オリンピック・パラリンピック選手団、食事も検査も「自前」で感染防止
” 新型コロナウイルスの感染を避けるために、パック食品を大量に持ち込み、独自のPCR検査機器も用意する――。
東京五輪・パラリンピックに選手団を派遣するオーストラリア五輪委員会が、自国選手向けにこんな感染対策やルールを検討している。豪紙オーストラリアンが29日、報じた。
同紙によると、豪五輪委はまず、選手らに豪州の出国の2週間前から外食を控えるように求める。日本に入国後、選手村で食事を取る場合は会話を禁止。
豪州から持ち込む数千食分のパック食品を、各自の部屋で食べることを推奨する。
開会式や閉会式に参加する選手の数を10人程度に抑えることも検討する。
東京五輪の大会組織委員会などが28日に発表した行動規範(プレーブック)の第2版では選手たちは原則、毎日検査をすることが盛り込まれたが、豪州として、1時間以内に結果が出る検査機器を独自に準備する。
これらの対策を検討しているのは、選手村が感染ゼロとは考えにくく、数百人が感染していることも想定しているためだという。”(出典: 朝日新聞DIGITAL via Yahoo! JAPAN)
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各地でアンザック・デー・パレード等の行事
” 4月25日、オーストラリア国内各地でアンザック・デーの行事が行われた。この日、国内のほとんどの地域では式典も行われたが、
ロックダウン中のパース市でも、他の地域でも市民には早朝に各自の家のドライブウェーに立ってオーストラリアの戦没者追悼をするようにとの呼びかけが出された。ABC放送(電子版)が伝えた。
2020年のアンザック・デーはコロナウイルスのパンデミック宣言が出され、国内的にも感染者が増え始めていた時で、「暁の祈り」などの式典も規模を縮小、一般市民の参加が禁止され、自宅前での黙祷などの呼びかけがあった。
2021年はオーストラリア国内はコロナウイルスがほぼ制圧された状態になっており、スコット・モリソン連邦首相がキャンベラの戦争記念館での行事に際して、
「昨年のこの日、我が国の歴史に何度もあったように、オーストラリアは決定的瞬間を迎えた。見通しの立たない危険、霧に包まれたように将来が見通せない。そういう状況に直面した」と語った。
暁の祈りの後、日が昇ると各地で行進その他の祈念式典が開かれたが、復員軍人連盟(RSL)は、大勢の市民が1箇所に集まって、感染の危険を高めるよりも、それぞれの地区や自宅での黙祷を呼びかけた。”(出典:NICHIGO PRESS)
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日本、インドと脱炭素化へ資源や技術の供給網を構築… 中国を念頭
” 政府は、豪州、インドとの3か国で脱炭素化に向けて資源、技術を相互に供給するサプライチェーン(供給網)を構築する調整に入る。
水素やデジタルといった各国の得意分野を相互補完する枠組みで、東南アジア諸国にも参加を働きかける意向だ。
再生可能エネルギーをはじめとした次世代技術で存在感を強める中国を念頭に、地域間の連携で競争力を高める。
27日に梶山経済産業相ら日豪印の経済担当閣僚がオンラインで会談し、「サプライチェーン強靱化イニシアチブ」の設置などを盛り込んだ共同声明を出す。
声明の原案では、新型コロナウイルス感染症や気候変動問題、デジタル化の急速な進展を踏まえ、現在の供給網体制は「多様な要因で脆弱な状況にある」とする認識を共有する。
その上で、中国など特定地域に依存した供給網から脱却し、地域全体の経済成長に結びつける必要性を打ち出す。
具体的な協業としては ▽脱炭素に向けた水素分野を中心にした製品・技術 ▽省エネにつながるデジタル技術の活用 ▽自然災害に強い生産体制ーーなどを想定している。”(出典:讀賣新聞オンライン)
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都市再生機構、初の海外事務所をシドニーに開設
” 都市再生機構(UR)は26日、オーストラリアのシドニー中央商業地区(CBD)に同機構としては初の海外事務所を開設したと発表した。
URは2019年に、ニューサウスウェールズ(NSW)州の政府機関ウエスタン・パークランド・シティー公社(WPCA)と、西シドニー開発でのアドバイザリー業務契約を結んでおり、海外事務所の設置で、業務を本格化する。
URは今後、NSW州政府との協力体制を強化するだけでなく、シドニーを拠点にオーストラリア全土で展開されているスマートシティー・プロジェクトなどの新規都市開発案件にも関与していく方針だ。
また、日本政府機関や日本企業との連携により、都市開発分野への日本企業の参加を後押しする。
URは2018年11月に、シドニー大都市圏を対象とした公共交通指向型都市開発(TOD)の技術協力などに関する包括的な覚書を、海外政府初の相手としてNSW州政府と交わしていた。
NSW州政府は、2026年に開港予定の西シドニー空港の周辺で、WPCAの統括による新都心エアロトロポリスなどの開発を進めており、URはまちづくり計画の策定を支援している。
NSW州政府はURに対し、インフラ整備や土地利用、地域コミュニティーの活性化、エネルギーや自然環境への配慮、効果的な企業誘致などの知見に基づく支援を期待している。
2018年に「海外インフラ展開法」が施行されたことで、URによる海外でのアドバイザリー業務が可能になった。”(出典:NNA ASIA)
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西オーストラリア州政府、国際線到着フライト制限開始
