先日、開幕したNFL(プロ・アメリカンフットボール)の第2週。
だいたい試合は現地時間の日曜の昼〜夕方に行なわれる事が多いですが、注目の試合は木曜日夜、日曜夜、月曜夜に他の試合と重複する事なく行なわれます。
で、今週のChicago Bears/シカゴ・ベアーズは日曜夜の試合で、相手は新スタジアム(Levi’s Stadium)のこけら落としとなるSan Francisco 49ers/サンフランシスコ・フォーティーナイナーズ。
49ersは、日本でNFLの人気が盛り上がり始めた頃に、ジョー・モンタナというスタープレイヤーが居た事もあり、人気ですね。
弱り目に祟り目に、ダメ押し?!
シカゴ・ベアーズ、サンフランシスコでの戦績が悪く、しかも主力選手を欠いていながらも先週対戦したバッファロー・ビルズよりも格段に強いという・・
また、追い打ちをかけるように、ベアーズの攻撃の主力ワイドレーシバー2人も出場が危ぶまれる開幕早々ながら早くも暗雲立ちこめる状況。
ワイドレシーバーとは、アメリカンフットボールの攻撃手段はランとパスの選択となる中で
パス攻撃の中心を担うポジションで、エースが存在するチームはそれだけ攻撃力がある事になり、ベアーズの場合、二人エースを擁し、昨年NFL全体で2位にランクする攻撃力を誇ったわけですが、
アメリカンフットボールのポジション例(攻撃によって様々変化)WR(ワイドレシーバー:青、30ラインの上下)の要件は長身(190cm級)で俊敏な動きが出来る事
その二人とも出れないとなると、得点力の著しい低下、攻撃のヴァリエーションの低下から、相手チームからは作戦を読まれてしまいやすくなる厳しい況、、。
「弱気は最大の敵」 by 津田恒美
さて、Kick Off(試合開始)。懸念していた通り、49ersペースで進み、17点先行された後、前半最後になって辛うじて7点返すといった劣勢(7-17)。
「はぁ、今週もダメか、、」というより、先週も書いた通り、NFLの場合、レギュラーシーズンは16試合しかないため
1敗の重みが他のプロスポーツよりも重く、連敗となると、(レギュラーシーズンが行なわれる)9〜12月の4ヶ月のうちの1ヶ月は借金返済に追われてしまうという
「今シーズン、ダメ?!」といった事も先走ってしまいそうになる雲行き。
勝負は下駄を履くまで
後半になって、持ち直し気味となり、最終第4クォーターが始まるまで、7-20。
第4クォーターが始まると、一転、耐えていた状況が好転し、攻撃陣が一気に点数を重ね、守備陣もビッグプレーを連発し、一挙21点を連取して逆転!
最後、追いつかれるか?とヒヤヒヤさせられるも、逃げ切り、「ダメか、、」なんて泣きが入っていたところに
望外の喜び!これこそ応援している甲斐だな。お陰さまで良い休みを過ごす事が出来ました。痛快 x ニンマリ