訪日外国人消費動向調査2023、1人当たり34万円で2位
” 日本の観光庁が18日までに発表した2023年(暦年)に日本を訪れた外国人の消費動向調査(速報値)で、オーストラリア人1人当たりの旅行支出は34万1,000円となり、新型コロナウイルス流行前の19年比で37.4%増加した。
スペイン人と約1,000円の僅差で2位となった。費目別では、オーストラリアは宿泊費や娯楽等サービス費で高水準となった。
オーストラリア人の旅行者数は61万300人で、19年から0.3%増加した。平均泊数は13.7泊で、0.8泊増えた。
1人当たり費目別旅行支出は、◇宿泊費:13万8,895円◇飲食費:7万6,456円◇交通費:4万9,366円◇娯楽等サービス費:2万1,786円◇買い物代:5万4,071円――となった。娯楽等サービス費は中国に次いで2番目に高かったほか、宿泊費は欧米とともに高い傾向がみられた。
オーストラリアの旅行消費額は合計2,088億円となり、全体の3.9%を占めた。19年の1,519億円から37.5%増加し、旅行者数の伸びを大きく上回った。金額が最大となったのは台湾で7,786億円となり、構成比は14.7%だった。
訪日外国人旅行消費額は全体で5兆2,923億円となり、19年比で9.9%増加し過去最高となった。 1人当たり旅行支出は21万2,000円で、同33.8%増えた。”(出典:NNA ASIA )
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最も安全な航空会社 2024(2位 カンタス航空)
” 航空会社を評価する情報サイト「エアライン・レーティング」(AirlineRatings.com、豪州)は、2024年版の「最も安全な航空会社」上位25社を発表した。
首位はニュージーランド航空(ANZ/NZ)で、2年ぶりにトップを奪還した。全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)の日本の大手2社も上位25社にランクインし、ANAが7位、JALが20位となった。
2位はカンタス航空(QFA/QF)で、前年のトップから順位を1つ下げた。3位はヴァージン・オーストラリア(VOZ/VA)、4位はエティハド航空(ETD/EY)、5位はカタール航空(QTR/QR)がランクインした。
エアライン・レーティングのジェフリー・トーマス編集長は上位25社について、安全性、革新性、新機材の投入で最先端を行く航空会社で、いずれも業界で傑出した存在だと説明。
各社とも安全性には差がほとんどなく、特に首位のニュージーランド航空と2位のカンタス航空の差は「信じられないほど僅差」(トーマス編集長)だったという。
このほか、LCC各社を対象とした「最も安全な低コスト航空会社」の上位20社も同時に発表。首位はジェットスター航空(JST/JQ)、2位はイージージェット(EZY/U2)、3位はライアンエア(RYR/FR)となった。
エアライン・レーティングは2013年6月にスタート。385社の安全性と機内設備などを7つ星で評価する。安全な航空会社は事故や機齢、政府や監督官庁による監査などを考慮し、選出している。”(出典:Aviation Wire )
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タスマニア出身メアリー皇太子妃 王妃に
” 14日にデンマーク女王マルグレーテ2世が退位し、息子のフレデリック皇太子が国王に即位すると、オーストラリアのTAS出身のメアリー皇太子妃は王妃となり「まるでおとぎ話」だとオーストラリアでも注目を集めている。
昨年の大晦日に、マルグレーテ2世は即位52年目の節目に退位をすると発表し、国内外を驚かせた。83歳の女王は1972年に即位をしている。退位式典は午後11時30分(AEDT)、現地時間午後1時30分から始まる。
メアリー皇太子妃は、2000年のシドニー・オリンピック開催中、当時28歳の時に友人たちとシドニーのパブSlip Innを訪れた際に、フレデリック皇太子と出会った。未来のデンマーク国王は当時32歳で、自国のセーリングチームを応援するために来豪していた。
2人の運命の場所となった同パブでは、皇太子夫婦の即位に敬意を表し、ファンや国際的なテレビレポーターをもてなし、バーから生中継するためにあらゆる手を尽くしている。
