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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:カンタス 2021年4〜6月期の見通し、コロナ禍前の9割に回復 

カンタス 2020年4〜6月期の見通し、コロナ禍前の9割に回復

” オーストラリアの航空最大手、カンタス航空は15日、2021年4~6月期の国内線輸送能力が新型コロナウイルス流行前の9割まで回復する見通しを発表した。

レジャー需要が増加し、法人の客足が戻りつつある。22年6月期にはコロナ前を超えると予測する。

豪州は足元、コロナの市中感染の抑制に成功している。

豪政府が3月半ばに観光需要の喚起策として、ゴールドコーストやケアンズなど主要観光地への航空券を半額にする政策を発表したこともあり、レジャーの需要が「非常に力強い」(同社)。

中小企業も含めた法人需要もコロナ前の65%まで回復している。

一方で、豪州は厳しい出入国制限を敷いている。今月19日に隣国ニュージーランド(NZ)と隔離なしの往来が再開するが、外国人の入国を原則禁止し、帰国する豪州人にも2週間の隔離を求める。

こうした措置が影響し、従来は海外旅行に出掛けていた層が国内旅行にシフトし、国内線の需要を押し上げている。

22年6月期には、国内線輸送能力は傘下の格安航空会社(LCC)ジェットスターがコロナ前を2割上回り、カンタスブランドでも7%増えると予測している。

カンタスのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は声明で「長期にわたって回復の兆候がみられる」と強調した。

ただコロナの影響による減収額は110億豪ドル(約9,200億円)を超えると指摘し、「海外との往来が再開するまで、この額は増加を続けるだろう」と述べた。

19年6月期のカンタスの売上高は179億豪ドルで、国際線が約4割を占めた。”(出典:日本経済新聞

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:東京五輪出場選手とスタッフにコロナワクチンの優先接種を検討

東京五輪出場選手とスタッフにコロナワクチンの優先接種を検討

” 東京五輪の開会式を7月23日に控え、オーストラリアは選手とサポートスタッフに対する新型コロナウイルスワクチンの優先接種を検討している。

オーストラリアオリンピック委員会(AOC)は政府に対し、選手らに優先接種するよう要請した。

コルベック・スポーツ相はテレビ番組で「五輪選手およびスタッフへの優先接種を巡り、政府はAOCと直接連絡を取っている」と述べた。

豪では、血栓などの報告があった英製薬大手アストラゼネカ製のワクチン接種対象を50歳未満の人に限定していることから、ワクチン接種がさらに遅れる事態となっている。

14日時点で接種済みのワクチンは136万回分。3月末現在で400万回分としていた目標を大きく下回っている。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:松山英樹選手のグリーンジャケットを扱う丁寧な姿にオーストラリアのファンも注目

松山英樹選手のグリーンジャケットを扱う丁寧な姿にオーストラリアのファンも注目

” 男子ゴルフの松山英樹(LEXUS)はマスターズで日本男子悲願の海外メジャー初優勝を果たした。

偉業達成後、空港に現れた松山が王者の証・グリーンジャケットを丁寧に扱っている写真が米ファンの注目を集めていたが、南半球オーストラリアのファンからも「素晴らしい写真」「一流だ」などと反響が集まっている。

アジア人初の優勝を成し遂げても、変わらない姿を見せた。帰国するために米アトランタ空港を訪れた松山。

待合ロビーにいるようだ。キャップをかぶって椅子に座っているが、隣の席の背もたれに、優勝者の証であるグリーンジャケットを丁寧にたたみ、しわがつかないようにかけている。

実際の写真を米専門誌「ゴルフダイジェスト」公式ツイッターが公開。別の投稿では左腕にジャケットを大切そうに持った写真を公開し「マスターズの優勝という人生が変わることを成し遂げたヒデキ・マツヤマだが、生活スタイルは変わっていないようだ。

