書店内で「何か出てないかなぁ」と彷徨っていた際、タイトルを見て「!」となった、
『そうだ 神さまに 訊こう! 京都の神社仏閣に学ぶビジネスの極意』を読了。
本書が出版された経緯が、表紙をめくった「まえがき」に
” 実は、京都の社寺にはビジネスに示唆を与えるパワースポットがたくさんあります。
・・中略・・
本書で紹介している社寺は、静かに散策、思索できるところが多いので、観光だけではなく、ビジネスの極意、求めているものへの示唆、ときにはお告げが得られる場所といえるでしょう。
すでによく知られている名刹であっても、新たな見方を提案していますので、これまでとは異なる発見があると思います。”(p3-4)
と記されており、清水寺、伏見稲荷といったお馴染みの所から上賀茂神社、永福堂といった私自身が初めて知った所まで、
・「千客万来」の戦略とシステム化を清水寺でしっかり学ぼう
・「絆」を強く。陰陽石に触れ、上賀茂神社で固めよう
といった具合、全六章、二一話(+十二ヶ月)に渡って、ビジネスを切り口に京都の秘めた魅力が綴られています。
神社仏閣から得られる「閃き」
印象的であった件を引用してみると・・
続きを読む 蒲田春樹さんが誘う、ビジネスに示唆を与えるパワースポット京都の魅力:『そうだ 神さまに 訊こう』読了 →
先日、中間記をアップロードした
『あやしい投資話に乗ってみた』を読了。
1章 未公開株を買ってみた
2章 新規公開株を買ってみた
3章 和牛オーナーになってみた
4章 海外ファンドを買ってみた
5章 超高金利の銀行に預金してみた
6章 FXで新興国通貨に投資してみた
7章 先物取引をやってみた
という構成で、投資初心者の自分にとって「あやしい」感満載ですが(笑)
著者でファイナンシャルプランナー藤原久敏さんの収支は・・ 実はプラス!
「あやしい」の正体と付き合い方
手痛い損失を計上した投資もありますが、これらの投資経験を通じて得られた教訓が ↓
続きを読む 藤原久敏さんが挑んだ数々の「あやしい投資話」への体験レポート:『あやしい投資話に乗ってみた』読了 →
タイトルに興味を持ち、読み始めていた『あやしい投資話に乗ってみた』を
週明けから読み始めて半分を過ぎたので、ここまでのおさらい。
本で紹介されているのは、未公開株、新規公開株、和牛オーナー、海外ファンド、超高金利の銀行、FXで新興国通貨に投資、先物取引・・
本書は、これら世の中の人の少なからずが「あやしい」と先入観を持っている金融商品に
” これまで、そういったあやしい投資に首を突っ込んで得た経験を、渾身の実録レポートとしてまとめました。”(位置No.8)
という内容。
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書店で「次、何読もうかなぁ・・」と、手持ちの読み本がなくなり物色していた際に気になり→手に取り→購入に至っていた
『私たちはどうつながっているのか』を読了。
ディスプレーされていたので、てっきり新刊と思いきや出版は2007年4月。
著者の増田直紀さんは「東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻講師、複雑ネットワークと脳の理論を研究」と本書で紹介。*本書上梓時点の情報と考えられます
まず「はじめに」で
” あなたは、自分のネットワークに満足しているだろうか。仮にいじめやひきこもりに悩んでいないにしても、人間関係の質や量について無頓着ではないだろうか。
知らず知らずのうちに、人のネットワークの中で損をしていないだろうか。適切なネットワークを構築して、己の充実に結びつけられないだろうか。
新しい友人づくり、運命的な出会いによる結婚、周りの人に受容してもらうこと、有名になってお金を稼ぐこと。
人のネットワークがうまくいくと到達できそうなことは、たくさんある。
ネットワークでうまくいくにはどうしたらよいだろうか。この問いについて、本書で順を追って考えていく。”(iii – iv)
という読者への投げかけに始まり、
続きを読む 複雑ネットワークを専門とする増田直紀さんに学ぶ、人生を豊かにするネットワークの築き方:『私たちはどうつながっているのか』読了 →
東京海洋大学准教授 青山千春博士の『科学者の話ってなんて面白いんだろう メタンハイドレートの対論会場へようこそ』を読了。
中間記で取り上げた「第一章 日本は変わり始めている」から
「第二章 科学者の挑戦、生みの苦しみ」「第三章 いよいよ使える自前資源の生産に向けて」は各論的な話しとなり、用語も専門的となり、読解に難度が上がる印象もあります。
そんなところで消化出来ていないところも多いですが、大づかみでメタンハイドレート(MH)に関して感じたところを以下に。
続きを読む 青山千春博士に学ぶ、メタンハイドレート研究の最前線と日本を変え得る未来:『科学者の話ってなんて面白いんだろう メタンハイドレートの対論会場へようこそ』読了 →
青山千春博士の新著『科学者の話ってなんて面白いんだろう メタンハイドレートの対論会場へようこそ』を読み始めて
全部で三章あるうちの第一章(日本は変わり始めている)を読み終えたので、そこまでのおさらい。
本書を読み始めてから間もなく本書の題材となっているメタンハイドレートに関するニュースが
主要メディアに大々的に掲載↑されるというタイミングの良さでしたが、
本書を開いたところの「はじめに」で、青山千春博士がメタンハイドレートに関して・・
” 日本は資源小国だという思い込みを、真っ向から打ち破る新しい力、それがメタンハイドレート(以下、MH)です。
わたしたち日本人が建国以来初めて見つけた、海に抱擁している本格的な自前資源です。”(p1)
と説明。本書の意義については
” 日本の自前資源の、たった今の現在、それから近未来について日本でも世界でも最初のリアルな証言集になりました。”(p2)
と、(本書で)十九人のメタンハイドレートに関する当事者が登場。第一章では六名の方が青山千春博士の取材に応じています。
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百田尚樹さんが讃えたオーストラリア人の公正さ
” こうした当時の記録を見ていると、オーストラリア人の持つ公正さに感心する。イギリス流のスポーツマンシップの伝統があったのか、これは民度の高さといっていいのだろう。
ボクシング興行の持つ醜い側面が浮き彫りになったこの試合での、これはひとつの救いである。
原田もまた翌日の新聞を見て、悔しさが癒された思いがしたと語っている。
余談だが、オーストラリア人がこの時の原田にいかに感銘を受けたかということを示す面白いエピソードがある。
この試合の三十七年後の二〇〇六年にオーストラリア競馬史上採鉱額の二千二百五十万豪ドルでアイルランドに所有権を移された名馬に「ハラダサン(Haradasun)」という名前が付けられた。
この名前の由来はファイティング原田の「原田さん」という日本の呼び名を英語表記したものだ。いかにオーストラリア人たちの間で「原田」が尊敬されているのかがわかる逸話だ。”(『「黄金のバンタム」を破った男』p300)
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2014年6月に開催されたシンポジウム「監視の”今”を考える」にインターネット出演したEdward Snowden:エドワード・スノーデンのインタビュー等が掲載された
エドワード・スノーデン,青木 理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ 集英社 2017-04-14
『スノーデン 日本への警告』を読了。
エドワード・スノーデンのインタヴュー部分に関しては、中間記↓で取り上げたので、
今回は同シンポジウムに登壇したベン・ワイズナー(エドワード・スノーデンの法律アドバイザー)、マリコ・ヒロセ(ニューヨーク人権協会)、宮下紘中央大学総合政策学部准教授、青木理さん(ジャーナリスト)によるパネルディスカッションで印象に残った箇所の抜粋。
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる