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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:女性社員の4分の3、コロナで仕事量増加

女性社員の4分の3、コロナで仕事量増加

 ” オーストラリアの働く女性の4人に3人が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって仕事量が増えたと回答していることが、デロイトの調査で分かった。

また、働く女性の約5割はコロナ危機以前よりも自身の仕事の将来を楽観視しておらず、今後2年以上、同じ職場に留まる計画と答えた割合は26%にすぎなかった。

24日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。

同調査は、オーストラリア人女性500人を含む世界の働く女性5,000人からの回答に基づいたもので、回答者の過半数はフルタイム職に就く白人女性だった。

新型コロナ危機の以前と以降を比較すると、仕事の生産性が高いとする回答は73%から50%に低下し、雇用主への忠誠心を持っているという回答は70%から58%に、仕事に満足しているとする回答は69%から47%に、仕事へのモチベーションがあるという回答は69%から42%に、それぞれ低下した。

デロイト・オーストラリアの最高戦略責任者(CSO)のクレア・ハーディング氏は、コロナのパンデミックにより女性が働くことはより困難になったとした上で、根本的な問題は何年も前からあったと指摘。

女性の従業員によるワークライフバランス(仕事と生活の調和)やワークライフインテグレーション(仕事とプライベートとの統合)の管理を支援する必要があると述べた。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:「最期に競馬を見たい」救急隊と騎手が夢を叶えた58歳男性、2日後に亡くなる

「最期に競馬を見たい」救急隊と騎手が夢を叶えた58歳男性、2日後に亡くなる

“「余命僅かで、最期にたった1つだけ望みが叶うとしたら…」―オーストラリアに住む58歳の男性の最期の望みは「競馬場でレースを見ること」だった。

男性の夢を叶えるべく奔走した救急隊員や騎手らの心温まるニュースを、『Racing Post』『Racing.com』などが伝えている。

豪南オーストラリア州のモーフェットビル競馬場で今月1日、15日間にわたる競馬の祭典「アデレード・カーニバル」が開幕した。

この日行われた「G1-TABクラシック(芝1200m)」で優勝したのはクレイグ・ウィリアムズさん(Craig Williams、43)で、豪最高峰と言われる「メルボルンカップ」で優勝経験があり、2010年に京都競馬場で行われた天皇賞(春)で外国人初の優勝騎手になるなど世界の舞台でも活躍。

40歳を超えてもオーストラリアのグランドスラムを達成するなど誰もが一目置く存在だ。

そんなスター騎手であるクレイグさんが、レース後のインタビューで次のように語り注目された。

「今日のレースは、ナイジェル・レイサム(Nigel Latham、58)にインスパイアされたからこそ成功したんだ。」

「ナイジェルは今日ここに来ている。ただ残念なことに、彼に残されているのは数日しかない。彼は救急隊員の人たちとここに来て、コースの200メートルラインのところにいるんだ。競馬を見ることが彼の最期の望みだったからだ。」

「だから僕は騎乗する馬にこう言ったんだ。『もし僕たちが最初にゴールしたら、勝利のゴーグルを彼にプレゼントするからね』とね。」

「そして僕の馬はよくやってくれた。今日の勝利はナイジェルにインスパイアされたんだ。ナイジェルはこの素晴らしいレースの日に、最期の望みを叶えにここにやって来た。彼のようにこの業界を支えてくれる人がいるということは、本当にありがたいよ。」

そして競馬ニュースサイト『Racing.com』が、競馬場でレースを見つめるナイジェルさんや家族と思われる女性、救急隊員の姿を捉えた動画とともにクレイグさんのインタビューをSNSに投稿したところ、

「なんて温かい話なんだ」「クレイグ、君は最高だよ」「レースの中だけでなく、外でも熱い」「彼こそスポーツマン」「レジェンドだね」「彼はこの業界の第一人者。

レースに強いだけでなく人間としても素晴らしい」といったコメントが多数あがった。

さらに動画では、馬に乗った騎手がストレッチャーに横たわるナイジェルさんに次々と挨拶にやってくる様子も捉えられており、

「ナイジェルさんは夢が叶ったね」「これは本当に嬉しかっただろうね」「男性のことを知ったら、涙なしでは見られなかった」「騎手たちを誇りに思うよ」「騎手ら全員がナイジェルさんを思って走ったに違いない」といった声も寄せられた。

『Mirror』によると、ナイジェルさんは終末期ケアを受けるために救急車で病院からアデレードにある自宅へ向かう途中だったそうで、救急隊員が「競馬を見たい」というナイジェルさんの最期の望みを叶えるために競馬場に立ち寄ったそうだ。

2006年にイギリスからオーストラリアに移住したナイジェルさんは、このレースの2日後に自宅で息を引き取っており、遺灰は後日、英ウースターシャーのモルヴァン丘陵(Malvern Hills)に移されるという。”(出典:Techinsight via livedoor NEWS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:住宅価格、10年間で最も上昇した地域は?

