作家 伊東潤さんが、青森ねぶた祭りを題材にした長編小説『修羅奔る夜』を8月2日に読了。
サイン本販売情報に反応して
入手していた著書。
病魔により訪れた転機
“「脳腫瘍って ー」
紗栄子が絶句する。”(p21)
と青森と東京で分かれて暮らしていた兄妹(春馬と紗栄子)を突如襲った兄の生命に関わる危機から「直ちに手術せねば・・」の状況も、
青山繁晴議員の『ぼくらの選択 雄志篇』を読了。
先週開催された ↓
サイン会で購入したシリーズ3冊のうちの一冊。
本書は、
“『月刊Hanada』二〇一七年十月号〜二〇一九年五月号の連載に著者が新たな題名を付し、隅々まで改稿し、単行本化したものです。”
というもので、元となる連載の『澄哲録片片』は名前は承知していたものの目は通しておらず初見。
青山繁晴議員らしく
20日ほど前に積み上がっていた ↓
8冊を読み終え、新たに積み上がりし8冊。
「今月(2022年7月に買った本)は少ないなぁ」なんて思っていたところ先週の青山繁晴議員のサイン会で ↓
ノンフィクションライター 長谷川晶一さんが、東京ヤクルトスワローズで活躍された館山昌平元選手への十数時間のインタビューなどを経て出版された『自分を諦めない 191針の勲章』を読了。
サイン本販売機会を捉え
入手していた著書。
序章 トミー・ジョン手術はドーピング違反ではないのか? において
” 17年間の現役生活において実に9回の手術を経験した。この身体に刻まれた手術痕は全部で191針もある。”(p5)
との一文に、東京ヤクルトスワローズのサイドハンドで長く活躍していたピッチャーとの表の活躍の一方、知られざる苦闘の日々が予感させられ、
続きを読む 長谷川晶一さんが迫った(元東京ヤクルトスワローズ)館山昌平さんが絶えざる逆境に挑みまっとうした現役選手生活:『自分を諦めない 191針の勲章』読了
Twitterで流れてきた ↓
サイン本情報に反応して入手していた一冊。
本書は、
変態だ
僕のスター
永いおあずけ
リンガ応報
話題にもならなかった映画
の五篇を収録した短編集。
内容について、ちらっと何かで「官能小説」と見覚えがあり、読み始めてみれば・・
元豊ノ島関 井筒大樹親方の『豊ノ島自伝 七転び八起き』を読了。中間記後、
読み進めたのは 、第3章 激動の関取時代 の中途及び
第4章 関取の座
第5章 引退へ
の2章+α。
” 一世一代の対決まで10数分のインターバルがありましたが、あっという間に感じました。再び大銀杏を結い直してもらうと、スイッチが入りました。
相手は大横綱だろうが関係ありません。「やってやるぞ」という気持ちしかありません。”(p127)
という平成22年11月場所に14勝1敗の戦績から白鵬関と挑んだ優勝決定戦のエピソードに、
” 一言でいえば、彼は天才タイプです。
自分は不器用だったから考えるタイプでしたが、彼は考えなくてもできてしまう。あのスパッと二本入る技が考えなくてもできるんだからすごいですよ。”(p136)
と土俵で鎬を削った元横綱稀勢の里 二所ノ関寛親方の豊ノ島評に、
” 新十両を決めたときも泣かなかったのに、このときはまさに号泣です。・・中略・・
これだけ時間がかかって何度もやめようと思ったのを必死に踏ん張った末の関取復帰です。改めて大きな感慨がありました。自分でも本当にすごい経験をしたなと思います。”(p178)
幕下に陥落しながらも2年ぶりの関取復帰を決めた力士人生晩年のハイライトに。
身長170㎝(力士採用規定は173㎝)に満たず、師匠の元時津風理事長が導入した「第二検査」で力士人生を切り拓き、
賜杯は叶わずも白鵬関と優勝決定戦を争うまでの栄光の一方、アキレス腱断裂などの怪我により
” 関取として百万円以上の月給を頂いていたのが、幕下に落ちてわずかな手当を除けば、給料はゼロとなり、今までの貯金を切り崩す生活が始まりました。”(p171-172)
という生活が既述の通り2年に及び
最後
” やはりケガから復帰して一度は、琴奨菊関と対戦したかったです。彼とは中学時代からのライバルであり親友です。”(p15)
の願いは成就しなかったものの、身体的不利に、相次いだ怪我に、野球賭博関与といった不祥事を乗り越えての波乱万丈の土俵人生がよく伝わる自伝でした。