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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:入国者の出国前検査要件 2022年4月17日に廃止

入国者の出国前検査要件 2022年4月17日に廃止

” オーストラリア連邦政府が、入国者に対する出国前の新型コロナウイルス検査要件を4月17日に廃止する方針だ。

現状では、オーストラリアに入国するには出国前3日以内に検査を受け、陰性証明を提出する必要があるが、この義務がなくなる。

ハント保健相は「今こそオーストラリアを正常化する時だ」と述べた。一方、入国に際する新型コロナワクチンの接種要件はこれまで通り維持される。地元各メディアが伝えた。

出国前の検査・陰性証明提示要件は、昨年初めに水際対策として導入された。当初はPCR検査のみ認められていたが、昨年後半には24時間以内に受ける迅速抗原検査(RAT)も認められていた。

ハント保健相は、新型コロナに関するバイオセキュリティー命令を更新しないと言明。

これにより、出国前検査の要件のほかに、クルーズ船に対する制限や、RATキットの価格つり上げ防止のための罰則なども合わせて終了することになり、同相の緊急権限も失効する。

同命令はこれまでに8回更新されており、4月17日に期限を迎えることになっている。

同相は「オーストラリアは2年前に発令された緊急事態宣言から前進する準備が整っている」と述べた。

入国者は引き続き、オーストラリア医療製品管理局(TGA)が承認したワクチンを規定回数接種したことを証明する必要があるほか、国内線・国際線でのマスク着用義務も継続する。

■ブースター接種停滞、冬は感染拡大か

オーストラリアでは、ワクチンのブースター接種(追加接種)の接種率が停滞しており、冬には新型コロナの新たな変異株が猛威を振るう恐れがあるとの見方が強い。

12歳以上の対象者では、2回の接種完了率は94%と高水準なのに対し、ブースター接種率は60%弱にとどまる。

一方、オーストラリア予防接種技術諮問グループ(ATAGI)は、感染リスクの高い高齢者などに対する2回目のブースター接種を承認。4月4日から開始される見通しだ。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:スコット・モリソン連邦首相、中国大使の会見申し出を断る

スコット・モリソン連邦首相、中国大使の会見申し出を断る

” 3月26日付ABC放送は、新しい駐豪中国大使がスコット・モリソン連邦首相との会見を打診していたが、モリソン連邦首相は、「中国の外交凍結が続いている間は大使との話し合いは無意味」とこれを拒絶したことを報じている。

また、「外相のドアは開いており、大使が話したければいつでも外相と話すことができる」と語っている。

肖千新大使は前任者よりも友好的かつ融和的な人物だが、モリソン首相は、「中国政府はオーストラリアと中国との間の閣僚級対話を完全にブロックしている。

中国政府がオーストラリア政府の閣僚との対話を拒否する限り、大使との会見も拒否するというのは完全に相応な対応だと考える」と語っている。

オーストラリアと中国との間の関係は、南シナ海領海問題やウイグルに対する人権侵害問題などでオーストラリア政府が中国政府に対して批判的な見解を取っていることで厳しい状況になっていたところに、2年前にはオーストラリア政府がEUなどと共に、新型コロナウイルスが武漢で発生した状況の調査を提案した。

これに対して中国政府は、オーストラリアの中国への大きな輸出品目数種の輸入禁止措置を打ち出し、両国の関係がさらに険悪になっていた。

肖大使は、就任後に「中豪関係の仕切り直し」を提案していた。しかし、オーストラリア政府は、北京の中国政府が依然として閣僚級の話し合いを凍結したままの状態では仕切り直しも難しく両国の緊張関係はほぐれないとしている。

2,3週間前には肖大使はマリス・ペイン外相と会見しているが、モリソン首相との会見は実現しておらず、質問を受けたモリソン首相は、「駐中豪大使も習近平主席との会見を果たしていない。

そもそも大使級は一国の首班とは会うものではなく、オーストラリアの場合も同じだ。理由があれば遭うこともあるが、中国が大臣同士の対話をブロックしている間はそれもあり得ない」としている。

保守連合政権と野党労働党は中国との外交問題でしばしば互いに批判を投げつけ合ってきたが、アンソニー・アルバネージ労働党党首は、モリソン保守連合連邦政権の対中国政策を支持しつつも、

「我が国周辺の太平洋島嶼国への経済的援助は我が国の安全保障上重要だが、モリソン保守連合政権はこの地域への政策で失策を続けており、そのためにこの地域への中国の進出を許してしまっている」と政府を批判している。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:コーヒー常飲者、長寿など効果いろいろ

コーヒー常飲者、長寿など効果いろいろ

“「朝コーヒーを飲む人は飲まない人より長く健康な人生を送れる」―。メルボルンを拠点とするアルフレッド・ホスピタル・アンド・ベイカー・ハート・インスティテュートが、過去10年以上にわたり、38万人を対象に行ってきた研究で明らかになった。

同インスティテュートによると、コーヒーを日常的に飲む人は、寿命が長く、心臓疾患と危険な不整脈を患う可能性が低いという。一方、カフェイン入りコーヒーよりノンカフェインのコーヒーを飲むことで、心血管疾患が無くなるということもなかった。

アルフレッドのキスラー氏は、研究からコーヒーを日常的に飲む人(特に1日2~3杯)は、全体として寿命や心疾患の削減において、状況が向上したと説明。成分にはカフェインだけでなく、最大100以上の生物学的に活性な成分の集まりだという。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アシュリー・バーティ選手 現役引退を表明

アシュリー・バーティ選手 現役引退を表明

” 女子テニスで世界ランク1位のA・バーティ(オーストラリア)が23日、インスタグラムを更新しテニス界からの引退を表明。

元ダブルス世界5位で親友のC・デラクア(オーストラリア)との対談動画でその理由を明かしている。動画内では「もう限界なの」とコメントしていた。

25歳のバーティは「実際に声に出して言うのは初めてで、とても言いにくいわ。でも、とても幸せだし、準備はできている。肉体的にも感情的にも、トップレベルで挑戦するために必要なものはもう持っていない」と告白。

「自分の力を最大限に発揮するためには、どれだけの努力が必要なのか、私は知っている。チームにも何度も言った。“私にはもう、そんな力はないんだ”とね。私はこの美しいテニスというスポーツに、自分の持っているものをすべて捧げてきた。私にとっては、それが成功だわ」

2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)後に一時ツアーから離脱し、クリケットへ打ち込む時期があったバーティは「前にもやったことがあるんだけどね。その時とは全く違う感覚だわ。テニスが私に与えてくれたものすべてに、とても感謝している。でも、今こそ、離れて他の夢を追いかけ、ラケットを置くべき時なんだと分かっている」と語った。当時は2016年にテニスに復帰していた。

そして、初制覇となった2021年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)が引退のきっかけになったと明かした。

「昨年のウィンブルドンは、私自身、そしてアスリートとしての私を大きく変えてくれた。1つの目標のために、人生をかけて懸命に働く。ウィンブルドンで優勝できたことは私の夢が叶った瞬間だった。私がテニスで望んでいた唯一の真の夢が叶い、視点が本当に変わった。ウィンブルドンの後、直感的にそう思った。チームともよく話していた。私の中には、まだ満足できていない、満たされていない部分が少しあった。自分の幸せは結果に左右されないという変化が、キャリアの2段階目に差し掛かった時に私の中にあった」

「全豪オープンへの挑戦。それは私にとって、自身のテニスキャリアがいかに素晴らしい旅であったかを祝うための最も完璧な方法であったと感じている。1人の人間として、これが私の望み。私は、いつもやりたいと思っていた他の夢を追いかけたい」

突然の引退発表となったことについては「皆が理解できないかもしれないことは分かっている。私はそれでいいと思っている。私にとっては、アッシュ・バーティという1人の人間には追いかけたい夢がたくさんある。それは必ずしも、世界を旅したり、家族と離れたり、私がいつもいたいと思っていた故郷から離れたりすることではない」と述べた。

2021年11月にオーストラリアのプロゴルファー、ギャリー・キシックと婚約を発表したバーティ。インタビュー動画の最後には涙を浮かべたがテニスへの愛は変わらないことを断言した。

「テニスが好きで好きでたまらない。でも、これからはアスリートとしてのアシュレイ・バーティではなく、人間としてのアシュレイ・バーティとして人生の次の段階を楽しむことが大切だと思う」

バーティはキャリアで2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を含む15個のタイトルを獲得。今季は、1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)で1勝目を挙げると、続く全豪オープンでは初優勝を果たすと共にオーストラリア人女性選手として1978年のC・オニール以来44年ぶりのタイトルを掲げていた。

なお、バーティは世界ランク1位でありながら引退した女性選手としては、2008年5月に61週連続1位を記録して引退したJ・エナン(ベルギー)に次いで2人目となった。”(出典:tennis365.net

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Socceroos、終了間際に崩れ日本代表に痛い黒星

Socceroos、終了間際に崩れ日本代表に痛い黒星

” 日本代表は3月24日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節でオーストラリアと対戦し、敵地で2-0と勝利を収めて7大会連続の本大会出場を決めた。

一方、ホームで日本にW杯行きを決められる屈辱を味わったオーストラリア代表に海外メディアから嘆きの声が上がっている。

試合は途中出場したMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)の2ゴールで日本が2-0と勝利し、カタールW杯自動出場権を獲得。

一方、3位が決まったオーストラリアはアジアプレーオフへ回ることになった。

衛星放送局「FOXスポーツ」オーストラリア版は「巧みな日本人に圧倒され、2-0で敗れ、ワールドカップ自動出場というオーストラリアの望みは絶たれた」と報じ、この日出場した選手たちの寸評を紹介している。

三笘に2ゴールを奪われたGKマシュー・ライアンについては10点満点中「5.5」とし、「滑りやすいコンディションにもかかわらず、しっかりとした守備を見せた」と一定の評価。

その一方、三笘が決めたドリブル弾について「2点目のゴールには手も足も出なかったが、もっと上手く対応できたはずだ」と指摘している。

またDFミロシュ・デゲネクには「4」を与え、「お粗末な試合だった。オーストラリアは自陣のディフェンスエリアから出ることができなかった」と言及。

最終ラインではDFトレント・セインズベリーが最高の「5」だった一方、DFライアン・グラントは「4」で「2失点の際のお粗末な守備」と低評価を与えた。

MFジャンニ・ステンスネスは日本戦で代表デビューを飾るも、「必勝を期して日本戦に臨むことは厳しいことだ。初キャップがベトナム戦など、もっと簡単な相手だったらと思ってしまうほど、日本の中盤の選手たちにボロボロにされていた」と同情を寄せている。

またスタメン11選手の中で最低点の「2.5」となったのは、ハーフタイムに退いたMFコナー・メトカトーフで、「タスクに対応できなかった。

中盤で押し込まれ、悪い位置でボールを失うことが多かった」「ボールを安々と渡してしまい、すぐに相手を引きずり倒してイエローをもらう場面もあった」と、日本の中盤が見せたクオリティーとのレベル差に触れていた。”(出典:FOOTBALL ZONE via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:企業の約3分の1「2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロは無理」

企業の約3分の1「2050年の温室効果ガス排出量実質ゼロは無理」

” オーストラリア企業の約3分の1が、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする「ネットゼロ」を実現できないと考えていることが、米マイクロソフト(MS)と英ロンドン大学が実施した調査で明らかになった。22日付オーストラリアンが報じた。

オーストラリアの企業幹部686人と数千人の従業員を対象に調査したところ、多くの企業が50年までのネットゼロ目標を掲げているものの、これを実現できると考えている企業は34%にとどまった。

企業の68%が、目標達成の意思と、実際に実現する能力に差があると答えたという。

今回の調査ではまた、オーストラリア企業は再生可能エネルギーの活用や持続可能なサプライチェーン(調達・供給網)の構築といった取り組みが進んでいる一方で、技術革新や脱炭素化、資金や人材の調達、自然資本会計の採用といった面で後れを取ることが分かった。

MSのオーストラリア部門のショーメーカー・サステナビリティー部長は、オーストラリアでは企業の75%が50年までのネットゼロ目標を掲げているが、英国ではより多くの企業が30年までのネットゼロ目標を打ち出していると指摘。

