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寒さ本番の最中、読み物で温まりし 2022年1月入手積読6冊

前回(2022年1月)分の積読↓

<< 2022年1月5日投稿:画像は投稿にリンク >> 2022年始動とともにスポーツ関連中心で揃いし 2021年12月購入積読6冊

を先月末に読み終え、

l to r:(上段)織田信成『フィギュアとは”生き様”を観るスポーツである!』, ジョン・ウォーターズ『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』, 伊東潤『威風堂々(上)ー  明治佐賀風雲録 』 (下段)井上康生『時代を生き抜くための調整術 初心』, SHOCK EYE『待ち受けにしたくなる』, 北島忠治『ラグビー人生五十年 明治大学ラグビーと共に』

次なる積読6冊。今回もすべて購入のトリガーはサイン。

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佐藤究さんが描いた震撼させられし闇の向こう側:『QJKJQ』読了

小説家 佐藤究さんの『QJKJQ』を読了。

昨年(2021年)↓で

<< 2021年12月19日投稿:画像は記事にリンク >> 佐藤究さんが描いた果てしなく深淵なる闇:『テスカポリトカ』読了

直木賞受賞した佐藤究さんですが、本作(『QJKJQ』)では2016年に江戸川乱歩賞を受賞。

『テスカポリトカ』で佐藤究さんの世界観に触れて以降、作品に向き合う前( ↓の時など)には

<< 2022年1月4日投稿:画像は記事にリンク >> 佐藤究さんが描いた暗黒に堕ち疾走した男の軌跡:『サージウスの死神』読了

相応な覚悟のようなものを感じていますが、本書(『QJKJQ』)のあらすじを裏表紙から転記すると

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筒井康隆先生が描いた変幻自在な二十篇:『佇む人 リリカル短篇集』読了

筒井康隆先生の『佇む人  リリカル短篇集』を読了。

タイトルに踊る「リリカル」の語意に馴染みなかったところ巻末の小池真理子さんによる「解説」によると

” 「リリカル短篇集」と銘打たれ、筒井さんの作品の中でも、叙情味あふれるものばかりがセレクトされている文庫 “(p356)

とのことで、昨年(2021年12月)末に読み上げていた

<< 2022年1月3日投稿:画像は記事にリンク >> 筒井康隆先生が描いた奔放な性なる世界:『陰悩録 リビドー短篇集』読了

もう一つの短篇集のテーマは性を軸とした切り口でしたが 、

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百田尚樹さんが紡いだ古代から令和に及ぶ日本人の物語:『[新版]日本国紀』読了

先週、中間記 ↓を

<< 2022年1月21日投稿:画像は記事にリンク >> 百田尚樹さんが紡いだ古代から令和に及ぶ日本人の物語:『[新版]日本国紀』中間記

アップロードした百田尚樹さんの『日本国紀』を読了。

その(中間記)後、読み進めたのは

 第八章 明治維新

 第九章 明治の夜明け

 第十章 世界に打って出る日本

 第十一章 大正から昭和へ

 第十二章 大東亜戦争

 第十三章 敗戦と占領

 第十四章 日本の復興

 終章 平成から令和へ

文庫本の「下巻」部分。

奇跡、そしてそれから

最も百田尚樹さんの思いが込められた記述は

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百田尚樹さんが紡いだ古代から令和に及ぶ日本人の物語:『[新版]日本国紀』中間記

百田尚樹さんが、2018年に出版し賛否を二分するなど話題を集めた『日本国紀』に150ページ増量するなど文庫化にあたり新装された『[新版]日本国紀』を読み始めて

 第一章 古代〜大和政権誕生

 第二章 飛鳥時代〜奈良時代

 第三章 平安時代

 第四章 鎌倉幕府〜応仁の乱

 第五章 戦国時代

 第六章 江戸時代

 第七章 幕末

 第八章 明治維新

 第九章 明治の夜明け

 第十章 世界に打って出る日本

 第十一章 大正から昭和へ

 第十二章 大東亜戦争

 第十三章 敗戦と占領

 第十四章 日本の復興

 終章 平成から令和へ

と、章立てされているうち「第七章  幕末 」(上下巻に分かれた文庫版の上巻相当)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

手に取った(購入したのは)文庫ではなく、オリジナル判子+シリアルナンバー付の愛蔵版 出典:百田尚樹さんTwitter(画像はTweetにリンク)

本書は、

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EXIT兼近大樹さんが描いた赤裸々、迸る若者が駆け抜けた日々:『むき出し』読了

お笑いコンビ EXITの兼近大樹さんの『むき出し』を読了。

昨年末、空き時間に書店に立ち寄った際、

出典:EXIT 兼近さんTwitter(画像はTweetにリンク)

発売直後ヒート↑していた

一冊だけ平積みコーナーで販売されていた本書サイン本

(本書)サイン本を見つけ反応、2021年最後に購入した一冊。

私小説を感じさせられるリアリティ

当初、

“「だいき! 学校どうだったの?」”(p44)

と実名と被る登場人物名に、出身地の北海道の設定に「(兼近大樹さんの)私小説?」と思いきや

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大久保嘉人さんが振り返った、現役選手最終年によもや訪れた二足のわらじ生活:『俺は主夫。職業、現役Jリーガー』読了

J1通算最多得点記録などの金字塔を打ち立て、2021年限りで現役選手生活に終止符を打った大久保嘉人さんの『俺は主夫。職業、現役Jリーガー』を読了。

サイン本入手機会に反応して手元に引き寄せていた一冊。

単身赴任想定からの急展開・・

本書は

” 1月の上旬に移籍の発表があって、1月22日からチームが始動するから、前日の21日に大阪に行くことになった。

「パパは大阪で一人で暮らすからね」

それを伝えたときやった。橙利がいきなりこう言い出したのは。

「俺も行く」

家族のみんなが耳を疑った。

「は?  おまえ何言ってんの」

けど、誰も本気にせんかった。理由を聞いたらね、なんて言ったかな。「パパと行きたいから」やったかな。”(p24-25)

との2021年のセレッソ大阪へ移籍に際して家族報告の場でのよもやの三男からの申し出から実現した父子生活軸に

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筒井康隆先生が描いた夢と現実を行き交う研究者/夢探偵の奮闘:『パプリカ』読了

筒井康隆先生の長編『パプリカ』を読了。

代表作の一つと承知していて、半年ほど前にサイン本を購入出来ていたところ

購入本に書かれていたサイン

昨年(2021年)末頃から未読であることが気になり出し、年明け落ち着いたところで手に取った経緯。

ズシンとくる夢と現実を行き交う読後感

6日ほどかけて第一部〜第二部の全475ページを読み終え、本数冊を読み込んだかの読後感 ^0^;

あら筋を巻末の文芸評論家 斎藤美奈子さんの「解説」から引用すると

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