住宅価格、10年間で最も上昇した地域は?

” 住宅購入エージェントのオース・プロパティ・プロフェッショナルズ(Aus Property Professionals)によると、オーストラリア国内で過去10年間に住宅価格の伸びが最大だったのは、TAS州の3地域、メルボルン、シドニーだった。

価格が急上昇したのは、TAS州ではムーナ(Moonah)、ワレーン(Warrane)、モーニングトン(Mornington)で、いずれもCBDから7キロメートル以内だった。

同エージェントのエッジ氏は、住宅価格が大幅に成長したのは都心に近く、これまで評価がそれほど高くなかった地域だという。

さらに、シドニーではポッツポイントが価格中央値で105%の伸びを示し、国内最大の成長率となっている。

価格は2011年3月の39万ドルから今年3月に80万ドルとなった。エッジ氏は、ポッツポイントにおける住宅価格の急上昇は、2014年に導入されたロックダウン法の影響があるとの見方を示している。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2021年4月

失業率 − 2021年4月

” 豪政府統計局(ABS)が20日に発表した、4月の失業率(季節調整値)は5.5%と、上方修正され5.7%となった前月から0.2ポイント改善した。

改善は6カ月連続で、若年層の失業率が世界金融危機以来で最低となった。

ただ、昨年の新型コロナウイルス流行初期の水準を0.2ポイント上回っている。

ABSは、連邦政府の給与補助制度「ジョブキーパー」の3月末の終了による影響はほぼ見られないとしている。

失業者数は前月比4.3%(3万3,600人)減の75万6,200人となった。

失業者のうち、フルタイム求職者は2万6,000人減の52万7,100人、パートタイム求職者数は7,500人減の22万9,200人だった。

男女別の失業率は、男性は前月から0.2ポイント改善の5.8%、女性も0.2ポイント改善の5.2%となった。

州別の失業率では、悪化したのはクイーンズランド州、タスマニア州のみだった。

■就業者は女性の減少響き0.2%減

就業者数は前月比0.2%(3万600人)減の1,304万400人。フルタイム就業者が3万3,800人増の888万9,500人となった一方、パートタイム就業者は6万4,400人減の415万900人だった。女性の就業者数減少が響いた。

労働参加率は、0.3ポイント低下の66%。1カ月当たりの総労働時間は0.7%減の17億9,300万時間だった。

希望する就労時間が得られない不完全就業者の比率は、0.2ポイント低下の7.8%となった。

■年末までに4.8%に=ANZ

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は、就業者数が減少したが、詳細を見るとフルタイム就業者は増加し、不完全就業者の比率は低下するなど好材料も多いと指摘。年末までに失業率は4.8%まで改善すると予想している。

■最低賃金引き上げは慎重に=政府

連邦政府は、労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)に対し、雇用市場は新型コロナの打撃から堅調に回復しているが、低所得層の最低賃金引き上げに対して慎重になるよう呼び掛けた。

これに対し、最上位労組のオーストラリア労働組合評議会(ACTU)は「経済復興を自賛しつつ賃金を抑制しようとしている」と批判している。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2021年5月 消費者マインド下落、予算案は効果小

2021年5月 消費者マインド下落、予算案は効果小

” ウエストパック・メルボルン研究所は19日、オーストラリアの5月の消費者マインドが113.1ポイントと、前月から4.8%下落したと発表した。

2010年4月以降で、2番目に高い水準。連邦政府は11日に発表した2021/22年度予算案で多方面への大盤振る舞いを示したものの、同月の数値には結び付かなかったもよう。

4月の消費者マインドは118.8ポイントと、過去11年で最高を記録していた。

消費者マインド指数は約1,200人を対象に、個人の財政状態や景況感、出費状況などについての質問から割り出した経済指標。

100ポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回り、100ポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。調査は5月10日~14日に実施された。

「今後12カ月の経済見通し」は前月比3.5%下落の121.1ポイント、「今後5年間の経済見通し」は6.7%下落の115.6ポイントとなった。

家計への信頼感では、「前年比の家計」は前月比5.4%下落の97.9ポイントだった一方、「今後12カ月の家計見通し」は6.9%下落の109.5ポイントだった。

今後12カ月間の失業者数の増加見込みを示す失業予測指数は、前月比15.3%下落の100.2ポイントと改善した。

「住宅の買い時」は3.4%下落の103.5ポイント、住宅価格予想指数は0.1%下落の163.8ポイントだった。

ウエストパック銀のチーフエコノミスト、エヴァンス氏は、「予算案で示された景気刺激策の規模を考慮すれば、政府は5月の消費者マインドのさらなる改善を予想していたはず」と指摘。

