ワラタス、サンゴリアス戦の来日メンバー決定
” 6月11日に開催される『秩父宮みなとラグビーまつり2017』でサントリーサンゴリアスと戦うワラターズの来日メンバーが発表された。
FLマイケル・フーパー主将やSOバーナード・フォーリー、FBイズラエル・フォラウら9名がワラビーズに選出されたため、来日予定の24名に含まれるインターナショナルプレーヤーは僅かしかいない。
しかし、6月3日に予定されているスーパーラグビー、チーフス戦のメンバーである23人のうちの12人がサンゴリアスと戦うスコッドに含まれている。
他のメンバーも今季のスーパーラグビーの舞台で活躍している選手がほとんどだ。
誰もがウインドウマンス明けのシーズンにプレー時間を確保するため、この試合でアピールしたいところだろう。
来日選手の中でもっとも代表キャップ数が多いのが豪州代表として18テストに出場経験のあるLOウィル・スケルトンだ。
203センチ、140キロの巨漢はシューズのサイズが36センチ。桁外れの巨体を利してパワー満点のプレーを見せる。
同2キャップのWTBタンゲレ・ナイヤラヴォロ(昨季までパナソニックに所属)もパワフルなランニングでスタンドを沸かす存在だ(今季4トライ)。
また、元セブンズ代表のスター(2016年までワールドシリーズ30大会で計632得点)で今季からスーパーラグビーの舞台で活躍するキャメロン・クラークも、キレのいい走りでチームの大きな戦力になっている(全12試合中9試合出場)。
インサイドCTBとして活躍するデイヴィッド・ホーウィッツは今季11試合(全12戦)のうち8試合で先発するレギュラー格の選手だ。
高いスキルでSOフォーリーと決定力あるFBフォラウをつなぐ存在。2年連続高校代表、U20代表にも選ばれた22歳のプレーはサンゴリアスを苦しめるだろう。
PRバディー・ライアンは今季は途中出場が多いものの、全12戦に出場している。
スーパーラグビーの出場数は80を超え、豪州代表キャップも3つ持つスクラメイジャー。
HOダミアン・フィッツパトリックは元U20代表主将で、仏・リヨンでのプレー経験もある。
昨年、秩父宮でサンウルブズと戦ったときにFBを務めたアンドリュー・ケラウェイにとって、東京は思い出深い場所でもある。
幼い頃、ハンターズヒル・ジュニアラグビークラブで楕円球を追っていた。2008年の9月末から10月にかけて日本に遠征し、神奈川、埼玉、東京で全6戦。
桐蔭学園中や府中ジュニアなど、中学校チームやラグビースクールとの試合を通して交流を深めた。
ケラウェイはその後、トライゲッターとして大きく飛躍した。2014年のU20世界選手権では10トライをマークして大会個人記録を更新。
昨年スーパーラグビーにデビューし、11戦に出場した。今季も7試合でプレーしている。
将来性豊かなスコッドで来日するワラターズとサンゴリアスのキックオフは6月11日の13時30分。
『秩父宮みなとラグビーまつり2017』は6月6日から11日まで開催され、同試合当日は周辺道路の一部を閉鎖し、様々なイベントがおこなわれることになている。
試合前も試合後も「聖地」周辺はお楽しみでいっぱいだ。”
■ワラターズ来日予定メンバー
PR パディー・ライアン、PR サム・ニーズ、PR アンガス・タアヴァオ、PR デイヴィッド・ロロヘア、HO ダミアン・フィッツパトリック、HO ヒュー・ローチ、LO ウィル・スケルトン、LO ジェド・ホローウェイ、LO デイヴ・マクダリング、LO セニオ・トレアフォア、FL パトリック・ジェームズ、FL/NO8 マイケル・ウェルズ、FL/NO8 マクリーン・ジョーンズ、SH マット・ルーカス、SO アンドリュー・ディーガン、SO ブライス・ヘガティー、SO/CTB デイヴィッド・ホーウィッツ、SOマック・マイソン、CTB イラエ・シモネ、WTB タンゲレ・ナイヤラヴォロ、WTB/FB アンドリュー・ケラウェイ、FB/WTB リース・ロビンソン、Utility BK キャメロン・クラーク、Utility BK ハリー・ジョーンズ(出典:RUGBY REPUBLIC)