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國分功一郎さんと古市憲寿さんが議論した、巨大な複雑な社会での模索される暮らし方:『社会の抜け道』読了

哲学者 國分功一郎さんと社会学者 古市憲寿さんの対談『社会の抜け道』を読了。

先週参加した社会学者 大澤真幸さんと國分功一郎さんのご登壇イベント

<< 2018年11月20日投稿:画像は記事にリンク >> 社会学者 大澤真幸さんと 哲学者 國分功一郎さんが交わした自由を巡る議論:『〈自由〉の条件』刊行記念 大澤真幸さん× 國分功一郎さんトークイベント 参加記

に合わせ(サイン用に)入手していた一冊。

「(國分功一郎さんの著書の中で)どれにしようかな」と検索した後、著書名に興味を持った次第。

なお、その著書名は、國分功一郎さんが担当された「あとがき」から引用すると

” 社会を矛盾によって定義することはできない。社会というのは常に水漏れを起こしている。社会の中にまずあるのは水漏れである・・・。”(p251)

帯には

” あらゆる社会問題は「解決」しない。けれど、必ず「抜け道」歯ある “

とあり、本書は

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百田尚樹さんが綴った、二千年以上に及ぶ奇跡の日本人の物語:『日本国紀』読了

先週末に、中間記 👇 をアップロードした

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百田尚樹さんの『日本国紀』を読了.-

500ページ超、読み切るのには相応のパワーを要しましたが、

期待に沿う読み応えも感じられ、(中間記を書いた後の)後半の第八章以降で特に印象に残ったところを抜粋すると・・

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百田尚樹さんが綴った、二千年以上に及ぶ奇跡の日本人の物語:『日本国紀』中間記

百田尚樹さんが、

” 本書は日本人の物語、いや私たち自身の壮大な物語なのです。”(p3)

と、溢れる日本愛を一冊に込めた『日本国紀』を読み始めて

 第一章 古代〜大和政権誕生

 第二章 飛鳥時代〜平城京

 第三章 平安時代

 第四章 鎌倉時代〜応仁の乱

 第五章 戦国時代

 第六章 江戸時代

 第七章 幕末〜明治維新

 第八章 明治の夜明け

 第九章 世界に打って出る日本

 第十章 大正から昭和へ

 第十一章 大東亜戦争

 第十二章 敗戦と占領

 第十三章 日本の復興

 終章 平成

と章立てされているうちの「第七章 幕末〜明治維新」(〜280p/505p)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

ストーリーで読む「日本の歴史」

先日、開催された本書の刊行記念サイン会👇で入手してきて

<< 2018年11月16日投稿:画像は記事にリンク >> 『日本国紀』刊行記念 百田尚樹さんサイン会 参加記

やがて読み始めていたという、その後の時間経過。

まず、紙の本で500ページ超のボリュームに圧倒されますが、本書が

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筒井康隆さんが描いた生涯をかけ旅した男の生きざま:『旅のラゴス』読了

筒井康隆さんの『旅のラゴス』を読了。

「(筒井康隆さん作品の中で)何を読もうかなぁ」と考えていたところ、旅x筒井康隆ワールドに興味を持って購入。

電車内など細切れの時間などを利用して読み進めていたことから、当初は描かれている情景を描きづらかったものの

中途からグッと物語に引き込まれてくるのは、さすが。

” 三十年昔に気まぐれから突然旅に出て”(p209)

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西野亮廣さんに学ぶ、面白い未来の呼び寄せ方:『魔法のコンパス  道なき道の歩き方』読了

西野亮廣さんの『魔法のコンパス  道なき道の歩き方』を読了。

“『魔法のコンパス』には、今の時代の、企画の作り方や、人の巻き込み方や、バズらせ方や、作品の届け方などを書いた。”(p127『革命のファンファーレ』)

の一文に興味を持ち、

先週末、改めてサイン本がストックされていた大盛堂書店に買い求めにいったもの。

購入本に書かれていたサイン

もっとも、

“「企画の作り方や、人の巻き込み方や、バズらせ方や、作品の届け方? おいおい西野、この本(『革命のファンファーレ』に書いてることと同じじゃねーのかよ!)」という声が聞こえてきそうだが、

時代は僕が予想していたよりも速いスピードで変化しており、去年の常識が、今年の常識ではないケースが増えてきたので、

慌てて『革命のファンファーレ』を書き、それらをアップデートした次第だ。”(p127-128『革命のファンファーレ』)

とあり、本書(『魔法のコンパス』)との重複(記述)も散見されますが、

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黒川伊保子さんが教えてくれる、かくも違う男性脳と女性脳の違い:『妻のトリセツ』読了

人工知能研究者 黒川伊保子さんの『妻のトリセツ』を読了。

先週参加した👇本書刊行記念の講演&サイン会で入手していたもの。

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男性と女性とで脳の構造(回路?)が違うことは、Anthony Robbins:アンソニー・ロビンズの講演や本でも承知していたつもりも

いざ、そのことについて1冊まとめて読んでみると、「こうも違う(すれ違っている)のかぁー」と、

読みながら少なからず疲労感が蓄積されていくかの感覚を覚えましたが(苦笑)

それは例えば・・

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西野亮廣さんが説く、未来を切り拓くための覚悟とビジネスの武器:『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』読了

芸人、というより昨今はビジネスフィールドで活躍が顕著な 西野亮廣さんの『革命のファンファーレ  現代のお金と広告』を読了。

「サイン本」だかで検索していた折、たまたま本書のサイン本入手のつぶやき👇 を見つけ、

出典:大盛堂書店Twitterアカウント(画像はアカウントにリンク)

帰り道、立ち寄ったところしっかりストックされていて手元に手繰り寄せていたもの。

購入本に書かれていたサイン

絵本を売りまくったビジネスの読みと仕掛け

いわゆるビジネス書で、これも話題となった絵本『えんとつ町のプベル』の制作の舞台裏、

ヒットの仕掛け(マーケティング)といった内容がふんだん盛り込まれています。

例えば物議を醸した無料公開に関して

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田村淳さんが説く、感じたら、まず動く=即動のススメ:『即動力』読了

前回、即売会参加記👇の模様をアップロードした

<< 2018年11月8日投稿:画像は投稿にリンク >> 緊急開催!田村淳さん『即動力』ゲリラ即売会 に、参加して即動する醍醐味を実感してきた

田村淳さんの『即動力』を読了。

購入翌日(水曜夕方)から読み始め「結構出来ているかなぁ」と感じながら読み進めていましたが、

本の最後に達した(金曜朝)「おわりに」で、

” このあとがきを書くにあたり一番記になるのが、この本をみんなはどのくらいのスピードで読んでいただけたのかということ。

『即動力』というタイトルなのに、「3日もかかったよ!という方がいたなら、それは申し訳ない。

僕が即動を伝えることができなかった証拠です。」”(p225)

と、この一文に田村淳さんが「即動」に込めた思い、重要性も読み取れます。

購入本に書かれてあったサイン(実印付)

「失敗したっていい」の心がけ

まず、タイトルになっている即動力とは

” 感じたら、まず動く。何か思いついたら、すぐ動く。これを「即動力」といいます。”(p4)

読みながら刺さってきた内容の一部を抜粋すると

” 遊び心は本当に大切で、「失敗したっていい」とまで思えるようになると、即動が速くなっていきます。

うまくいくときはもちろん、失敗しても楽しいとなれば、どんな道に行き着こうが、もはや「楽しい」しかなくなる。”(p28)

” 僕の場合、「青学に全部、落ちた」と失敗に終わっても、「じゃあ、通信があるじゃないか」と、次に即動する。

失敗を失敗ととらえない。つまり、「ここはダメだったか、よし次!」と即動しているかぎり、失敗なんてありえない。

これは、究極のポジティブシンキングであると同時に「次の一歩を踏み出す」究極な勇気にもなりえる。”(p48)

或いは

” ゴールを立てないと進む方向を見失ってしまいますが、一方で、ゴール地点が途中で変わってしまうことを、恐れないでほしい。

チャレンジの途中、何度も判断するタイミングがあると思います。そこで「いや、こっちのほうがいいじゃん」と思うことがあれば、迷わず、進路を変更してほしい。

最初に掲げたゴールと異なる地点に到達しても、それは全然OKなんです。

動き続けたら考えは変わるもの。つまり、ゴールが変更になるのも自然な流れ。”(p199)

といったところ。特に本の冒頭で

” 動けば気持ちに変化があらわれるものです。”(p3)

とある通り、動き始めた後、ゴールをどんどん変えていいとの指摘は、自分の固定観念を一つ気づかせてくれる示唆でした。

行動 x スピード = 望む結果

本では田村淳さんの話題を呼んだ大学受験(青学チャレンジ)に、子ども社会での立ち振る舞いに

実体験をもとにした「即動」のススメ。

” 行動にスピードがともなわないと、結果は出にくいからです。タイミングが遅かったら、意味がないんです。”(p148)

の一文にかなりのメッセージが凝集されていると思いますが、もともとは本書出版のきっかけになったのは

” 僕はテレビや雑誌連載などで、あまたの人生相談を受けてきました。そのなかで最も多かったのが「自分はポジティブになれません「ネガティブな性格を直したい」といったものでした。”(p3)

と、その場に立ち止まって人たちの多さを実感されてのこと。

「なんか、(最近)ちょっと上手くいってないなぁ」と感じられていたり、或いは動けている実感のない方々にとってヒント、きっかけを得られる一冊であるように思います。