” 4月25日、マーク・マクガワンWA州労働党首相は、4月26日以降もパース市域とピール地域に発令しているロックダウン規制の一部を延長する考えを示唆した。
また、海外のコロナウイルス・ホットスポットとされる国々への渡航と帰国に対して連邦政府が余りにも緩すぎると改めて批判した。シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
さらに、24日の連邦政府批判の発言に加えて、「WA州のホテル隔離制度はいつまでも続けられるものではない。
連邦政府が帰国者をクリスマス島など連邦政府の施設に隔離収容するといった責任を引き受けなければならない」とさらに深く突っ込んで連邦政府批判を繰り返した。
また、「連邦政府に、海外からの帰国者数を制限するよう要求しているのも同じ理由だ。コロナウイルスを制圧するためには海外帰国者の流入を抑えるしかない。
オーストラリア国民が結婚式、運動競技会、葬儀などでホットスポット地域にほぼ自由に往復できるというのは間違っている。
海外に行きたい者が『葬儀に出席』と届け出るとそのまま信用して許可を出す。
パンデミックのさなかにコロナウイルスが大流行しているところにも行くことができるというのは信じられないことだ」と語っている。
4月25日朝、ピーター・ダットン国防相は、帰国者を連邦の施設に隔離収容する案を一蹴したが、パース国際空港への海外帰国者数を半減することには連邦政府も承諾を与えた。
現在、海外帰国者の間のコロナウイルス陽性者の半数はインドなど南アジアからの帰国者とされており、インドは1日の新陽性者が312,731人になるなど、コロナウイルス感染者と死者が危機的な段階になっている。
しかも、現在、外務貿易省(DFAT)に、「オーストラリアへの帰国を望んでいる」と届け出ている海外滞在者34,000人のうち、最大グループの9,000人がインドに滞在している。
4月25日朝、ダットン国防相は、「時には問題も起きるがホテル隔離制度は機能している」と反論している。
しかし、疫学専門家からは以前からホテル隔離が感染の温床になりがちとしてホテル隔離制度否定の発言が出ている。”(出典:NICHIGO PRESS)
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ニューサウスウェールズ州、公共交通の無料化検討も
” NSW州のペロテット財務相は、市街地へより多くの人を呼び込むため、毎週月曜日と金曜日の公共交通機関の利用を無料とする計画について、検討することは拒まないと柔軟な姿勢を示したことが分かった。
実現すれば、通勤客は週当たり32.20ドルを節約できる。
ペロテット財務相は、政府官僚などが企業リーダから新型コロナウイルスの流行後、シドニーCBDにどう人出を取り戻すかなどについて、意見交換を行う会合に出席した。
同財務相は月曜日と金曜日は電車の利用者が少ないとして、公共交通機関を無料にし、インセンティブとする考えを検討することに全く支障はないとの姿勢を示した。
ムーア市長も交通機関の無料化を支持し、「この話題は今日一日をかけて十分に議論し、財務相はこれを持ち帰って議論すると手ごたえを感じた」と述べた。
公共交通機関の無料化は、国内のCBDの見直しについてオーストラリア・プロパティ・カウンシルが最新報告書で提案している。”(出典:JAMS.TV)
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イギリスとのFTA、大半で一致。(2021年)6月までに原則合意へ
” 英国とオーストラリアは23日、今週ロンドンで開催していた自由貿易協定(FTA)締結交渉において大半で一致し、6月までに調整して原則合意に達するとの共同声明を発表した。
声明で「英国とオーストラリアは本日、包括的なFTAの大半の条件について合意した」と指摘。
「両国は残された問題が解決されることを確信しており、6月までに原則合意に達することを目指し、未解決の詳細事項の合意に向けた調整に入る」とした。
英国のトラス国際貿易相とオーストラリアのテハン貿易相が22-23日にかけて直接会談。トラス国際貿易相は「ここ数日で大きな進展があり、合意が見えてきた」と述べた。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
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スコット・モリソン首相「世界で最も安く水素作る」
” オーストラリアのモリソン首相は日本時間22日夜、米国が主催する気候変動に関する首脳会議(サミット)にオンラインで参加し、水素を中心とした技術に投資し、温暖化ガスの排出削減に取り組む方針を示した。
欧州連合(EU)や米国、中国などが2050年から60年にかけて温暖化ガス排出量の実質ゼロを目指す中、豪州は実質ゼロに関し明確な目標年を打ち出していない。
モリソン氏は「豪州にとって実質ゼロは、いつまでに(達成するか)の問題ではない。どうやるかが重要だ」と述べた、
そのうえで次世代エネルギーとして注目が集まる水素に言及。
「我々が目指しているのは、世界で最も安く水素を作ることだ。1キログラム当たり2豪ドル(約166円)だ」と強調した。
「米国にはシリコンバレーがあるが、豪州で我々は『水素バレー』を作ろうとしている」とも述べた。”(出典:日本経済新聞)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる