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伊東潤さんが描いたねぶた祭に魂込めた兄妹の軌跡:『修羅奔る夜』読了

作家 伊東潤さんが、青森ねぶた祭りを題材にした長編小説『修羅奔る夜』を8月2日に読了。

サイン本販売情報に反応して

通算七作目となる伊東潤さん本

入手していた著書。

病魔により訪れた転機

“「脳腫瘍って ー」

紗栄子が絶句する。”(p21)

と青森と東京で分かれて暮らしていた兄妹(春馬と紗栄子)を突如襲った兄の生命に関わる危機から「直ちに手術せねば・・」の状況も、

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青山繁晴議員が連載で示した祖国日本が直面している危機と希望:『ぼくらの選択  雄志篇』読了

青山繁晴議員の『ぼくらの選択  雄志篇』を読了。

先週開催された ↓

<< 2022年7月24日投稿:画像は記事にリンク>> 『ぼくらの選択』雄志篇、虎穴篇、天命篇 刊行記念 青山繁晴議員サイン会 参加記

サイン会で購入したシリーズ3冊のうちの一冊。

刻々と変わりゆく世界情勢

本書は、

“『月刊Hanada』二〇一七年十月号〜二〇一九年五月号の連載に著者が新たな題名を付し、隅々まで改稿し、単行本化したものです。”

というもので、元となる連載の『澄哲録片片』は名前は承知していたものの目は通しておらず初見。

青山繁晴議員らしく

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Fischer’s シルクロードさんが振り返ったYouTuberになるまでの軌跡:『全力少年ドモラ』読了

チャンネル登録者数 750万人超を誇るFischer’sを率いるシルクロードさんの『全力少年ドモラ』を読了。

YouTubeは身近なれども、Fischer’s初心者で参加した月初の ↓

<< 2022年7月5日投稿:画像は記事にリンク >> 『YOUTUBE WORKS AWARDS JAPAN 2022』開催記念 シルクロード × 明石ガクト× 嶋浩一郎 「YOUTUBEと広告の未来を語ろう」参加記

シルクロードさん登壇イベントに合わせて購入していた著書。

規格外への軌跡

構成は半世紀で、

” 「力こそ正義」

負けることは断じて許されない。負けそうになったら逃げて最悪不戦勝に持ち込め。堅気の家とは思えない。まるで漫画『HUNTER x HUNTER』に登場する殺し屋一家、ゾルディック家を思わせる家訓がまかり通っていた。”(p015)

という家庭環境から、少なからず普通の枠に収まらない生い立ちを経て

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夏真っ只中へ、厚みに内容濃いめのタイトル中心に 2022年7月(1〜23日)入手積読8冊

20日ほど前に積み上がっていた ↓

<< 2022年7月6日投稿:画像は記事にリンク >> 夏の暑さ実感しながら生きざまなどを学びを得たし 2022年6月入手積読8冊

8冊を読み終え、新たに積み上がりし8冊。

l to r:(上段)青山繁晴『ぼくらの選択 雄志篇』, 『ぼくらの選択 虎穴篇』,『ぼくらの選択 天命篇』(中段)シルクロード『全力少年ドモラ』, 佐藤究『爆発物処理班の遭遇したスピン』, 伊東潤『修羅奔る夜』(下段)筒井康隆『大いなる助走』, アントニオ猪木『最後に勝つ負け方を知っておけ』

「今月(2022年7月に買った本)は少ないなぁ」なんて思っていたところ先週の青山繁晴議員のサイン会で ↓

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長谷川晶一さんが迫った(元東京ヤクルトスワローズ)館山昌平さんが絶えざる逆境に挑みまっとうした現役選手生活:『自分を諦めない  191針の勲章』読了

ノンフィクションライター 長谷川晶一さんが、東京ヤクルトスワローズで活躍された館山昌平元選手への十数時間のインタビューなどを経て出版された『自分を諦めない  191針の勲章』を読了。

サイン本販売機会を捉え

フェア開催でサイン本が積み上げられた書泉ブックタワー

入手していた著書。

覚悟を決め挑み続けた17年間

序章 トミー・ジョン手術はドーピング違反ではないのか? において

” 17年間の現役生活において実に9回の手術を経験した。この身体に刻まれた手術痕は全部で191針もある。”(p5)

との一文に、東京ヤクルトスワローズのサイドハンドで長く活躍していたピッチャーとの表の活躍の一方、知られざる苦闘の日々が予感させられ、

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青山繁晴議員が18年4か月をかけ紡いだ女性と老婆の物語:『私は灰猫』読了

青山繁晴議員の純文学としては二作目との『わたしは灰猫』を読了。

本書刊行後に開催された八重洲ブックセンターでのサイン会への参加叶わず、機会損失が気になっていたところ

先の(2022年7月)参議院議員選挙の際に

約50分に及ぶ演説後、(本書に)サインを頂いてきました

巡ってきた機会を捉え、本書を仕込みサインを頂いていたもの。

女性、そして謎に包まれた老女・・

本書の骨格を帯裏面「月刊Hanada」花田紀凱編集長によるあらすじを引用すると

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みうらじゅんさんが描いた煩悩まみれのミュージシャンが繰り広げた顛末:『永いおあずけ』読了

みうらじゅんさんの『永いおあずけ』を読了。

Twitterで流れてきた ↓

出典:コトゴトブックス Twitter(画像はTweetにリンク)

サイン本情報に反応して入手していた一冊。

本書は、

 変態だ

 僕のスター

 永いおあずけ

 リンガ応報

 話題にもならなかった映画

の五篇を収録した短編集。

内容について、ちらっと何かで「官能小説」と見覚えがあり、読み始めてみれば・・

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関脇豊ノ島 井筒大樹親方が振り返った波乱万丈の土俵人生:『豊ノ島自伝 七転び八起き』読了

豊ノ島関 井筒大樹親方の『豊ノ島自伝  七転び八起き』を読了。中間記後、

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読み進めたのは 、第3章  激動の関取時代 の中途及び

 第4章 関取の座

 第5章 引退へ

の2章+α。

” 一世一代の対決まで10数分のインターバルがありましたが、あっという間に感じました。再び大銀杏を結い直してもらうと、スイッチが入りました。

相手は大横綱だろうが関係ありません。「やってやるぞ」という気持ちしかありません。”(p127)

という平成22年11月場所に14勝1敗の戦績から白鵬関と挑んだ優勝決定戦のエピソードに、

” 一言でいえば、彼は天才タイプです。

自分は不器用だったから考えるタイプでしたが、彼は考えなくてもできてしまう。あのスパッと二本入る技が考えなくてもできるんだからすごいですよ。”(p136)

と土俵で鎬を削った元横綱稀勢の里 二所ノ関寛親方の豊ノ島評に、

” 新十両を決めたときも泣かなかったのに、このときはまさに号泣です。・・中略・・

これだけ時間がかかって何度もやめようと思ったのを必死に踏ん張った末の関取復帰です。改めて大きな感慨がありました。自分でも本当にすごい経験をしたなと思います。”(p178)

幕下に陥落しながらも2年ぶりの関取復帰を決めた力士人生晩年のハイライトに。

光と影の落差、やり切った土俵人生

身長170㎝(力士採用規定は173㎝)に満たず、師匠の元時津風理事長が導入した「第二検査」で力士人生を切り拓き、

賜杯は叶わずも白鵬関と優勝決定戦を争うまでの栄光の一方、アキレス腱断裂などの怪我により

” 関取として百万円以上の月給を頂いていたのが、幕下に落ちてわずかな手当を除けば、給料はゼロとなり、今までの貯金を切り崩す生活が始まりました。”(p171-172)

という生活が既述の通り2年に及び

購入本に書かれていたサイン

最後

” やはりケガから復帰して一度は、琴奨菊関と対戦したかったです。彼とは中学時代からのライバルであり親友です。”(p15)

の願いは成就しなかったものの、身体的不利に、相次いだ怪我に、野球賭博関与といった不祥事を乗り越えての波乱万丈の土俵人生がよく伝わる自伝でした。