マイケル・フーパー選手が、日本の高校生の心をつかむ理由
” 日本の高校生の心をつかんで離さないスター選手が、ラグビー・トップリーグ(TL)にいる。トヨタ自動車のマイケル・フーパー(29)。
2019年ワールドカップ(W杯)日本大会では、強豪・オーストラリア代表の主将を務めた。
フーパーは18歳から南半球最高峰リーグのスーパーラグビーでプレーし、今季トヨタ自動車に加入したフランカー。
チームで主将を務めるSH茂野海人によると「フーパーはネガティブなことでもポジティブにとらえられるような言い回しをする。言葉選びや間合いが優れている」といい、卓越したリーダーシップで、チームメートが前向きな姿勢を貫けるよう努めている。
代表戦出場は105試合に上る。12年に代表デビューした時の監督は、15日の日本選手権を兼ねたTLプレーオフトーナメント準決勝で対戦するパナソニックのロビー・ディーンズ監督だ。
フーパーは「楽しみ」と語り、ディーンズ監督は「コーチ冥利に尽きる。これまでの活躍を誇りに思う」とほほ笑む。
日本の若年層に高い人気を誇るフーパー。毎年冬に東大阪市花園ラグビー場で開催される全国高校ラグビー大会を前にしたアンケート調査では、目標とする選手にフーパーを挙げる選手も多い。その理由は、彼の体格とプレースタイルにある。
世界でも指折りのFW第3列として名高いが、身長182センチ、体重101キロはグラウンドで目立つような体格ではない。
それでも強固なメンタルで自身と仲間を奮い立たせ、豊富な運動量で何度も果敢なタックルを繰り返し、密集でのボール争奪戦(ブレークダウン)で強さを発揮。
国際舞台で活躍を続けている。試合終了後の顔を傷だらけにした姿はファンにはおなじみだ。
体格は他の能力や競技に臨む姿勢で補えると身をもって教えてくれる。そんなプレーは、日本の高校生にとっては格好のお手本だ。
フーパーは「日本の高校生が自分を見てくれ、僕が影響力を持っていることはうれしい。ラグビーは体格に関係なく誰もがプレーできる。だからこそ偉大だ」とメッセージを送る。
パナソニック戦に向け「シンプルにブレークダウン、ワークレート(仕事量)、タックルは重要だ」と、自身の長所をポイントに並べる。今季限りで帰国する見込みのフーパーのプレーは一見の価値ありだ。”(出典:毎日新聞 via Yahoo! JAPAN)
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ニューサウスウェールズ州政府、シドニー都心近くにメトロ新2駅計画
” 5月12日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府がシドニー市内ピアモントとハンター・ストリートにメトロ鉄道の新駅2駅建設を計画しており、駅計画地の建物の買収を始めると発表したことを報じている。
この2駅建設により、パラマッタ方面から都心部に向かう通勤客の通勤時間が短縮されることになる。
ピアモント駅はピアモント・ブリッジ・ロードとユニオン・ストリートの間の区画に建てられ、ハンター・ストリート駅は、ハンター・ストリートとジョージ・ストリートの交差点角、ブライ・ストリートとオコネル・ストリートとの交差点に出入り口が設けられる。
NSW州政府のアンドルー・コンスタンス運輸大臣は、「メトロ・ウェスト・パラマッタ線は約300万人を運び、所要時間も短縮するが、双方の駅建設で13棟の建物を買収することになる」と語っている。
ハンター・ストリート駅は、メトロ線と郊外鉄道線やライトレールとの連絡駅になり、ピアモント駅はピアモント・ブリッジへのアクセスが便利になる。
ピアモント駅では買収する建物は2棟、ハンター・ストリート駅では11駅で、特にフード・コートの入っているハンター・コネクションの建物が買収対象になる。
そのため、コンスタンス大臣は、「ハンター・コネクションに入っているテナントのビジネスと協議し、十分に補償し、また、ビジネス移転にも協力する」と語っている。
さらに、「コロナウイルスのため、シドニー市内全域でビルの空き室率が8%近く上昇している。そのため、この13棟の買収はビジネスにとっても切り替えの好機になると思う」と語っている。
このプロジェクトの最終的な経費はまだ明らかにされていないが、既に104億ドルが予算に組み込まれており、グラディス・ベレジクリアン州首相は、「契約が終わるまで最終的なコストを発表することはしたくない」と語っている。
コンスタンス大臣は、「この新線は将来バッジェリーズ・クリークのシドニー第二空港とシドニー市内を結ぶ東西のリンクにもなる。
そのため、連邦政府がこの鉄道の重要性に気づき、連邦政府から工事費の拠出があればありがたい。今後も訴え続けていくつもりだ」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS)
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財政収支、今後10年は赤字に。景気支援へ大規模支出必要
” オーストラリアのモリソン首相は12日、新型コロナウイルス禍からの景気回復を確実にするため、大規模な財政支出が必要だとし、今後10年は財政収支が赤字になるとの見通しを示した。
フライデンバーグ財務相は前日、2021/22年度(22年6月末までの1年)予算案を発表。
景気回復支援に向け、財政均衡目標を棚上げにし、大規模な支出計画を打ち出した。
オーストラリアの財政赤字は今後2年度にわたり年間約1,000億豪ドル(784億米ドル)に上る見通し。
モリソン首相はテレビ局チャンネル・ナインに対し「大規模な投資を行わなければならず、今後10年は(財政黒字化を)見通せない。これは選択ではなく、必要なことだ」と語った。
「パンデミック(世界的大流行)下に政治やイデオロギーは関係ない。人々の命と生活を守るために政府として必要なことをやるだけだ」と続けた。
今回の予算は、所得税減税の延長や企業の投資奨励策などを盛り込んでいるが、最大の柱は次期総選挙の鍵を握る高齢者と女性向けの政策だ。
モリソン首相は今後1年以内に総選挙を実施する必要がある。一部のアナリストは今回の予算をきっかけに早期に選挙が実施されるとの見方を示している。ただ、首相はこの日、22年まで選挙は実施しないと表明した。
世論調査では、議会での性的虐待や女性差別などを巡る訴えへの政府の対応を受け、モリソン首相の支持率は低下している。
しかし、新型コロナ対応を巡ってはウイルスを効果的に封じ込めたとして評価する声も多い。
オーストラリアは20年3月以降、市民と永住者を除き国境を全面的に閉鎖。
海外への渡航も制限している。 新型コロナワクチン接種プログラムが22年までずれ込む見通しを踏まえ、政府は国際線の再開が来年半ばになるとみている。
渡航制限の長期化を受け、豪カンタス航空は12日、今年10─12月に予定していた国際線の大部分の運航を取りやめた。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
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カジノ大手スター、クラウンに経営統合を提案
” オーストラリアのカジノ大手、スター・エンターテインメント・グループは10日、同業大手クラウン・リゾートに対して経営統合を提案したと発表した。
株式交換を主軸にしており、ロイター通信によると買収総額は8,000億円規模になると想定している。
クラウンを巡っては米投資ファンドのブラックストーンが3月、買収に名乗りを上げており、争奪戦に発展する可能性がある。
スターはクラウンの株式1株に対し、自社の株式2.68株を割り当てると提示した。
または、クラウンの発行済み株式25%を上限に1株12.5豪ドルの現金を支払う案も想定している。
スターのジョン・オニール会長は声明で「世界に通用する(スターとクラウン両社の)資産により、合併したグループはアジア太平洋地域で最も大きく魅力的な統合型リゾート(IR)の一つになる」と述べた。
一方、クラウンは10日、ブラックストーンが買収提案を修正し、提示額を1株当たり11.85豪ドル(約1,000円)から12.35豪ドルに引き上げたと発表した。
クラウンはスター、ブラックストーンいずれの提案に対しても「内容を精査する」と述べるにとどめた。
クラウンはメルボルンとパースでカジノを運営し、20年末にシドニーでも大型IR「クラウン・シドニー」を開業した。
ただ、19年にメルボルンのカジノで資金洗浄(マネーロンダリング)の疑いが浮上し、監督当局がクラウン・シドニーのカジノ運営免許保有は「不適切」とした。
現在、同施設は飲食店などカジノを除いた部分のみ営業している。”(出典:日本経済新聞)
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2021/22年度連邦予算、中小企業保護と初回住宅購入を推進
” オーストラリアのモリソン政権は、11日夜に発表予定の2021/22年度新年度予算案で、新型コロナウイルスの感染流行からの復興やコモディティー価格の上昇を背景に、オーストラリア国税局(ATO)による税務調査の負担を中小企業から緩和することや、初回住宅購入者への支援拡大、医療機器負担の軽減などを盛り込む見込みだ。オーストラリアンなどが伝えた。
連邦政府は、行政控訴裁判所(AAT)の権限を強化し、ATOが未納分の取り立てで銀行口座を凍結した場合、中小企業の申し立てを受けて強制執行を停止させる。
執行停止の決定は、これまでより60日早くなる見込みだ。フライデンバーグ財務相は、オーストラリア経済を支える中小企業を破綻などから守ることが目的だとしている。
■退職年金5万$を居住用住宅購入に
モリソン政権は新年度予算案で、居住用物件を希望する初回住宅購入者に対し、住宅購入資金としてスーパーアニュエーション(退職年金)口座から最大で5万豪ドル(約426万円)の引き出しを認める。
4年前に同制度が導入された時点では最大3万豪ドルの引き出しを認めていたが、住宅価格の上昇を考慮して引き出し額の増額を決めた。
また、1人親世帯向けの住宅ローン預金スキームを立ち上げ、住宅価格の2%を保証金として支払うことで住宅ローンの利用を可能にする。
ただし、利用には年収や各都市ごとの住宅価格の制限が設けられる。
■メンタルヘルス対策を強化
連邦政府は医療部門で、人工関節や心臓ペースメーカーを利用する際の患者負担の軽減を図る見込みだ。オーストラリア人が医療機器に支払う費用は、フランスと比較した場合210%も多いという。
連邦政府はまた、メンタルヘルス対策も増額する見込みだ。
■インフラ開発に追加拠出
モリソン政権はこれまでのところ、中・低所得者を対象にした減税措置の延長を発表している。
そのほか、◆観光・航空業界支援:12億豪ドルの拠出◆デジタル経済の推進:12億豪ドル拠出◆高齢者介護の改善:100億豪ドル拠出◆インフラ開発:2,500億豪ドルを追加拠出◆各種手続きの迅速化に向けた改革:1億2,000万豪ドルを拠出◆バイオセキュリティー強化:3億7,100万豪ドルを拠出――などを決めている。”(出典:NNA ASIA)
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東京五輪代表選手のコロナワクチン接種開始
” オーストラリアで10日、東京オリンピックの同国代表選手への新型コロナウイルスワクチン接種が始まった。
一般市民のワクチン接種は遅れているが、7月23日の東京五輪開幕に向けてオリンピック・パラリンピック選手にワクチン接種を優先する方針が決まっている。
この日にワクチンを接種した2012年と2016年の競泳女子金メダリスト、ケイト・キャンベルさんは「ワクチン接種で肩の大きな重荷が取れた」と感想を述べ、
東京五輪は「極めて未知の状況」のため、接種を可能にしてくれたオーストラリア・オリンピック委員会(AOC)と政府に感謝したいと強調した。
AOCは州都や首都キャンベラにワクチンセンターを設置。AOCと豪州のパラリンピック組織委員会が推薦した2,000人以上の選手、コーチ、関係者らが日本に出発する前に接種を受ける見通し。
AOCのマット・キャロル最高経営責任者(CEO)は記者団に、ワクチンは選手に安心感を与えるだけでなく、日本の人々や他の国の代表選手、オーストラリアの国民にとっても安心につながるとコメントした。”(出典:REUTERS via Yahoo JAPAN)
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入国制限完全解除 2022年半ば以降の見込み
” オーストラリアのテハン貿易・観光・投資相は7日、海外からの入国制限の完全解除は2022年半ば以降になる可能性が高いと明らかにした。
同相はスカイニュースのインタビューで入国制限の解除時期について問われると、「来年半ばから後半が最も有力だが、コロナの流行状況は変わり得る」と語った。
また、同国とニュージーランド間で隔離措置なしに相互の往来を認めている「トラベルバブル」と同様の仕組みを他の国とも開始したい考えを示した。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
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クイーンズランド・レッズが土壇場の逆転劇で10年ぶりの優勝!
“クイーンズランド・レッズが10年ぶりの優勝に歓喜した。
オーストラリアの国内チャンピオンを決める「スーパーラグビー AU」のプレーオフ決勝が5月8日、ブリスベンのサンコープスタジアムでおこなわれ、約4万2,000人の大観衆の前で、レギュラーシーズン1位通過のレッズが前年王者のブランビーズに19-16で逆転勝ちし、栄冠に輝いた。
レッズはスーパーラグビーが国際大会として実施されていた2011年に優勝して以来のタイトル獲得である。
2018年にヘッドコーチに就任し若い選手たちを育ててきたブラッド・ソーンにとっては、レッズ指揮官として初優勝となった。
レッズはブランビーズの堅守をなかなか崩せなかったが、今季得点王でMVPにも選ばれたSOジェームズ・オコナーがペナルティゴールでスコアを重ね、リードするブランビーズに食らいついた。
そして12-16で迎えた78分(後半38分)、猛攻を続けるレッズに対し、ブランビーズが反則を犯し、レフリーはLOダーシー・スワインに退出を命じた。
直後、レッズは敵陣深くでのラインアウトを乱し、万事休すかと思われたが、その1分後、今度はブランビーズが自陣22メートルライン内でラインアウトを失敗し、レッズがボールを確保して再びチャンス到来。
怒涛の攻撃を繰り返すレッズに対し、ブランビーズは懸命に守るも、またも反則でFLルーク・ライマーにもイエローカードが出て、13人になってしまった。
試合時間の80分を超えても激しい攻防が続き、ブランビーズの守りはしぶとかったが、数的有利のレッズは85分、FWがゴール前でパワープレーを挑んだあと、ボールを手にしたオコナーが劇的な逆転トライを決め、サンコープスタジアムは熱狂と歓喜に包まれた。”(出典:RUGBY REPUBLIC)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる