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アンソニー・ロビンズ語録でリフレッシュする週末、日曜日

 

昨日の記事をアップするために、久々、手に取った『一瞬で自分を変える言葉』が、今の自分に良い感じであったので

>> 転んだら、また立ち上がりましょう の巻:習慣化、再始動日。  <<

その中から3つを抜粋。

不安定を楽しめ。それが人生の質を決める。

” 人は変化を拒絶して生きることはできない。肉体は常に変化しているし、年齢とともに精神的な成長も遂げる。いつも不安定な状態にいるのが人間なのだ。 ・・中略・・

安定・安心は幻想にすぎない。不安定を受け入れ、変わりゆく自分を楽しまないと、人生の質は高まらない。”  (p66-67)

4月にアンソニー・ロビンズが来日した際に、同じステージに上がって、会場を一つにまとめ上げた

ハイパープレゼンターの大森健巳  さんに、この事を質問にしに行った経験があり、

アンソニー・ロビンズが好んで使うフレーズの

” Live With Passion ” の Passion の不安定を意味するとの事。人生を充実したものに作り上げて行ける否か、心の声に従う勇気、不安定を(どの程度)受け容れるかによって決まってくるようです。

この辺り、芸術家の故岡本太郎さんの哲学とも一致するような。

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体の使い方、言葉の使い方、焦点の当て方で人生が変わる。

” 自分の状態を変えるには、3つの方法がある。

①体の使い方。 ・・中略・・猫背でうずくまったような体には、パワーはみなぎらない。グッとお腹に力を入れて、背筋を伸ばしてみよう。それだけでも十分に効果がある。

②言葉の使い方。 辛い、キツい、厳しい、できない。そんな言葉を使っていたら、絶対に状態は良くならない。「今日こそは頑張るぞ」「これで一歩前進した」。前向きな言葉を、意識的に投げかけてみよう。

③焦点の当て方 ・・中略・・うまくいかない事実ばかりに焦点を当てていてはいけない。事実に別の焦点を当て、解釈を当てるのだ。うまくいっている人の焦点の当て方を参考にしてもいい。

これらの一つでも実行すれば、必ずあなたの人生は変わる。

・・中略・・

背筋を伸ばし、力強い言葉を使い、良い部分に焦点を当て、違うアプローチやってみるのだ。あなたの状態が変われば、それに応じた結果が必ず表れる。” (p72-73)

ここはアンソニー・ロビンズをフォローしている方々にとって、基本中の基本ですね。特に体の使い方は3つの中の重要度で55%を占める「イロハのイ」に相当する事と。

 

すべての出来事は、あなたへのギフトである。

” 人生のあらゆる出来事は、あなた「に」起きるのではない。あなた「のために」起きている。これ以上の最悪な事態はないと感じることもあるだろう。

しかし、それもあなたの人生へのギフトなのだ。どう活かすかは、あなたにかかっている。” (p84-85)

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この事は日本でアンソニー・ロビンズ・メソッドの第一者と言われる 池松耕次 さんによると

「自分を成長させるために福の神が与えてくれた試練に感謝しよう」という表現になりますね。

 

転んだら、また立ち上がりましょう の巻:習慣化、再始動日。

 

日記という事ではないですが、ブログの更新を一日1回と決めていたのに、三日振りの更新となりました。

というのは、木曜夜に延焼気味で終夜作業の案件が発生して・・ 金曜朝に一旦、仮眠を取るため帰宅して・・ 一日を乗り切ったというような経緯。

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つい先日も似たような展開がありましたが(苦笑)・・

>> 「最悪」を経験すると、「普通」に感謝出来るようになる  <<

 

ブログの場合、am2:00前に就寝体制に入れるなら、実際am1:00台で書いている事も多いですが、

就寝がam2:30就寝を過ぎると、次の日に負の影響が大きくなってしまう事を考慮してといった経験則から。

金曜夜は、23:30頃には帰宅していたものの、優先順位は「寝る(寝たい)」事が最上位となり、

ソファで仮眠取るつもりが、案の定、本睡眠となり・・ 土曜日を迎えたと(笑)

 

「人生の質」は、「習慣の質」なりかな

で、習慣。自分で習慣化を図っていることにブログ以外では、筋トレだったり、あるべき姿をメモに留めるなど、幾つか習慣化している事柄があり、全て吹っ飛んだ2日間でしたが  ーー;

人は劇的に変わる事はあるけれども、イチロー選手ではないですが、コツコツと積み重ねた努力であったり、

目標へ向けた習慣が礎となる事が原則なんだと思います。

周囲から一目置かれる人は、意識しているといないにかかわらず、それだけ「良い習慣を持っている」という考えを持っていますが

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Anthony Robbinsの師匠であるJim Rohnが定義する習慣

 

続けている事が一旦途切れると、気持ちがそういった事に流され、そこで終わってしまったり、空白の期間を招きがちだと思います。

 

転んだら、また立ち上がれば良い

そこで大事なのが、正常化した時点で元に戻す事。プロ野球の選手でも記録に拘るあまり、例えば連続試合出場とか

必ずしも内容が伴わずも「記録のため」と手段と目的が入れ替わってしまう事があると思います。

記録のために続ける事は大きなモチベーションになると思いますが、それがリセットされるような事があっても

また、1から出直す事も、傍から見ていて格好の良い姿であると。

自分が憧憬の念を抱いている人たちも、どん底に直面しても、そこから這い上がってきた人が多いです。

マネーの虎に出演されていた南原竜樹さんとか、元広島東洋カープの前田智徳さんとか。

 

Re:Start

そんなこんな、習慣化を取り戻す一日としては今日は大事な日と思っていましたが、目的は達成する事が出来そうなペースで良い一日でした。

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自分が決めた習慣は一旦止まっても、また、すぐに再開しましょう。

 

アンソニー・ロビンズ語録

因みにアンソニー・ロビンズが、何か「習慣」に関して言及していないかと、『一瞬で自分を変える言葉』を開いてみたところ

「決断を習慣にせよ。決断すればするほど質が高まる。」という項目の中で・・

” 成功する人は、素早く決断し、一度決めたことはなかなか変えないという調査結果がある。

反対に失敗する人は決断が遅く、せっかく決めたことを簡単に変えてしまう傾向がある。

本気で決断していないため、変えることに抵抗感がないからだ。” (p36-37)

「最悪」を経験すると、「普通」に感謝出来るようになる

 

1日少しでも自分時間

前回の記事を書く際、23:30くらいに帰ってきて、翌朝5:00起きという状況ながら

このまま寝たんじゃ、長倉顕太さんの言われるリーダーシップを執って生きていない人生=フォロワー=奴隷の図式で

奴隷生活容認となってしまうため、自分時間の創出と。そこで意地でもと30〜1時間使って

>> 長倉顕太さんのブランディング論と、理由要らずの偶然を楽しむ生き方のススメ <<

を書き上げた次第。

 

家に帰った後の3パターン

で、3時間くらい寝て・・  6:30から始動。昼に一旦、食事に出た後は、ひたすら同じ空間に身を浸していましたが

日が落ち切ったあたりから、「今日は帰れないかも?」といった状態が漂いはじめ・・

然らば「今日はブログ書けないな」と。ってより、さすがに今の状態から解放されたいの一念。

最初は・・a) 普通な時間に夕食を取り、自分の時間があって、就寝というパターンを頭に描いていて、それが出来ないと分かると・・

次は・・ b) 遅めながらも、最小限の日課(ブログ、筋トレ等)を消化するパターン

次に・・c) 終電までに帰る(帰った後は意欲と閃き次第)

ここに一つの攻防があって(笑)「今日は、もう帰れないと分かる」と開き直りが出て

次は始発で帰る事が目標に ^^  = d) パターン

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一線を越えた後の境地

同じ境遇に陥った戦友と↑それをスローガンにやるが、やればやるほど、やるべき事が露呈してくるという ーー;A

そんなこんな始発を諦め、更にもう一段の開き直り(笑)

