先週末に『筒井康隆展』を訪れ、

サイン本ということが決め手で購入してきた
『漂流 本から本へ』を読了.-
本書については、先週読了していた

『筒井康隆、自作を語る』に、
” 自伝ですよね。自伝を年代記風に書いています。僕は自弁というのは今後も書く気はないし、まあ書くとしたらこんな形でしか書けないということですね。”(p163『筒井康隆、自作を語る』)
との記載があり、そういった意味合いも購入を後押ししていましたが、
読み始めて程なく・・
サブタイトルの「本から本へ」に、帯にある「筒井康隆のつくり方」とは、こういうこと(意味)かぁ」と、
第一章 幼少年期 一九三四年〜
第二章 演劇青年時代 一九五〇年〜
第三章 デビュー前夜 一九五七年〜
第四章 作家になる 一九六五年〜
第五章 新たなる飛躍 一九七七年〜
と、五つの年代に分けられ、筒井康隆さんが影響を受けた本について、それぞれ3ページに渡って解説が添えられているもの。

筒井作品(ワールド)の礎
取り上げられている作品は、SF小説に文学作品など、自分がこれまで積極的に手を伸ばしてこなかったジャンルで、
特に文学に距離感を抱いている身としては、