アトランタ空港で、飛行機を待つグリーンジャケットを抱えた彼をファンが見つけた」などと文面で伝えた。

米記者もこの投稿に反応していたが、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」オーストラリア版公式インスタグラムも同じ写真を「我々の仲間」と文面に記載して公開。

松山はプライベートジェットなどではなく、一般の利用者と同じ飛行機を使ったと米メディアに伝えられていたが、この姿に豪州のファンからも反響が集まっている。

「真のチャンピオン」
「アメージングだ」
「何てボス感だ」
「ヒデキのクオリティーよ」
「一流だ」
「素晴らしい写真」
「母国へ帰る前の平和で静かな時を楽しんで」

マスターズ覇者だけが着用を許され、1年後には返却しなければいけないグリーンジャケット。大切に扱っている松山の姿が注目されていた。”(出典:THE ANSWER via livedoor NEWS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2021年3月

失業率 − 2021年3月

” 豪連邦統計局が15日発表した3月の雇用統計によると、就業者数は前月比7万700人増と、市場予想の3万5,000人の2倍のペースで増えた。

失業率は1年ぶりの低水準に改善した。 失業率は5.6%と、前月の5.8%から低下。

新型コロナウイルス感染拡大を抑制するロックダウン(都市封鎖)の影響で失業率は昨年7月に7.5%まで悪化したが、大幅に改善した。

豪経済はロックダウンによって失われた87万8,000人分の雇用を回復し、雇用者数は過去最高の1,308万人となった。3月の労働時間も過去最高を記録した。

キャピタル・エコノミクスの豪担当シニアエコノミスト、マルセル・ティエリアント氏は「短期間のロックダウンが繰り返されているものの、生産は感染拡大前の水準を超過しようとしていることを示している。

不完全就業率は8.5%から7年ぶりの低水準となる7.9%に低下し、求人数は感染拡大前の水準をはるかに上回っていることから雇用は増加し続けると考える」と述べた。

これは完全雇用を主要政策目標としているオーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)にとっても好ましい状況となる。

ただ、RBAは賃金とインフレ率が大幅に上昇するまで緩和政策を続けると繰り返し述べており、そのためには失業率を4%以下にする必要があるとみている。(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2021年4月 消費者マインド、前月比6.2%上昇で11年ぶり高水準

2021年4月 消費者マインド、前月比6.2%上昇で11年ぶり高水準

” メルボルン研究所とウエストパック銀行が14日に公表した4月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月から6.2%上昇し、2010年8月以来の高水準に達した。

前月比の上昇は3カ月連続。家計や景気見通しが堅調で、新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れによる影響を相殺した。

4月の消費者信頼感指数は118.8となり、「楽観」が「悲観」を大幅に上回っていることを示した。

新型コロナに伴うロックダウン(都市封鎖)で打撃を受けた前年同月からは57%の大幅上昇となった。

ウェストパックのチーフエコノミスト、ビル・エバンズ氏は統計について「驚くべき結果だ。消費者が今年、基調を上回る成長の主なけん引役になることを示している」と述べた。

政府の経済支援策が3月に一部打ち切られ、新型コロナワクチンの接種も課題に直面する中、同氏は今回、指数低下の可能性を見込んでいたという。

こうした見方に反し、家計に関する指数は前年比13.4%、今後1年間の家計を示す指数は5.4%、それぞれ上昇した。

今後1年間と5年間の経済見通しを示す指数もそれぞれ10.3%と4.1%の上昇となった。

住宅価格の見通しを示す指数は2.7%上昇し、コロナ禍前の水準を8%上回った。

住宅価格の上昇で購入が難しくなる中、現在が住宅購入に適した時期かどうかを示す指数は7.9%と大きく低下した。”(出典:REUTERS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:国内休暇支出、2020年第4四半期の経済75億$押し上げ

