「ALBRI 2018」カテゴリーアーカイブ

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ビクトリア州、中国「一帯一路」覚書に署名

ビクトリア州、中国「一帯一路」覚書に署名

” VIC州のダニエル・アンドリューズ州首相は成競業駐豪中国大使と中国の一帯一路政策に覚え書きを交わした。VIC州政府はこの政策参加で州の貿易と雇用拡大を希望している。ABC放送(電子版)が伝えた。

中国のこの国際的インフラストラクチャ・ネットワーク・プロジェクトに対しては西側諸国は懐疑的で様々な問題点も指摘されている。

また、オーストラリア国内で習近平中国主席の国際貿易政策を支持するのは現在VIC州が唯一で、中国とヨーロッパの間に過去のシルク・ロードに似た陸海の交通貿易要路を復活しようという政策には東南アジア、中央アジア、東ヨーロッパなどの諸国が参加している。

アンドリューズ州首相は、「この協定は新しいが、過去4年間に我々が中国との間に達成してきた集大成であり、VIC州にとっては貿易と雇用の拡大、また、中国との結びつきを固めるものだ。

過去4年間でVIC州内の中国からの投資は3倍以上になっており、VIC州からの中国への輸出も倍近くになっている。中国との関係を強化すると言ってきたが、それが実現しつつある」と語っている。

中国政府は各国を北京に招いて、この一帯一路プロジェクト参加を呼びかけており、これまでにニュージーランドを含め、68か国が署名している。これは同時に中国の影響力拡大を固めるためと見なされている。

オーストラリアの公式態度は、30億ドルの一帯一路政策は国際間に軋轢をもたらすものであり、これに参加することはできないとしている。

オーストラリア国内への中国の投資にはすでに一帯一路政策に沿ったものもあるが、オーストラリアの国家安全保障筋の幹部には、オーストラリアがこの政策に署名することは国際戦略に重大な結果をもたらすだろうとする者もいる。

しかし、VIC州政府がこの中国の政策への参加を決めたことには中国が歓迎の意を表しており、国内でも大きな影響がありえる。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ワラビーズ、横浜でのオールブラックス戦に20-37で敗れる

ワラビーズ、横浜でのオールブラックス戦に20-37で敗れる

” ラグビーのニュージーランド代表とオーストラリア代表による伝統の定期戦「ブレディスロー杯」が27日、19年W杯日本大会の決勝会場となる横浜・日産スタジアムで行われた。

15年W杯イングランド大会の決勝と同じ強豪同士の激突はニュージーランドが37-20で勝利した。

試合は、ニュージーランドが、前半11分に流れるようなパスワークから抜け出したフランカー、リアム・スクワイアのトライで先制。

同36分にはゴールラインまで残り5メートルでのスクラムからNO8キーラン・リードが持ち込み、トライを決めた。オーストラリアも前半終了間際に左への展開からWTBセファ・ナイバルがインゴールに飛び込み、反撃。17-10とニュージーランドの7点リードで折り返した。

後半はニュージーランドがペースを握った。SOボーデン・バレット、WTBベン・スミスがトライを決めるなど、20点を追加。

試合を通してセットプレーが安定し、相手のミスにつけ込む、無駄のない攻撃で、勝利をつかんだ。

両国の対戦は、近年はW杯イヤーを除き、毎年3試合を戦い、勝ち越したチームがカップを獲得する方式で実施。今年はニュージーランドの3戦全勝となった。”(出典:日刊スポーツ

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:住宅価格のブーム終焉

住宅価格のブーム終焉

” デロイト・アクセス・エコノミクスの最新のビジネス展望によると、「住宅価格のブームが終わり、必然の住宅価格下落の時期に入った」としている。

また、「シドニーとメルボルンでは住宅価格が週に1,000ドル下がっている」と述べている。ABC放送(電子版)が伝えた。

現在、住宅価格は下がり始めており、逆に利率は上がり始めており、風向きの変化は大都市圏でもっとも厳しく感じられるようになってきている。

デロイト・パートナーのクリス・リチャードソン氏は、「オーストラリアの住宅価格は価格評価で分別も何もなく急上昇したが、今になってようやく重力が愚かしさに追いついてきた」と述べている。

過去5年間、記録的な低利と言うこともあって、国民は借金を重ねて投資に走り、事実儲けた者もいる。

リチャードソン氏は、通常住宅価格下落は経済にダメージがあるものだが、今回は下がり方が緩やかで、オーストラリア経済は加速を続けるだろうとして、

「いや、下がるには下がっているんだが、危険なレベルの下がり方ではない。これまでが上がりすぎていたんだから今後も値下がりが続くことになる」と述べている。

また、賃金について、デロイトのビジネス展望は、「賃金は2016年に底づきして以来、まるで氷河のようにじわじわと上昇してきている。

かなり長い間、記録的な低利と賃金低上昇率を過ごしたが、今後目立ってはい上り始めるだろう。

賃金上昇が悪い知らせで利率上昇がいい知らせという時期から次の時期に入ることになる。

轟音を立ててというわけではないが、時間をかけて徐々に上がっていくことになる」と述べている。

ただし、「中銀は、2019年末近くになるまで政策金利を上げることはしないだろうし、借金を抱えている世帯を守るため、利上げもごく緩慢なものになるだろう」と述べている。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ワラビーズ、横浜での2018年ブレディスローカップ 第3戦、メンバー発表

ワラビーズ、横浜での2018年ブレディスローカップ 第3戦、メンバー発表

 ” 相手のメンバーは見ていない。マイケル・チェイカ監督は、オールブラックスのメンバーが明らかになって2時間弱ほど経ってのメンバー発表記者会見でそう言った。

10月27日、ブレディスローカップの今季第3戦を横浜(日産スタジアム)で戦うオーストラリア代表のメンバーが発表された。

リストには24人の名前が並んだ。最後のコンディションチェックなどを経て、前日のキャプテンズラン後にひとりが削られる。

13-38、12-40。第1戦、第2戦とも、後半に大きく引き離されて今季の負け越しが決まっているワラビーズ

豪州メディアから「1戦目で出た課題を2戦目でも直せなかった。今回はできるのか」と問われたチェイカ監督は、「(課題を把握し、それについての修正を)やろうとはした。

しかしできなかったのは事実だ。ただ、私たちは学んでいる」と答えた。

「SHがアーロン・スミスでもTJ・ペレナラでも、WTBが誰であろうと、同じように強力なチームであるのがオールブラックス。だから、誰が出てきても関係ない」

現在のベストのメンバーで、ベストのパフォーマンスを出すことだけに集中する。

今季のブレディスローカップ2戦に先発していた身長204センチのLOアダム・コールマンを怪我で欠くことになったが、

5番には90テストの経験を誇るロブ・シモンズが入った。チェイカ監督は「激しい競争の中で準備を重ねてくれていた」と期待を寄せる。

ザ・ラグビーチャンピオンシップの直前の2試合には爆発力のあるタニエラ・トゥポウを3番で先発させてきたが、

今回3番を背負うのはアラン・アラアラトア。ふたりの機動力あるPRを投入する順番を変えた。

試合に出場すれば記念すべき100キャップ目となるPRセコペ・ケプもベンチスタートに控え、過去2戦、オールブラックス相手に息切れした後半への対策も練っている。

BKでは、13番に定着していたリース・ホッジが怪我のため欠場。そこにイズラエル・フォラウが入り、SOバーナード・フォーリー、12番のカートリー・ビールとともに、強力なフロントスリーを形成する。

