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竹田恒泰さんが思いを込めた日本人のための教科書:『国史教科書』(中学 歴史 令和3年度文部科学省検定不合格教科書 )読了

先週末、中間記↓を

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アップロードしていた竹田恒泰さんの『国史教科書』(中学 歴史 令和3年度文部科学省検定不合格教科書 )を読了。

中間記後、読み進めたのは

 第四章 近世

 第五章 近代

 第六章 現代

で、

” 私たちが『古事記』を簡単に読めるのは、宣長の長年の研究の賜物です。宣長は日本人の精神性を「しき嶋のやまとごころを人とはば朝日ににほふ山ざくら花」と表現し日本的価値観の重要性を説いています。”(p248)

という日本人たる心得に、

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浅倉秋成さんが描いた人生が変わる最終選考で大学生六人が繰り広げた駆け引き:『六人の嘘つきな大学生』読了

小説家 浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』を読了。

(2022年)5月に新刊『俺ではない炎上』のサイン本が売り出され著者を知り、書店を訪れ、新刊よりも横に並べられていた本書に興味を持ち

新刊『俺ではない炎上』ではなく、帯等から興味を持った『六人の嘘つきな大学生』を選択

サイン本に手が伸びていた経緯。

協調から生き残りへの急転

話しは

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竹田恒泰さんが思いを込めた日本人のための教科書:『国史教科書』(中学 歴史 令和3年度文部科学省検定不合格教科書 )中間記

作家 竹田恒泰さんが、

” もし真っ当な教科書が普及したなら、真っ当な青年が育ち、将来、日本の指導者になって、そのときに本当の日本が復興するのではあるまいか。正しい教科書を普及させることの価値はじつに大きい。そのために有志が集い、始まったのが『国史教科書』編纂計画である。”(p.vi)

との思いから中学校教育現場での採用へ向け取り組まれている『中学歴史 令和3年度文部科学省検定不合格教科書』を読み始めてから

 第一章 原始

 第二章 古代

 第三章 中世

 第四章 近世

 第五章 近代

 第六章 現代

と大きく時代分けされているうち 第三章 中世 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

立ちはだかる壁 に、あと一歩

『国史教科書』は、通算4冊目となり

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てっきり前回に至る文部科学省

” 一回目と二回目は全体の欠陥箇所の指摘が一〜二ページの紙にまとめられていただけだったが、三回目は七四ページにわたって個別の欠陥箇所が指摘された。検定三回目にして、初めて具体的な欠陥の指摘を受けるに至ったことになる。”(p. vii)

という対応の変化から、本書は合格教科書になるものと予想していきや

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tofubeatsさんが綴った2018年11月から2022年3月にかけての日常:『トーフビーツの難聴日記』読了

音楽プロデューサー/DJ tofubeatsさんの『トーフビーツの難聴日記』を読了。

サイン本抽選販売情報 ↓により

出典:紀伊國屋書店 新宿本店 Twitter(画像はTweetにリンク)

tofubeatsさんを知り、ユニークなネーミングに興味をチクッと刺激された本のタイトルに、プロフィールを検索すれば・・

出典:Wikipedia(画像はサイトにリンク)

といった記載にも関心を抱き、とりあえず・・

当選を経て引き寄せた一冊 *画像、一部加工

と申し込んでみたサイン本販売に当選し、入手叶っていた一冊。

一般人と境目なき日常

本を開いたところの「はじめに

“このたびは「トーフビーツの難聴日記」を手にとってくださりありがとうございます。この日記は2018年のある秋の日、自分が突発性難聴になったことをきっかけに書かれ始めたものです。”(p4)

の一文で始まる本書は、音楽の専門性に触れた箇所は殆どなく(=特段、前提知識を要せず読める)

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Greg Renoffが辿ったロック界の黄金期を築いたプロデューサーの軌跡:『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』読了 2/2

前回↓

2022年6月18日投稿:画像は記事にリンク:GREG RENOFFが辿ったロック界の黄金期を築いたプロデューサーの軌跡:『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』読了 1/2

に続いて『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』の読了記(後編)。

大成功連鎖の反動

VAN HALENを不動の地位に押し上げた “1984 “

” アルバムの売り上げは1000万枚を超えはしたが、私はこのアルバムは好きではない。<ホット・フォー・ティーチャー>と<パナマ>は素晴らしいが、未だに<ジャンプ>には惹きつけられない。

正確に言うと、曲自身と、レコーディング時の経験を切り離すことが出来なくて、あのアルバムに対してなかなか客観的になれないのだ。”(p439-440)

と表向きにはロック史に燦然とするアルバムながら制作時に生じていた容易ならざる亀裂に、

その後リリースしたDavid Lee Rothの” Crazy From The Heat “が

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Greg Renoffが辿ったロック界の黄金期を築いたプロデューサーの軌跡:『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』読了 1/2

先日、中間記↓を

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アップロードしていた『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』をその後、

 第10章 ホワット・ア・フール・ビリーヴス

 第11章 ロックン・ロール・ベイビー

 第12章 ジャンプ

 第13章 分裂

 第14章 5150への復帰

 第15章 駆り立てるもの

 第16章 兄弟

と読み進めて読了。当初は、一気に読了記と考えていたものの書き留めきれないので、2回に分けるうちの前編。

絶頂と崩壊への階段

章のタイトルの如く、第11章 ロックン・ロール・ベイビー に、第12章 ジャンプ 等、VAN HALENに関する記述が濃密となり、

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Greg Renoffが辿ったロック界の黄金期を築いたプロデューサーの軌跡:『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』中間記

先週末、読み始め記 ↓

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をアップロードした『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』を、その後、

 第6章 リッスン・トゥ・ザ・ミュージック

 第7章 ドゥービー・ストリート

 第8章 叶わぬ賭け

 第9章 溢れる愛

の4章を読み進め、ページ数でも全574ページ中337ページと半分を超えたので、ここでまたおさらい。

出逢いの衝撃、弱みから唯一無二への転機

本書購入の目当ては何といってもプロデューサーの立場から捉えたVAN HALENについて知りたくてのことですが、

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Greg Renoffが辿ったロック界の黄金期を築いたプロデューサーの軌跡:『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』読み始め

Greg Renoff:グレッグ・レノフが、ロック界のプロデューサーとして名を馳せたTed Templemanの生涯に迫った『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか  テッド・テンプルマンの音楽人生』を読み始めてから

 第1章 太平洋

 第2章 ジャズ・ファン

 第3章 フィーリン・グルーヴィ

 第4章 ガラスの向こう側

 第5章 ワイルド・ナイト

 第6章 リッスン・トゥ・ザ・ミュージック

 第7章 ドゥービー・ストリート

 第8章 叶わぬ賭け

 第9章 溢れる愛

 第10章 ホワット・ア・フール・ビリーヴス

 第11章 ロックン・ロール・ベイビー

 第12章 ジャンプ

 第13章 分裂

 第14章 5150への復帰

 第15章 駆り立てるもの

 第16章 兄弟

と章立て(別途、謝辞、あとがき等)されているうちの 第5章 ワイルド・ナイト まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

VAN HALENをプロデューサーの立場から

グレッグ・レノフといえば、何と言っても『ヴァン・ヘイレン・ライジング 伝説への導火線』↓の著者であるというインパクトで

David Lee RothとEddie Van Halenの関係性にも迫った名著 << 2021年7月24日投稿:画像は記事にリンク >> Greg Renoffが辿った VAN HALEN伝説が築かれるまでの軌跡:『ヴァン・ヘイレン・ライジング 伝説への導火線』読了

本書を発売直後の(2022年)1月に立ち読みした際、VAN HALENにしっかり分量割かれている感触から読もうと思っていた次第。

立ち読みから4ヶ月ほど空白が生じたのには、600ページに迫る本の厚みに腰が引けた影響。

波乱、激動の青年期

読み始めると伝記ではありがちが興味を抱きづらい幼少期の頃の思い出から細かく綴られており、その部分でなかなかエンジンかかりませんでしたが、

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