一週間前に、中間記 ↓
をアップロードした泉麻人さんの『昭和50年代東京日記 CITY BOYSの時代』を読了。
中間記後に読み進めた後半で印象的であったところは、
” ♬A地点からB地点まで〜
ロックンロールのリズムにのせて始まるこの歌は、ぼんちが定番にしていたテレビ朝日の昼のワイドショー「アフタヌーンショー」(「笑ってる場合ですよ!」の裏番組でもある)の「事件ルポ」のコーナーのパロディをベースにしたものなのだ。
彼らのネタの歌に出てくる「川崎さん」と「山本さん」は、司会の川崎敬三とレポーターの山本耕一のことで、始終険しい顔つきをして「そうなんですよ、川崎さん」「犯人はこのA地点からB地点へ移動して・・・」なんてことをボードの地図をペンで指しながら受け手の川崎に開設する山本の語り口が評判を呼んだ。”(p213)
の一文に、ヒットした当時のことは覚えていたけれども背景は入っていなかったザ・ぼんち「恋のぼんちシート」に、
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昭和に、街歩きに、サブカルチャー等々、多数の専門を持つ泉麻人さんが
” 昭和30年代とか40年代とか、あるいは西暦の1960年代、70年代・・・と、10年区切りの時代風俗論のようなものはこれまでにも書いてきたけれど、「昭和50年代」という括りのものはまだやっていない。
昭和も40年代後半になると、西暦の70年代で切る方がぐっと優勢になって、次は80年代に行ってしまうので、昭和50年からの10年を「こういう時代でした」とまとめる機会は少ない。
とはいえ、個人的に昭和50年代の幕開けは鮮やかな変わり目の感がある。”(p6)
といった着想からまとめられた『昭和50年代東京日記 city boysの時代』を読み始め、全40回あるうちの 22 「クリスタル」の衝撃とミーハーチックの連載コラム まで読み終えたので、今回は前半(1〜20)のおさらい。
(2023年)11月開催の田村淳さん『超コミュ力』発売記念イベントで芳林堂書店を訪れた際、イベント開始までの時間潰しで店内を回遊していた際、
本書サイン本に遭遇し購入に至っていた次第。
既述の泉麻人さんの一文にある通り、私自身多感な時期を過ごしていながら昭和50年代という区切り方はせず、もっぱら(括る機会あれば)80年代という意識でいて
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コラムニスト泉麻人さんの『銀ぶら百年』を読了。
サイン本販売情報に反応し
手元に引き寄せていた一冊。
本書は、
” 「特別な目的なしに、銀座という街の雰囲気を享楽するために散歩することを『銀ぶら』というようになったのは、大正4、5年ころからで、虎の門の『虎狩り』などと一緒に、都会生活に対して、特別警抜な才能をもっている慶応義塾の学生たちから生まれてきた言葉だ」
・・中略・・ とりあえずこの安藤説を信じるとすれば、大正4、5年は1915〜6年であり、ちょうど百年ってことになる(連載スタートは2015年)。”(p8)
との背景から「GINZA OFFICIAL」などウェブ媒体等の連載がまとめられた著書で、
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週中に、中間記 ↓
をアップロードしたコラムニスト泉麻人さんの『泉麻人自選 黄金の1980年代コラム』を読了。
あったな〜、そうだったんだ! 懐かしさ引っ張り出される80年代のアレコレ
本書は、
“「80年代くらいの初期のコラムを集めた作品集を出しませんか?」というありがたいお話をいただいた。
「自選」と付いているように、雑ながらも手元に保存された記事ファイルを久しぶりにひっかきまわし、編集者の林クンに整理してもらって、またひっかきまわし・・・なんてことを繰り返しながら、150本余りのコラムをピックアップした。”(p484/括弧書き省略)
という経緯から
おもしろ軽チャー時代のコラム
ニューメディア時代のナウたち
’80年代コラムあらかると ①
バブル前夜のナウたち
’80年代コラムあらかると ②
バブルピークなナウたち
’80年代コラムあらかると ③
1990年、平成初頭のナウたち
という章立て(別途、はしがき あとがき 1980-1990年の出来事)に沿って
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コラムニスト泉麻人さんの『泉麻人自選 黄金の1980年代コラム』を読み始めて、全485ページ(別途 1980-1990年の出来事 )に及ぶうち160ページまで、全体の3分の1程度を読み終えたので、そこまでのおさらい。
ふらっ〜と立ち寄った書店で↓
サイン本を見つけ、泉麻人さん(サイン)本は見かけては購入していて、本書のテーマである1980年代については大いに興味ありながらも
分厚さには腰が引け気味でしたが、
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泉麻人さんの短編集『夏の迷い子』を読了。
本書は、
アイドルを探せ
バス運転士
バブルの頃
テレビ男
聖火
ステイン・アライブ
夏の迷い子
の六篇(「夏の迷い子」のみ書き下ろし)の短編を収録。全体で189ページにつき、1篇当たり30ページ程度。
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泉麻人さんの『1964 前の東京オリンピックのころを回想してみた。』を読了。
本書は、
第1章 63年の大晦日の風景
第2章 64年の正月と八波むと志の死
第3章 吉永小百合と草加次郎
第4章 舟木一夫がアイドルだった
第5章 巨人少年のファン手帳
第6章 柏鵬と三羽ガラスの時代
第7章 シール・ワッペン・切手少年
第8章 忍者というヒーロー
第9章 オリンピックの頃の東京風景
第10章 平パンと007とビートルズ
第11章 夢の超特急とミコとマコ
第12章 オリンピックがやってきた
という目次(項目)に沿って、
東京2020オリンピックを迎える前、本書のタイトルにある通り、前回の東京オリンピックの頃について振り返られたされた著書。
ふらっ〜と、書店に立ち寄った際、サイン本の販売を見つけ、反応して入手していた経緯。
半世紀以上前の東京
泉麻人さんご自身、小学校に上がりたての頃であるそうで、書かれてあることは
おぼろげな記憶であったり、調査に基かれていたりしますが、例えば
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コラムニスト泉麻人さんと平成レトロ文化を研究されている山下メロさんの
「平成カルチャー談義」と題されたトークイベントに参加。
泉麻人さんのTwitterをチェックした際、
10月12日(土)開催とあり、「見逃したぁ、、」と思っていたところ台風19号の影響で延期されていたもの。
会場が、中野ブロードウェイ4Fというのも、ディープなトークが展開されそうな気配で、楽しみに迎えた当日。
ブロードウェイ、中野、昭和〜平成・・
泉麻人さんは、中野ブロードウェイが出来て2年目くらいから来られていたそうで、
続きを読む 泉麻人さんと山下メロさんが語ったファンシー絵みやげ、ポケベルほか 平成のもろもろ:泉麻人 & 山下メロ 平成カルチャー談義 参加記 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる