本をよく読む方の人間に分類され、自分でもその自覚はありますが、
その手の話題になった時、
「どんな本、読んでるの?」といった問いに
「もっぱらノンフィクションですねぇ」と幾度となく受け応えしてきたものの
先日、川村元気さんの『百花』読了後、

現時点、手元にある小説(フィクション)が6冊⬇︎。
本をよく読む方の人間に分類され、自分でもその自覚はありますが、
その手の話題になった時、
「どんな本、読んでるの?」といった問いに
「もっぱらノンフィクションですねぇ」と幾度となく受け応えしてきたものの
先日、川村元気さんの『百花』読了後、
現時点、手元にある小説(フィクション)が6冊⬇︎。
映画プロデューサー、小説家など、多方面で才能を発揮しヒットを飛ばされている川村元気さんの『百花』を読了。
本作について紹介があり、本の内容というよりは著者の川村元気さんに対して興味を抱き、
直後、サイン本の販売を見つけて購入していた経緯。
話しは母子家庭で生まれ育った主人公と母を中心に展開され、
日々だんだんと噛み合わなくなる会話に、予想だにしなかった行動に・・
“「こちらに来られる前の物忘れの状態などと併せて診ますと、認知症がある程度進んでいると考えられます」”(p97)
認知症が発覚し、直視せざる得ない現実の数々。
否が応でも経過していく日常の中の
” 母の本は、一冊も捨てることが出来なかった。百合子(註:主人公の伴侶)がミステリー小説やガイドブックをふたたび読む日がくるとは思えなかったが、今捨ててしまうともっと遠くに行ってしまう気がした。”(p173)
といった描写から、徐々に母の存在が遠のいていってしまう切ないストーリー。
親の介護で職場を離れざるを得ない人が年間10万人とか、実際、介護で時短勤務を強いられている人の現状を目の当たりにしていて、
自分自身を切り離して考えられない現実性に、「老い」ということに関して299ページに及んで向き合わされた世界に
母子関係を軸に「う〜ん、、」とさまざま湧き上がってくる感情を自覚させられました。
経済評論家 上念司さんの五巻シリーズ『経済で読み解く日本史(安土桃山時代)』を読了。
前々日に中間記⬇︎
をアップロードしてから読み進めたのは
第二部 豊臣秀吉の国内政策
第4章 国際情勢を理解していた秀吉の改革
第5章 牙を抜かれた寺社勢力
第三部 豊臣秀吉の対外政策
第6章 キリスト教団の脅威
第7章 「朝鮮出兵」失敗の本質
と、主に豊臣秀吉が織田信長から時代を受け継いだところ。
印象に残ったのは、本シリーズ刊行記念トーク&サイン会↙️で、
経済評論家 上念司さんの五巻シリーズ『経済で読み解く日本史(安土桃山時代)』
を読み始めて
第一部 織田信長と貨幣制度
第1章 信長の本当の業績
第2章 信長の経済政策
第3章 信長 vs 義昭の裏で進行していた貨幣制度の大転換
第二部 豊臣秀吉の国内政策
第4章 国際情勢を理解していた秀吉の改革
第5章 牙を抜かれた寺社勢力
第三部 豊臣秀吉の対外政策
第6章 キリスト教団の脅威
第7章 「朝鮮出兵」失敗の本質
と目次立てされているうちの第一部(〜第3章)を読み終えたので、そこまでのおさらい。
” 中世の寺社勢力は、支那大陸から銅銭を輸入する事実上の「中央銀行」であり、勝手に関所を作って物流を握る「経済マフィア」であり、
ほぼ治外法権に近い荘園と寺内町を運営する「封建領主」でもありました。”(p31/括弧書き省略)
という前巻『経済で読み解く日本史(室町・戦国時代)』の復習から
一旦、中断していた経済評論家 上念司さんの
『経済で読み解く日本史』シリーズの読み進めを再開し、
四冊目となる『経済で読み解く日本史(室町・戦国時代)』を読み始めてから
第一部 中世の「金融政策」と「景気」
第1章 明の景気が日本経済を左右した時代
第2章 室町幕府の知られざる財政事情
第二部 謎解き寺社勢力
第3章 日本経済を牛耳る巨大マフィア
第4章 京都五山のビジネスと本願寺の苦難
第三部 武将と僧侶の仁義なき戦い
第5章 信長の先駆者たち
第6章 吹き荒れる宗教戦争の嵐
第7章 信長の台頭と室町幕府の終焉
と目次立てされているうちの第二部(第4章)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
本編が始まる前の 「序に代えて 〜お金の流れがわかれば「歴史」がわかる に」
堀江貴文さんの新刊『あり金は全部使え』を読了。
先月(2019年6月)、ブラックマヨネーズ 吉田敬さんのトーク&サイン会後、
会場の青山ブックセンター売場内を回遊していた際に
本書のサイン本の販売を見つけて入手していたもの。
冒頭の「はじめに 冬に備えないキリギリス」で
” 『アリとキリギリス』は、僕たちが長く洗脳されている、「貯金信仰」の象徴的な話だ。
額に汗して働く人生が最善で、そうしなかった者は植えても文句は言えないのだ、と話しているが、果たしてそれは真理だろうか。
・・中略・・
いまや、キリギリスのように「好きなときに好きなだけ食べて」も、まったく困らなくなっている。
もはや食糧は重要な要素ではないのだ。物質的に豊かになったこの時代、驚きや感動、娯楽、快適さなどの付加価値に対価が支払われるようになった。
となれば、現代社会において価値をもって求められるのは、アリの生真面目さよりも、キリギリスの「いまを謳歌する生き方」だ。”(p2-3)
バサッと時代認識に斬り込まれ、
『黒いマヨネーズ』を読了。本書は『パピルス』『小説幻冬』の連載、『紺色のカラス』が改題され、加筆/修正されたもの。
先週、刊行記念トーク&サイン会⬇︎に参加していたことから