政界を揺るがす二重国籍問題
” オーストラリアでは連邦議員の二重国籍が問題になっている。まず二重国籍が発覚した野党議員が辞任し、この問題での身の振り方に基準ができた。
これに足をすくわれているのが、与党保守連合(自由党・国民党)だ。オーストラリアにとって重要な資源問題を担当するキャナバン資源相は、イタリア国籍保持が問題になり閣僚を辞任した。
続いて、副首相を務めるジョイス農業・水利相のニュージーランド国籍保持が問題となり、野党からの辞任要求が強まっている。
さらに、南オーストラリア州の産業保護で活発に発言していたゼノフォン議員は、英国籍保持の疑惑が浮上している。
彼らだけではないものの、オーストラリア経済に重要な資源や農業、水利について国内権益の保護を主張していた議員が含まれているのも事実だ。果たして偶然だろうか。”(出典:NNA ASIA)
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テロ対策で内務省新設
” オーストラリア政府は18日、警察や情報機関、国境警備隊を束ねる内務省を新設すると発表した。
イスラム過激派によるテロ対策を念頭に、司法省と移民・国境警備省を統合する。ただ、モデルにした英国ではテロが続いており、早くも疑問の声が上がっている。
豪州では現在、司法省が連邦警察と情報機関を管轄し、移民・国境警備省が移民の受け入れや国境警備、税関を担当。
新省の設立は来年前半で、内務相にはダットン移民・国境警備相が就く見通しだ。
ターンブル首相は発表で「国内治安の改革では、この40年以上で最も重大だ」と強調した。”(出典:朝日新聞 DIGITAL)
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ターンブル首相のブラックジョーク
” 米ホワイトハウスは、14日夜にオーストラリアのターンブル首相が毎年恒例のメディアとの夕食会でトランプ大統領をジョークの種にし、ロシアとの関連などに言及した発言について、重視していないとの姿勢を示した。
ターンブル首相は席上、「ドナルドと私は、作り物(フェイク)の調査でなく、現実の世論調査で勝っている。そう、オンラインでの調査だ。勝つのはとても容易だ。
私にはあのロシアの人物がいる」などと大統領の物まね口調も交えて話した。
本来オフレコのはずの発言だったが、あるオーストラリア人記者が、自分はパーティーに出席していないため守秘義務はないとして録音を公表した。
ホワイトハウス当局者は「誰も意に介さないと思う」と述べた。
ターンブル首相は後に、3AWラジオに対し、発言の公表は慣例違反と述べたが、これは「愛情ある気さくな」発言であり、自分を標的とした「うまい冗談」だったと語った。
キャンベラの米大使館は、冬の半ばに行われるこの夕食会は、ホワイトハウスで担当記者を招いて行う晩餐会と同様のイベントと認識しており、
こうした席では記者らと大統領が冗談をかわすのが恒例だとコメントした。”(出典:REUTERS)
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マルコム・ターンブル首相インタヴュー
BloombergにMalcolm Turnbull:マルコム・ターンブル首相のインタヴューがアップ(ロード)されていたので視聴(下掲の画像をクリックした先から視聴可)。
出典:Bloomberg(画像はサイトにリンク)
映像で見るのは新鮮な感じでしたが、内容は特筆すべきものはなく、
インタヴュアーの攻めに応じてアメリカとの緊密性を強調していることが印象に残ります。
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豪米(ターンブル、トランプ)首脳、ニューヨークで会談
” トランプ米大統領とオーストラリアのターンブル首相は4日、ニューヨークで会談した。
トランプ政権の発足後、米豪首脳会談は初めて。1月の電話協議は移民受け入れの問題を巡ってトランプ氏が怒り、一方的に打ち切ったと報じられた。
北朝鮮問題への対応などを話し合ったとみられるが、両者の関係修復の狙いが大きい。
両者は会合冒頭、記者団の前で握手をして友好ムードを演出。トランプ氏はメディアに電話協議について問われ「とても良い電話だった。だいぶ誇張された。我々は赤ちゃんじゃない。ちょっとしたフェイク(偽)ニュースだ」と決裂を否定し、ターンブル氏も「全くその通り」と同調した。
だが、今回の会談も当初の時間より大幅に遅れ、異例の展開をたどった。
トランプ氏はワシントンで医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の下院での採決を見守り、僅差で通過するとホワイトハウスで共和党議員らを集めて式典を開催。
ニューヨーク入りが大幅に遅れた。米CNNのニュースサイトは豪政府の関係者が「驚くべき冷遇」と漏らしたと伝えた。
初の首脳会談は、米豪が日本と戦った珊瑚海海戦から75年の行事にあわせて開かれた。
トランプ氏にとっては就任後初の地元ニューヨークへの訪問となった。だが民主党への支持が厚い地元では歓迎ムードはみられず、抗議集会も開かれた。”(出典:日本経済新聞)
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トランプ大統領、オーストラリアの保険制度を評価
” ドナルド・トランプ米大統領は5日(現地時間)、自身のツイッターに「オーストラリアの健康保険制度は、我々(米国)のものよりも優れている。
オバマケア(医療保険制度改革)は死んだ!我々のヘルスケア制度もすぐに偉大なものになる」と投稿した。
外交上のリップサービスとしてオーストラリアの健康保険制度を持ち上げただけで、同様の制度を米国で採用するつもりはないようだ。
トランプ氏はニューヨークで4日(現地時間)、訪米中のマルコム・ターンブル首相と就任後初の豪米首脳会談を行っている。
この日は会談に先立って、米下院でオバマケア廃止法案が可決されていた。
オーストラリアは日本と同様に国民皆保険制度を採用する。民間健康保険に加入しなくても、「メディケア」(国民健康保険)制度によって、すべての国民が基本的な医療サービスを受けることができる。
一方、国民皆保険制度を採らない米国では、民間健康保険に加入していない貧困層は病気にかかっても治療を受けられないという問題があった。
オバマ前大統領は幅広い国民が医療保険に加入できるよう制度を改革したが、これが保険料の高騰につながり、国民負担の増大を招いたと批判を受けた。
このため、トランプ氏は大統領選挙でオバマケア廃止を公約の目玉の1つに掲げていた。”(出典:日豪プレス)
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ターンブル首相とトランプ大統領の電話会談、なぜ揉めたのか?
日本を含め世界を駆け巡ったマルコム・ターンブル首相とアメリカ合衆国大統領が決裂した電話会談ですが、
その事実は広く知られていると思いますが、なぜ揉めたのか?はよく知られていないと思い、
NHKで経緯を説明した記事があるので、以下に紹介(抜粋)したいと思います。
“「問題となっているのが、オーストラリアとオバマ前政権が結んだ難民に関する合意です。
合意では、中東や東南アジアから船でオーストラリアに入国しようとして拘束された人1,200人あまりのうち、難民として認められた人をアメリカが受け入れることになっています。”
↓
” オーストラリアは、年間およそ1万人の難民を受け入れてきました。
不法な手段で入国しようとした人たちもオーストラリアに定住させてしまうと今後も同じような船が増えてしまうんじゃないか、
ということで、こうした人たちに関しては、難民と認められても国内では受け入れない方針を打ち出しました。
そこで去年(2016年)11月、代わりにアメリカに受け入れてもらうことで合意したんです。”
↓
” ところが、ワシントン・ポストによると、先月(1月)28日、ターンブル首相との電話会談の中で、トランプ大統領はこの合意に激怒しました。
“最悪な合意だ。爆弾犯をアメリカに送るつもりか”などと、難民の中にテロリストが紛れ込んでいる恐れがあると非難しました。
結局、“最悪の電話会談だ”と会話を打ち切り、当初1時間だった会談は25分で終わったということです。”(出典:NHK)
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ビショップ外相、ペンス米副大統領とホワイトハウスで会談
” ペンス米副大統領は21日、ホワイトハウスでオーストラリアのビショップ外相と会談した。
発表によると、両氏は「緊密な友好関係の維持」で一致した。北朝鮮の脅威や、イスラム過激派組織「イスラム国」についても意見を交わしたという。
米豪間では先月28日、トランプ大統領がターンブル首相との初めての電話会談で、
難民の受け入れをめぐるオバマ政権時代の合意に不服を表明し、それ以降は首脳同士の接触がなく、関係がぎくしゃくしている。”(出典:読売新聞)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる