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竹田恒泰さんが思いを込めた日本人のための教科書:『中学 歴史』(文部科学省検定不合格教科書・第5版 ー ほぼ合格の完結版)読了

表紙に「不合格教科書シリーズ005」と掲げられた竹田恒泰さんが主筆を務められている国史教科書編纂委員会の『中学 歴史』文部科学省検定不合格教科書・第5版を読了。

竹田恒泰さんの

” もし真っ当な教科書が普及したなら、真っ当な青年が育ち、将来、日本の指導者になって、そのときに本当の日本が復興するのではあるまいか、正しい教科書を普及させることの価値はじつに大きい。そのために有志が集い、始まったのが『国史教科書』編纂計画である。” (vii)

との取り組みが、↓形として2019年に示されて以来、

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検定結果の可否が公になる3月になると竹田恒泰さんの発信を通じて文部科学省の判断に注目していましたが、

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安倍晋三元首相が自身の言葉で振り返った安倍政権3188日:『安倍晋三回顧録』読了

安倍晋三元首相が自身の言葉で在任中の日々を振り返った『安倍晋三回顧録』を読了。

本書出版について承知していましたが、不幸にもお亡くなりになられた後で、「?」と思っていましたが・・

” 私たちが安倍さんに「回顧録」出版のためのインタビューを申し入れたのは、首相辞任を表明される1か月半前の20年7月10日でした。

お願いした一番の理由は、なぜ通算の首相在任期間で戦前の桂太郎を抜いて133年の憲政史上最長の政権になり得たのか、その理由と政策決定の舞台裏、煩悶と孤独の日々をご自身に語ってもらいたいと思ったからです。

・・中略・・

安倍さんにとっても政治的疾風怒濤の時代をきちんと残しておきたいという気持ちがあったのでしょう。こうして20年10月から1回2時間のインタビューが始まり、21年10月まで18回、計36時間にわたって行われました。”(p2/p4)

というきっかけ/経緯を辿り、2023年2月出版に至った回顧録(聞き手 橋本五郎さん、尾山宏さん/兼 構成、監修 北村滋さん)。

 第1章 コロナ蔓延  ダイヤモンド・プリンセスから辞任まで

 第2章 総理大臣へ!  第1次内閣発足から退陣、再登板まで

 第3章 第2次内閣発足  TPP、アベノミクス、靖国参拝

 第4章 官邸一強  集団的自衛権行使容認へ、国家安全保障局、内閣人事局発足

第5章 歴史認識  戦後70年談話と安全保障関連法

 第6章 海外首脳たちのこと  オバマ、トランプ、メルケル、習近平、プーチン

 第7章 戦後外交の総決算  北方領土交渉、天皇退位

 第8章 ゆらぐ一強  トランプ大統領誕生、森友・加計問題、小池新党の脅威

 第9章 揺れる外交  米朝首脳会談、中国「一帯一路」構想、北方領土交渉

 第10章 新元号「令和」へ  トランプ来日、ハメネイ師との会談、韓国、GSOMIA破棄へ

 終章 憲政史上最長の長期政権が実現できた理由

という目次立てで396ページ+資料(安倍政権の歩み 等)という構成。

再起、そして目指したこと

本編で特に印象に残った箇所を下記に3つ引用すると・・

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哲学者マルクス・ガブリエルが迫るアートの根源:『アートの力 美的実在論』読了

哲学者 マルクス・ガブリエルの『アートの力 美的実在論』を読了。

Twitterで遭遇したサイン本販売情報↓

出典:青山ブックセンター本店 Twitter(画像はTweetにリンク)

に反応して入手叶った著書。

後日、ダメ元で・・ と訪れた青山ブックセンターで確保出来たサイン本.-

購入に至った背景には注目を集めている哲学者としてマルクス・ガブリエルの名を承知していたことがあり、

中身をぱらっとしてみた感じ「大丈夫かなぁ」なんて前向きに受け止めていましたが、実際読み始めてみると・・

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梅雨の合間、既に夏の暑さを感じながら積まれし 2023年5月購入積読5冊

三週間ほど前に積み上がっていた ↓

<< 2023年6月8日投稿:画像は記事にリンク >> 雨量を次第に感じながら梅雨入り突入期をお供する 2023年4月購入積読3冊

2023年4月購入3冊を想定より1週間ほどかかって読み終え、6月下旬に新たに積み上がっていた

l to r:(上段)安倍晋三『安倍晋三回顧録』, マルクス・ガブリエル『アートの力 美的実在論』, 竹田恒泰ほか『中学歴史 文部科学省検定不合格教科書・第5版「ほぼ合格の完結版」』(下段)光嶋裕介『ここちよさの建築』, 泉房穂『政治はケンカだ!明石市長の12年』

2023年5月購入積読5冊。

ジャンルは政治(x2)に、アートに、日本史に、建築に。著者からみると哲学者マルクス・ガブリエル以外は手を伸ばしていた経緯有り。

今回はサイン本3冊(=上段中央&下段2冊)で、「後にサイン本に出来たらなぁー」というのが1冊。

最初に手に取った(画像)上段中央のマルクス・ガブリエル『アートの力  美的実在論』は既に先月末に読了済み。

現代におけるアートの効用はさまざま指摘されており承知していますが、注目を集める現代の哲学者からみたアートの効用は?読了記は近日中に。

松坂大輔さんが振り返った「怪物」と呼ばれ、期待を背負い格闘した日々:『怪物と呼ばれて』読了

先週末、中間記↓をアップロードしていた松坂大輔さんの

<< 2023年6月24日投稿:画像は記事にリンク >> 松坂大輔さんが振り返った「怪物」と呼ばれ、期待を背負い格闘した日々:『怪物と呼ばれて』中間記

半生記、『怪物と呼ばれて』を読了。

ケガとの対峙、そしてこれから

読み進めた後半

目次:本書後半

第10章 前夜ー2005年第18章 感謝ー2022年〜未来 には

” 本来は選手会長としての挨拶だけで、個人的なことを言うつもりはなかった。自分の口からメジャーに行くことを前提に話をすることはご法度であることは、何度も言い聞かせたつもりだったが、西武ライオンズの仲間や、何よりファンの方々を前に、報告したいという思いが勝ってしまった。”(p182)

という小学校の卒業式時に言葉にしていたとの「100億円プレーヤー」を有言実行する形で活躍の場をMLBに移したところから

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松坂大輔さんが振り返った「怪物」と呼ばれ、期待を背負い格闘した日々:『怪物と呼ばれて』中間記

2021年、23年に及ぶ現役選手生活にピリオドを打った松坂大輔さんの『怪物と呼ばれて』が全18章に章立てされているうち 第1章 引退ー2021年10月19日 から 第9章 世界ー日の丸の記憶 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

目次:本書前半

サイン本入手機会を捉えて入手していた著書。

幼少期から視野に捉えられていたプロフェッショナル

内容は半生記で、さすが松坂大輔(さん)と感じさせられる300ページ弱の厚みで、

” 子どもの頃は、人によって野球に対する意識はまったく違うと思う。僕は小さい頃から、どうやったらプロ野球選手になれるかということを常に意識していた少年だった気がする。”(p16)

という野球との出会いから早々にプロフェッショナルを頭に描いていた幼少期に、

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片岡たまきさんと竹中直人さんが振り返った忌野清志郎さんとの忘れ得ぬ数々の情景:『あの頃、忌野清志郎と ボスと私の40年』読了

とある瞬間に忌野清志郎さんの歌声に魅了され、熱狂的ファンであることにとどまらずRCサクセションのマネージャーにまでなったという経歴をお持ちの片岡たまきさんの『あの頃、忌野清志郎と  ボスと私の40年』を読了。

Twitterで流れてきたサイン本販売情報↓に反応して、

出典:片岡たまきさんTwitter(画像はTweetにリンク)

入手叶えていた一冊。

雨の中、販売店の神宮前のSEE MORE GLASSを訪れ無事サイン本 get.-

本書は

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爆笑問題 太田光さんが描いた混沌の世界から見出された希望:『笑って人類』読了

爆笑問題 太田光さんの書き下ろし小説『笑って人類!』を読了。

狙っていたサイン本をなかなか入手出来ず、発売日から1ヶ月ほど経過した時期、帰路何気にアクセスしたTwitter情報から即

すれ違いを等を経てギリギリ入手叶ったサイン本

発信元の書店に向かい・・何とか最後の1冊を入手していた経緯。

混沌の世界情勢、その行く末・・

本書は、現実世界の国際政治を小説に落とし込み、

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