フォラウの代わりにWTBに入ったのは、昨年6月のイタリア戦で2トライを決めるも、その後、怪我でテストマッチから遠ざかっていたセファ・ナイヴァルだ。

スピードもあり、防御も確か。トイメンのリーコ・イオアネとのマッチアップは、勝敗の鍵を握るかもしれない。

上腕を痛め、6月のアイルランド戦以来戦列を離れていたCTBサム・ケレヴィもリザーブに入るまで回復した。

チェイカ監督は、苦しいメンバー構成ながらも、勝利への強い意欲を示した。

「試合の直前までやれることをやり、試合の最後、インジャリータイムに入っても、すべてを出そうとするのがコーチ、プレーヤーの責任だと思っている」過去2戦の結果など関係なく、全力で勝利を追求するつもりだ。

ザ・ラグビーチャンピオンシップのアルゼンチンとの第2戦、チームは前半を7-31と大量リードを許した。

しかしハーフタイムのロッカールーム、同監督が気迫あふれるトークで選手たちに訴えかけるとチームは生き返った。その勢いを前半から出し、好敵手に噛みつきたい。

最終的に45-34の大逆転勝ちとなったアルゼンチン戦を思い出してチェイカ監督が言う。

「あの試合のハーフタイム、すべての局面で一人ひとりが判断し、その場でやるべきことをやり切ることを訴えて、後半はそれができた。

特に求めたのは、ボールを持っていないときの動きです。そういうときの判断、仕事、意識こそ大事。それを今回も求めたい」

昨年、ワラビーズはブレディスローカップで2敗した後の第3戦(ブリスベン)、23-18で勝利を手にした。そのときの先発だったFLジャック・デンプシーも久々に戦列に復帰した。

「我々はワールドカップの会場で戦うためにやって来たのではなく、結果を残すために来た」と話したチェイカ監督の気迫が、チームをどこまで奮起させるか期待は高まる。

<ワラビーズ 試合登録メンバー>

1.スコット・シオ(ブランビーズ)  2.フォラウ・ファインガア(ブランビーズ)  3.アラン・アラアラトア(ブランビーズ)  4.アイザック・ロッダ(レッズ)  5.ロブ・シモンズ(ワラターズ)  6.ネド・ハニガン(ワラターズ)  7.マイケル・フーパー(主将/ワラターズ)  8.デイヴィッド・ポーコック(ブランビーズ)  9.ウィル・ゲニア(レベルズ)  10.バーナード・フォーリー(ワラターズ)  11.マリカ・コロインベテ(レベルズ)  12.カートリー・ビール(ワラターズ)  13.イズラエル・フォラウ(ワラターズ)  14.セファ・ナイヴァル(レベルズ)  15.デイン・ハイレットペティ(レベルズ)

〔リザーブ〕
16.トル・ラトゥ(ワラターズ)  17.セコペ・ケプ(ワラターズ)  18.タニエラ・トゥポウ(レッズ)  19.ローリー・アーノルド(ブランビーズ)  20.ジャック・デンプシー(ワラターズ)  21.ピート・サムー(ブランビーズ)  22.ニック・フィップス(ワラターズ)  23.サム・ケレヴィ(レッズ)  24.トム・バンクス(ブランビーズ)※ 試合登録は23人。のちに1人減らす。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ギフトカード有効期限で全国で3年に

ギフトカード有効期限で全国で3年に

” ギフトカードの有効期限を全国で少なくとも3年に延長する法案が17日、下院議会を通過した。法制化まで一歩近づいた。

毎年国内で使われずに終わるギフトカードの損失は7,000万ドルに上ると見積もられる。

2019年11月から適用される新たなガイドラインによって、消費者と事業主双方にとってギフトカードの有効期限が明確になる方向だ。

スチュアート・ロバート財務相補佐は、「消費者は、もらったギフトカードを最大限利用することができる」と述べた。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:スコット・モリソン首相、2019年初まで電気料金引き下げを表明

スコット・モリソン首相、2019年初まで電気料金引き下げを表明

” オーストラリアのモリソン首相は23日、電力小売り企業に対し来年1月1日までに、電力価格を引き下げるよう命じる考えを明らかにした。

当初、来年7月1日からの実施を予定していたが、与党保守連合(自由党・国民党)は、国民の関心が高い電力問題で目に見える成果を出すことで、

来年5月までに実施される総選挙に向けて弾みをつけたいようだ。23日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

