書店で「次、何読もうかなぁ・・」と、手持ちの読み本がなくなり物色していた際に気になり→手に取り→購入に至っていた
『私たちはどうつながっているのか』を読了。
ディスプレーされていたので、てっきり新刊と思いきや出版は2007年4月。
著者の増田直紀さんは「東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻講師、複雑ネットワークと脳の理論を研究」と本書で紹介。*本書上梓時点の情報と考えられます
まず「はじめに」で
” あなたは、自分のネットワークに満足しているだろうか。仮にいじめやひきこもりに悩んでいないにしても、人間関係の質や量について無頓着ではないだろうか。
知らず知らずのうちに、人のネットワークの中で損をしていないだろうか。適切なネットワークを構築して、己の充実に結びつけられないだろうか。
新しい友人づくり、運命的な出会いによる結婚、周りの人に受容してもらうこと、有名になってお金を稼ぐこと。
人のネットワークがうまくいくと到達できそうなことは、たくさんある。
ネットワークでうまくいくにはどうしたらよいだろうか。この問いについて、本書で順を追って考えていく。”(iii – iv)
という読者への投げかけに始まり、
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東京海洋大学准教授 青山千春博士の『科学者の話ってなんて面白いんだろう メタンハイドレートの対論会場へようこそ』を読了。
中間記で取り上げた「第一章 日本は変わり始めている」から
<< 2017年5月7日投稿:画像は記事にリンク >> 青山千春博士に学ぶ、メタンハイドレート研究の最前線と日本を変え得る未来:『科学者の話ってなんて面白いんだろう メタンハイドレートの対論会場へようこそ』中間記
「第二章 科学者の挑戦、生みの苦しみ」「第三章 いよいよ使える自前資源の生産に向けて」は各論的な話しとなり、用語も専門的となり、読解に難度が上がる印象もあります。
そんなところで消化出来ていないところも多いですが、大づかみでメタンハイドレート(MH)に関して感じたところを以下に。
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青山千春博士の新著『科学者の話ってなんて面白いんだろう メタンハイドレートの対論会場へようこそ』を読み始めて
全部で三章あるうちの第一章(日本は変わり始めている)を読み終えたので、そこまでのおさらい。
本書を読み始めてから間もなく本書の題材となっているメタンハイドレートに関するニュースが
出典:NHK NEWS WEB(画像は記事にリンク)
主要メディアに大々的に掲載↑されるというタイミングの良さでしたが、
本書を開いたところの「はじめに」で、青山千春博士がメタンハイドレートに関して・・
” 日本は資源小国だという思い込みを、真っ向から打ち破る新しい力、それがメタンハイドレート(以下、MH)です。
わたしたち日本人が建国以来初めて見つけた、海に抱擁している本格的な自前資源です。”(p1)
と説明。本書の意義については
” 日本の自前資源の、たった今の現在、それから近未来について日本でも世界でも最初のリアルな証言集になりました。”(p2)
と、(本書で)十九人のメタンハイドレートに関する当事者が登場。第一章では六名の方が青山千春博士の取材に応じています。
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百田尚樹さんが讃えたオーストラリア人の公正さ
” こうした当時の記録を見ていると、オーストラリア人の持つ公正さに感心する。イギリス流のスポーツマンシップの伝統があったのか、これは民度の高さといっていいのだろう。
ボクシング興行の持つ醜い側面が浮き彫りになったこの試合での、これはひとつの救いである。
原田もまた翌日の新聞を見て、悔しさが癒された思いがしたと語っている。
余談だが、オーストラリア人がこの時の原田にいかに感銘を受けたかということを示す面白いエピソードがある。
この試合の三十七年後の二〇〇六年にオーストラリア競馬史上採鉱額の二千二百五十万豪ドルでアイルランドに所有権を移された名馬に「ハラダサン(Haradasun)」という名前が付けられた。
この名前の由来はファイティング原田の「原田さん」という日本の呼び名を英語表記したものだ。いかにオーストラリア人たちの間で「原田」が尊敬されているのかがわかる逸話だ。”(『「黄金のバンタム」を破った男』p300)
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2014年6月に開催されたシンポジウム「監視の”今”を考える」にインターネット出演したEdward Snowden:エドワード・スノーデンのインタビュー等が掲載された
エドワード・スノーデン,青木 理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ 集英社 2017-04-14
『スノーデン 日本への警告』を読了。
エドワード・スノーデンのインタヴュー部分に関しては、中間記↓で取り上げたので、
<< 2017年5月3日投稿:画像は記事にリンク >> エドワード・スノーデンが日本人に突きつけた現実と警告:『スノーデン 日本への警告』中間記
今回は同シンポジウムに登壇したベン・ワイズナー(エドワード・スノーデンの法律アドバイザー)、マリコ・ヒロセ(ニューヨーク人権協会)、宮下紘中央大学総合政策学部准教授、青木理さん(ジャーナリスト)によるパネルディスカッションで印象に残った箇所の抜粋。
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先日トークセッションに参加して、
<<2017年4月30日投稿:画像は記事にリンク >> エドワード・スノーデンが日本に示した「警告」の重みを青木理さん、山田健太先生登壇のトークセッションで感じてきた:『スノーデン 日本への警告』刊行記念トークセッション参加記
その際、対象書籍として購入した『スノーデン 日本への警告』を
エドワード・スノーデン,青木 理,井桁大介,金昌浩,ベン・ワイズナー,宮下紘,マリコ・ヒロセ 集英社 2017-04-14
読み始めてから折り返しに差し掛かったので、その部分のまとめ。
スノーデンが発した警告
本は、
第一章 スノーデン 日本への警告、
第二章 信教の自由・プライバシーと監視社会
の二章立てで、
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作家 百田尚樹さんが、ファイティング原田さんの現役時代を描いたノンフィクション『「黄金のバンタム」を破った男』を読了。
購入時のレシートを確認すると、2014年1月。サイン本ということに飛びついてから
しばらく積読本となっていましたが、手持ちの未読本が切れたタイミングで手に取ったら
程なく本の中で展開されている世界に魅了されていきました。
続きを読む 百田尚樹さんがファイティング原田さんの現役生活を通じて描いた一九六〇年代の日本:『「黄金のバンタム」を破った男』読了 →
『カープが優勝した25の理由』を読了。
古葉竹識元監督やOBの北別府学さん、大野豊さん、監督を務めたこともある達川光男さん(元監督)などが
2016年にペナントレースを25年ぶりに制した広島東洋カープの優勝を振り返った企画本。
続きを読む カープOB12名、ファン代表13名が振り返った広島東洋カープ25年ぶりの優勝:『カープが優勝した25の理由』読了 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる