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立花岳志さん推奨本『ザ・ミッション』を読んで、原作者から翻訳者へと発展するご縁

2013年4月にプロフェッショナル・ブロガー、作家の立場でご活躍されている立花岳志さんの2日間に及ぶワークショップ(「人生を劇的に変える!2daysワークショップ」)に出た際、

2冊の本を課題本として指定され、そのうちの1冊がジョン・ディマティーニ著の『ザ・ミッション』。直後に一回読了して本の存在は忘れていて・・

今年3月頃であったか、youtubeの無料動画で『ザ・シークレット』を知り、

『ザ・シークレット』の始めの20分間

そこにジョン・ディマティーニが出演していて、クールな語り口で印象に残る指摘が頭に残る。

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藤村正憲さんに学ぶ「国際自由人」という生き方

午後、マレーシアのジョホールバル在住で「国際自由人 MONEY & FREE」の著者である藤村正憲さんの出版記念講演会に行ってきました。

書の購入特典で約6,000円の定価が無料招待となったところ、行けば更に新刊が進呈されるという(笑)

 意外と簡単に始められた、との海外はじめの一歩

講演のテーマは、「国際自由人という生き方」。藤村さんは学生の頃に旅先の香港で、日本と違い、各自それぞれの感性に合わせて生きるライフスタイルにカルチャーショックを受け

29歳までに海外に出る事を決意。それまでの約10年を修行期間と考え、実際、その期日を守って移住。

それまでは実家住まいで、多分に世間知らずというところがあったものの、難しいと思っていた移住は殊の外、容易に進んだとか。

この事で「やりたいと思えば、やってしまう事が良い」との人生哲学を得たそうな。

いきなり試された決意

但し、ここから試練が訪れ、最初の滞在地、北京で重症急性呼吸器症候群/SARS(サーズ)が流行し

原因が解明されぬ中、街の機能は停止、もしかして自分が犠牲になるかもといった状況。それでも帰国という選択肢は無く、

滞在する中で難は逃れたそうですが、親しく面倒を見てくれた人の祖父が(SARSによって)亡くなるという事態に直面し

一瞬の不可抗力で、人の命が途絶えてしまう現実を目の当たりにし、今を大事する事をより深く胸に刻んだそうな。

そこから一つ一つの選択を納得、理由が述べられる生き方を志向するようになり、人生が楽しく、生きる上でのタブーがなくなっていったそうです。

なお、藤村さんが定義する国際自由人とは・・

  • ワクワクした気持ちで生きる

 

  • 国境を意識せずに、自分らしく生きる

 

  • 世界へ出て、自分の人生をデザインする事      の3つ。

 

やりたい事をやっている人に吹きやすい追い風

講演で何回か語られていましたが、海外で日本人を求める需要は強いものの、例えば家族の反対であったり、本人の踏ん切りが付かなかったりで、

実際、行動に移す日本人の絶対数は少ないとの事で、日本で秀でたものが何も無かったと仰る藤村さんが

外に出てビジネスを成功させた大きな要因は、競争相手がいない状況であった事が大きいとの事。

更に、やりたい事を実現したせいもあり、それを応援してくれる運命的な出逢いにも恵まれたとの事。

マレーシアのイロハに、移住先の選び方

講演の中盤から、滞在先のマレーシアの話題となり、ビザを取る事の容易さ(基準:50歳以下 900万円の定期預金/50歳以上 同450万円)、環境等から同国が7年連続でロングステイしたい国のNo.1となっているとの事。

移住先を選ぶ上で、(多くの人にとっては)英語が通じるという条件に加え、親日国であるかが大きい判断材料になるとの事で

マレーシアは、この二点を満たしているとの事。

また、物価の安さから、日本の大卒初任給程度でプール付きの家(3LDKで家賃10万円程度)、メイドを家事を依頼(週2回程度の通い)する事、

車で15分程度の場所に高原等のレジャースポットがある事、月1回の海外旅行(マレーシアはローコストキャリアの航空会社が強い)を実現出来る環境が整っているそうな。

教育環境も世界トップクラスの水準で、英語で学問を学び、帰国子女枠を使って、日本(や海外)の難関大学に入学する途も使えて効果的。

海外起業の成否

海外で、ビジネスを展開する上では、その人にとって興味のある事でないと長続きしないが、

既述の通り、日本に居る場合と異なって競争相手の少ない事、価値観の違いをビジネスチャンスに繋げられ

例えば、先進国で成功したビジネスをマレーシアの新興国に持ち込むだけでも商機を見出し得るとの事。

Johor Bahru Night View

藤村さんは、世界各国で中国人がチャイナタウンを築き、仲間内でビジネスする環境を支え合うが如く

マレーシアで “LITTLE JAPAN”プロジェクトを推進、それこそマンション内に日系の内装会社を登用したり、日本式の浴槽を導入するなど、

日本人がローカライズ出来る環境の構築に邁進されているとの事。東南アジアの中では、シンガポールの経済成長が先行しているが、

マレーシアとシンガポール間を接続する地下鉄の開業が2019年に計画されており、隣国の成長を活用出来る面も予測され、

若者が多い人口ピラミッド(日本、少子高齢化)で当面、経済発展を見込める素地が整っている事。

いい感じの人の共通項 に、ライヴで高まる臨場感

ワクワクする事とか、やりたい事をやっていると応援してくれる人が現れるとか 、興味がないと長続きしない等々・・

このところ取り上げた本の内容と図らずも一致しますが(笑)藤村さんのお話を約90分お聴かせ頂き感じたのは

自分の思いに忠実である事、やる前に先入観(成功の保証を求めない)を抱かない事。

「意思有るところに道は開ける」の一語で言い換えられると思いますが、書籍を通じて人の生き様に触れるのも良いですが

直に同じ場所の雰囲気を共有すると、(海外移住に限定されず、在り方に対する)臨場感が高まって、その感覚が心地良かったです。

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「直観」はウソをつかない:『ソース』読了

前々回、取り上げた『ソース』を読了。

>> 「直観」に耳を澄ませていますか?:『ソース』読み途中の中間報告  <<

充実した人生を送るための4箇条

本書の一番の言いたい事である「ワクワク(ソース)」を人生の中心に据えるには・・

① 人生のあらゆる場面において自分が持つワクワクの「すべて」を見つける。

② 発見した「ワクワク」は、ひとつ残らず「すべて」、現在の生活に生かす。

③ 自分がワクワクすることを自分自身や人のために無条件に使う。人のために使うときは、なるべく人知れずこっそりと使う。

④ ①から③まで実行しながら、バランスの取れた生活を目指す。

この4つを実践すれば、充実した人生を送れることは確実です。 (p236)

充実した人生を送る上で・・

” あなたという人間の最高の部分を生かし、それを使って社会に貢献しようと思えば、最大限のリスクを冒す覚悟が必要です。” (p241)

最大限のリスクとは・・

” 自分の住み慣れた世界から少し飛び出してみることであり、慣れた環境の外へ出て冒険することです。

感情的にも、ときにも経済的にも冒険をして、自分にできることをすべて試すことです。自分の力をすべて出しきる覚悟で挑むことです。

そうしたチャレンジに立ち向かうとき、人はリスクを冒していると感じます。 ”

” どこまでやれば自分の最大限の力を出したことになるかは、あなたにしか決められません。そのときの自分にふさわしいリスクの程度を決めるのもあなたです。

自分の心に耳を傾けましょう。内なる声が教えてくれます。他の人に決めてもらうことはできません。あなたほどあなたのことを知っている人はいないからです。” (p242)

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「ワクワク」を生きる事の中心に据えて、最大限の力で立ち向かうと・・

  • 自分が何をしたいのかがわかっているので、まわりの人たちの意見に左右されない。

  • 自分がこの世に生きている意義がわかっているので、困難にぶつかっても大きな視野から問題を捉えることができ、くじけない。いつも平安な心でいられる。

  • 人生で進みたい方向が明確にわかっているので、自分の個性を生かしたユニークな生き方ができる。

  • 自分にぴったり合った仕事や伴侶に恵まれて、毎日が楽しく充実している。

  • ありのままの自分が自然な生き方をしているので、疲れず何の不安もない。

  • 自分の生き方を応援してくれる人たちが自然に集まってくるので毎日が楽しい。(p284-285)

     

ここで、本の結びの部分を迎え・・

” ソースを生きていると、人生そのものが自己発見の旅になります。ひとつのワクワクを実践すると、それが新たなワクワクへとつながり、どんどんと自分の枠が広がって未知の自分に出会います。

夢のまた夢を思っていたことが現実になります。自分の生き方がこれでよいのかと迷うこともありません。 ・・中略・・

進む方向が大切なのであって、どこに到達するかは問題ではないからです。「小さな一歩」があなたを前進させてくれます。 ” (p289)

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まとめ:直観に耳を澄ます心構えに、小さな一歩を踏み出す準備

ここから本の方では「訳者あとがき」(ヒューイ陽子さん)となり、著者のマイク・マクナマスが本が世に出される前の

1999年3月半ばに、病死してしまった事実に言及されており

葬儀では会場に入りきれないほどの人たちが集まって、故人の死を悼んだそうな。

この後に、本が出版された事を考え、また、私が購入した版数を確認すると 26版:2014年2月(初版:1999年10月)とあり、如何に長く読者の支持を得ているかが分かり、

内容の秀でた事は、上記の二点が良く物語っていると思います。

読んだ人それぞれが置かれている状況や最大限の力を発揮する事であったり、本で書かれている内容を実直に行動に移行する事にハードルの高さも感じますが

「心の声(直観)」に耳を澄ませて、「小さな一歩」を踏み出す事は、誰しも ” 決意 “一つですよね。

なお、タイトルに上げた「直観はウソをつかない」(p310) は、本書のプロデュースにあたられた喜多見龍一さんが巻末で寄せられた「ソースという名の列車は、あなたの人生を強力にドライブさせる。」から。

「直観」に耳を澄ませていますか?:『ソース』読み途中の中間報告

仲間内で話題となっていた『ソース』を3分の2程度(1〜4部)まで読み終える。

>>  今日この頃の本に囲まれる自分 その弐:読んでみたい本  <<

日本語で記されたサブタイトルに「あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。」とある通り、

” 私たちが個人としても社会としても豊かになるためには、プライベートな生活と境界がなくなるほどの楽しい仕事をし、精神的な満足感を成功の基準とし、無条件に人や社会に与え、右脳を活用して直観にしたがった生き方をしたほうがよいのです。” (p54)

であるとして、

” 誤った社会通念は、現代の高度に発達した産業社会の世界観を反映し、物質主義、消費主義、そして金、名声、権力という空しい成功感に裏づけられています。”

と正反対の立場から、著者(マイク・マクナマス)の生き方論が綴られています。

適性もお金も介在しない選択

人は・・

” 心から夢中になれるものがあると、人はそれを無心に追い求めます。そのワクワクをまわりの人間も認めてくれ、励まされると、ワクワクに自己推進力がつき、勝手にどんどん前進していきます。

内からわき起こる情熱がその人の人生をぐいぐい引っ張っていって、自動操縦を始めるのです。” (p69)   ⇒ ” 好きなことをしていれば、自然にすべてがうまくいきます。” (p73)

夢中になれる事に、適性の有る無しはまったく関係ないとして、実際、世の中に・・

” 管理能力のない管理職、お客を怒らせる店員、修理前よりひどくしてしまう水道工事屋や電気修理屋、誤診する医者、会社をつぶす経営者たち・・ “(p97/抜粋)

” 無能だからといって、現在の地位を得るさまたげにはならなかったようです。だからあなたも、有能ではないからといって自分の夢をあきらめる必要はありません。” (p97)

また、お金に関しても・・

”  私に言わせれば、「お金があったらできるんだが」という人の本音は「これを本当にやりたいのかどうか自信がない」もしくは「これは本当にやりたいことじゃない」ということ ・・中略・・

自分が何をしたいのかが一点の疑いもなくわかれば、それをどこでどのように実現すればよいか、自然にわかります。」”(p218)

踏み出せるか、否か

と。で、ここで大事になるのが、小さな一歩を踏み出す事。

” 実に大勢の人が私のところに来て、なぜやりたいことができないか、なぜ好きな仕事につけないか、なぜ一生の夢を実現できないかという言い訳をします。

そうした人たちは、最初の一歩を踏み出す前に、成功の保障を求めたがります。けれども、自分のやりたいことに向かって小さな一歩を踏み出さないかぎり、結果を予測することはできないし、そもそも自分の望む方向に進めるかどうかもわかりません。 ” (p157)

” まずやりたいことをやるのです。そうすればお金はあとからついてきます。” (p214)

と、適性も経済的な状況も、自分がやりたい(ワクワクする)事を明確にする事で

問題を問題と思わない事を指摘。

運命を分つ「直観」への聴力

個人で、この本で印象的であったは「直観」について言及した箇所。

” 自分がしようとすることが大事業であれ小さなことであれ、できるという信念がなければ何ごとも達成できません。信念には偉大な力があります。

信念は私たちが望む方向に汽車を走らせる機関車の役割を果たす、人生の原動力といえます。” (p168)

何によって、その力を実感できるかというと・・

” それは、自分の直観を信じることです。重要なことであろうが、ささいなことであろうが、人物や状況に対して自分が直感的に感じたことを決して無視しないでください。 ・・中略・・

心の中で本当に感じていることに注意をはらいましょう。何も感じられなければ、感じられるまで決断を延ばすのです。待っていれば、いずれ何かを感じます。その感覚があなたの本当の直観です。 ” (p169)

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「感情」とは異なる「直観」の正体

ここで、注意喚起があり、「直観」と「感情」を混同してはならないという事。

” 直観と感情はどのように違うのか

  • 喜怒哀楽の感情は生理的な反応であり、信用できない。
  • 直観には感情の揺れがなく、落ち着いて平坦である。直観は生理的反応ではない。「○○な気がする」という感覚で、一貫して同じであり急変したりしない。心の中から聞こえてくる静かな声だ。
  • 直観や感覚や気配は潜在意識からのメッセージであり、意識の力を信じる人にとっては高いレベルからのメッセージだと考えられる。
  • 感情は上下に揺れ、信頼できないし、信頼するべきではない。感情はさまざまな問題や空虚感の表われである。決して感情にもとづいた決断をするべきではない。感情的な決断をすると人生にゴタゴタが生まれ、あとから後悔するような選択をしてしまう。
  • 感情は、肉体や精神が情報処理をする結果として生まれるものだから、無視しないでそのまま味わえばよい。感情を抑えつけると、心身の健康に悪影響をおよぼす。けれども感情を判断の基準にして生きるべきではない。” (p170-171)

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仮)まとめ

この部分、先日読了した『イメージは物質化する』と重複する部分でもありますが、

思考の結果が感情で ⇒ 感情は描いたイメージを既に持っている感覚を心に宿す事で、やがてイメージは現実化する役割を果たすので、自分の抱いている感情を理解する事は重要。

但し、感情は揺れ動くものなので、判断の拠り所としてはいけない。

体の中から落ち着いて平坦に沸き上がってくるのが直観で、これを自分で認識する事、それに耳を澄ませる事が大事。

今週、目を通した2冊の本から学べるエッセンスは、上記に集約されますね。まだ、未読の部分があるので、「ソース」については、もう一度。

 

イメージした未来を現実と認識し続ける事で願いは叶う:『イメージは物質化する』読了

『イメージは物質化する』を読了。4日にわたって断続的な読みでしたが、先が楽しみで根を詰めて読んだ感じになり、読了後は寂寥感のような感覚も(笑)

>> イメージし、信念を宿し、ブレない事:『イメージは物質化する』その弐  <<

>> 心の目で見るものが現実になると知るビジョナリーパーソンの時代:『イメージは物質化する』その参  <<

では、昨日の続きで「第8の法則」から・・

第8の法則

紙一重の差、と題され、「紙一重」とは失敗と成功の事。「差」とは・・

” ある人は計画を立てるだけで終わりますが、ある人はその計画を実行します。

ある人は目標達成にあと一歩のところであきらめ、ある人は達成します。

ある人はチャンスを認識するだけで、ある人はそのチャンスをものにします。” (p215)

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” あなたの知る成功者たちとあなたは、与えられているもの、備わっているものすべてが平等です。唯一違いがあるとすれば、それは何を成したかにすぎません。” (p217)

” 成功するためにしなければならないことは、必ずしも今あなたが考えているものであるとはかぎりません。ただ、それが何であろうと、あなたには何事をも実行に移す能力が備わっています。

ただ、人それぞれが置かれている環境は異なるので、その人ごとにやるべきことが異なるのは事実です。

あなたがやるべきことは、いずれあなたにも分かる日がやってきます。

重要なのは、その日が訪れ、人生の成否を分ける紙一重の違いが判明したとき、自分がそれを必ずやり遂げてみせると、今この場でコミットすることです。 ” (p218)

で、ここで試されるのが・・

” あなたに成功をもたらす鍵は、あなた自身の「忍耐力」です。何かをはじめて、困難にぶつかったときには、忍耐強くあきらめずに乗り切ること、それが紙一重の差となります。 ” (p233)

章の締め括りは、読者への問いかけで・・

” あなたの人生と仕事で、「紙一重の差」をもたらすものは、何があるでしょう? ” (p236)

第9の法則

プラス思考と章で、冒頭で・・

” 車のバックミラーを見るように過去を振り返る人生を送っているかぎり、決して物質的な富を手に入れることはできません。

しかしかし、多くの人がこの過ちを犯してしまっているのも事実です。

わたしたちは現在に生きているのですから、過去のことなど忘れるべきです。 ”  ⇒  “(これまで偉業を成した人たちは皆、将来のビジョンを持っていました) すでに起こってしまった過去ではなく、これから起きることに目を向けて、そのビジョンを実現したのです。” (p241)

” 現状はいかなる状態であろうと、あなたはこれまでに経験したことがないようなすばらしいことを想像することはできます。

そして、イメージできればこそ、そのイメージを未来に実現させることが可能になるのです。” (p243)

ここで、読者の人生に対しての問いかけがあり・・

” あなたはこれまで、自分を含め周りの人たちの人生をよりよくするために、自分が持つ本来の潜在能力をどれくらい活用してきたでしょうか?” (p244)

出来ていなかったとすれば、まず・・

” もともと備わっていた真の能力を生かして、すばらしいイメージで心のスクリーンを満たすのです。それらのイメージが、あたかもすでに実現しているものとして確信し、期待するのです。” (p247)

多くの人が過去にとらわれて生活しているように見受けられるとして・・

” ある意味、過去はあらゆる生命の終わりの場所といっていいでしょう。しかし、残念なことに九五%の人が九五パーセントの時間を、過去にとらわれて過ごしています。” (p248)

” 過去(実績・経験)を重んじる思考パターンでは、他者がすでにやったことにしか目がいかず、視点が限定されるため、人生で得られるものも限られたものになってしまうのです。” (p258)

あるべき姿は・・

” まっすぐ前を向き、自分に何ができるか、どんな人間になりたいのかをのびのびとイメージし、、それらの壮大な思念で意識を満たしましょう。

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そして、意識が向けられている方向にしっかりと注意を向けてください。そうすれば自動的にあなたの人生は、そこに向かって進んでいくのです。” (p249-250)

” 人生のパターンを変えるには、明るい未来を心に描き、それが実現した後の状態を明確にイメージすることです。” (p251)

第10の法則

いよいよ最後となる章は「捨てる」。何が述べられているかというと・・

” あなたの身の回りに、気に入らないものがあるのであれば、それを手放してください。そうすれば、あなたの欲しいもののためのスペースができます。

この「空白の法則」は、あなたの人生のいろいろな面に適用できることです。” (p276)

” あなたが心から欲しいもののためにスペースをつくることです。豊かになるための空白の法則のポイントは、新しいものを受け入れる前に、そのためのスペースを用意すること。

もう一つ注意するポイントがあります。不要のものを処分するときに、それを売却せずに、ただ手放すようにしてください。古本を買い取ってもらうのではなく、そのまま破棄または寄付するということです。”(p277)

” 古い物を売ってしまえば、それであなたが手にするのは、古くなった物に対するわずかなお金です。それを受け取ってしまえば、もう他に受け取るものはなくなり「空白の法則」の効力も消えます。” (p278)

この事は何が説明されているかというと・・

” 「与えることは、実は受け取ること」” (p277)

であるから。更に重要な事として・・

” どんなに与えすぎても、与えすぎるということはありません。そして、与えると、必ずその見返りとして何かを受け取ることになります。

同じ相手からその見返りを受け取ることはめったにありませんが、水が上から下に流れるがごとく、それは確実に起こります。” (p278)

この事は物質に限らず、精神面でも同じとの事で

” 新しいアイデアを求めるのなら、古いアイデア(考え・価値観)を捨てる必要がある ・・中略・・

(新旧のアイデア) 二つの考えの間で常に揺れ動きながら一生を過ごします。このような精神状態を「優柔不断」と呼ぶわけですが、これがときに精神的苦痛や混乱の元となっています。

この「優柔不断」と「迷い」こそが、人生において大きなことを成すのを妨げている大きな要因の一つにほかなりません。” (p279)

ここで、章のまとめとなる

” あなたが何かを手に入れたいと心から望んでいるなら、古いものを捨ててその何かを受け入れるためのスペースをつくる必要があります。これは、揺るがすことのできない人生の絶対法則(=空白の法則)です。” (p281-282)

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著者のボブ・プロクター Bob Proctor

まとめ

と、本の内容については3回に分けて、軽く10,000字を超える分量。先日出た成毛眞さんの書評講座で

>> 成毛眞さんに書評を学ぶ <<

「あらすじ」を書けとの指摘があり、解釈は極力控えて引用を心掛けましたが、

自分が要約すると人間には2種類いて、1つは

目に見えている世界を現実と捉える大多数の人と、

他方は、

心に描いたイメージを現実と捉える人。この本で「ビジョナリーパーソン」と称されています。

作家の浅田次郎さんは、兼業しなければ生計を立てられない時代、コンクール等で落選が続いても「現実の方がおかしい」と一切、その事実を頑として受け容れなかったとのエピソードや

Apple 創業者の故スティーヴ・ジョブスやVirginグループ総帥のリチャード・ブランソンも、目の前の世界は決して現実として捉えていないから、多大な価値を提供したり、夢を与えているのだと思います。

この本を読んだ読者の多くが再読の必要性について言及していて、実際、自分も読めば読むほど理解が深まる事と考えますが

Reaching for Star

要は「心になりたい未来をしっかり描く事」、つまり成功とは、ビジョナリーパーソンになる事ですね。

最後に、この本の素晴らしいところは、書いてある内容を実践する事で、結果が約束されている事です。

 

心の目で見るものが現実になると知るビジョナリーパーソンの時代:『イメージは物質化する』その参

3日連続で『イメージは物質化する』。本日は、「第5の法則」から「第8の法則」まで。

>> 『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへ <<

>>  イメージし、信念を宿し、ブレない事:『イメージは物質化する』その弐  <<

第5の法則

「期待する」と題され、今までのところで・・

” 望んでいるすばらしいものをすでに手に入れた自分(心の中で裕福であることを)イメージする事の重要性 “

について記しましたが、そうすると、心が本来在るべき状態の「豊かさ」が宿る事になる。

この状態が整った状態で、望むものを実現するのに必要なのは二つ・・

1.願望(=その実現を求めていながらも、まだそのための行動をしていないために、実現していない状態のこと)と、2.期待

この部分、エンジンとガソリンの関係と捉えると理解が進みますかね。願望を抱いただけで目標が達成される事はなく、

” 望んでいるものが手に入ることを期待しないかぎり、それは実現しません。” (p137)

” 根拠などなくても実現するという思い(期待)がなければ、願望はただの夢に終わってしまいます。” (p138)

つまり、

” 一見、前向きな願望を抱いていると同時に、うまくいかないのではないか?うまくいかなかったらどうしようといった考えを抱くため、目標を達成できずに終わることが多いのです。” (p138)

願望は強く、しっかり抱く事。裏返しで、移ろいやすい特徴を持つ事が、経験談的にも分かります(笑)

ここで、重要なことは・・

” 真実は目に見えるものがすべてではないということも、覚えておいてください。” (p140)

↑ この言葉は強烈ですね。特に未来を既知の事実として捉える習慣を持っている人は稀有であろうと。

” 現代の人は、「目に見えるものがすべて」という考えの下、五感で知覚できるものだけを信じる傾向にあります。しかし、一部のビジョナリーパーソンたちは、「心の目で見るものが現実になる」という原則に気づいています。”  (p151)

visionary

ここで、注意点。

” 願望は、あなたを夢の方向へと突き動かす原動力であり、確信した期待は夢をあなたのほうに引き寄せる力をとなります。” (p142)

この段階で、いわゆる「引き寄せの法則」が登場。

” イメージが現実になるには一定の期間が必要だということ。なぜ、一定期間が必要とするかといえば、それが「生命の法則」だから ” (p142)

” 生命の法則には、すべての種子が顕現するのに懐胎期間を必要とすることが定められています。” (p142)

脳があるべき状態にセットされたら、維持と忍耐力が必要になってくるという事で、ここが正念場ですね。

第6の法則

「振動と誘引の法則」との標題から、まず「振動の法則」についての説明があり、

” あらゆるものが振動しているか運動しており、じっとしているものはないとされます。” (p160)

この事が何を意味するかというと・・

” わたしたちは人のタイプを大きく二つに分けて考える傾向があります。その人にとって ①プラスになることを考える楽観主義者 ②マイナス思考の悲観主義者 ・・中略・・ 前向きな人の周りには、同じくプラス思考のの人たちが集まってきます。・・中略・・ 悲観的な人の周りには、マイナス思考の人が集い、彼らはお互いに傷をなめ合ってしまうのです。” (p162-163)