モリソン政権は、オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)の提言に従い、オーストラリア・エネルギー規制機関(AER)に基準価格を設定させる。

電力企業は、顧客と基準価格に基づいた契約を結ぶよう求められる。

電力価格は、消費者が積極的に安価な契約を探す場合とそうではない場合、南オーストラリア州の世帯で年間に832豪ドル(6万6,177円)、小規模事業者の場合は同3,457豪ドルの差がそれぞれつくという。

またモリソン政権は、電力事業者を対象とした王立委員会を立ち上げることも検討している。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ALDIが、ColesとWoolworthに仕掛けた値引き競争

ALDIが、ColesとWoolworthに仕掛けた値引き競争

” オーストラリアにドイツ系スーパーマーケット・チェーンのALDIが進出して来て以来、復占スーパーマーケット企業のウールワースとコールズの値引き競争が続いていたが、

このところの旱魃で青果の仕入れ価格が上昇し、双方とも生鮮食品の値引き競争を放棄することになった。シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

スイス系の投資銀行、UBSの報告書によると、生鮮食品価格押し上げの圧力は今後も続くと見られ、

復占スーパーマーケット・チェーンの価格競争が弱まっている一方で、同業界のデフレも弱まる傾向を見せている。

ウールワースで見ると、2018年第二四半期の価格低下は1.3%だったが、第三四半期の価格低下は0.6%に留まっている。それも2018年第一四半期には3%の価格低下率だった。

一般に専門家は、生鮮食品価格上昇率は、旱魃時には平常の2倍にもなると推定しており、

今回のスーパーマーケットの価格低下率が縮小しているのも価格競争が限界に来ていることを示していると分析している。

ただし、牛乳やパンなどの基礎食料品の大幅な値上げはないものの、生産量の少ない生鮮食料品は今後割引率が下がることは必至。

かつて、復占スーパーマーケット・チェーンは世界でも有数の営業収入の高さを誇っていたが、ALDIの参入で未曾有の値引き競争が始まった。

専門家は、「値引きは消費者にもっと買えと迫っているのだが、永遠に続けることはできない。

今は仕入れ価格が高まっており、将来的には価格上昇が始まるものと見られる」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:住宅価格、最長2年間軟調の見通し

住宅価格、最長2年間軟調の見通し

” オーストラリアの住宅価格は、金融機関による融資基準の引き締めを背景に、今後最大2年間は軟調を維持する見通しだと、住宅開発や住宅ローンの専門家らが予想している。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

住宅開発最大手ストックランドのステイナート社長は、金融大手シティグループが先に開催した投資家年次会議に出席し、国内の住宅価格は5年間の住宅ブームを経て、

現在「正常」な状態に戻りつつあるとした上で、低成長を維持した状態が、連邦議会総選挙後の来年末以降まで続くとの見方を示した。

ステイナート社長は、オーストラリア金融監督庁(APRA)やオーストラリア連邦準備銀(RBA)の働きにより、銀行が融資基準を引き締めていると指摘。

融資希望者にとっては融資基準がより明確に示されることが望ましいが、銀行がこの状況を早急に打開するのは難しいとの見方を示している。

シティバンクの住宅ローンリスク部門のヴィーチ部長は、融資を受けられる家計支出額の水準が依然として明確でなく、銀行も融資決定において手探りの状態にあると分析し、

「銀行がより明確な基準を示すには12~24カ月はかかる」と述べ、融資基準をめぐり混乱した状態がしばらく続くと予想した。

さらに、米系不動産仲介大手CBRE住宅部門のブラウン会長は、過去2カ月間で住宅購入に関する問い合わせが大幅に減少していると指摘し、

住宅を購入したいと考えている人の数は減っていないが、購入への信頼感は低下しているとして、「トンネルを抜け明かるい兆しが見えてくるのは、来年の今頃だろう」と述べた。”(出典:NNA ASIA

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