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ジョン万次郎の生涯:小沢一郎政経フォーラム その壱

 

小沢一郎代議士と私

政治の事はよく分からずとも、TVのニュース等から流れてくるいわゆる政局の話題は、人間の一番ギラギラした部分が出ている感じで、興味深く見ている時間が長かったですが

その中で、小沢一郎代議士は史上最年少で自民党幹事長に就任してから、その存在を知って・・ 自民党を飛び出して、非自民連立政権を作って

・・ いろいろあって(中略)・・

今度は民主党で政権交代の立役者となり、

・・また、いろいろあって(中略)・・

そんな履歴から、豪腕と称される力量や入れ替わりの激しい政治の世界で存在感を保たれていて、「一体、どんな人なんだろう」と漠然とした興味を長く持っていて

小沢さんについて書かれた本を10冊前後読んでいる筈ですが、先週、耳寄りな情報をキャッチし、遂に直にお会い出来る機会があり行ってきました。

来たからには、やっぱり?ポールポジション

開演が迫った頃の入場で、結構な人の入りで後方の席を覚悟したものの中に入れば見事に最前列中央にまとまった空きがあり、ほぼ真ん真ん中をゲット。真ん真ん中でも良かったですが、ちょっと遠慮が(笑)

野党になっても忙しい状況には変わりがないようで、ほぼ定刻に始まり、まず、小沢代議士が登壇。

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最前列中央で、この距離感。

外交関係で、中国と上手く行っていないのは周知の事実ながら、実はアメリカとも上手く行っておらず、図らずも来日時期が重なったオバマ大統領の来日時の予定からその辺が読み解けるとの事。

その辺の話題から30分強の講演で、次がメインとされていたジョン万次郎の直系5代目の中濱京さんの講演。

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ジョン万次郎直系五代目との中濱京さん

ジョン万次郎の生き様が熱かった

9歳で父が他界して幼くして家計を支える事になったジョン万次郎(当時、中濱 萬次郎)14歳で漁に出た際、黒潮に流され、無人島に流される事に。

この時に幸運であったのは、本来の黒潮の流れであったら無人島の行き着く地勢条件でなかったものの

潮の流れによって、九死に一生を得る事になったそうな。それでも無人島の生活を余儀なくされ、船舶は破壊され、大事な物資も流されしまった状況下で、実にその期間9ヶ月程度に及んだ。

再び訪れた奇跡

そんなある日、当初、立ち寄る予定のなかった米国籍の船舶が食料の確保を目論み島に接近。そこでジョン万次郎一行(総勢5名)を発見、救出。

そこから航路に沿って行き着いた先はハワイ。

しばしの滞在期間があったそうですが、ジョン万次郎の仕事ぶりに目が止まったホイットフィールド船長が、アメリカ本土への誘いをかけたところ、

ジョン万次郎はそれに応じ、他の4人はハワイに残る事に。(そのうちの2名はやがて帰国出来る事に)。

ジョン万次郎が行き着いた先はボストン(プリマスだったかな)。ホイットフィールド船長から惜しみい支援を受け、学校に教会に通う生活を送り、

教会に関しては当初の教会がジョン万次郎の来訪を拒否したため、受け入れ先に船長が改宗するほどの確固たる絆があったそうな。

学を身につけ、船乗りとしても地球を7周するほどの航海に出て、1回は乗り合わせていた船長の気が触れてしまい、代理を決める際に副船長に選出されるほどの溶け込みぶりであったとの事。

深まる祖国への思い

但し、母への思い、郷土(日本)への思いから、帰国するに十分な稼ぎを得られず、断腸の思いでホイットフィールド船長と別れ、

仕事の場を一転、西海岸のサンフランシスコで金鉱掘りに就き、帰国の費用を捻出。

十分な資金を稼ぎ、帰国が叶う状況に。もっとも、当時の日本は鎖国されており、アメリカの帰国が知られれば死刑も有り得た状況で、計画は入念に行われたとの事。

遂に帰国

予定通りに入国を果たしたものの、郷里の高知に戻る道中、長崎の9ヶ月間など、相当の足止めがあった。

晴れて郷里の土を踏んだ時には、息子は死んだものと思い、墓が建てられていたものの、帰国の強い動機の一つであった母との面会は遂げられた。

そこからアメリカの内情に精通する者として、江戸へ出向き幕府の聴取に応じるなど、後にペリー提督が来港して鎖国が解かれる状況の土壌作りに貢献。

もっとも条約締結時はスパイ行為等の疑いをかけられ、その場に立ち会う事は許されなかった。

世代間に伝承されているDNA

71で生涯を閉じられた後、中濱家とホイットフィールド家の交流は続き、今は6代目まで来ているそうな。

その間は日米開戦の前年にホイットフィールド家の来日があり、そこには開戦を阻止する狙いが込められるなど、その繋がりは民間を超えた次元に。

活動は両家に留まらず、毎年、日米で広く参加者を募られて行われているようで、今年は9月にサンディエゴで開催。

予定外の無人島来訪で繋がった縁が、1世紀以上に渡って日米両国の友好に脈打ち続ける事になった。

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足摺岬にあるジョン万次郎の銅像

歴史に名を残す人に、一角有り

当初の期待になかったものの、小沢代議士会いたさに来たのがキッカケにして、名前だけ知っていたジョン万次郎の生涯を知るに至り、一人の男の熱い生き様を学ばされました。

と、ここまでで長くなってしまったので、続きは後日。

 

行動、決意する事で確実に変わる未来

 

あれから1年で迎えた披露宴

昨年の4/20-21の2日間、プロフェッショナルブロガーの立花岳志さんの「人生を劇的に変える!超実践2daysワークショップ」という

サラリーマンから親の借金を背負った状況からブログや作家として生計を立てられる道を選んだ立花さんの生き様から、12名の受講生と共に、そのエッセンスを学ぶ2日間があって、

そこから1ヶ月後であったり、半年後であったり、折に触れて近況を共有する会が開かれていたのですが、

満1年を迎えた本日、受講生同士が挙式を迎える!という事で、披露宴と二次会に出席してきました。

新郎新婦+立花さんご夫妻&ワークショップ生
新郎新婦+立花さんご夫妻&ワークショップ生

 

決めても、決めざれども、時は流れる・・

出逢ってから1年、ワークショップが終わってしばらく新郎新婦が親密でなかった事を考慮すると

半年かそれに満たない期間で、この日を迎えて、そのスピード感に「凄いなぁ」なんて感慨もありましたが

こういった縁もの、早い遅いは関係なく、どこかしらに必然を見出したり、見出されたりするもので

今回のカップルは半年弱で次のステージを迎える事になったのだと思います。

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新婦の人生を変えた勝間和代さん@祝辞

 

小さなキッカケから変わりゆく状況

最後、披露宴の見せ場、ご両家からの挨拶で、新郎のお父様が、新郎が暫く、家と会社と往復する毎日で、この日を迎える展開は想像出来なかったとの裏話や、

新郎からも上記状況に対して、「このままじゃいけない」と、まずTwitterにアカウントを作って、「おはようございます」と呟いたところ

立花岳志さんから呟きに対する応答があり、そこから飲み会のお知らせが届いて、そこからの展開が巡り巡って今日の出来事を迎えたそうです。

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新郎の人生を変えた立花岳志さん@祝辞

 

これからを決める、次の決断

とかく、人はやった事に対して即変化を求めがちですが、小さな一歩がキッカケとなって、その後の展開に結びつく事、意識していないだけで

結構ありそうですね。また、結婚というと人生での大きな決断の一つとなりましたが、

先週の私的主人公アンソニー・ロビンズが言い切ってましたが、「人生は鼓動一つの瞬間で変わる」と。

仲間の晴れ舞台に触れる機会に立ち会え、行動する事、決断する事の大事さを再認識する事が出来ました。

SNSに落ちていたアンソニー・ロビンズとの写真

3日振りに4時間以上寝れた後、迎える朝となり、有難かったですが(笑)楽しみを控えて目覚める朝が名残惜しくもあり ^^

どこで写っているか(写されているか)分らぬ自分写真

Facebookで揉める原因の一つに勝手にタグ付け(写真の顔部分にその人物の名前を刻印する事)されちゃったなんて事がありますが・・

今日、睡眠時間の短縮を強いられた土日のアンソニー・ロビンズのセミナーの模様、後日談を検索していたら

主催者側と思わしき方(=全然、知らない人)が撮った写真が並べられており・・ そのうちの一部に自分の姿を含むものが(笑)

厳戒態勢下での奇跡

実は会場内、舞台前、舞台脇にSP(セキュリティ・ポリス)セキュリティが配されるなど警備が厳重で

遠方からでもステージにカメラを向けようものなら、場外に連れ出される展開となっていた模様。因みにSPの写り込みもNG。

(裏話を聞いた所では、舞台裏でも厳重な警備体制が敷かれていたようで、アンソニー・ロビンズが大統領クラスの要人と面会する人物であるためとか)

許可を得ていない人はFacebookなりTwitter等のSNSで進行中の様子を画像付きで紹介する事は極めて困難な状況で

願わくばカメラ目線(1枚目)であったり、ピンぼけでない状況(2枚目)が望ましかったですが  ^^;

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「ラッキ〜 !」なんて思ってしまいました。

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画像公開にマナーあれども

この事で思ったのは携帯にカメラが付いている時代で、いつ自分が被写体になっているか分らない事(悪い事は出来ない?!)

また、せっかくのレアな写真も本人にリーチしていない事も有りそうで、インターネット上で様々な形で写真が公開される時代ですが

今回は同意なき画像公開ながら「イイ事もあるよなぁー 」と。

 

アンソニー・ロビンズにワクワクしたちょっとライヴな週末

金、土、日と海浜幕張から徒歩10分弱の幕張メッセへ行ってました。

セミナーズフェスタ2014と称されたイベントで、目当ては前日も書いた通り、土日の2日間に登壇したアンソニー・ロビンズ目当て。

>> 世界ナンバー1コーチ、アンソニー・ロビンズが説く「感情」と「焦点」の絶対性  <<

その奥深い洞察力

コーチングの世界第一人者として、数百、数千万の人の人生に影響を与え、自殺を考えている児童からの連絡を受けた際は最後の防波堤となって、100%思い止まらせたリアリティ。

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世界ナンバー1コーチ、アンソニー・ロビンズが説く「感情」と「焦点」の絶対性

今週末は局地的に相当な盛り上がり、何となく名前を知っていて、来日を機会にちょっと勉強してみようと思ったアンソニー・ロビンズのセミナーに参加してきました。

因みに、幕張メッセ内の横の会場ではブルーノ・マースが相当に集客して、塊が二分されるかの如く熱気漂う幕張メッセでありました。

圧倒的な実績に

ブルーノ・マースの方は収容人員承知していませんが、こちらは約6,000人で札止め。

続きを読む 世界ナンバー1コーチ、アンソニー・ロビンズが説く「感情」と「焦点」の絶対性

竹中平蔵元大臣から聴いたアベノミクス

 

日中、竹中平蔵元経済財政政策担当大臣の講演を聴く機会に恵まれ、メモを取りながら耳を傾けていました。

 

2013年は◎、気になる2014年?!

昨年一年で日本の株価は57%上がり、アメリカ 28%、ドイツ25%などを大きく上回った。

世に言うアベノミクス効果で、三本の矢と言われるデフレ克服、財政政策(短期では公共投資等にお金を使って、長期的には財政を行う)、成長戦略効果だが実際、飛んでいる矢は1.5本。

ここで聴衆に投げかけがあり、今年の景気が良くなると思うか否かで、肯定的に予測している人が5割。一般的には3割程度だそうで、

竹中さん自身は、政策の推進は評価しているものの、動向に関しては判断し兼ねているとの事。夏に正念場を迎えるとして、特に飛んでいない1.5本について、

株価上昇に貢献した海外の投資家が、日本の景気動向に注視を傾けている実情。

これから飛ぶ矢が評価を得られるか否か、そこにポイントが。金額によると15兆円の買い越しがあったとの事で、まずは政策が練られて、そこから(海外の)投資家の審判が下される事になると。

桜も散って、春が過ぎて、梅雨が明けてから夏となるわけですが・・ 夏前に開催されるワールドカップで盛り上がる水面下で、実は我々のこれからをまた一大事が控えているという事実。ピンとこないですが。

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とかく経済は難しい。だけれども・・

先日、取り上げた世界三大投資家のジム・ロジャーズの見立てでは「三本目の矢は日本の背中に刺さる」とのドッキリ発言がありましたが、

>> 世界三大投資家と称されるジム・ロジャーズが予測する日本の近未来 <<

もっとも短期では更なる上昇も見込める立場でしたね。

専門家によって見方が大きく分かれますが、この辺が一般人としては取っつき難い部分です。政策決定に意見を挟めぬものの、出てきたものを自分で考えて対策出来るくらいの事は、少なくとも目指さなきゃですね。

『自分の思考の外側にあるであろう「密教」の考えに触れた半日』から一日

答えは我(だけ)に在り

昨日投稿の「真言密教で初めて学んだ事」について、講演者の伊東信明先生からフォローアップのメールを頂戴し

私のブログをご覧になっての事ではないとの認識ですが ^^;

>知恵:もともと人それぞれに内在されているもので、勉強する事>によって、それが呼び水となり、浮かび上がってくる。

(>部分は昨日の投稿からの引用)の部分に関して・・

>> 自分の思考の外側にあるであろう「密教」の考えに触れた半日 <<

自分の中に智があり、答えがあるということ。この智を導き出すにはコツがある。

それは自問自答すること、そして声に出して話すこと。お経を読んでいると自問自答しているように書かれている事が非常に多い。

但し、いつか本や他の人など外部に答えを探すようになって、かえって迷われた事はないか?

本を読むことも必要であるし、人に相談する事も良い。但し、あくまで、それは自分の中にある答えを引き出す呼び水。

最後は自問自答して、自分の中にある智とつながり、答えを発見していくことが大切。

あくまで、自分の中に答えがある事を忘れてはいけない。

自分を小さくしないで、本来の心そのものとして伸びやかに広げていって欲しい。

DECIDE-YOURSELF

答えは人それぞれ違う。それゆえの悩ましさ

かつて速読の講座を受けた際に、その筋では著名な園善博先生が、有名人が書籍のオビに推薦コメントを書くと売れる事実に対して

「(自分で)読みたい本くらい自分で決めろ」といった疑問を呈されていたり、

「君に友だちはいらない」の刊行記念講演で、著者の瀧本哲史さんが、今の時代、カリスマにあらゆる事の解決を委ねる風潮がある点を指摘されていましたが・・

昨日の講演での学び(の一つ)は、あくまで自分の中に答えはあると。神田昌典さんの言葉を借りると

「自分の人生を生きろ(決意した瞬間からその人の人生が始まる)」

という事になりますが、人それぞれ答えが違うところが悩ましいですよね。

あくまでも決めるのは「自分」。昨日今日で再認識する契機を迎えました。

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自分の思考の外側にあるであろう「密教」の考えに触れた半日

 

1年とちょっと振りくらいで、伊東信明先生の講演会に参加。と、書いても「伊東信明?」って思われる方が殆どと思いますが

高崎市で歯科医を営んでおられ、私との接点は「あなたの中の天才を見付けよう」との ジーニアス・コード なる講座を受講したのがキッカケ。その時から、かれこれ6、7年。

その時の模様(アメブロ時代)「何か書いているかなぁ」と思ってたら何も書いてなかった、、 >> 知のセミナー@高崎市

 

今回のように週末にセミナーを受講する事は珍しくないですが、原則、開催場所は東京都内。そんな中、一昨年は伊東先生の本拠地である高崎市まで行った事があり

理解度はさておいて、知的好奇心を刺激されるお話をして下さる方で、

その時は特に懇親会の場で披露された仏教界に止まらない様々な人脈から仕入れられた、世の中のタブー話しに圧倒されましたが

今回は、その時以来の機会。お題は「真言密教で初めて学んだこと」

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自分の外側にある、きっと何か

仏教的というのか東洋的というのか、この分野での立場に基づいて物事を捉えるという素養がない自分としては

先生が高野山を訪れての学びであったり、傾倒されているクリシュナムルティから得られた抽象度の高い話しにアップアップしてしまいましたが ーー;

知的好奇心を刺激される正体は、自分が知らない世界だからこそ、惹かれている面があって、こうした場に足を運んでいるのだろうと。

 

3時間の中で得られたであろう学び

2時間の講演と1時間の質疑で得られたおぼろげな学びは・・

  1. 心物如一(ぶっしんいちにょ):自分が何かを磨けば、人様にそれが移されていく、という考え方。
  2. 知恵:もともと人それぞれに内在されているもので、勉強する事によって、それが呼び水となり、浮かび上がってくる。
  3. 忙しい:心を亡くすと書くが、この言葉を使う人は、心の成長が止まっている人。
  4. 滝行(たきぎょう)、断食等:心を鍛えようとする事はイベント化しない方が良く、日常の中で当たり前にやっている事が自分の力になる。
  5. 何に注目するかで、変わってくる。ノウハウではない、自分の心の志向がどこに向いているのかが大事。
  6. 死んでも、終いにはならない。死後の世界が存在する。

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分らずとも、どこか惹かれる知的好奇心の世界

と、講演ではこれらが関連づけて説明され、自分は断片的な解釈に止まってしまい、開き直って・・

「自分の思考の外側に触れる機会も必要だ」と納得する事にしましたが(笑)

これらの種が、いつの日か、自分の中の他の部分と連結して、花と咲く日が来るであろうと・・