「book」カテゴリーアーカイブ

田崎健太さんが迫ったタイガーマスクに隠された佐山サトルの真実:文庫版『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』読み始め

文庫となった『真説・佐山サトル  タイガーマスクと呼ばれた男』を読み始めて

 プロローグ 佐山サトルへの挑戦状

 第一章 父親のシベリア抑留

 第二章 プロレス狂いの少年

 第三章 ガチンコの練習

 第四章 『格闘技大戦争』

 第五章 サミー・リー、イギリスを席巻

 第六章 タイガーマスク誕生

 第七章 結婚とクーデター

 第八章 電撃引退

 第九章 ”格闘プロレス” UWF

 第十章 真説・スーパータイガー対前田日明

 第十一章 佐山サトルの”影”

 第十二章 初代シューターたちの苦闘

 第十三章 バーリ・トゥードの衝撃

 第十四章 ヒクソン・グレイシーと中井祐樹

 第十五章 修斗の訣別

 エピローグ ”孤高の”の虎

など(別途、あとがき 他)と章立てされているうち、第六章  タイガーマスク誕生(〜p202)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

「サイン本、当たれ〜」と思っていたところ

出典:田崎健太さんTwitter(画像はTweetにリンク)

その願いが通じ入手していた一冊 ^^

2018 >> 2021 復習&アップデート

原書は、2018年夏に読んでいながら

<< 2018年8月5日投稿:画像は記事にリンク >> 田崎健太さんが迫ったタイガーマスクに隠された佐山サトルの真実:『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』読了

三年も経とうかというタイミングで、記憶の大部分は曖昧。読んでみて「あっ、そうだった!そうだった!」という感じで進行。

続きを読む 田崎健太さんが迫ったタイガーマスクに隠された佐山サトルの真実:文庫版『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』読み始め

エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』読了

前々回、中間記⬇︎

<< 2021年7月6日投稿:画像は記事にリンク >> エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』中間記

をアップロードしていたエディー・ジョーンズ ヘッドコーチの自伝『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』を読了。

その(中間記)後、読み進めた

 第10章 南アフリカをまとめる

 第11章 日本代表を作り上げる

 第12章 人生の転機

 第13章 次なる冒険とグランドスラム

 第14章 連勝

 第15章 イングランドを再起動させる

 第16章 青写真と教訓

 第17章 ジェットコースターに乗る

 第18章 決勝戦

の中心は、日本代表を率いたラグビーワールドカップ2015及び(日本代表監督退任後)イングランド代表を率いたラグビーワールドカップ2019への取り組みに戦記。

個人的な読みどころとしては、

続きを読む エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』読了

エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』中間記

ラグビー イングランド代表 Eddie Jones:エディー・ジョーンズ ヘッドコーチの自伝『エディー・ジョーンズ  わが人生とラグビー』を読み始め

 第1章 自由

 第2章 ランドウィック・ウェイ

 第3章 挫折から学ぶ

 第4章 コーチとしての第一歩 

 第5章 ブランビーズの新たな戦略

 第6章 ラーニングカーブ

 第7章 緑と金 

 第8章 栄光、そして失意

 第9章 どん底

 第10章 南アフリカをまとめる

 第11章 日本代表を作り上げる

 第12章 人生の転機

 第13章 次なる冒険とグランドスラム

 第14章 連勝

 第15章 イングランドを再起動させる

 第16章 青写真と教訓

 第17章 ジェットコースターに乗る

 第18章 決勝戦

と章立てされているうちの「第9章 どん底」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

約1年半の時を経て

遡ること、一昨(2019)年末、本書の原書にあたる『My Life and Rugby』の発売記念

<< 2019年12月27日投稿:画像は記事にリンク >> 日本ラグビー界に革命を起こし、世界を震撼させたエディ・ジョーンズ イングランド代表ヘッドコーチ サイン会 参加記

サイン会に参加したものの「(内容に関して)日本語版・・」と思っていたところ、

2021年(3月)を迎え(日本語版が)書店に並び「出た!」と思っていたものの、今度は「(やっぱり)サイン本・・」

期待はしていたものの予期せぬ遭遇となったサイン本

との欲求を4月に叶えていた(/入手していた)経緯 ^^

栄光、その裏側での打ちのめされた挫折

冒頭の「プロローグ  なぜコーチを続けるのか」で、ラグビーファンならずとも衝撃を与えた

続きを読む エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』中間記

今週(2021/6/28〜7/4)ちょっと嬉しかったこと:新海誠監督『言の葉の庭 美術画集』サイン本 当選

くじ運は(特にこのところ)強い方という感覚を持っていて、イベントの立ち会いなどすると

「私、こういうの当たった試しがないのよねぇ」といったこと仰る方それなりにいらっしゃいますが、

自分の場合、申し込めば当たるものとして応募する心構えのようなものを持って手続き。(誰しも当たったり外れたりの繰り返しで、参加するほど当選数が多くなる=印象が良くなるのが実態かと)

それでも、いざ結果発表の段階になると

続きを読む 今週(2021/6/28〜7/4)ちょっと嬉しかったこと:新海誠監督『言の葉の庭 美術画集』サイン本 当選

一穂ミチさんが描いた複雑に思い交差する六通りのそれぞれ:『スモールワールズ』読了

一穂ミチさんの『スモールワールズ』を読了。

訪れる書店の幾つかの大々的なディスプレーに、サイン本販売機会も何回か訪れ、

(右下角)「サイン本どうしようか・・」と何度かの入手機会に、内容への興味から買い逃しを懸念し決断 ^^

帯の内容に興味を掻き立てられ購入。

やがて(いわゆる)直木賞候補作にもノミネートされ、

出典:公益財団法人日本文学振興会 ウェブサイト(画像は記事にリンク)

読前に更に興味を掻き立てられ、読み始め。

六話、唯一無二なる・・

本書には

 ネオンテトラ

 魔王の帰還

 ピクニック

 花うた

 愛を適量

 式日

の六篇が収録。

書店員の評価に、共感誘われる帯に踊るコピーに

帯に踊るコピーの締めは、

> 愛おしい私たちの世界。

とあり、ほのぼの系のストーリーを勝手に思い描いていましたが・・

続きを読む 一穂ミチさんが描いた複雑に思い交差する六通りのそれぞれ:『スモールワールズ』読了

高見澤俊彦さんが描いた70年代にプロデビューを目指した若者たちの苦悩と脚光:『音叉』読了

THE ALFEEを率いる高見澤俊彦さんの小説デビュー作『音叉』を読了。

文庫版発売後、瞬く間に売場から消えて(売れて)いったサイン本に、「これは無理でしょう、、」と白旗を上げていた状況、

昼食前に何気なく立ち寄った書店で

まさかのサイン本発見 >> 即購入の決断

一冊だけ残されていた?!巡り合わせから購入。

実話交じりの

帯に

> 音楽と恋で奏でる青春群像

とあり、

” 圧巻は一九七一年の七月に来日した後楽園球場でのグランド・ファンク・レイルロード公演。雷鳴が轟く、豪雨の中でのライブに俺達は大興奮だった。”(p20)

に、

” 何があったんだ?考えるだけでイライラする毎日。俺はそれを振り切るために、ギターにのめり込んだ。

さらに恋の痛みとその愁傷が俺の中で楽曲創作という扉を開けさせた。”(p30)

と具体的、リアリティ感じさせられる記述の数々に「これって、小説仕立てのアルフィーの回顧録?」と思えば、

続きを読む 高見澤俊彦さんが描いた70年代にプロデビューを目指した若者たちの苦悩と脚光:『音叉』読了

吉川浩満さんが紐解いた絶滅の観点からの生物史:『理不尽な進化 増補新版』読了

週前半に、中間記⬇︎

<< 2021年6月22日投稿。画像は記事にリンク >> 吉川浩満さんが紐解いた絶滅の観点からの生物史:『理不尽な進化 増補新版』中間記

をアップロードしていた吉川浩満さんの『理不尽な進化  増補新版』を読了。

その(中間記)後、読み進めた 進化生物学者スティーヴン・ジェイ・グールドの理論的貢献などについて考察を深めた

 終章 理不尽にたいする態度

は、それまでの難度が一、二段上がった感じで、章の全体像を掴むには至らず、

” 大事なことは、運というものが、徹頭徹尾、人間にたいして求心的に働く概念であり、人間的要素そのものである点だ。”(p363)

に、

” ここで大事なことは、ふだん私たちは正気や常識や慣習によってこの偶発性をつねに乗り超えているということであり、しかし同時にその乗り超えに失敗することもあるということだ。”(p369)

といった部分的な理解に軽度に刺激を得るような形に。

斬新なる斬り口、呼んだ反響

巻末の「あとがき」を読むと

” 本書の単行本を刊行して六年半が経った。・・中略・・ まず、幸いにも予想をはるかに超える数の読者ー  ・・中略・・ また、いくつもの大学や大学院の入試問題に使用された。”(p442)

と、例のないアプローチから批判を含め大きな反響を呼びながら

購入本に書かれていたサイン

解説」を記された養老孟司先生によると

” 進化論の面白さはどこにあるか、なぜそれが専門家の間でも極端な論争を呼ぶのか、本書はみごとに説明する。近代の欧米思想史にもなっている。

・・中略・・

私は近年ここまでよくできた思想史を読んだ覚えがない。”(p448)

との絶賛のされようで、タイトルから関心を抱かれた方に、当該分野に親しみのある方々には、相応の読み応えを提供してくれるものと考えます。

吉川浩満さんが紐解いた絶滅の観点からの生物史:『理不尽な進化 増補新版』中間記

文筆家、編集者 吉川浩満さんの『理不尽な進化 増補新版』を読み始め

 序章 進化論の時代

 第一章 絶滅のシナリオ

 第二章 適者生存とはなにか

 第三章 ダーウィニズムはなぜそう呼ばれるのか

 終章 理不尽にたいする態度

 文庫版付録 パンとゲシュタポ

等、章立て(別途、まえがきあとがき 他)されているうち「第三章 ダーウィニズムはなぜそう呼ばれるのか 」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

サイン本販売現場に遭遇し、

サインきっかけで内容への興味を刺激され、購入。

内容への興味を刺激され、触手を動かしていた経緯。

絶滅に追いやられた生物の歴史

冒頭の「まえがき」で、

” 私たちはふつう、生物の進化を生き残りの観点から見ている。進化論は、競争を勝ち抜いて生存と繁殖に成功する者、すなわち適者の条件を問う。

そうすることで、生き物たちがどのように姿形や行動を変化させてきたかを説明する。そこで描かれる生物の歴史は、紆余曲折はあれど、サクセスストーリーの歴史だ。

しかし本書は、それとは逆に、絶滅という観点から生物の歴史をとらえかえしてみようと提案する。敗者の側から見た失敗の歴史、日の当たらない裏街道の歴史を覗いてみるのである。”(p7)

” 本書の主目的は、進化論を解説したり評価したりすることよりも、進化論と私たちの関係について考察することにある。

いいかえれば、進化論を通じて私たち自身をよりよく理解しようとする試みである。”(p9)

など本書の試みについて示され、(第一章以降の)本編で

続きを読む 吉川浩満さんが紐解いた絶滅の観点からの生物史:『理不尽な進化 増補新版』中間記