もうこの段になると「どこまで出来るかなー」とドーパミン放出。極限の状況を楽しむ感じに。

稼働時間24時間(6:30)を突破した頃から、そんな事を考え始め、結局、13:00頃まで。

そこまでやっても終わらずも、やるだけやった的にある種の達成感を抱き、15:00頃、40時間振りの帰宅。

連絡せねばいけない所に連絡を入れ、久方振りの睡眠。

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現在、翌朝の5:38。途中、何度か目覚めましたが、子供のような長時間睡眠出来たのもちょっと嬉しかったり。

 

「最悪を経験すると、普通に凄く感謝出来る」

久々に、日記風に仕上げてみましたが、そういえば先日、池松耕次さんとサシでお話しした際に

>> 池松耕次さんに問うた「直感、心の声は間違う事がないのか」   <<

池松さんが、台風上陸最中、ゴルフに行く予定があり、悪天候の中でのプレーを覚悟してたものの、通常のコンディションで出来てしまったと。

「良かったですね」とお声掛けしたところ、「俺は本当は雨、風の中でやりたかった」と。その心は最悪を経験すると、普通に凄く感謝出来るようになると。

「さすがだな」なんて思って聞いてましたが、フォロワー=奴隷の事を書いた途端の展開といい、見たり感じ取ったりする事は、時間の感覚をおいて、わりとすぐ自分が直面するものですねー。

 

池松耕次さんに問うた「直感、心の声は間違う事がないのか」

 

池松耕次さんと差しで30分程度の話しを出来る機会がありました。

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池松さんと(2014.4)

 

変わるための、ここ1ヶ月の習慣

先月受講した池松さんのプログラム「プラチナパスポート」から1ヶ月。こちらでも10回(文末を参照)に渡って紹介させて頂きましたが、

その後の経過:ライフワークが定まって(=舞台を海外に拡げる)、日々の意識への摺り込み、そこへ向け一歩踏み出した事などを報告。

それに関してお墨付きを頂き、ホッと一息。

 

燃え上がる欲求&直感、心の声

その過程で疑問として抱えていた、

1. やるべき事が定まっても、夢、目標に向かって行動したくて仕方がないという「バーニング・デザイアー(燃え上がる欲求)」はすぐ訪れないのか(人間、好きな事、使命に従って生きていると、行動せずにはいられない境地に達すると言われている)

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2. 直感、自分の心の声に耳を澄ませる重要性は、プラチナパスポートや『ミッション』『イメージは物質化する』といった書籍から学んだものの、これらが間違う事はないのか?といった事を質問。

 

好き、やりたい事に向かっていれば訪れる、行動せずにはいられない状況

まず、最初の質問に対しては、自分の人生の目的に従った道を歩んでいる限り、そのような状況(バーニング・デザイアー)はやがて訪れる。

日々の意識の摺り込みの内容を具体化するなどの事も効果的。

 

直感、心の声は、常に自分だけの答えを聞かせてくれる

次の質問に対しては、原則、心の声に従う生き方は正しい。但し、その事と無計画に対応する事は違う。

しっかり、目的に沿った事であるか否かを見極める事が必須。

 

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また、楽をしようとする声に惑わされてはいけない。夢、目標の実現には、常に困難が伴う事を理解しておく必要がある。

多くの人は、困難に直面した時点で、直感、心の声を否定して、自分を納得させてしまうが、直感、心の声は間違う事はない。

 

雲の上を掴む感じ

内容は、そのようなところでしたが、何より、自分より陰に陽に様々、人生でスケールの大きい経験をされている方と直で話せる経験、

しっかり自分が会話を成立させられていた事に、前へ進んだ感を実感出来ました。これは大きな成果。

 

関連投稿

>>  池松耕次さんに学んだ2日半 <<

>>  池松耕次プラチナパスポート その弐:成功は科学、だから再現性がある <<

>>  池松耕次プラチナパスポート その参:「成功せざる得ない」生き方  <<

>> 池松耕次プラチナパスポート その四:感謝と燃える目標がもたらす燦然たる自分  <<

>> 池松耕次プラチナパスポート その五:我を信じ、脳の働きを理解する  <<

>> 池松耕次プラチナパスポート その六:起きた事は変えられないが、意味は変えられる  <<

>> 池松耕次プラチナパスポート その七:未来の事でも臨場感が高まれば現実となる <<

>> 池松耕次プラチナパスポート  その八:未来を変えるための臨場感の高め方 <<

>> 池松耕次プラチナパスポート その九:ビジネスの成功は「独自の売り」と「リーダーの覚悟」<<

>> 池松耕次プラチナパスポート その十(最終回):人生は過去の延長にあらず <<

 

 

池松耕次プラチナパスポート その十(最終回):人生は過去の延長にあらず

 

約2週間、10回に及んだ池松耕次さんのプラチナパスポート参加記の最終回。

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脳は「願い」によって情報を取捨選択している

脳は1秒間に200万個の情報を処理すると言われている。それら全てを処理する事は出来ないので、強く願っている事は脳で重要な事/現実として認識される。

日々、目標を見直す事で願望が強くなり、口に出して言い続けていると、燃えるような願望になっていく ⇒

行動する事で臨場感が高まり、目標に近付く。

右脳は左脳の数百倍の処理能力を持つと言われ、活性化すると結果が出るスピードが早くなる。

 

右脳を活性化させる8項目

1. 繰り返し学ぶ:世界No.1コーチのアンソニー・ロビンズは、師と仰ぐジム・ローンのセミナーに54回続けて出席し、講義の内容を一言一句を漏らさず書き取った。

2. 成功者と過ごす時間を増やす:周波数を合わせる

3. 成功者のように振舞う

4. (自分自身にとって重要度の高い)コア目標を毎日確認する:行動に繋げる

5.  インプリンティング:自分自身の言葉が、自分に最も影響力がある。目標を自分の声で録音(例:iPhone)し、日々耳にする事によって強烈なセルフイメージの刷り込みを行なう

*池松さんに、普段、自分が聞いている声と録音された声が違う点を質問しましたが、効力に影響無いとの事。

6. 運動する

7. 教える

8. 笑われてしまうくらいの目標設定をする:誰からみても現実的な目標を設定しても、脳は活性化されない

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受取りの法則

自分自身が成功の磁石となり、行動する事によって鉄(成功)を引き付ける。

世の中には「受取りの法則」と呼ばれる法則があり、何ごとも受け取る準備が出来ていなければ、

受け取る事が出来ないため、それまで自分の器を作る事が大事。

 

自分の人生の目的が分かっている1万人1人は、成功せざるを得ない

世の中で、自分の人生の目的を明確にしている人は、1万人に1人と言われている。

学んだだけで終わってしまっては何も達成されない。

行動を起こすと抵抗が起き、多少の困難と向き合うトレーニングも必要となるが、次の行動を起こす事が大事。

自分に厳しく、選択の場面を迎えたら厳しい方の選択をする。楽では無いが、成功は成長の果実として実る。

 

まとめ

と、6月6、7、8日の約2.5日半、ホテルに泊まり込んで学んできた内容になります。

自分なりの学びをまとめると、本来、この世に生を受けた人、一人一人に使命があり、

多くの人はそれに気付かず、或いは見てみぬふり。人間は本来それを実現出来る能力が内包されており

脳に、願う姿を強く(繰り返し)送信し、それに向かって行動する事で、願いは必ず成就される。

最後、池松さんがおっしゃられていた事で印象的な事があって、

人生は過去の延長では無い」という事。

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life begins at the end of your comfort zone

 

その解釈は読まれた方それぞれに委ねますが、「これから」を面白く、あるべき状況に近付けいくという観点で、

得難い学びを得られた2日半でした。後は行動あるのみですね v

 

