ラッセル・クロウの離婚オークション
” 俳優のラッセル・クロウさんが離婚に伴い私物を競売にかけたところ、370万豪ドル(約3億円)になったことが話題になった。
さすがハリウッドスターだが、オーストラリアのフリマサイトなどでは時々「離婚セール」を見かけるのでそこまで奇抜でもないようだ。
オーストラリアの最新の離婚件数は人口1,000人当たりで1.9件と過去40年間で最少で、日本の1.81件と比べても大きな違いはない。
ただ離婚をタブーとする風潮がないせいか、体感的には当地の方が圧倒的に多く感じる。元妻の誕生日会に現妻が出席するといったケースを目の当たりにし、当初は驚いたものだ。
日本でも離婚オークションはあるのかと調べるとさすがに見つけられなかったが、
「離婚届風クリアファイル」などのジョークグッズや、結婚式ならぬ離婚式が登場するなど日本もなかなかたくましいと感じた。”(出典:NNA ASIA)
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シドニーの年間人口増加数 初めて10万人を突破
” オーストラリア統計局(ABS)の新データによると、2017年のシドニー首都圏人口増加数が10万人を超えている。
シドニー首都圏の人口増加率が年間10万人を超えたのは歴史上初めて。シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
その10万人のほとんどが新しい移民の定住で当初はそれぞのの民族の集まる地区、「エスニック・ハブ」に落ち着くが、その後は次第に他の地区にも広がっていく。
シドニー大学のフィル・マクマナス都市環境地理学教授は、「最近の人口増加はシドニー首都圏に集中しており、産業地区や未利用地の再開発への圧力になっているが、
このような土地は限りがあるので人口密度が高まるか、都市スプロール化が進むことになる」と語っている。
2017年のシドニー首都圏人口増加分のうち海外移民は84,700人だったが、シドニー首都圏では移入数よりも移出数の方が大きく、18,100人の純減となっている。
移出数のうち4万人はNSW州内の他の土地に移住しており、また14,400人がメルボルンに移住している。移出の主な原因は生計費の高騰が挙げられている。
また、人口増加地域と人口減少地域があり、首都圏西部のクレイモアやアースキン・パークなどの地域の人口減少は主として世帯の子供が独立して出て行く「エンプティ・ネスト」症候群と説明されている。
ウェスタン・シドニー大学のアワイス・ピラチャ都市計画学准教授は、「パラマッタのような地域はエスニック・ハブになっており、
移民が最初に住み着き、金を貯めてから外に家を買って転居するパターンがある。
また、このデータから、移民が増えるとこれまで住んでいた白人が出て行く『ホワイト・フライト』現象がわずかながら起きていることが分かる。
一方、「移民が交通混雑や雇用の問題を招き、またエスニック・ハブの存在が社会的な結束を阻害するという考えはあくまでもそういう見方が間違っているのであって、現実にはほとんど問題は起きていない」と分析している。
また、オーストラリア国立大学(ANU)の人口統計学者、リズ・アレン博士は、「オーストラリアは海外移民に負っており、
国内の技能労働者不足や、国内労働者が従事したがらない仕事を移民が埋めることになっている」と分析している。”(出典:NICHIGO PRESS)
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駐オーストラリア米国大使、白紙に?
” 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は24日、駐オーストラリア米大使として承認待ちのハリス太平洋軍司令官について、トランプ政権が駐韓大使への指名切り替えを計画していると報じた。
ポンペオ次期国務長官が、空席になっている駐韓大使のポストを埋めることを優先した結果としている。
ホワイトハウス高官によると、ポンペオ氏は既にハリス司令官と話し、承諾を得たとされる。トランプ大統領の了承を得た上で、正式に駐韓大使に指名される。
ただ、日系人であるハリス氏が韓国でどのように受け入れられるかを懸念する声もある。”(出典:JIJJI.com)
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物議を醸す、イズラエル・フォラウの発言
” オーストラリアの年間最優秀選手に3回輝いたことのあるラグビー・同国代表のイズラエル・フォラウ(Israel Folau)が、ゲイの人たちは地獄に落ちる運命だと発言したことが波紋を呼んでいる。
敬けんなクリスチャンであるフォラウは今週、自身のインスタグラム(Instagram)でファンから「ゲイの人々に対する神のご意思は?」と聞かれ、「地獄さ…悔い改めて神の方を向かない限りは」と答えていた。
このやり取りは、差別と同性愛者への偏見の撲滅を目指すオーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)の包括性方針に違反しているように見える。
協会はこの件から距離を置き、広報を通じて「イズラエル・フォラウ個人の考え方は、ラグビー・オーストラリアの価値観を反映したものではない。
人種、セクシュアリティー、ジェンダーにかかわらず、ラグビーはあらゆる形の包括性を支持し、われわれはそれを方針として示している」と話した。
一方、シドニー初のゲイラグビーチームであるシドニー・コンビクツ(Sydney Convicts)は、フォラウの発言に失望感を示し、「イズラエルの発言は残念だが、協会のゲイに対する姿勢を映したものではない」とコメントした。
ツイッターユーザーは、発言が「憎悪を助長する」とフォラウを非難している。
フォラウが同性愛に対する意見を表明して批判を浴びるのは初めてではなく、昨年にはオーストラリアで同性婚が合法化されるのに先立ち、反対意見をツイッターに投稿した。
しかしワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)の主要スポンサーであるカンタス航空(Qantas Airways)は、アラン・ジョイス(Alan Joyce)最高経営責任者(CEO)が同性婚支持の姿勢を明らかにしている。
そのためあるユーザーは「ワラビーズの大スポンサーとして、フォラウの反同性愛的な暴言を見過ごせるのか?」と同社に呼びかけ、別のユーザーはスポンサーを降りるべきだと促している。”(出典:AFP BB NEWS)
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企業好感度インデックス ニュージーランド航空がトップ
” 米調査会社レピュテーション・インスティテュート(RI)が公表した2018年のオーストラリアの企業好感度インデックスで、1位はニュージーランド(NZ)航空だった。
国内銀行最大手コモンウェルス銀行(CBAC)は36位から57位へと大きく後退した。
一方、NZの企業好感度インデックスでは、トヨタが1位だった。19日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)などが報じた。
同インデックスは、商品、業績、リーダーシップ、ガバナンス、社会貢献、職場環境、イノベーションの進行度の7つの分野について、オンライン上で世評を調査し算出したもの。
オーストラリアでは約6,000人を対象に、金融業界の問題を追及する王立委員会が開始されて間もない2~3月に実施された。NZ航空が2年連続で1位となり、トヨタ、カンタスが続いた。
一方、CBA大きく後退。対資金洗浄・対テロ関連法律違反や国内の銀行間取引金利「バンク・ビル・スワップ・レート(BBSW)」の不正操作の容疑により、ナレブ最高経営責任者(CEO)を含む役員が離職したことなどが響いた。
CBA以外の大手3行はほぼ横ばいで、王立委で現在批判を受けているAMPは順位を5つ上げて42位となった。
RIのオーストラリア・NZ部門代表のオリバー・フリードマン氏は「CBAを除き、王立委による金融業界の世評への影響は、現時点ではあまり見られない」と指摘。
むしろ保険大手インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)やサンコープ、ベンディゴ・アンド・アデレード銀行(BAB)などは社会貢献度において好評を得ており、
同氏は「金融業界であっても世評を保つことは可能なことが分かる」と述べた。”(出典:NNA ASIA)
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老犬が、不明少女を一晩見守り表彰
” オーストラリアで21日、行方が分からなくなっていた3歳の女児に一晩中寄り添い、少女を守った上でさらに救助に貢献した老犬が警察に表彰された。
3歳の女児はクイーンズランド州で森林地帯に迷い込み、行方が分からなくなっていた。救助隊は20日に徒歩と上空からの捜索活動を開始した。
女児の家族の飼い犬、ブルーヒーラーとも呼ばれるオーストラリアン・キャトル・ドッグの「マックス」は17歳で、家族によると、耳は聞こえず、視力も弱っている。
そんな老犬のマックスだが、雨の中で15時間以上、女児に寄り添い、一夜明けた21日朝、家族や救助隊を女児の元に導いた。
女児が見つかったのは、自宅から約2キロ離れた場所だった。
家族の1人は、「(女児の)声が聞こえて最初にマックスを見つけると、マックスが彼女の元に案内してくれた」と話した。
救助隊によれば、オーロラちゃんはわずかなかすり傷を負っているだけで健康状態は良好だという。”(出典:AFPBB News)
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2月までの年間旅行者数、中国がニュージーランドを抜き首位に
” オーストラリア連邦統計局(ABS)が18日に発表した統計によると、2月までの1年間にオーストラリアを訪れた外国人の数で、中国がニュージーランドを初めて抜いてトップとなった。
一方、全体の人数も過去最高に達した。
この期間にオーストラリアを訪れた中国人は約139万人で前年同期比13.2%増とニュージーランド(136万人)を抜き初めて首位になった。
オーストラリアを訪れた外国人全体では890万人。2017年暦年の観光関連支出は過去最高の413億豪ドル(320億米ドル)だった。
2月までの1年間にはまた、米国とインドからオーストラリアを訪れた観光客の数も過去最高となった。
中国人観光客は、他国の人に比べて滞在期間が長く、支出額も大きい傾向があることから、喜ばれている。”(出典:REUTERS)
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グレートバリアリーフ、2016年熱波で「壊滅的大量死」
” オーストラリア東海岸沖にある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフで、2016年の記録的熱波によりサンゴが「壊滅的な大量死」に見舞われたことが明らかになった。
英科学誌ネイチャーに19日、報告書が掲載された。影響はこれまで考えられていたより広範囲の生態系に及んでいるという。
研究者らによると、2300キロにわたるグレートバリアリーフのサンゴの約30%が、2016年3月〜11月の熱波で死滅した。グレートバリアリーフでは同年と翌17年に過去最大規模の白化現象が2年連続で確認されている。
今回の研究では、他の海洋生物のすみかとなっているタイプのサンゴ礁が地球温暖化による海水温上昇の影響を最も深刻に受けたことが分かった。
報告書を共同執筆したジェームズ・クック大学ARCサンゴ礁研究センターのテリー・ヒューズ所長は、熱波に最も弱いのは魚のすみかや産卵場所となっている枝状やテーブル状のサンゴだったとAFPに語った。
ヒューズ氏によると、海水の上昇に耐えられると考えられるサンゴはメロンのような球状の種類だが、これらは「他の生物のすみかとしてはあまり役に立たない」という。
「そのため(サンゴの)種の分布が変わり、また全体的にサンゴ礁が死滅したことで、餌場やすみかとしてサンゴを頼っているさまざまな生物の全てに広範な影響が及んでいる」と同氏は説明した。”(出典:AFPBB News)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる