kindle第2弾書籍として購入した「1万円起業」を読了。
「片手間ではじめてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」とサブタイトルされた本書は、
前回のエントリーと重複しますが、事例の紹介に合わせて、起業のマインドセットに平易な表現が用いられていて
「これなら、自分でも出来るかな」といった感じに、脳に心地良い刺激を与えてくれます。
予期せぬ起業家たちが躍動するマイクロビジネスとは
書のプロローグには「必要なものを、あなたはすべて持っている」の文字が踊り
「これまでにないくらい大きな力を持つ事が出来る幸福な時代が訪れようとしている(*2%←紙本の頁数に相当)」
紹介される事例は自宅のオフィスでパソコンを起動させ、自分を信頼し、助言を必要としている顧客に電話をかけるタイプの
「マイクロビジネス」として、これに携わるのは「仕事のルールを書き換え、自ら采配を振るい、新しい未来を創造している・・予期せぬ起業家たち」(*5%)が主人公であると。
I. マイクロビジネスとは・・
「思いついてから起業するまで、現在では1万円未満の資金と、1ヶ月の期間があれば良い」(*10%)
「採算のとれるビジネスは、だいたいにおいて1人で、たいした資金をかけずに始められていた」(*11%)
II. マイクロビジネスの起業家に求められる資質は・・
「好きなことや得意なこと(その両方を兼ね備えていれば一番良い)と、他人の興味の重なる部分を持っており」(*12%)
「他人の興味は、喜んでお金を払うほど強いものでなければならない」(*12%)
つまり↓
“自分の情熱とスキルを、他人にとって有益なものと一致させる”(*14%)
III. 立ち上げに必要なことは、たった3つ・・
- 製品またはサービスであなたが売るもの
- 代金を支払ってくれる人びと=顧客
- 支払いを受ける手段=製品またはサービスとお金を引き換える方法
1.に関するヒントは・・「ビジネスを始めるもっとも簡単な方法は、人が何を望んでいるかを先に突き止め、それを提供する手段を見つけること」(*15%)
価値=交換や努力に生じる、望ましく役に立つもの
=人びとの役に立つこと(*18%)
価値で大切な事は、単に商品の特徴を語るのではなく、消費者が感じる「感情的な必要性」に結びついているという事。(*18%)
つまり、コア・ベネフィットを売り込むこと、それは大抵、物質的なニーズよりも感情的なニーズに結びついている(*22%)
ビジネスで成否を分ける分岐点
マイクロビジネスの起業家=予期せぬ起業家たちがビジネスに成功したのは・・「価値の提供を何よりも重視したとき」(*22%)
ビジネスチャンスの一例で・・ 何かに興味を持つ人がたくさんいるが、それを日常生活で実行するのは大変だというケースは好例。(*36%)
すぐれたビジネスは、他人の問題に回答を与える(*28%)
ビジネスを考えているなら・・ 自分がどんな人の役に立ちたいのかをはっきり考えておくこと(*35%)
人が欲しがるものを見つけ、それを与える方法を見つける(*37%)その際、革新を考えてはならない。有用性を考える。(*41%)
↓
見つけたら「すばやくスタートし、反応を見てから考える」、「計画と実行の戦いにおいて、勝つのは常に実行」(*41%)
とにかく早くスタートすることが大事だし、最初から大金をつぎ込むのは避けなければいけない。(*41%)
「感じたら、飛び込んでみる」から拓ける世界
と、マインドセットに関しては書の前半に踏んだんに分量が割かれていますが、
堀江貴文さん(as known as ホリエモン)が「ゼロ」で言われていた表現を借りれば・・
- チャンスだけは誰にでも平等に流れてくるもの / p.100
- チャンスを見極める目なんて、必要ないのだ。少しでもおもしろと思ったら、躊躇せずに飛び込む。(そうしないと、せっかくやってきたチャンスは流れる桃のように過ぎ去ってしまう。)/ p.101
- シンプルに考えればいい。すべては「ノリのよさ」からはじまる / p.102
サッカーのフォワードであるならゴールを感じる嗅覚によって、ポジショニングが変わってくる事になりますが
ことビジネスの世界においては、必要な事は3つ、1万円起業の著者のクリス・ギレボーさんによると、ちょっとした嗅覚が必要になるとの事ですが
堀江さんの場合、それも関係ないと。
人の役に立てそうだ、面白いと感じたとこから、一歩踏み出せるかどうか、そこに少数、その他大多数を分ける分岐点があるようですね。