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春日太一さんが迫った、奥山和由さんが映画製作に賭けた尋常ならざる熱量:『黙示録 ー 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄』中間記

先週末、刊行記念トークショー⬇︎に参加した

<< 2019年10月26日投稿:画像は記事にリンク >> 奥山和由さん、春日太一さん、鍋島壽夫さんが語った凄まじき映画制作の舞台裏:『黙示録 映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄』刊行記念トークショー 参加記

春日太一さんの『黙示録 ー 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄』を読み始めて

全部で第13章まであるうち第1章〜第5章の『226』まで+第9章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

第9章だけ順番が飛んでいるのは、トークショー時に質問用紙が配布され、

「何か質問出来るかな・・」と、

(第9章に)『いつかギラギラする日』が含まれていたことから開演までの時間を使って目を通していた経緯。

奥山和由さんの念願叶った『いつかギラギラする日』

あまり映画ファン同士で語らっている時に『いつかギラギラする日』の話しになった記憶がなく

本書に、製作前からのエピソードがふんだんに盛り込まれていて

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奥山和由さん、春日太一さん、鍋島壽夫さんが語った凄まじき映画製作の舞台裏:『黙示録 映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄』刊行記念トークショー 参加記

時代劇・映画史研究家 春日太一さんの『黙示録  映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄』刊行記念トークショーに参加。

当初の80席から100席に増加しても早々に満席となる人気ぶり

登壇は春日太一さんに加え、対象書籍の主人公  映画プロデューサー奥山和由さんと、

奥山和由さんと共に映画を15本制作した映画プロデューサー 鍋島壽夫さん。

スクリーン向こう側の世界

内容については「ヒントを含めて書いてはならぬ」との冒頭のお達しから

開演50分前に到着し、最前列中央ブロックを確保。

生々しい映画製作の舞台裏について言及されたことをご想像頂けましたらと思います・・

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新海誠監督が描いた、天気を味方にしたものたちが全力で駆け抜けた夏:映画『天気の子』鑑賞記

鑑賞料金が当初の1,000円から1,200円となっても、毎月1日は「映画の日」は頭にしっかり刷り込まれていることで、

(2019年)9月は週末:日曜日に重なった巡り合わせを捉え

劇場は久々となる新宿ピカデリー

新海誠監督の映画『天気の子』を鑑賞。

原作本⬇︎を読んで、

<< 2019年8月7日投稿:画像は記事にリンク >> 新海誠監督が描いた、バッテリーがからっぽになるまで力を使い果たしてしまった主人公たちの夏:『小説 天気の子』読了

映画を観に行ったという経験で思い出される作品がなく、

また、そのパターンを踏んでいても読了から数日というインターバルは初であろうと、

自分が本で読んだことがどのように映像化されているのであろうと興味津々で迎えた当日。

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『カメラを止めるな!』感染から8ヶ月半、カメラを止めるな!スピンオフ DVD『ハリウッド大作戦!』観賞記

ロードショー公開時を断念し、DVDレンタル(開始)を楽しみにしている「そろそろ『バイス』出てるかなぁ」と様子を見に行ってみれば・・ まだ、無し。

洋画の新作コーナー界隈をざっと見てみるも、目ぼしい作品はなく、

普段、足を伸ばさない邦画のコーナーに足を向けてみれば、おぉ〜っ!となり、

(2019年)6月に動きがあると承知していて、すっかり忘れていたその後・・

「こんなの出ていたかぁ」と。

これは昨年(2018年)『カメラを止めるな!』にヒットの渦に巻き込まれた者の一人としては

<< 2018年11月23日投稿:画像は記事にリンク >> 公開初日 84名から始まった感染者が止まらない!話題作 映画『カメラを止めるな!』を公開151日目に鑑賞してきた

「素通りするわけにはいかないでしょ〜」と、『ハリウッド大作戦!』をさっそくレンタル。

蘇る昨年の体感

構成は『カメラを止めるな!』の手法が踏襲されていて、その部分は予定調和というのか、心構えしていて

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:スティーブ・マーティン、アボリジニアートをガゴシアン・ギャラリーに貸出し

スティーブ・マーティン、アボリジニアートをガゴシアン・ギャラリーに貸出し

” オーストラリア先住民族の評価の高いデザート・ペインター10人の作品がニューヨーク市の有名なギャラリーで展示されるが、

作品の1つを除いてすべてがハリウッドの有名俳優、スティーブ・マーティン氏の個人所蔵品だと報道されている。ABC放送(電子版)が伝えた。

世界的にももっとも影響力のある画商、ラリー・ガゴシアンがマディソン・アベニューのギャラリーでオーストラリア先住民族のデザート・ペインティング作品展覧会をひらくことになっており、

オーストラリア先住民族の美術の評価が世界的に確立することが期待されている。

マーティン氏は熱心な美術収集家であり、これまでにもアンディ・ウォーホル、エドワード・ホッパー、デビッド・ホックニーら先駆者の美術作品を40年以上にわたって収集し、自ら展覧会の主事も務めている。

4年前、マーティン氏は、ニューヨーク・タイムズ紙の記事で、ウェスタン・デザート・ペインターのWarlimpirrnga Tjapaltjarri氏の美術作品がニューヨークで展示されることを知り、

その日のうちに作品の1点を自宅に飾るために購入している。

マーティン氏はABC放送の独占インタビューで、「あのような作品を見たことがなかった。あの作品は今でも自宅に飾ってある。

その頃はあの作品がオーストラリア先住民族の美術運動の一環だとは知らなかったが徐々にオーストラリア先住民族の絵画を見るようになった」と語っている。

マーティン氏はさらに他の美術家のデザート・ペインティングも購入するようになり、

2019年初めには友人を集めてこじんまりとした展覧会を開いたし、その個人展覧会の構想が発展して5月にガゴシアン・ギャラリーで開かれる展覧会に結実した。

ガゴシアン・ギャラリーの展覧会には、Warlimpirrnga Tjapaltjarri氏の他、日本でも展覧会が開かれ、国際的にも評価されていた故Emily Kngwarreye、風景画で2018年のNSW州ウイン・プライズを獲得したYukultji Napangatiらの作品も展示される。

ガゴシアン・ギャラリーは、美術作品売買の業界のトップにあり、ロンドン、ビバリー・ヒルズ、香港、パリなど17か所に画廊を持っている。

それだけでなく、独自の雑誌も発行し、百万人を超えるソーシャル・メディアのフォロワーがおり、世界の他の画廊に対しても大きな影響を与える力がある。

マーティン氏は、「オーストラリア先住民族の抽象画は決して抽象的ではなく、すべて物語であり、ストーリーを伝えている。

そこが一般的な抽象画とは異なる点だ。視覚的にも知的にも異なっており、これらの絵画は視覚的であり、知的であるが同時に感情に訴える作品になっている」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS

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新宿タイガーが貫いているブレない生きざま:映画『新宿タイガー』鑑賞記

数日前、何となくFacebookを眺めていたら、「こんな映画、今、上映されているのかぁー」と

上映館は数多新宿で映画を観てきたものの、「(ひょっとして)初めてかな?」というテアトル新宿

「!」となり、すぐさまチケットを手配し映画『新宿タイガー』を鑑賞。

本作の主人公 新宿タイガーさんの存在は長らく承知しており、その期間たるや数十年という長さになる筈ですが、

映画によると1972年から原型が立ち上がり、外見上の変化はあるようですが、

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デンゼル・ワシントン主演のクールな主人公に、またしてもスカッとさせられたアクション映画『イコライザー2』鑑賞記

大雪の予報もあった東京界隈ですが、外に出ての予定は入れておらず

「さて、何をしようかな」と思案し・・ 程なく、そういえば!

映画『イコライザー 2』予告

と、『イコライザー 2』のレンタルが始まっていたはずだと。

ただ、リリース日からまも無いため総貸出し状態が気になったものの

大量入荷のお陰で、夜の楽しみを確保 ^^

レンタル店に足を運び、無事ストックを確保 ^^ デザートは食後の如く夕食を済ませ、満を辞して長閑に視聴タイム。

爽快なる感覚、再び

もともと『イコライザー』(←動画にリンク)を薦めてくれた方から

「1(前作)の方👇 がスカッとする」と聞いており、

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一旦、期待値が下がっていたことが奏功したか、

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上田慎一郎監督が綴った、女子高生のファンタジーと不条理が交差する世界:『ドーナツの穴の向こう側』読了

カメラを止めるな!』を世に送り出し、一躍、その名を世に知らしめることになった上田慎一郎監督が、(今から十数年前)無名時代、

” バイトをする傍らで本作の執筆に集中した。毎日フルタイムで働きながら他のすべての時間を本作の執筆に費やした。

バイトの行き帰りの電車の中でも書いた。バイトの休憩時間もトイレにこもって書いた。165万円の借金を背負ったのだ。当然、貧乏だった。

家では具なしの名もなきパスタばかり食べていた。バイトへは白米にふりかけをかけただけの名もなき弁当を持参した。(見かねた同僚がおかずを少しずつ分けてくれたりしたっけ)。”(p153-154)

なる環境から書き上げた小説が、

『カメラを止めるな!』の空前のヒットをきっかけとして、蘇ることになった小説『ドーナツの穴の向こう側』を読了。

女子高生目線の・・

ストーリーの方は、

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