先週、中間記を ↓
アップロードした作家 川上未映子さんの『夏物語』を先月(2021年10月)末読了。
中間記を書いている頃には、描かれている話しの筋に凄みを掴めていませんでしが、
第一部 二〇〇八年 夏
1 あなた、貧乏人?
2 よりよい美しさを求めて
3 おっぱいは誰のもの
4 中華料理店にやってくる人々
5 夜の姉妹のながいおしゃべり
6 世界でいちばん安全な場所
7 すべての慣れ親しんだものたちに
第二部 二〇一六年 夏〜二〇一九年 夏
8 きみには野心が足りない
9 小さな花を寄せあって
10 つぎの選択肢から正しいものを選べ
11 頭のなかで友だちに会ったから、今日は幸せ
12 楽しいクリスマス
13 複雑な命令
14 勇気をだして
15 生まれること、生まれないこと
16 夏の扉
17 忘れるよりも
と、章立てされているところ「第二部 12 楽しいクリスマス」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
生々しさから根源的な問いへ?!
目次を書き出すだけでもサラッといける量ではないですが、ページ数にすると実に652ページ(!)
購入したきっかけがサイン本且つアメリカでも評判を得ていることによるもの。
その安易さとは裏腹に、いざ読み始めると・・ 内容を含め相応の覚悟を求められる長編で、頭に全体像を上手く描けていませんが、
裏表紙に
Twitterで見つけたサイン本販売情報から帯に踊る
「稀代のストーリテラーが綴る7編、7匹の物語」
なるコピーに好奇心を刺激され、
真夏の夜、閉店間際の書店に駆け込んで入手していた一冊。
本書は、
ハチジカン 〜旅猫リポート外伝〜
こぼれたび 〜旅猫リポート外伝〜
猫の島
トムめ
シュレーディンガーの猫
粉飾決算
みとりねこ
の七話で構成。
それぞれ異なる猫と飼い主らが織りなすストーリーで、一話目の「ハチジカン 〜旅猫リポート外伝〜 」は、
先の三連休の中日、作家 岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を読了。
先々週に読了した ↓
『もうあかんわ日記』(2021年5月)と2冊セットで購入していた、もう一冊。なお、出版されたのは2020年9月で本書が先。
『もうあかんわ日記』を読んでいた時に実感していたことですが、(悲劇を含む)日常を読み物に昇華させたり、エンターティンメント化したりすることが見事=達人の領域で、
特に印象的であったのは、
小説家 江國香織さんが、
” 読むことと書くことをめぐる散文集をつくりませんか “(p221)
との提案に応じて上梓された散文集『物語のなかとそと 江國香織散文集』を読了。
柴田元幸さん目当てであったものの、イベント参加記念に「江國香織さんの本の中から・・」と並べられた著書の中から本書に手が伸びていた経緯。
イベント時の対象書籍は『彼女たちの場合は』ながら、本書を選んだ結果を「正解」というように感じられたのは
作家 江國香織さんの二年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』刊行記念イベント
「私たちが見たアメリカと、あの日の自分」『彼女たちの場合は』刊行記念トークイベントに参加。
といっても江國香織さんの作品は手にしたことがなく、もう一人の登壇者 柴田元幸さんがお話しされる内容目当てで参加。
イベント設定条件から、トークはもっぱら柴田元幸さん或いは質疑応答で参加者が質問者となり、
江國香織さんが回答される形式で進行。対象書籍を読んでいないと分からないやり取りも結構ありましたが、