「book」カテゴリーアーカイブ

荻原浩さんが描いた、小説にしか描けない、脳と心 の世界:『海馬の尻尾』中間記

直木賞作家 萩原浩さんの『海馬の尻尾』を読み始めて、

区切りが全部で25あるうちの13まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

『海馬の尻尾』店頭POP

文学はあまり読む機会ないですが、萩原浩さんは書店で販売されていた直木賞受賞作の『海の見える理髪店』のサインに添えられたイラストが印象的で、

<< 2016年10月26日投稿:画像は記事にリンク >> 直木賞作家 荻原浩さんの新刊『ストロベリーライフ』刊行記念サイン会で過ごした、ちょっと嬉しい展開

また、サイン会↑の際も人柄が伝わるご対応を頂き、

きっかけはサイン本。
見開きに書かれてあったサイン+イラスト

本作(『海馬の尻尾』)も、サイン本を見つけたことがきっかけで購入。

続きを読む 荻原浩さんが描いた、小説にしか描けない、脳と心 の世界:『海馬の尻尾』中間記

高城剛さんが明かす、地下アイドルに大麻産業に気功師など、気になる世界の本当のところ:『21世紀の「表」のハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』読了

」に続いては

<< 2018年3月5日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんが明かす、夜に、裏の世界の携わる人たちの現実(生計):『21世紀の「裏」のハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』読了

「表」ということで

高城剛さんの『21世紀の表ハローワーク』を読了。

「表」の方は、

 地下アイドル

 大麻産業

 タネ販売

 探偵

 気功師

 築地仲卸

 盗撮盗聴

という職種にスポットライトが当てられ、高城剛さんがそれぞれの職業に従事されている方々に切り込まれています。

知られざる大麻が発揮している多様性

印象に残ったのは、大麻産業(対談相手はヘンプ フーズジャパン社長兼エリクシノール社長 松丸誠さん)で

続きを読む 高城剛さんが明かす、地下アイドルに大麻産業に気功師など、気になる世界の本当のところ:『21世紀の「表」のハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』読了

高城剛さんが明かす、夜に、裏の世界の携わる人たちの現実(生計):『21世紀の「裏」のハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』読了

高城剛さんの『21世紀の「裏」ハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』(電子書籍)を読了.-

本書が発売されていたことは昨年から把握していたものの、次々と読みたい本を差し込んでいてこのタイミングまで持ち越していたもの。

うかがい知れぬ業界に携わる人たちの生計

一旦、読み始めると・・

続きを読む 高城剛さんが明かす、夜に、裏の世界の携わる人たちの現実(生計):『21世紀の「裏」のハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』読了

古賀茂明さんと望月衣塑子さんが迫った、安倍晋三政権の闇と深層:『THE 独裁者』読了

元通産官僚で現在は「改革はするが、戦争はしない」をスローガンに掲げる市民の集まりフォーラム4をリードされている古賀茂明さんと、

菅義偉官房長官の会見でのやり取りで脚光を浴びることになった東京新聞 望月衣塑子さんの共著『 THE独裁者  国難を呼ぶ男!安倍晋三』を読了。

看過してはならない深層

お二人に共通することとして、安倍晋三政権の問題提起、警鐘といった立場がありますが、

 PART 1  大胆予測!安倍政権の未来図

     PART 2  森友問題とは何だったのか?

     PART 3  加計学園疑惑の深層

    PART 4  安倍政権の正体

    PART 5  私たちにできること

という目次立てのもと、

続きを読む 古賀茂明さんと望月衣塑子さんが迫った、安倍晋三政権の闇と深層:『THE 独裁者』読了

山田五郎さんに学ぶ、なんでも愉しめるようになる「好きになる力」の活かし方:『人生を面白くする「好きになる力」』読了

評論家、「出没!アド街ック天国」をはじめTV番組のコメンテーターとしてお馴染み山田五郎さんの著書

『人生を面白くする「好きになる力」』を読了。

先日観覧したトークショー↓に参加する直前、

<< 2018年2月17日投稿:画像は記事にリンク >> 山田五郎さんが誘(いざな)う伝統工芸の魅力:伝統工芸品展 WAZA2018 トークイベント参加記

山田五郎さん熱が高まって購入していた経緯。

落差あるリアルな山田五郎さん像

山田五郎さんと聞くと、イメージ的に広範に及ぶ専門性から好きなことだけをストレスなく・・ と思いきや

続きを読む 山田五郎さんに学ぶ、なんでも愉しめるようになる「好きになる力」の活かし方:『人生を面白くする「好きになる力」』読了

新井紀子さんが明らかにするAI -人工知能- と共存できる近未来との向き合い方:『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』読了

数学者で国立情報学研究所教授、国立社会共有知研究センター長などの肩書きを持ち、著書も多い

新井紀子さんの『AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』を読了。

先日参加した東京大地塾で佐藤優先生が、

<< 2018年2月16日投稿:画像は記事にリンク >> 鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で、平昌オリンピック裏での攻防に、仮想通貨及びAIが導く未来に・・ さまざま考えさせられてきた:「東京大地塾」参加記 ⑬

今一番のオススメといった形での紹介があり、興味を持っての購入。

人工知能が実現出来ること(出来ないこと)

本書を読むまで、AI(人工知能)について日進月歩で進化を遂げていて、

シンギュラリティと称される人間の脳を超える日も迫っているのかと思いきや

本書を開いての冒頭、「はじめに ー 私の未来予想図」で、新井紀子さんは

続きを読む 新井紀子さんが明らかにするAI -人工知能- と共存できる近未来との向き合い方:『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』読了

落合陽一さんに学ぶ、停滞に終止符を打ち、戦況を好転させる日本再興のグランドデザイン:『日本再興戦略』読了

先日、中間記↓をアップロードした

<< 2018年2月19日投稿:画像は記事にリンク >> 落合陽一さんに学ぶ、停滞に終止符を打ち、戦況を好転させる日本再興のグランドデザイン:『日本再興戦略』中間記

落合陽一さんの『日本再興戦略』を読了。

時代を風を捉えるリーダー 2.0

本の後半、まとめ的なところ、これからの個人の在りようについて・・

続きを読む 落合陽一さんに学ぶ、停滞に終止符を打ち、戦況を好転させる日本再興のグランドデザイン:『日本再興戦略』読了

落合陽一さんに学ぶ、停滞に終止符を打ち、戦況を好転させる日本再興のグランドデザイン:『日本再興戦略』中間記

「現代の魔法使い」との異名を持ち、教育分野に、ビジネスに、アートなど特定のカテゴリーに捉われることなく、

幅広い分野で才能を発揮されている落合陽一さんの新著『日本再興戦略』を読み始め

 第1章 欧米とは何か

 第2章 日本とは何か

 第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか?

 第4章 日本再興のグランドデザイン

 第5章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)

 第6章 教育

 第7章 会社・仕事・コミュニティ

と、全部で7章あるうちの第3章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

日本の現在地、志向すべき未来

落合陽一さんと聞くと、ベクトルが未来に向かっているイメージが強いですが、

本書では

” 今の日本は、自虐的な批評に飽きて自信を喪失している気がします。そこで過度に自信をつくろうとして、内部的には「日本はすごい」と自画自賛するコンテンツばかりになってしまっています。

日本が自信を取り戻すためにまず大事なことは、「過去において日本は根本的に何がすごかったのか、何がすごくなかったのか」について我々の常識を更新しながら考えることです。”(位置 No.89/電子書籍のページ数)

” 日本は国策によって急激に近代化を果たした国です。明治時代以降に我々が手本にしたのは、いわゆる欧米型といわれる欧州型と米国型でした。

明治維新では、主に欧州型を手本にして、1945年以降は、米国主導で、戦勝国型を手本にして国をつくってきました。

この欧州型と米国型が合わさって、「欧米」という概念になったわけですが、それをもう一度見直してみるのもこの本の趣旨です。”(位置 No.111)

とここまで読むと、本のタイトルも腹落ちしてきますが、一旦、ほつれた糸をほぐして、

続きを読む 落合陽一さんに学ぶ、停滞に終止符を打ち、戦況を好転させる日本再興のグランドデザイン:『日本再興戦略』中間記