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小泉今日子さんが誘(いざな)うあてなく彷徨う旅の醍醐味:『ホントのコイズミさん WANDERING』読了

小泉今日子さんのポッドキャスト『ホントのコイズミさん』の書籍化第2弾『ホントのコイズミさん  WANDERING』を読了.-

第1弾『ホントのコイズミさん YOUTH』を、

<< 2023年4月11日投稿:画像は記事にリンク >> 小泉今日子さんが誘(いざな)う発信力ある店主と書店が放つ世界観:『ホントのコイズミさん YOUTH』読了

(2023年)4月に読んでいて、その後、本書が7月発売となり、当初は書店で売られていたものを購入していましたが、

出典:本屋B&B ウェブサイト(画像はPeatixのイベント概要にリンク)

10月になり↑イベント開催でサイン本付きの参加券が発売され、入手していた経緯。

紙面から誘われる旅の魅力

今回、タイトルに掲げれられた WANDERING について「あとがき」で小泉今日子さんは

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福留孝介さんが振り返った探究心と向上心で貫かれた野球人生:『もっと、もっとうまくなりたい はじまりはアイスクリーム』読了

NPB中日ドラゴンズ及び阪神タイガースMLBではChicago Cubs:シカゴ・カブスなどで活躍された福留孝介さんの『もっと、もっとうまくなりたい  はじまりはアイスクリーム』を読了。

本書は、冒頭「はじめに」で

” プロとしての1万打席を超すキャリアを大河とし、あの引退セレモニーを河口だとするならば、必ずそこには源流がある。福留孝介にとっての最初の1滴は、小さな街の校庭だった。そんな物語をお伝えすることで、どこかの誰かの励みや活力になれば幸いである。”(p.06-07)

との読者への一文を含み、

 第1章 初めての決断 少年編

 第2章 後悔なき選択 PL学園高編

 第3章 磨き、高める 日本生命編

 第4章 一期一会 中日ドラゴンズ編 1

 第5章 見て、感じて、学ぶ MLB編

 第6章 伝統と情熱と 阪神タイガース編

 第7章 日の丸の重責 日本代表編

 第8章 趣味と交友録 番外編

 第9章 運命と宿命と 中日ドラゴンズ編 2

 第10章 未来に思う 野球界への提言

との章立てに沿って進行する福留孝介さんの半生記。

本編では

” 最初に興味をもったのは、父親たち世代が地域や町内会単位でチームをつくり、試合をする草ソフトボールだった。そこについて行き、球拾いもやったし、メンバーが足りなければ大人にも揉まれプレーした。何よりの楽しみは終わったあとにご褒美で買ってもらえるアイスクリームだった。”(p24-25)

というタイトルにもなった野球に没頭していく原体験から

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万城目学さんの京都舞台に胸をキュッとさせられる短編二篇:『八月の御所グラウンド』読了

小説家 万城目学さんの『八月の御所グラウンド』を先月(2023年10月)末読了。

サイン本販売情報に

出典:紀伊國屋書店 新宿本店 X(画像は Post にリンク)*画像は一部加工

反応して夏に入手してした新刊。

『あの子とQ』↓以来、約1年ぶりの

履歴を辿ると・・『バベル九朔』から3年連続しての10月に万城目学さん本でした << 2022年10月12日投稿:画像は記事にリンク >> 万城目学さんが描いた見た目普通の女子高生吸血鬼と監視役Qのほろっとさせられるストーリー:『あの子とQ』読了

万城目学さん本で通算5作目。(万城目学さんとの)出会いが

<< 2021年8月22日投稿分:画像は記事にリンク >> 万城目学さんが描いた特殊能力を持つ三つ子の大冒険劇:『ヒトコブラクダ層ぜっと(下)』読了

と超大作であったため、(買ってはいたものの)読み始め前は弩級のボリュームを覚悟していましたが、本書は

 十二月の都大路上下ル

 八月の御所グラウンド

の二篇を収録。計204ページと軽量?で

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吉田悠軌さんが紡いだ中央線沿線舞台の怪談集:『中央線怪談』読了

怪談・オカルト研究を(Xの)プロフィールに掲げられ、同分野で多数著書を上梓されている吉田悠軌さんの『中央線怪談』を読了。

サイン本入手機会に遭遇し、

「とりあえずは」と立ち寄ってみた書店でサイン本の在庫を確認し、レジへ・・

また時期を同じくして

<< 2023年9月17日投稿:画像は記事にリンク >> 渡辺浩弍さんが迫った中野ブロードウェイにまつわる都市伝説の数々:『中野ブロードウェイ怪談』読了

『中野ブロードウェイ怪談』を購入していたこと流れに乗っかり購入していたタイトル。

怪談 x 中央線 なる引力

本書は、

” 私は「中央線の民」です。高尾でも生まれ育ち、塾は遊びは八王子か立川、武蔵小金井の高校に通い、高円寺と阿佐ヶ谷に数年、新宿は十年以上在住。今も沿線に住んでいます。

だから分かります。東京駅と高尾駅ほど正反対な街はなく、八王子・立川はお互いをライバル視し、高円寺の貧乏若者と国立のセレブ夫婦では話が合いません。

しかしやはり皆、どこかで自分たちが「中央線の民」との矜持を持っている気がします。日本全国の各路線も同じでしょうが、これは郷土愛とはまた違う意識です。

既にある街(都道府県)の地域性に個々人が馴染むのではなく、各駅に住む人々が個を保ちながら緩く連帯していく。

・・中略・・

となると鉄道沿線怪談は、各地域のご当地怪談と比べ、個人史・郷土史のブレンド具合が一味違うものになりそうです。

実際、私が今回チャレンジした『中央線怪談』では、各駅に住む人々の個性と、各駅の土地の個性がうまく混在してくれたと自負しています。”(p2-3)

と中央線マインドを持った吉田悠軌さんが、

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インパルス板倉俊之さんの思い出に日常から展開された世界観に引っ張られた:『屋上とライフル』読了

インパルス板倉俊之さんのエッセイ集『屋上とライフル』を読了。

(2023年)8月に開催された

<< 2023年8月10日投稿:画像は記事にリンク >> インパルス 板倉俊之さん 『屋上とライフル 』発売記念 屋上(横で)トーク&サイン本お渡し会 参加記

発売記念イベントで入手していたタイトル。

掲載されているエッセイは

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肌寒さを感じながら軽やかに読み込んでいきたし 2023年8月購入積読4冊

約一ヶ月前 =(2023年)9月下旬に積み上がっていた

<< 2023年9月26日投稿:画像は記事にリンク >> よ〜やく秋めいてきた頃にアスリート及び喋りもの主体に揃いし 2023年7月下旬購入積読6冊

6冊のうち、↓で

<< 2023年10月19日投稿:画像は記事にリンク >> 重松清さんが描いた空き家となった我が家を巡って錯綜するさまざまな思ひ:『カモナマイハウス』読了

計5冊を読み終え、残った『ホントのコイズミさん  WANDERING』は、とある事情から11月回し・・

新たに積み上がりし

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重松清さんが描いた空き家となった我が家を巡って錯綜するさまざまな思ひ:『カモナマイハウス』読了

小説家 重松清さんの『カモナマイハウス』を読了。

(2023年)7月、サイン本販売情報に反応して

「あれば買おう」と思って入店し、数点ストックされていた在庫確保.-

入手していた経緯。

4年半りとなる重松清さん本  << 2019年4月24日投稿:画像は記事にリンク >> 重松清さんが読み手に問うた働くこと、そして生きること・・:『ニワトリは一度だけ飛べる』読了

本書は、

” 総務省の調査によれば、全国の空き家数は二〇一八年の時点で八百四十九万戸だという。

「大阪府の人口が八百八十万人ぐらいだから、空き家一軒に一人ずつ住んだとしても、ほとんど入っちゃうわけですよね。二人とか三人で住むんだったら、大阪府がまるごと入ったあと、まだすごく余っちゃって・・」”(p13)

という空き家を題材に構成されたストーリー(小説)。話しの筋は・・

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内海哲也さんがジャイアンツとライオンズのプロ19年間で貫いた矜持:『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』読了

讀賣ジャイアンツ及び埼玉西武ライオンズで活躍、ファンに愛された内海哲也さんの『プライド  史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』を読了。

サイン本販売機会に

サイン本販売機を捉え入手の半生記.-

反応して入手していた著書。

本書は

” プロ野球選手としてすごした19年間の現役生活が終わり、ファーム投手コーチとして第2の野球人生が始まりました。野球人としての節目を迎えた今、若手選手たちに何を伝えられるかを整理し直す意味を含めて、これまでのキャリアを振り返ってみたいと思います。”(p13)

という人生の切り替わりの時期に差し掛かった内海哲也さんが、(2023年)7月に上梓された半生記。

書かれてあることは、

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