池松耕次プラチナパスポート その九:ビジネスの成功は「独自の売り」と「リーダーの覚悟」

 

池松耕次さんのプラチナパスポートの続きで、今回9回目。認知科学の山本雄一郎先生のパートの3回目で、そこの最終回。

>> 池松耕次プラチナパスポート その七:未来の事でも臨場感が高まれば「現実」となる <<

>> 池松耕次プラチナパスポート その八:未来を変えるための臨場感の高め方 <<

 

ビジネスの黄金律

ビジネスで成果を上げるために、まず、各自がやらなければならない事は・・

独自の売りを作る事

能力、特徴、技術は真似されてしまうところ「顧客はなぜ、あなたから買わなければならないのか?」を明確にする事。

ここで大事な事は、リーダーになる決意

人間はホメオスタシス同調と呼ばれる、生き延びるべく本能としてリーダーに追従する働きが有る。

最も簡単にリーダーになる方法は覚悟を示す事で、日頃から自分の言いたい事を情報発信する習慣を身につける。

人は言いたいと思っていても言えない事を言ってくれる人にリーダーの資質を見出す。

逆に、こういった覚悟がないと、何時まで経ってもリーダーにはなれない。

リーダーになる覚悟を公に宣言する事で、未来は確実に変わっていく。

 

原理原則は不変なり

次いで「成功」と言われる人の人生は、その裏付けとなる原理原則が有り、

それを会得し人格に取り込む事で、真の成功が成就される。

物事には原因と結果があり、原理原則を捉えられている限り、如何様にでも結果を変えていく事が出来る。

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個人が売るべきもの、それは・・

人間は無意識的に「快楽」を求めるが、意識的に「痛み」も出てくる。

脳が発信する恐怖に惑わされない事が重要。

これからの時代、恐怖に立ち向かい自分自身を売っていく事が大事にとなるが、

売るべきなのは・・ 信念、世界観、哲学

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これらは他人が真似出来ない、最高の独自の売りとなる。

〜 〜 〜

といったところ。

誰も真似出来ない 自分/あなた の世界観、信念を語り、そこにリーダーとしての覚悟を示す事でこの世に二つとない、独自の売りが世に示される事になる。

次回で、本シリーズ完結(の予定)です。

 

池松耕次プラチナパスポート その八:未来を変えるための臨場感の高め方

 

池松耕次さんのプラチナパスポートに登壇された山本雄一郎先生の講義の続き・・

>> 池松耕次プラチナパスポート その七:未来の事でも臨場感が高まれば「現実」となる <<

 

「言葉」に「感覚」が込められると、臨場感が高まる

前回は、臨場感が高まれば脳が現実と感じて未来が変わっていくという内容のあたりまで。

人がモノを認識するための要素は「言葉」と「感覚」があり、それぞれの特徴は・・

「言葉」は弱いが、長続きする。「感覚」は強いが、長続きせず、突き詰めると「痛み」と「快楽」の2つに集約される。

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脳に臨場感を高めるには、言葉に痛みや快楽の乗せて伝える事で、

宗教家、政治家などは本能的にこういった事が得意(な人が多くいる)。痛みと快楽を駆使する事で、聞き手が描く未来が変わってくる。

 

「抽象」と「具体」

次いで「抽象」と「具体」の概念が紹介され、「抽象」は価値が高く、臨場感が低い。「具体」は価値が低く、臨場感が高い。

例えば「ノウハウ」は具体性があり、人の注目を得やすい。但し、本質的でないため効果が長続きしづらい。

この一対の概念も駆使する事が大事で、例えば孫(正義)さんの場合、交渉の際、

(こういった世界を作りたいといった)世界観を伝えて、具体的な計画を提示する手法で、相手は常識が変わるかの違和感を覚える。

 

事象を相手より俯瞰した立場で捉えるべし

人の世界は「言葉」によって支配されており、「言葉」は「文脈」によって意味が変わる。

認知科学は科学の上を行く概念で、物事を「高い視点から俯瞰する」習慣を心掛ける事により

相手の状況や環境を変える事で、人の価値観が変わっていく。

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つまり、相手の持っている文脈を変えるためには相手より高い視点で語る事で、高い視点を持てれば同じものを見ても、今までと見方が変わる。

その事が出来ると、相手の考え方を如何様にでも変える事が出来るようになり、客観的、俯瞰的、冷静に物事を意味付けられる。

人は新たな言葉の意味付けによって臨場感を抱き、それによって行動がもたらされれば恐怖が薄れ、未来が書き変わってくる。

 

人の価値観が変わる3段階

人の価値観が変えるためには・・

1.  解凍:まず、相手の価値観に疑問を持って貰う

2. 変革 :未来の一部を体験させて、新たな「気づき」を与える

3. 再凍結:変革で得た「気づき」、新たな価値観を完成させる

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これらを相手に自分で決めさせ、「コミットメントの呪縛」が生まれると、

(相手は自分の行動に)一貫性を持たせようとする(=心変わりしなくなる)。

何より、まず、相手に違和感を抱かせる事、常識に疑問を持って貰う事。

今回は、ここまで。ちょっと内容が高度になっていますが ーー; 認知科学に関する講義は次回で締めます。

 

 

池松耕次プラチナパスポート その七:未来の事でも臨場感が高まれば「現実」となる

 

7回目にして池松耕次さんプラチナパスポート最終日(3日目)。

この日は、私がこの場へ来るキッカケとなった認知科学の山本雄一郎先生の登壇が有り、他の方々を含め興味津々な「はじまる前」・・

 

自然と人の背中を押す力を持つ「認知科学」

「認知科学」とは山本先生によると、人が物を認識するプロセス、価値観の成り立ちを追求する事。難しいですね、、

「人を動かす力」と題された内容。山本先生ご自身は、特段セールスの勉強をした事がない状況ながら、

40万円から1,000万円までする商品の販売に、認知科学で学んだ事を駆使して、月数時間の取り組みで億単位を売上を上げられているそうな。

今回、登壇されたのは、自己啓発系のセミナーに出ても、ほんの一握りの人しか変われない実情に業を煮やされ、

本質を伝える事で、真に人の人生を変える助力になりたいとの事。

その決意たるや「アンソニー・ロビンズよりも上だ」と豪語され、

>>  池松耕次さんフォローアップ その弐:アンソニー・ロビンズと認知科学  <<

その迫力に圧倒され、申し込んで迎えた、この日。

 

質問する力が、その人のこれからを変える

変われない人は、同じビジネスマンでありながら収入に10〜100倍の差異があっても

その違いについて考えようとせず、「なぜ」を正しく設定出来ていない。

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商品を売ろうとする場合、満足出来る商品、サービスを売れば売れると思っている人が多いが、そういった事に売る事の本質は無い。

人は、自分の価値観に基づいて、主体的に判断し、決断し、行動するもので、

人は100%感情で物を買う。そのためには、人の価値観の成り立ち、本質を知る事が大事。

 

「言葉」によって作られている「現実」

我々の世界は「言葉」によって支配されていて、自分が言葉で意味付けた世界を現実と認識している。

自分が現実と思ったものが、その人にとっての現実となり、最もその人にとって臨場感のある空間が、(その人の)現実になる。

例えばホラー映画を観ていて、恐怖心を感じたり、手に汗を掻いたりといった場合は、脳は映画の世界を現実と認識している。

人間は、一つの現実しか認識出来ない特性があり、実際は現実は幾つも存在していて、人によって異なる。

人の脳は身体を現実に適応合わせようとする。その為には少しでも行動して、小さな成功体験を積んで、次の世界への臨場感を高める事が重要。

つまり、未体験の世界であっても臨場感が高まれば脳には現実と認識される。

上手くいっている人は、学びながら行動している傾向がある。

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「認知科学」から得られた学び、次回に続けます。