても幸運だと思う。観客のみんなの前でプレーできるのはとても楽しい。あなたたちは私をリラックスさせてくれた上、最高のテニスを引き出してくれた」とスピーチで述べている。

バーティのもとには、オーストラリアの誇るレジェンド、ロッド・レーバー(オーストラリア)やビリー・ジーン・キング(アメリカ)のほか、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、イガ・シフィオンテク(ポーランド)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)、マディソン・キーズ(アメリカ)、アリゼ・コルネ(フランス)、オンス・ジャバー(チュニジア)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)といった多くの現役選手たちも祝福のメッセージ。

テニス以外では、オーストラリアの有名なセレブたち、歌手のカイリー・ミノーグ、俳優のエリック・バナなどもSNSでバーティの雄姿を称えている。

この女子シングルスに続いて行われた男子ダブルス決勝は、オーストラリアペア同士の対戦。

ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するタナシ・コキナキス(オーストラリア)/ニック・キリオス(オーストラリア)ペア対マシュー・エブデン(オーストラリア)/マックス・パーセル(オーストラリア)ペアということで、こちらも大いに盛り上がる試合となった。

第1セットで試合が動いたのは第11ゲーム。双方初めてのブレークポイントをコキナキス/キリオス組が掴み、4回目のチャンスを決めて6-5とする。続くサービング・フォー・ザ・セットをラブゲームでキープして第1セットを先取。第2セットでも先にブレークしたのはコキナキス/キリオス組。

第7ゲームをラブゲームでブレークし、そのままリードを保って2度目のチャンピオンシップポイントをモノにした。

オーストラリア対決となった決勝後、表彰式では笑顔があふれた。キリオスも晴れやかな表情で、「ここ数年は大変だった。この大会の1週間前にはコロナにも感染したしね。

チームのみんながいなかったらここにはいないよ」と感謝を述べつつ、コキナキスの方を向いて「こいつは今夜出かけるつもりなんだ」とジョークを飛ばすことも忘れなかった。”(出典:WOWOW TENNIS WORLD via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:グレートバリアリーフ保護強化、「危機遺産」回避へ810億円増

グレートバリアリーフ保護強化、「危機遺産」回避へ810億円増

” オーストラリア政府は28日、東部沿岸に広がる世界最大のサンゴ礁で世界遺産のグレートバリアリーフの保護を強化するため、10億豪ドル(約810億円)を追加支出すると発表した。

「危機遺産」への格下げ回避が狙いで、従来計画から約5割増となる。”(出典:JIJI.com via Yahoo! JAPAN続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:グレートバリアリーフ保護強化、「危機遺産」回避へ810億円増