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平成ノブシコブシ徳井健太さんが同業者の立場で紐解いたお笑いで売れるということ:『敗北からの芸人論』読了

平成ノブシコブシ 徳井健太さんの「デイリー新潮」での連載(「逆転満塁バラエティ」)がまとめられた『敗北からの芸人論』を読了。

先々月(2022年2月)末の本書刊行記念イベント↙️

<< 2022年4月2日投稿:画像は記事にリンク >> 平成ノブシコブシ 徳井健太さん『敗北からの芸人論』刊行記念 トーク&サイン本お渡し会(スペシャルゲスト 東野幸治さん) 参加記

で、トーク終了後に徳井健太さんがサイン本を手渡され入手していた経緯。

面白いこと、売れること

同イベントで東野幸治さんが徳井健太さんの文章力なり、分析力を評価されていましたが、

” 僕がこの本を書くにあたり一番大事にしているのは、その人が「絶望」を知っているかどうか。毒の沼地で溺れ、足掻き、でも、そこからさも当たり前かのように這い上がり、さらに上へ上へと進もうとする人。”(p79)

という大前提のもと、読むとお笑い界に精通しておらずとも、その芸人(さん)のどこが具体的に凄いのか、

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週末北欧部chikaさんが振り返ったフィンランドで寿司職人になる夢を実現するまでのこじらせ記:『北欧こじらせ日記』読了

週末北欧部 chikaさんの『北欧こじらせ日記』を読了。

昨秋(2021年11月)に ↓

<< 2021年11月20日投稿:画像は記事にリンク >> 週末北欧部 CHIKAさんが誘(いざな)うフィンランドの魅力:『マイフィンランドルーティン100』読了

続いて2冊目のchikaさん本。2月中旬の発売期

開店20分前から並び、10冊限定のサイン本を確保。

争奪戦となったサイン本目当てに、開店前の行列に黒一点並んで入手叶えていた一冊。

こじらせの道のりを経て迎えた念願

前著『マイフィンランドルーティン100』は、chikaさんによるフィンランドの魅力紹介といった面が強かったですが、

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泉麻人さんが歩いて紡いだ銀座今昔史:『銀ぶら百年』読了

コラムニスト泉麻人さんの『銀ぶら百年』を読了。

サイン本販売情報に反応し

出典:文藝春秋プロモーション部 Twitter(画像はTweetにリンク)

手元に引き寄せていた一冊。

本書は、

” 「特別な目的なしに、銀座という街の雰囲気を享楽するために散歩することを『銀ぶら』というようになったのは、大正4、5年ころからで、虎の門の『虎狩り』などと一緒に、都会生活に対して、特別警抜な才能をもっている慶応義塾の学生たちから生まれてきた言葉だ」

・・中略・・ とりあえずこの安藤説を信じるとすれば、大正4、5年は1915〜6年であり、ちょうど百年ってことになる(連載スタートは2015年)。”(p8)

との背景から「GINZA OFFICIAL」などウェブ媒体等の連載がまとめられた著書で、

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養老孟司先生が寄せた亡き猫 まるへの想い:『まる ありがとう』読了

養老孟司先生が、亡き猫 まるへの想いを一冊にまとめた『まる  ありがとう』を読了。

サイン本販売情報に反応し

「あるかな〜?」と売場に足を踏み入れ、意図した通りに確保!という展開

入手していた経緯。

養老孟司先生を熱心にフォローしておらずとも、養老家の一員に猫がいて、その名が「まる」であることを承知していましたが、

冒頭の「まえがき」で、

” まるの死について、あちこちから感想を聞かれることがあった。”(p1)

との前段を受けて、

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鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元代表取締役会長に学ぶ商売の本質:『商売の創造』読了

鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元取締役会長が、セブン・イレブン会長、イトーヨーカ堂会長時代に上梓された『商売の創造』を読了。

今月(2022年3月)、「もしかして、鈴木敏文さんにお会い出来るかも・・」と、鞄の中にかつて購入した覚えのあった本書を探し出し仕込んでいたところ

念願叶いサインに写真撮影にも応諾頂けことに気分高揚し、購入からしばしの時を経て読んでみようと本を開いた経緯。

2003年から2022年へ 時の経過を経ながら

本書は、編者 緒方知行さんの「編者解説」によると

“セブン – イレブン・ジャパンの毎週一回行われる「FC会議」で、鈴木敏文氏が社員や幹部たちを前にして話した内容の速記録を題材に私がまとめたものである。”(p202)

というもので、出版されたのが2003年10月に遡るため本書冒頭の「まえがき」に書かれてある

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鈴木忠平さんが肉薄した落合博満監督の現場舞台裏:『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』読了

週初め、中間記↓

<< 2022年3月21日投稿:画像は記事にリンク >> 鈴木忠平さんが肉薄した落合博満監督の現場舞台裏:『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』中間記

をアップロードしていたライター鈴木忠平さんの『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』を読了。

著者の日刊スポーツでの中日ドラゴンズ番記者時代(2004〜2011年)の落合博満監督をはじめとした密着模様が描かれており

読み進むほど、

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鈴木忠平さんが肉薄した落合博満監督の現場舞台裏:『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』中間記

ライター鈴木忠平さんの『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』を読み始めて

 第1章 川崎憲次郎  スポットライト

 第2章 森野将彦  奪うか、奪われるか

 第3章 福留孝介  二つの涙

 第4章 宇野勝  ロマンか勝利か

 第5章 岡本真也  味方なき決断

 第6章     中田宗男  時代の逆風

 第7章 吉見一起  エースの条件

 第8章 和田和浩  逃げ場のない地獄

 第9章 小林正人 「2」というカード

 第10章 井出峻  グラウンド外での戦い

 第11章 トニ・ブランコ  真の渇望

 第12章 荒木雅博  内面に生まれたもの

等(別途、プロローグ、エピローグ、あとがき)に章立てされているうち 第5章 岡本真也 味方なき決断 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

奥付を確認すると、本書が出版されたのは2021年9月。その後の評判については承知していたものの

購入に至っていなかった状況で、百田尚樹さんの呟きを目撃して

出典:百田尚樹さんTwitter(画像はTweetにリンク)

決断(購入)に至っていた経緯。

読み始める前は全476ページに及ぶ厚みに腰が引け気味でしたが、

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春最中、お馴染みの著者に流れ感じさせられる作品楽しみな 2022年2月入手(その弐)積読6冊

(2022年)3月上旬に積み上がっていた↓

<< 2022年3月6日投稿:画像は記事にリンク >> 花粉飛び始め、春の陽気を感じつつ向き合いし 2022年2月入手(その壱)積読5冊

5冊を読み終え、新たに積み上がりし↓

l to r:(上段)平成ノブシコブシ徳井健太『敗北からの芸人論』, chika『北欧こじらせ日記』, 泉麻人『銀ぶら百年』(下段)養老孟司『自分を知りたい君たちへ』, 養老孟司『まる ありがとう』, 鈴木忠平『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』

続2022年2月入手6冊。

お馴染みにして、流れ感じるラインアップ

(上掲画像)右下角(『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』)を除きサイン本。

著者は養老孟司先生 x2に、泉麻人さんに、(昨秋の)↙️

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