普段はメキシコ料理を提供しているが、この日は、次期国王にちなんで「エル・フレデリコ」と呼ばれる特別な燻製ホットドックも用意される。また、デンマークの蒸留酒アクアビットとアブソルート・ウォッカ、ライチ、レモン、バニラ、アクアファバをミックスしたシグネチャー・カクテル、There’s Something About Maryもある。
皇太子妃のファンだというジョアン・キングさんは、メアリー皇太子妃の物語は「まさにおとぎ話そのもの。彼女は素晴らしい人。タスマニア出身の王妃が生まれるなんて誰が想像したでしょう?」と喜びを表した。
メアリー皇太子妃は、王室メンバーとなって以来、様々な慈善事業に携わり、移民支援やいじめ撲滅にも取り組んでいる。また献身的に王室義務をこなし、デンマーク語を流暢に話すようになったことで、デンマーク国民たちを魅了している。”(出典:JAMS.TV )
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2023年9-11月の求人数 前期比0.7%減、労働需要なお高水準
” オーストラリア統計局が10日発表した統計によると9-11月の求人数は季節調整済みで前期比0.7%減、前年比14.4%減の38万8,800人だった。
2021年8月以来最低となったが、それでも新型コロナウイルス禍前を70%上回った。
労働市場が全般にやや緩み気味なものの、依然労働者需要が強いことが示唆された。 民間部門の求人は0.6%減、公共部門は1.8%減少した。
統計局の担当者は「11月は求人1人当たりの失業者が1.5人だった。コロナ禍で底となった1.1人は上回るが、20年2月の3.1人ははるかに下回っている」と述べた。
少なくとも1つの求人がある企業は19.7%。昨年のピークは27.7%だった。”(出典:REUTERS )
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航空管制官の不足深刻、突然の遅延欠航も
” オーストラリア空港協会(AAA)はこのほど、オーストラリア連邦政府管轄の航空管制公社エアサービシズ・オーストラリア(AA)の深刻な人手不足が、航空ネットワークの能力を低下させ混乱させていると警告した。
2日には利用者の多いシドニー―ブリスベン便が航空管制サービスを突然利用できなくなり、欠航や遅延を招いていた。昨年も同様の障害が330回以上起きていたといい、同協会は連邦政府に対しエアサービシズの見直しを要求している。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが4日、伝えた。
エアサービシズの最新の統計によると、昨年11月に発生した航空便の遅延のうち11%は同公社に起因するものだった。昨年は1月に26%、2月と6月に23%と、さらに高水準の月もあった。
同協会は連邦政府への提出文書の中で、「エアサービシズの人手不足問題と、管制機能の施設数削減と大型施設への統合は、都市部、地方部双方の空港で航空ネットワークがフル稼働する能力を制約している」と指摘。「緊急の課題として、管制官不足を解決するために必要な人材登用、政策、運用に関する変更を優先するべきだ」と主張した。
航空サービスを巡っては、新型コロナウイルス流行前の運航能力への回復に苦戦している国内航空各社への批判も強まっている。シドニー空港は、シドニー―メルボルン路線の4月の欠航のうち、46%は人手不足・天候不良以外の理由だったとし、多くの遅延や欠航が管制官不足とは関係ないものだったと指摘した。”(出典:NNA ASIA )
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訃報 ビル・グレンジャー
” シドニー発祥の有名カフェ・レストラン「ビルズ」創業者で、オーストラリアを代表するセレブ・シェフ、著述家として知られるビル・グレンジャー氏がクリスマス・デイの25日、英国で死去した。54歳だった。遺族が26日に発表した。
27日付の公共放送ABC(電子版)によると、ガンで闘病生活を続けていたグレンジャー氏は、入院先のロンドン市内の病院で、妻と3人の娘に見守られながら息を引き取った。
1969年オーストラリア南部メルボルン生まれ。独学で料理を習い、93年シドニー西郊ダーリングハーストに「ビルズ」を開業。シグネチャー・ディッシュのふんわりしたスクランブル・エッグが「世界一」と高い評価を受けるなど世界的な銘店となり、「ブレックファストの王様」の異名を取った。
2008年に初の海外店を日本の神奈川県七里ガ浜に出店。現在、シドニー西郊4店舗、日本8店舗、韓国ソウル2店舗、英国5店舗を展開。
