「ALBRI 2021」カテゴリーアーカイブ

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ダーウィン商業港の中国企業への賃借契約見直しへ

ダーウィン商業港の中国企業への賃借契約見直しへ

” オーストラリア地方政府が中国企業と結んだ北部ダーウィンの商業港の賃借契約について、豪州連邦政府が見直しの検討を始めた。

同港には米海軍が寄港することもあり、中国企業が管理することに安全保障上の懸念が上がっていた。

対立が深まる豪中関係だが、見直しの内容次第ではさらなる関係の冷え込みは必至だ。

同港をめぐっては2015年、中国企業「嵐橋集団」が、北部準州(NT)と約5億豪ドル(約420億円)で99年間賃借する契約を結んだ。

嵐橋集団トップは中国の国政助言機関、人民政治協商会議(政協)委員を務めた経歴があり、同社は中国政府と深い関係にある。

豪州北部で唯一、大型艦が接岸できる軍民共用桟橋も賃借契約の対象で、野党陣営や安全保障の専門家が批判していた。

豪州紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」(3日付)によると、ダットン国防相は、モリソン首相が議長を務める国家安全保障会議から契約見直しについて助言を求められたことを明らかにした。

国防省の助言を受けて、モリソン政権が最終的に契約内容について判断する。

嵐橋集団に同港の管理権を強制的に売却させることなどが視野に入っているもようだ。

連邦政府は4月、ダーウィンの軍事訓練施設4カ所の増強を発表している。

南太平洋進出を狙う中国を念頭に北部の軍事インフラ整備を進めており、同港から中国の影響力を排除したい考えがある。

連邦政府は地方政府が結んだ契約や協定についても「国益に反する」と判断した場合は見直しを加える方針を強化している。

4月21日には、南東部ビクトリア州が中国と独自に結んだ巨大経済圏構想「一帯一路」に関する協定を破棄することを明らかにした。”(出典:産経新聞 via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:日本と安全保障急接近の背景

日本と安全保障急接近の背景

” 観光や留学といった分野での関心が高かったオーストラリアが今、安全保障の世界で日本と急接近している。

3月12日には、両国と米、インドを加えた4カ国安保対話(QUAD)首脳会談も実現した。

日本政府内にも今や「豪州は米国に次いで、我が国の安全保障に欠かせない国だ」という声さえ漏れる。

なぜ、日本と豪州は急接近したのか。最近までオーストラリア大使を務めた高橋礼一郎氏の証言などをもとに検証した。

昨年11月17日夜、都内の帝国ホテル。少し前に菅義偉首相との首脳会談を終えたばかりのスコット・モリソン豪首相は上機嫌だった。

あいさつに訪れた高橋礼一郎駐豪州大使(当時)を見ると破顔一笑でこう語った。「100%ハッピーだ」 会談では、両国の「円滑化協定」について大筋合意していた。

自衛隊と豪州軍が共同訓練を行う際に、相互訪問を円滑にするという内容だ。

日豪両政府は2018年1月の首脳会談で、円滑化協定の早期妥結を確認し、交渉を続けていた。

ただ、死刑を廃止した豪州側から、日本で罪を犯した豪軍関係者に死刑が適用されることへの懸念が出て、交渉が進んでいなかった。

モリソン首相の訪日は従来、20年1月を予定していたが、円滑化協定は「重要な進展があった」という表現で合意するはずだった。

交渉は進んでいるが、合意できていない項目もあるという意味だった。

だが、19年秋から豪州で起きた大規模な山火事への対応に追われ、20年1月の訪日は同年6月に延期された。

さらに、新型コロナウイルスの感染拡大で訪日は再び、11月に延期されることになった。

20年9月ごろ、高橋氏は豪州の首都、キャンベラで、モリソン首相の補佐官に呼び出された。

補佐官は「訪日の際、円滑化協定に署名したい」という首相の考えを伝えた。訪日まで2カ月という時点で、協定の細かな内容まで詰めることは不可能だった。

日本側の考えを聞いたモリソン首相は署名を諦めたものの、「大筋合意」にこだわった。そのためには、死刑制度の適用を巡る問題を解決しなければならない。

モリソン首相は間もなく、国防省担当官らを日本に派遣した。日本の外務、法務、警察などと約2週間にわたった協議の末、豪州側が歩み寄る形で死刑制度の適用を巡る問題は決着した。”(出典:GLOBE+ via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:低収入者借りられる物件、わずか1.2%