つまり、人もそれぞれ振動していて、似た振動を起こしている人を身近に引き寄せているのだと。

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次の言葉は自分でまだ租借出来ていませんが、

” 振動の法則によると、自ら自覚して変わろうとすれば、そのきっかけとなる気づきが起こる。” (p164)

ことは留意事項になるとの事です。と同時に、振動の発信源は自分である事も忘れてはならない点であると。

で、ここから高度ですが、

” あなたが欲しいものを手に入れるためには、その望んでいる状態の振動に、自分の振動を同調させること ” (p176)

この状態が、願望が叶う状態を表すようで、多かれ少なかれ我々が(無意識のうちに)行っていた事のようです。

章のまとめでは・・

” 偶然に起きることなど一つもありません。あなたが心に抱いたイメージは、それに誘引の法則(世に言う、引き寄せの法則)が働き、その実現に必要なものを引き寄せます。 ”

” あなたが望んでいるものは、すべてあなたの周りに存在しています。ただし、それと調和できるかどうかはあなた次第です。心に不足感や限界を感じていては、当然ながら繁栄と調和することはできません。あなたは絶えず何かに引き寄せられています。 ” (p182)

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と、心の向かう先が前向きなものであるか、後ろ向きであるか、ここに大きな分かれ目があるということですね。

第7の法則

タイトルは「リスクを冒す」。

” リスクを一度も負っていない成功者はいない “

の見出しに始まり、思考の在り様として

” 「もし……になってしまったら……」と考えるのではなく、「こうしていく」という考えを前面に押し出していくこと ” (p187)

” 自分のやりたいことをどのように行うか ” /  ” それらの実現には、それなりのリスクもあります。しかしながら、そのための第一歩を踏み出しさえすれば、必ずそれを達成できる大きな流れに乗ることになります。”

” リスクを冒すことに慣れてくれば、あなたはこれまで気づくことのなかった自分の隠れた驚くべき才能があることを知ることになります。”

=(イコール)

” あなたの中に眠る本来の能力を発揮するためには、そうしたリスクを負って行動する経験が必要なのです。リスクを負わずに、あなたが心から達成感を感じる成功などありえないということを知ってください。石橋を叩いて渡っているかぎり、退屈で面白みのない人生が延々と続くということも、また知っておいてほしい。” (p188)

なお、

” リスクを冒すとは、勇気を持って行動することであり、勇気を持って行動することは、無謀な行為とは違います。” (p196)

” 誰もが、心の奥底にすばらしいことや成功のイメージやアイデアを持っているものです。” (p206)

“(あなたはその夢を実現できます。 ・・中略・・ そのためには)それなりに思い切った行動をしなければいけません。・・中略・・自分がしたいことや手に入れたいもの、なりたいものを紙に書き出すことで、それは可能になります。”(p206-207)

” 心に抱いている願望を、できるだけ詳細に、現在それが実現しているかのように書いてください。将来の「計画」ではなく、今起こっていることとして書くのがポイントです。” (p207)

章の結びでは、紙の真ん中に、まっすぐ縦に線を引いて、左側にマイナス、右側にプラスを書いて、

それぞれに夢を追い求めて失敗した場合の最悪の場合と、夢を達成したことによるメリットを記載した「夢のバランスシート」の記載が推奨されていますが、

章の中では「リスクを冒した」人たちについての共通項が指摘されており、

” 不安を抱いていたにもかかわらず、それに負けずに行動した ” / ” 状況を慎重に分析し、準備を整えたうえで、成功のイメージを心に抱きつつ不安を乗り越えて行動する人は、真の意味でリスクを冒した人であるといえ ・・中略・・ このような人が失敗することはほとんどありません。たとえ失敗した場合でも、彼らはすぐに立ち直って再びチャレンジすることでしょう。”

” リスクを冒すことのできる人は、創造性あふれるワクワクする人生を送ることになります。そしてそれこそが、わたしたちの本来の生き方なのです。” (p203)

とあり、分析(=マーケティング)に、然るべき準備が成されれば、もはやそれはその人にとってリスクではないのでしょうね。

リスクが別の言葉(チャンス?)になる瞬間が見えるのでしょうね。この辺りで、力尽きたので(笑)第8の法則以降から最後までは、次回に!

 

イメージし、信念を宿し、ブレない事:『イメージは物質化する』その弐

 

今週末は特に決まった予定もなく、前日に続いて『イメージは物質化する』を読み進め。

>>『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへ  <<

 

本で、10の法則が紹介されており、進んできたのは「第4の法則」まで・・

第1の法則

冒頭、エリック・バターワースの 「豊かさとは、物を持っている状態ではなく 物事を惹きつける意識のことである」 という言葉の引用(抜粋)があって

” お金はあなたの奴隷である!あなたがお金の主人なのだ ” (p32)

という大前提があり

” 真の経済的成功を収める法則は、人を愛し、そのためにお金を使うこと “

裏返すと

” 誤ってお金を愛し、そのために人を使ってしまうと不幸な結末を迎えることになる ” (p33)

お金の原則として

” 使って、楽しんで、循環させるもの ” (p35)