「英国などのほかの市場では、排出削減や未来の代替品を生み出す上で新技術に頼らずに努力が行われているが、オーストラリアは技術への依存が大きい」との見方を示した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Socceroos、前回日本代表戦のスタメン5人が不在。アレックス・ウィルキンソンを6年ぶりに追加招集

Socceroos、前回日本代表戦のスタメン5人が不在。アレックス・ウィルキンソンを6年ぶりに追加招集

” オーストラリアサッカー連盟(FFA)は22日、セルティックに所属するMFトム・ロジッチが怪我のため、セントラル・コースト・マリナーズ所属のDFキー・ロウルズが合流前の検査で新型コロナウイルス陽性反応を示したため、オーストラリア代表を辞退すると発表した。

併せてシドニーFCのDFアレックス・ウィルキンソンとクウェートSCに所属するDFライアン・マッガワンをオーストラリア代表に追加招集すると発表している。

6年ぶりの招集となった37歳のウィルキンソンは日本戦のみメンバー入りし、試合後にクラブへ戻る。

また、マッガワンは現在プレーしているクウェートから直接サウジアラビアへ飛び、日本戦後にチームへ合流するという。  24日に予定されているカタールワールドカップアジア最終予選のサッカー日本代表戦に向けて、危機的な状況と言えるかもしれない。

負ければワールドカップ出場権獲得が遠のくオーストラリア代表は、多くの主力を欠いて大一番に臨むことになる。

昨年10月の日本代表戦に先発出場していた11人のうち、すでに5人が今回のメンバーから外れている。

同11月のサウジアラビア代表戦で負傷した巨漢DFハリー・ソウターは長期離脱中。FWアダム・タガートはセレッソ大阪で出場機会がなく、今回の招集メンバーから外れた。

また、MFアーロン・ムーイは新型コロナウイルス陽性の影響でメンバー入りできず、招集が発表されていたMFジャクソン・アーバインもドイツから出発する前の検査で新型コロナウイルス陽性が判明して合流できなかった。

今回、負傷で辞退が発表されたロジッチも合わせて中盤のキーマン3人を起用できない影響は大きい。

選手たちと同様に新型コロナウイルス陽性判定によって日本代表戦のベンチ入りが危ぶまれているグラハム・アーノルド監督も、自宅隔離中に外出してFFAから2万5,000豪ドル(約220万円)の罰金を科されたばかり。

A代表未デビューの若手MFニック・ダゴスティーノは、地元メディアに対し「日本の選手たちは技術的、戦術的、フィジカル的に優れていて、ボールを持っている時はシャープな動きを見せる一方、守備に関して優れているとは言えない。

チャンスをたくさん作れるのでは」と楽観的な見方を示していた。 その一方で、チームは相次ぐ離脱者と不祥事に揺れている。

果たしてオーストラリア代表は天下分け目の大一番でファン・サポーターが期待する結果を残せるだろうか。”(出典:FOOTBALL CHANNEL via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ACCC、Metaを提訴。詐欺広告への対応巡り

ACCC、Metaを提訴。詐欺広告への対応巡り

” オーストラリアの競争・消費者委員会(ACCC)は18日、無断で著名人の名前を用いて投資を勧誘する詐欺広告に対し、十分な対応を取らなかったとしてSNS(交流サイト)のフェイスブックを運営する米メタを提訴したと発表した。

ACCCによると、フェイスブック上に掲載された広告は仮想通貨などへの投資を呼びかけるもので、豪州の著名ビジネスマンや政治家の名前を無断で用いて利用者を虚偽のメディア記事に誘導するなどした。登録した利用者には、電話による執拗な勧誘が行われたという。

ACCCは声明でこうした広告の誤解を招く表現を「メタが手助けや教唆した」との見方を示した。

また同委のロッド・シムズ委員長は「広告からウェブサイトへの訪問はフェイスブックにかなりの収益をもたらしている」と指摘し、「メタは自社のプラットフォームに掲載される広告に責任がある」と述べた。

シムズ氏は被害の一例として65万豪ドル(約5,700万円)を失った利用者がいるとし、「虚偽や誤解を招くような広告を検知・削除するための取り組みをもっと行うべきだった」とメタを批判した。

ロイター通信によると、メタは訴状を精査し、裁判で自社の立場を主張する考えという。”(出典:日本経済新聞

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