国内休暇支出、2020年第4四半期の経済75億$押し上げ

” オーストラリアで昨年第4四半期(10~12月)に、国民が国内での休暇に多額を支出したことで、国内総生産(GDP)の約1.5%に相当する75億豪ドル(約6,254億円)の経済成長が見られたことが、財務省の新しい分析資料で明らかになった。

新型コロナウイルスの感染流行を背景とする国境封鎖による悪影響を相殺していることが示された。13日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

フライデンバーグ財務相は、「オーストラリア人の海外旅行時の支出額は一般的に、オーストラリアに来る外国人旅行者の支出を上回っている。海外旅行ができない今、国民が国内での休暇に支出を回しているため、国境封鎖による観光収入の落ち込みを相殺できている」と説明。

遅れが生じているワクチン接種について、「国民を守る上で重要なことに変わりはないが、接種の時期に遅れが生じたからといって経済回復の勢いをそぐことはない」と自信を示した。

再び堅調な経済回復が示されたことで、政府予算の見通しについて楽観的な見方が出ている。

政府は本年度の赤字額を1,977億豪ドルと見込んでいるが、ドイツ銀のエコノミストは、さらにキャッシュフローが改善すれば、赤字額が半分に縮小しても驚きではないと指摘。

連邦予算が2025/26年度までに収支均衡に戻る可能性があるとの見方を示した。

ただ、会計大手デロイト傘下のシンクタンク、デロイト・アクセス・エコノミクス(DAE)のパートナーであるリチャードソン氏は、ドイツ銀の予測は楽観的すぎるとし、「給与の伸び悩みや人口増加率の低下、多額の政府負債などは当面続くとみられ、予算の黒字転換の阻害要因になる」と指摘した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ビクトリア州、間もなく国土全域に「グリーン・ゾーン」宣言

ビクトリア州、間もなく国土全域に「グリーン・ゾーン」宣言

” VIC州政府は、大ブリスベン地域などに指定していた「オレンジ・ゾーン」を間もなく「グリーン・ゾーン」に引き下げる考えを明らかにした。ABC放送(電子版)が伝えた。

QLD州ブリスベン市で海外帰国者から市内の病院を介して広まったイギリス型変異種コロナウイルスは、一時はNSW州北部海岸地域、バイロン・ベイにも飛び火したが、その後、ロックダウンやブルースフェスティバル中止などの曲折を経たり、1日の検査数が過去最大を記録するなどの努力もあり、急速に終熄した。

QLD州の大ブリスベン地域、グラッドストン、NSW州のバイロン・ベイは、4月11日真夜中を期して、「グリーン・ゾーン」に引き下げられる。

4月初めから続いていた「オレンジ」が「グリーン」に変わることにより、これまで、この指定地域からVIC州に入る者はすべて隔離と検査が課せられていたが、それがすべて解除される。

また、VIC州の旅行許可制度に基づいて、オーストラリアとニュージーランドは全域が「グリーン・ゾーン」になり、両国居住者は自由にVIC州を出入りすることができる。

VIC州の旅行許可制度では、「レッド・ゾーン」在住者は、VIC州入域後2週間の自己隔離を課せられ、その期間内に検査で陰性と判定されても期間短縮はない。

ただし、レッド・ゾーンからVIC州に入れるのは、VIC州住民、特別許可、VIC州で職に就く者、移動許可を受けている者に限られている。

大ブリスベン地域の「レッド・ゾーン」宣言は、QLD州政府が同地域をロックダウンした時に始まり、その後、4月1日に「オレンジ・ゾーン」に引き下げられていた。

また、ブリスベンの患者1人が500km北のグラッドストンを訪れており、また、2人がバイロン・ベイでのパーティに出席して市中感染が起きていたが、いずれも終熄している。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:5日間木箱に入りアメリカまで空輸、ブライアン・ロブソンさんの壮絶体験