これらを踏まえた上で・・

” お金に対する不安は、現実のものとなる “

特性を持つため、決してやってはいけないことがあり、それは・・

” 自分が望むだけのお金を手に入れられるだろうか?または、そのお金を失うことはないだろうか?と心配すること” 。

” 収入を大幅にアップしたいのであれば、周囲の人の言葉に耳を傾けることをやめ、 代わりにあなたの「内なる声」に耳を傾けるようにする ” つまり ” 周囲の意見といった外の世界ではなく、自分の内側にある感覚や直感を信じてみる ”

” 自分が選択した人生で、十分なお金を手に入れていない人のほとんどは、他人の意見に左右されるタイプの人 ” (p41)

ここで大事なのは・・

” 顕在意識は常に思考することからはじまる ” つまり、” 今すぐ、頭を切り替えて新しい発想をしてみてみる。” (p46)

” すべてのことは、それが物理的に現実のものとなる前に、頭の中で、イメージができている(現実になっている)ーーー これは、すべてにあてはまる法則である ” (p51)

章の結びで、

” 潜在意識は、現実に起こっていることと想像したものとの区別ができない “

ため

” まずはゲーム感覚で大金持ちになった自分をイメージすることからはじめましょう。大金を使って何をしようかと考え、それを明確にビジュアル化してみる。”

この事の効果で、本来、人間が持っている

” 豊かさマインドが育まれていきます。” (p51) “人は誰もが自分とコミュニケーションをとっている ・・中略・・ 自分に語りかけるときには、裕福であることが気分がよいものであることを語るようにしましょう ” (p51-52)

この点、『ザ・シークレット』のDVDの中で「人が自分に接して欲しいように、自分にも接していますか」との問いがあった事を思い出しました。

第2の法則

ここは「明確にする」事がタイトルとして掲げられ、「豊かさマインド」が育まれ始めたら、次に成すべきが

” 自分がいったいどれだけのお金が欲しいのかを、できるだけ明確にすること ” (p63)

” 何のためにお金が欲しいのかを考える “

そして、 紙に「食費、家賃(住宅ローン)、衣料費、自動車ローン、光熱費、教育費、休暇、娯楽、保険代、貯金 」等、

各自で毎月支払う項目を書き出し、

” 将来望む生活を送るのに必要な金額の試算 “

を行う。そして・・

” 紙に太く大きな字で書き出して下さい。そのうえで、いったんその金額のことを忘れてください。” (p69) “自分にとって十分な額を知ることは、心を律することにつながります ” (p68)

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なぜ、この作業が必要かというと、本人が望む以上の金額を望んでいる人が多く、脳に対して、なぜ、その金額が必要であるかを理解させられないと、脳への指示が曖昧になって伝わらないとの事。つまり「求める豊かさ」は、人それぞれ違うという事ですね。

この章の中では、もう1つ大事な事・・

” お金を生む活動は二つしかありません。人が働くか、お金に働かせるか。人が働いて収入を得るのは、不慮の事故が起こることを考えると、それだけに頼るのは賢いこととはいえません。そのために銀行預金や保険、株式投資、不動産投資といった不労所得を収入源として持っておくこと ” (p70)

が、述べられています。

第3の法則

「イメージの力を使う」と題され、” イメージには、人生に起こるあらゆることを思いどおりにする力が秘められている ” として

” 人生に現れているすべてのことは、心にイメージした結果として起こったものにほかならない ” (p82)

人間は・・

” まず考え、イメージし、それから行動している ” (p86)

つまり

” わたしたちが成し遂げてきたことのすべては、まず最初に心にイメージしてからはじまったのです。だからこそ、もしあなたが望むものを手にしたかったら、まずは心にそれをイメージすることです。それからそれは実現していきます。 ” (p88)

思い当たるフシありますでしょうか、皆さん ^^  章の後半で、

” 今より裕福な自分のイメージを意識の中心に流し込むだけでいいのです。あなたがやるべきことは、あなたの中にくすぶる願望を表現するだけ ” (p100)

と、誰しも心持ち次第で出来る事で、特別な事は要求されていません。

” 現実の世界で達成する前に、まず心の中で達成しておくこと ” (p104) が、ポイント。

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第4の法則

本日のラストパート。ふぅー、ここまで2,100字+(汗)「宇宙を味方にする」との見出しで

これまで学んできた、” 心に抱いたイメージが現実になるのは、一つの方法をおいてありません。その方法とは、「法則」と「信念」に則ること ” (p116)

” 目標を達成するのに必要なことは、必ずそれが起こるという信念があれば、実際にそれは起こる ” (p117)

信念とは・・

” 目に見えないものを見て、信じることができないことを信じる能力のこと。” (p118)

(著者のボブ・プロクターが)” 人が生涯で成し遂げられることは、つぎの二つに正比例すると断言します ” (p118)・・

“1.信念の強さ 2.信念を維持する力(忍耐力) 望んでいることを成し遂げられない人は、それを成し遂げる能力がないのではなく、信念が欠けているのです。”(p119)

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” 創造のプロセスの第一のステップは、心身をリラックスさせ、自分が望んでいるすばらしいものをすでに手に入れた自分をイメージすることです。その後は、(宇宙を創造した無限の力に)任せて委ねること ” (p120)

脳の特性として、

” 人は、潜在意識に刻み込んだ方向性にしか進むことができないようになっている ” (p125)

今までのプロセスを実践する事が求められる。

信念は気まぐれに抱いてもだめ ・・中略・・ 一時的にうまくいっているときだけ信念を持ち、少しでもうまくいかないとその信念が揺らぐというのでは、願望が現実になることはありません。” (p125)

ロバート・シュラー博士の言葉で

” 困難な状況は長くは続かない。打たれ強い人はしぶとく生き続ける ” (p127)

というのがあり、信念が揺らぎそうになったら回復させる事。それは、 ” 一人になって、力強く声に出して唱えること” (p127)

具体的には、自分を鼓舞する常套句を持っておくと良いようです。

章の締めで・・

 ” あなたの内側にある真の声に耳を傾けることを意識してやってみてください。あなたの周りの人の忠告や世間の風評よりも、あなたの内なる声に従うのです。” (p129)

と、序盤に出て来た内容の繰り返しがあり、ここまでのところでは、

「なりたい自分を、積算など具体的、明確にイメージして、それが達成される事にブレない信念を持つ。

そして、自分の心の声に素直に耳を傾け、行動する」

こんなところです。心の声に関しては、日本語で「自問自答」ってな表現がありますが、そこに至るプロセスに鍵がありそうです。

 

『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへ

 

 

前日に、買ってきたばかりの『イメージは物質化する』を読み始め。

>> 本を買う時、中古でも気にしないタイプですか? <<

目を通したところは「推薦のことば」「監訳者まえがき」「序文」。

 

「成功は、既にあるものをアレンジする」ことで得られる

「推薦のことば」は、元ブッシュ大統領特別補佐官ダグ・ウィードさんの執筆で

著者のボブ・プロクターを・・

“アンソニー・ロビンズが自己啓発のマスターであるとするならば、ボブ・プロクターは思考の師” (p1)

と紹介。本書の概略を・・

“成功とは必ずしもゼロから創り出すものではなく、すでにあるものを手にして、それらをアレンジするだけでよいという事実に目を開かせてくれます。” (p1)

と説明。

 

成功のバイブル『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへの援護射撃

続いて「監訳者まえがき」は岩元貴久さん。成功哲学書のバイブルとも称される『思考は現実化する』を読んで

“本に書いてあることを実践すれば、自分の経済状態がずっと改善され、自分が望んでいる成功を実現できると知りながら、それをしていない”  (p5)

岩元さんは、その事に対して二つの点を指摘されていて、

“一つは、実は成功を心から願っているわけではないということ。・・中略・・二つ目の理由は、本に書いてある内容が、真の意味で腑に落ちていないから” (p6)

であるとして、本書を

“『思考は現実化する』をはじめ、世の中にあるすべての成功哲学書にこれまで欠けていた部分を補足しているのが特徴” (p7)

と説明。読了した時点で

” 読者が、「なるほど、やっぱりそうだ。そうなんだね」とうなり、「自分にもできる!」と確信し、「よーし、まずはこれからはじめよう」”とやるべきことが明確になる本を書き上げた” (p7)

と紹介。なお、amazonのレヴューでも複数の方が書かれており、著者のボブ・プロクターが日本の読者に寄せた「ボブから日本の読者へ」の中へで言及していますが

” 本書に書いてある考え・知恵について、どうぞ納得いくまで何度も繰り返し読んでください。そして理解したら、本書で提示していることをぜひ実行に移してください。”  (p8)

と一読しただけでは十分でない事は、注意書き的に記されています。

 

行動する事こそ「なりたい」を引き寄せるすべて

で、ここから著者のボブ・プロクターのパートとなり、冒頭に「序文」。

” 人は誰でも本来豊かな存在です。ただ、多くの人が一時的にお金が少々足りない状態にあるというだけのこと。” (p10)

と、本のサブタイトルが「富」を無限に引き寄せる10法則 となっているだけに、のっけからお金に関する話題ですが、

経済的な苦境は、多くの人にとって直面する一般的な事象とあると定義。

” 本書の目的は、現在のあなたの状態と、あなたが望む状態との橋渡しをすることです。” (p10)

であるとして

” 人生はいわばルービックキューブのようなもの。必要なパーツと色は、実は最初から揃っています。ただ問題は、それらを正しく組み合わせる作業がわずらわしく、永遠に続くかのように思えてしまうことです。どんなにがんばっても、最後の一つ二つがどうしても揃ってくれないような気がしてしまうものです。” (p10-11)

経済的な困窮の解決を宝くじを買う人たちに向けて・・

” 人生の真の喜びは、誰かから富がもたらされることではなく、自ら行動することで富を得ることであることを知らないようです。何の努力もなく手にした富によって、真の喜びを得ることはできないのです。”(p11)

” 真理を悟るとき、自分の望みをすべて実現する力が、実はすでにあなたには備わっているのだと気づきます。” (p11)

本書を読むに当たって・・

” 大事なのは、本書の考えを正しく理解し、実践することです。それはあなた自身が試すことを意味します。” (p13)

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” あなたが人生において手に入れるものは、物質的なものであれ、精神的なものであれ、能力ではなく、あなたの行動によって結果がもたらされるということです。” (p13-14)

と「内容の理解」と並んで「行動する事の絶対性」に言及。ここを起点に、285ページ(+行動)の興味深い旅路です。

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