低収入者借りられる物件、わずか1.2%

” 国内の賃貸物件の取得可能性(アフォーダビリティー)が過去最低に達し、最低賃金を得ている労働者に手が届く不動産の割合は、賃貸物件のわずか1.2%であることが、調査会社コアロジックによる報告で分かった。

コアロジックによると、今年第1四半期(1~3月)で賃貸価格は3.2%上昇し、過去14年間で最高の伸びとなった。

国内のすべての主要都市で賃貸価格は上昇し、パースとダーウィンはそれぞれ7.7%と5.9%と過去最高の伸びを記録した。

またコアロジックによる報告に基づき賃貸住宅の取得可能性を調べた結果、全国7万4,000件の物件のうち最低賃金の労働者が実際に借りることのできる物件は859件と全体の1.2%だったことも明らかになった。

現在、最低賃金は一時間当たり19.84ドル、週当たり38時間で753.80ドルとなっている。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Super Rugby AU 連覇狙うブランビーズが決勝進出

Super Rugby AU 連覇狙うブランビーズが決勝進出

” オーストラリアで開催されている「スーパーラグビーAU」は、5月1日にキャンベラのGIOスタジアムでプレーオフ準決勝がおこなわれ、大会連覇を狙うブランビーズがウェスタン・フォースに21-9で競り勝ち、決勝進出を決めた。

前半35分にフォースに先制ペナルティゴールを許したブランビーズだが、その1分後、テンポのいい攻撃から左外でボールをもらったWTBトム・ライトがタックラーを弾き飛ばしてコーナーにフィニッシュし、逆転した。

ハーフタイム前にはフォースのWTBトニ・プルが危険なタックルでレッドカードを提示され、数的有利となったブランビーズは直後にトライを決めて追加点を獲得。

今大会で採用されている試験的ルールにより、プルの退場から20分後にフォースは代わりの選手を入れて再び15人となったものの、ブランビーズの守りは堅く、レギュラーシーズン3位通過で初のプレーオフ進出となったフォースの下克上を許さなかった。

ブランビーズは5月8日にブリスベンのサンコープ・スタジアムでおこなわれる決勝で、レギュラーシーズン1位通過のクイーンズランド・レッズと対戦する。”(出典:RUGBY REPUBLIC via Yahoo JAPAN!

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:なぜ「100年に一度」は頻繁に起こるのか?

なぜ「100年に一度」は頻繁に起こるのか?

“「100年に一度の猛暑」「100年に一度の大雨」といった言葉が気象予報で使われますが、この「100年に一度」という言葉はニュースで頻繁に流れているように聞こえます。

オーストラリアでは2020年3月に壊滅的な洪水が発生しましたが、なぜ「100年に一度」の出来事が頻繁に起こるのか、ニュー・サウス・ウェールズ大学の大気科学者であるアンディ・ピットマン氏らが説明しています。

What is a 1 in 100 year weather event? And why do they keep happening so often ?

ピットマン氏は、まず「100年に一度の出来事」は「ちょうど100年ごとに起こる出来事」という意味ではないと説明。

気象学者は「100年に一度の出来事」という言葉を「平均して100年に1回以上起こる出来事」という意味合いで使っているとのことです。

つまり、1,000年単位で考えると、100年で一度の出来事は10回以上起こることになります。

この「1,000年で10回の出来事」が数年のうちで複数回起こり、その後何百年にわたって起こらなかった時、事象としては「100年に一度の出来事」なのですが、体感としてそれ以上になります。

「100年に一度の出来事」という言葉があまりにも誤解されているという背景から、ピットマン氏は「この言葉の使用を避けるべきかもしれません」とコメントしています。

また、特定の場所では平均して100年に一度発生するイベントでも、観測範囲を広げると、100年に一度のイベントが発生する場所が複数存在することになり、体感頻度が高くなってしまう、とピットマン氏。

これは「自分が宝くじに当選する確率は100万分の1でも、『誰か』が当選する確率はそれ以上になる」という現象と同じです。

さらに、オーストラリアを例に出し、ピットマン氏は「そもそも『100年に一度の出来事』を決めるための信頼できるデータが過去100年分ほどしかない」という点にも言及。

データには含まれない降雨・干ばつ・洪水などもあると考えられており、現存する「100年に一度の出来事」が最悪のケースではないことも考えられると述べています。

そして「100年に一度の出来事」を決めるための基礎データである降雨量や河川流量が変化しているため、これまで以上に洪水リスクが高まっている可能性があるともピットマン氏は説明しました。

土地の開拓や管理方法の変化、そしてもちろん気候変動によって極端な降雨が発生するようになったことも、洪水リスクを高めています。

by J Swanstrom (Never enough time…)上記のような理由から、ニュースに流れる「100年に一度の出来事」について、「あと100年は起こらない」と考えるべきではないとピットマン氏は注意を呼びかけました。

これまで以上に「100年に一度の出来事」は起こる可能性があり、備えが必要とのことです。”(出典:GiGAZINE via livedoor NEWS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オリンピック・パラリンピック選手団、食事も検査も「自前」で感染防止 

オリンピック・パラリンピック選手団、食事も検査も「自前」で感染防止

” 新型コロナウイルスの感染を避けるために、パック食品を大量に持ち込み、独自のPCR検査機器も用意する――。

東京五輪・パラリンピックに選手団を派遣するオーストラリア五輪委員会が、自国選手向けにこんな感染対策やルールを検討している。豪紙オーストラリアンが29日、報じた。

同紙によると、豪五輪委はまず、選手らに豪州の出国の2週間前から外食を控えるように求める。日本に入国後、選手村で食事を取る場合は会話を禁止。

豪州から持ち込む数千食分のパック食品を、各自の部屋で食べることを推奨する。

開会式や閉会式に参加する選手の数を10人程度に抑えることも検討する。

東京五輪の大会組織委員会などが28日に発表した行動規範(プレーブック)の第2版では選手たちは原則、毎日検査をすることが盛り込まれたが、豪州として、1時間以内に結果が出る検査機器を独自に準備する。

これらの対策を検討しているのは、選手村が感染ゼロとは考えにくく、数百人が感染していることも想定しているためだという。”(出典: 朝日新聞DIGITAL via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:各地でアンザック・デー・パレード等の行事

各地でアンザック・デー・パレード等の行事

” 4月25日、オーストラリア国内各地でアンザック・デーの行事が行われた。この日、国内のほとんどの地域では式典も行われたが、

ロックダウン中のパース市でも、他の地域でも市民には早朝に各自の家のドライブウェーに立ってオーストラリアの戦没者追悼をするようにとの呼びかけが出された。ABC放送(電子版)が伝えた。

2020年のアンザック・デーはコロナウイルスのパンデミック宣言が出され、国内的にも感染者が増え始めていた時で、「暁の祈り」などの式典も規模を縮小、一般市民の参加が禁止され、自宅前での黙祷などの呼びかけがあった。

2021年はオーストラリア国内はコロナウイルスがほぼ制圧された状態になっており、スコット・モリソン連邦首相がキャンベラの戦争記念館での行事に際して、

「昨年のこの日、我が国の歴史に何度もあったように、オーストラリアは決定的瞬間を迎えた。見通しの立たない危険、霧に包まれたように将来が見通せない。そういう状況に直面した」と語った。

暁の祈りの後、日が昇ると各地で行進その他の祈念式典が開かれたが、復員軍人連盟(RSL)は、大勢の市民が1箇所に集まって、感染の危険を高めるよりも、それぞれの地区や自宅での黙祷を呼びかけた。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:日本、インドと脱炭素化へ資源や技術の供給網を構築… 中国を念頭

日本、インドと脱炭素化へ資源や技術の供給網を構築… 中国を念頭

” 政府は、豪州、インドとの3か国で脱炭素化に向けて資源、技術を相互に供給するサプライチェーン(供給網)を構築する調整に入る。

水素やデジタルといった各国の得意分野を相互補完する枠組みで、東南アジア諸国にも参加を働きかける意向だ。

再生可能エネルギーをはじめとした次世代技術で存在感を強める中国を念頭に、地域間の連携で競争力を高める。

27日に梶山経済産業相ら日豪印の経済担当閣僚がオンラインで会談し、「サプライチェーン強靱きょうじん化イニシアチブ」の設置などを盛り込んだ共同声明を出す。

声明の原案では、新型コロナウイルス感染症や気候変動問題、デジタル化の急速な進展を踏まえ、現在の供給網体制は「多様な要因で脆弱ぜいじゃくな状況にある」とする認識を共有する。

その上で、中国など特定地域に依存した供給網から脱却し、地域全体の経済成長に結びつける必要性を打ち出す。

具体的な協業としては ▽脱炭素に向けた水素分野を中心にした製品・技術 ▽省エネにつながるデジタル技術の活用 ▽自然災害に強い生産体制ーーなどを想定している。”(出典:讀賣新聞オンライン

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