5日間木箱に入りアメリカまで空輸、ブライアン・ロブソンさんの壮絶体験

” 1964年に、5日間木箱に入った状態でオーストラリアからアメリカまで空輸されるという壮絶な体験をしたブライアン・ロブソン氏が、自らの経験をカナダの放送局であるCBCに語っています。

イギリスのウェールズに生まれたロブソン氏は、1964年に移民支援プログラムを利用してオーストラリアのメルボルンへと移住しました。

ロブソン氏はオーストラリアへ移住してからすぐに、イギリスへ帰国したくなったとのこと。

しかし、ロブソン氏がオーストラリア政府と結んだ移民支援プログラムの契約では「国が旅費を支援する代わりに、オーストラリアで2年間働く必要がある」と定められており、イギリスへ帰国するには当時のロブソン氏の月給の17倍以上の支払いが必要でした。

そこで、ロブソン氏と2人の仕事仲間は、「ロブソン氏を木箱に詰めて、貨物としてイギリスまで空輸する」という方法を思いつきます。

2人の仕事仲間はロブソン氏が体育座りの体勢でギリギリ収まる大きさの木箱を購入。

木箱にロブソン氏と、水の入ったボトル・空のボトル・懐中電灯・小さなスーツケース・枕を詰め込んでクギを打ち付けて封じた後、「壊れもの」「取扱注意」「天地無用」と記したラベルを貼り付けて「荷物」としてロンドンへ送り出しました。

3人の予定では、ロブソン氏が入った木箱を載せた飛行機は、メルボルンを出発してから36時間でロンドンに到着する予定でした。

しかし、ロブソン氏が入った木箱は、何かの手違いでロンドン行きとは別の飛行機に載せられました。

結局、ロブソン氏は狭い木箱の中で5日間過ごすことになりました。ロブソン氏は「それは恐ろしいことでした」「酸素が不足しており、意識を失いそうでした」と、当時の状況を語っています。

さらに悪いことに、空港の係員が木箱に貼られた「天地無用」のラベルに注意を払わなかったために、ロブソン氏は約24時間上下逆さまの状態になったとのこと。

ロブソン氏は「真っ暗で空気の薄い船倉に閉じ込められ、筋肉を動かすことも、木箱から出ることもできませんでした。『私は死ぬだろう』と考えていました」と述べています。

どこかの空港に到着した時、ロブソン氏は懐中電灯の点灯に成功。その明かりに気付いた空港職員が木箱の中を覗いたことで、ロブソン氏は発見されました。

ロブソン氏は「空港職員と私の目が合った時、彼はバク転しそうな程驚いていました」と語っています。

ロブソン氏が発見された直後に、FBIやCIAを含む20~30人の人々が集まってきたとのこと。

これにより、ロブソン氏は自らがロンドンではなくアメリカのロサンゼルスに運ばれたことを知ります。

アメリカの当局による取り調べの後、ロブソン氏はアメリカの航空会社の好意によってファーストクラスに搭乗してイギリスへ帰国しました。

「FBIやCIA、その他全てのアメリカ人は私を丁寧に扱ってくれました。私はその時ほど丁寧な扱いを受けたことがなかったので、アメリカに恋をしました」と、ロブソン氏は当時の心境を語っています。

上記の経緯でオーストラリアからイギリスへの帰国を果たしたロブソン氏ですが、ロブソン氏を木箱に入れることに協力した2人の仕事仲間とは連絡が取れていないとのこと。

ロブソン氏は「2人の名前はポールとジョンだったはずです。彼らとは3カ月しか一緒にいませんでしたが、非常に親密な友人関係を築いていました。彼らと再び会いたいと願っています」と述べ、2人の仕事仲間との再会を熱望しています。

なお、ロブソン氏はオーストラリアからロサンゼルスへと空輸された経験を基に「The Crate Escape」と題した本を執筆しており、2021年4月30日に発売する予定とのことです。”(出典:GiGAZINE via livedoor NEWS

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