外食業で成功を収めたほか、ABCによると料理本14作品を出版して100万部以上を売り上げ、テレビの料理番組5本でホストを務めた。その独創的なアイデアは海外のセレブ・シェフにも影響を与えた。”(出典:NICHIGO PRESS )
(私のような)食通ならずとも「世界一の朝食」は、しばしば耳にしたフレーズで、日本との関係を近づけたお一人であったと思います。享年54と知り同世代であり身につまされました。生前の功績に敬意を表するところです。合掌。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所 」の2023年12月28日分の掲載記事です。
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失業率 − 2023年11月
” 豪政府統計局(ABS)が14日に発表した2023年11月の失業率(季節調整値)は、3.9%と前月から0.1ポイント上昇した。18カ月ぶりの高水準となり、市場予測の3.8%を上回った。
就業者数は、エコノミストらが予測した1万500人増を大幅に超えて6万1,500人増と伸びたが、労働市場に新規参入したものの就職先を見つけることができなかった労働者は多く、失業率の上昇を抑制するには不十分だった。
男女別の失業率は、男性は前月から0.1ポイント悪化の4%、女性は0.1ポイント悪化の3.7%だった。
失業者数は57万2,000人で、前月から1万8,800人増加した。このうち、フルタイム求職者は前月から1万600人増の36万2,000人、パートタイム求職者は8,100人増の18万8,300人だった。
就業者数は、前月比0.4%増の1,425万7,500人だった。フルタイム就業者は5万7,000人増の990万5,900人で、パートタイム就業者は4,500人増の435万1,600人だった。
総労働時間は100万時間減の19億4,400万時間だった。希望する就労時間が得られない不完全就業者の比率は6.5%と0.2ポイント上昇だった。労働参加率は67.2%と0.2ポイント上昇した。
ABSで雇用統計部門を率いるジャービス氏は「23年を通して、好調な人口増加とともに雇用の増加が続いている」と説明。雇用人口比率は、23年2月以降64.4~64.6%、過去18カ月では64.3~64.6%と、長期にわたり高い水準で推移していると述べた。
■失業率、今後はさらに悪化
失業率が前月比で好転した州は、◇西オーストラリア州:3.7%(0.1ポイント低下)◇タスマニア州:3.6%(0.3ポイント低下)◇首都圏特別区(ACT):3.6%(0.3ポイント低下)――となった。一方悪化したのは、◇ビクトリア州:4%(0.1ポイント上昇)◇クイーンズランド州:4.4%(0.1ポイント上昇)◇南オーストラリア州:3.9%(0.2%上昇)◇北部準州(NT):4.6%(0.6ポイント上昇)――だった。ニューサウスウェールズ州は3.4%で横ばいだった。
会計大手EYのチーフエコノミスト、マーフィー氏は、「オーストラリア連邦準備銀行(RBA)からすると、今回の失業率悪化は予想通りで、驚くべきことではない」と説明。経済は減速し、今後失業率は上昇するだろうと述べた。
コモンウェルス銀行(CBA)のシニアエコノミスト、アレン氏は、「経済が減速し、労働市場の指標が緩和していることを考慮すると、ここから失業率を抑制することは難しくなると予想される」と述べた。
RBAは、24年年央までに失業率は4%に上昇し、経済が減速するにつれ、25年年央までに4.3%に拡大すると見込んでいる。”(出典:NNA ASIA )
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「介護のアルバイトで月収80万円」日本人看護師が働いて驚いた「職場のユルさ」
” 日本の実質賃金が上がらない中、ワーキング・ホリデー制度を利用して海外で働く若者が増えている。オーストラリアで働く藤田秀美さん(27歳)は、介護のアルバイトで月収80万円を稼いだという。その実態を、ブックライターの上阪徹さんが聞いた――。”
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出典:PRESIDENT Online(画像は記事にリンク)
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