今回の結果については、11日の予算案発表以前に施策に関する多くの情報が報じられていたことで、発表当日にサプライズ要素がなかったことを反映しているのではと述べた。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:国境閉鎖方針を堅持、接種完了者への制限緩和も否定的

国境閉鎖方針を堅持、接種完了者への制限緩和も否定的

” オーストラリアのモリソン首相は18日、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した市民に海外への渡航を許可するのはまだ安全とは言えないとの見解を示した。

コロナで打撃を受けている産業からは早期の国境再開を求める声が出ている。

首相は記者団に「誰もが(コロナ前の)時代に戻りたいと切望しているのは理解する。

だが現実は、今年のパンデミック(世界的大流行)は昨年より悪化している」と述べた。

接種完了者に対する渡航規制の緩和は安全性が確保されて初めて可能になると述べた。

オーストラリアは約2,600万人の人口のワクチン接種を2021年内に完了する考えで、国境の再開は22年半ば以降を目指している。

渡航制限で痛手を負っている航空会社や旅行業界、大学は国境再開時期の前倒しを政府に求めている。

18日の現地メディアによると、豪航空会社ヴァージン・オーストラリアのジェイン・ハードリカ最高経営責任者(CEO)はコロナを「永久的に排除することはできない。

病気になっても入院は必要でなくなる。死者が出るかもしれないが、インフルエンザの死者よりは少なくなる」と発言した。

モリソン首相はハードリカ氏のコメントは「やや無神経」と批判した。

人口が最も多いニューサウスウェールズ州の当局は、海外からの渡航者を隔離措置なしに受け入れるには、成人住民の80%以上がワクチン接種を完了している必要があるとの見解を示した。

オーストラリアは20年3月に豪州国籍者および永住者の出国と市民権を持たない人の入国を制限した。

この結果、感染者数は3万人未満と、比較的低く抑えられてる。 一方、これまで310万回強のワクチン接種が行われているが、3月末までに400万回としていた目標は大幅な未達となっている。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:映画「セーブ・ザ・リーフ〜行動する時〜」ブリスベンで上映会開催

映画「セーブ・ザ・リーフ〜行動する時〜」ブリスベンで上映会開催

” 地球温暖化などにより危機に直面している世界のサンゴの保護を呼びかけた自然ドキュメンタリー映画「セーブ・ザ・リーフ〜行動する時〜」(島崎誉主也監督)のプレミア上映会が5月15日、ブリスベン市内中心部のエリザベス・ピクチャー・シアターで開催された。

上映会には、田中一成在ブリスベン日本総領事が招かれ、「当地クイーンズランド州のグレートバリアリーフなどで撮影された非常に意義のある作品」と、スピーチを行った。

また、ブリスベン在住で東京オリンピック重量挙げオーストラリア代表の山崎エリカさんや、QLDバレエ団の日本人初プリンシパル、吉田合々香(ねねか)さんも約50名の観客と映画を鑑賞。来場者の中には、途中涙ぐむ人もいた。

同作品の沖縄部分を主に担当した、プロデューサーの飯島浩樹氏は「環境問題を扱う映画は脅威を煽るだけのものが多いが、この作品に登場する人々のサンゴ礁保全への情熱的で前向きな想いから、一筋の希望を感じてもらえたと思う」と語った。

同作品は、今年3月に大阪で開催された「東京ドキュメンタリー映画祭 in Osaka 」で短編観客賞を受賞。日本の各都市で上映されており、6月27日にはケアンズでも上映会が催される予定。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:インドネシア漁船遭難で日本船と協力し救助

インドネシア漁船遭難で日本船と協力し救助

” オーストラリアのダットン国防相は16日、豪西岸沖の海上を漂流していたインドネシア漁船の乗組員20人を、日本漁船と協力して救助したと発表した。

国防相の声明によると、乗組員らは13日、沈没しかけた漁船に「しがみついた」状態で発見され、豪空軍機が救命ゴムボートを投下。

近くにいた日本漁船が15日、駆け付けて救助した。ダットン氏は「悪天候の中で波も高かった」と救助時の状況を説明した。

20人はその後、豪海軍艦に移り「医師の診断を受けた」結果、「1人は(豪西部)パースの病院にヘリコプターで緊急搬送することになった」という。残る乗組員は漁船が出発したインドネシア・バリ島に送り届けられる。”(出典:日本経済新聞

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