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上田未来さんが綴った6つの人類最初の犯罪史:『人類最初の殺人』読了

小説推理新人賞作家 上田未来さんのデビュー作『人類最初の殺人』を読了。

サイン本販売でフラグが立ち

サイン本、インパクトあるネーミング、印象的な装丁・・ から購入に至っていた経緯 ^^

そのインパクトあるネーミングに装丁等から好奇心刺激され、購入に至っていた経緯。

重たいテーマを軽やかに

本書には

 人類最初の殺人

 人類最初の詐欺

 人類最初の盗聴

 人類最初の誘拐

 人類最初の密室殺人

の六話を収録。

例えば、タイトルにもなった「人類最初の殺人」では

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筒井康隆先生が、まだ駆け出しの頃に綴った三十の短編:『あるいは酒でいっぱいの海』読了

筒井康隆先生のショートショート集『あるいは酒でいっぱいの海』を読了。

2021年8月の再発に合わせ、

ジャストタイミングで入手叶ったサイン本

サイン本が発売されたチャンスを捉え入手していた作品。

「一体全体、筒井康隆先生のタイトルって何冊?」と2021年に入っても新刊に、再発に次から次に・・ との印象ですが、

昭和に出版されたショートショート集に限れば、巻末の日下三蔵さんの「解説」によると、本作を含め『にぎやかな未来』『笑うな』『くたばれPTA』の四作品にとどまるそうな。

購入本に書かれていたサイン

本作に関して、筒井康隆先生ご自身は昭和五十二年十月に書かれた「あとがき半分・解説半分」で

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川上未映子さんが示した生命の意味をめぐる真摯な問い:『夏物語』読了

先週、中間記を ↓

<< 2021年10月29日投稿:画像は記事にリンク >> 川上未映子さんが示した生命の意味をめぐる真摯な問い:『夏物語』中間記

アップロードした作家 川上未映子さんの『夏物語』を先月(2021年10月)末読了。

中間記を書いている頃には、描かれている話しの筋に凄みを掴めていませんでしが、

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川上未映子さんが示した生命の意味をめぐる真摯な問い:『夏物語』中間記

川上未映子さんの『夏物語』を読み始めて

第一部 二〇〇八年 夏

 1 あなた、貧乏人?

 2 よりよい美しさを求めて

 3 おっぱいは誰のもの

 4 中華料理店にやってくる人々

 5 夜の姉妹のながいおしゃべり

 6 世界でいちばん安全な場所

 7 すべての慣れ親しんだものたちに

第二部 二〇一六年 夏〜二〇一九年 夏

 8     きみには野心が足りない

 9 小さな花を寄せあって

 10   つぎの選択肢から正しいものを選べ

 11  頭のなかで友だちに会ったから、今日は幸せ

 12  楽しいクリスマス

 13  複雑な命令

 14  勇気をだして

 15  生まれること、生まれないこと

 16  夏の扉

 17  忘れるよりも

と、章立てされているところ「第二部  12 楽しいクリスマス」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

生々しさから根源的な問いへ?!

目次を書き出すだけでもサラッといける量ではないですが、ページ数にすると実に652ページ(!)

購入したきっかけがサイン本且つアメリカでも評判を得ていることによるもの。

アメリカでの反響伝わる本書(文庫版)帯

その安易さとは裏腹に、いざ読み始めると・・ 内容を含め相応の覚悟を求められる長編で、頭に全体像を上手く描けていませんが、

裏表紙に

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有川ひろさんが綴った猫と人が心を通わす七つの物語:『みとりねこ』読了

作家 有川ひろさんの『みとりねこ』を読了。

Twitterで見つけたサイン本販売情報から帯に踊る

購買意欲をアシストされた本書帯

稀代のストーリテラーが綴る7編、7匹の物語

なるコピーに好奇心を刺激され、

他店での売切れ情報に反応し、汗を掻いた成果もあり入手叶ったサイン本

真夏の夜、閉店間際の書店に駆け込んで入手していた一冊。

七様の猫の物語

本書は、

 ハチジカン 〜旅猫リポート外伝〜

 こぼれたび 〜旅猫リポート外伝〜

 猫の島

 トムめ

 シュレーディンガーの猫

 粉飾決算

 みとりねこ

の七話で構成。

それぞれ異なる猫と飼い主らが織りなすストーリーで、一話目の「ハチジカン 〜旅猫リポート外伝〜 」は、

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井上康生前監督が全身全霊で挑んだ日本柔道復権への取り組み:『改革』読了

井上康生全日本柔道男子強化前監督の『改革』を読了。

先の東京オリンピックの柔道の戦績に井上康生監督の手腕に注目が集まっていた折、サイン本入手機会を捉え手元に引き寄せていたもの。

ロンドンでの屈辱からリオでの復活まで

本書は、師と慕う山下泰裕さんから

“「康生、おまえはロンドン五輪で屈辱を経験し、今の強化現場をよく知っている。日本代表を立て直したいという情熱も人一倍持っているんだろう?だったらやりなさい。”(p30)

と背中を押され、ロンドン五輪男子代表 史上初金メダルゼロという屈辱から、捲土重来を期したリオ五輪では金メダル2つを含む全階級でメダル獲得までに取り組んだこと中心に書かれています。

具体的には

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高橋洋一さんと原英史さんが対談で炙り出した日本の深層:『国家の怠慢』読了

元財務官僚 高橋洋一さんと、元経産官僚 原英史さんの共著『国家の怠慢』を読了。

「原英史さんにサイン貰えるかも?」の状況から本書を入手し、結果的に高橋洋一さんからも(サイン)頂けた経緯。

本書は、

 第1章 コロナで見えた統治システムの弱点

 第2章 間に合っていたはずの規制改革

 第3章 なぜ役人は改革を嫌がるのか

 第4章 モリカケ問題と前川さん、佐川さん

 第5章 毎日新聞の「スクープ」で考える報道と国会

 第6章 マスコミ報道に未来はあるのか

 第7章 産業が丸ごとなくなる時代に

の章立てに沿って、ご両人の官僚時代のご経験などを踏まえコロナ禍さなかのオンライン対談の模様が書籍化されたもの(出版 2020年8月)。

既得権と改革と

以下、幾つか印象に残ったところを抜粋すると・・

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藤崎沙織さんのアーティストの感性で綴られた日常に惹き込まれた:『ねじねじ録』読了

SEKAI NO OWARI の Saoriさんこと藤崎詩織さんのエッセイ集『ねじねじ録』を読了。

サイン本入荷情報をTwitterで見て、「買えるかな〜」と汗をかきながら電車に飛び乗り、

汗かきかき駆け込み入手叶ったサイン本

駆け込んだ書店で、最後2冊という状態で滑り込み入手していた経緯。

文に始まるセカオワデビュー

セカオワとの略称は頭に定着していたものの、そこまでの距離感であったところ

” 詩を書き、文章を書くことを生業にしている私たち “(p98)

というインパクト強いネーミングのSEKAI NO OWARIの世界観に、まず文章で触れることになった本書。

” 「あれ?どうして隣の家にいるの?」

驚くべきことに友人はこの瞬間までずっと隣の家を私の家だと思い込み、勝手に部屋を開け、そこで眠っている赤ちゃんとその家族を見ても「知り合いの人が泊まっているのかな」と思うだけで、全く気づかなかっただと言う。”(p39)

という衝撃(笑撃?)の日常もあれば

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