ビートたけしさんの『フランス座』を読了。
昨年(2018年)末、ふら〜っと立ち寄った書店で、本書のサイン本を見つけ
「これは〜!」と反応して、即レジへ向かい購入。
その後、一旦家の中で行方不明となったものの・・ 見つけ出したタイミングで読み始め。
サイン目当てで、内容は二の次というようなところもありましたが、
ビートたけしさんの『フランス座』を読了。
昨年(2018年)末、ふら〜っと立ち寄った書店で、本書のサイン本を見つけ
「これは〜!」と反応して、即レジへ向かい購入。
その後、一旦家の中で行方不明となったものの・・ 見つけ出したタイミングで読み始め。
サイン目当てで、内容は二の次というようなところもありましたが、
ノンフィクション作家 清武英利さんの『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」を読了。
先月(2018年11月)開催された清武英利さん登壇イベント時↙️
ちらっと本書に言及した部分から興味を持ち購入していたもの。
描かれているのは・・
続きを読む 清武英利さんが描いた、巨悪に挑んだ名もなき刑事たちの生きざま:『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』読了
筒井康隆さんの『時をかける少女』を読了。
今月(2018年12月)参加した筒井康隆展の「筒井康隆を語る」
で、会場の世田谷文学館を訪れた際、物販ゾーンの一角に本書(サイン本)が販売されており、
機を捉えて購入していたもの。
『時をかける少女』が筒井康隆さんの作品であることは長く承知していたものの
(未鑑賞の)映画の先入観から無意識的に避けていたようなところがこれまであって、
秋口に読了していた『筒井康隆、自作を語る』で
『カメラを止めるな!』を世に送り出し、一躍、その名を世に知らしめることになった上田慎一郎監督が、(今から十数年前)無名時代、
” バイトをする傍らで本作の執筆に集中した。毎日フルタイムで働きながら他のすべての時間を本作の執筆に費やした。
バイトの行き帰りの電車の中でも書いた。バイトの休憩時間もトイレにこもって書いた。165万円の借金を背負ったのだ。当然、貧乏だった。
家では具なしの名もなきパスタばかり食べていた。バイトへは白米にふりかけをかけただけの名もなき弁当を持参した。(見かねた同僚がおかずを少しずつ分けてくれたりしたっけ)。”(p153-154)
なる環境から書き上げた小説が、
『カメラを止めるな!』の空前のヒットをきっかけとして、蘇ることになった小説『ドーナツの穴の向こう側』を読了。
ストーリーの方は、
筒井康隆さんの『農協月へ行く』を読了。
「筒井康隆展」開催中の世田谷文学館に立ち寄った際、サイン本として買い求めていたもの。
農協月へ行く
日本以外全部沈没
経理課長の放送
信仰性遅感症
自殺悲願
ホルモン
村井長庵
の短編七篇が収録。
購入した時は気付いていませんでしたが
続きを読む 筒井康隆さんが描いた 成金農家の月旅行、日本以外が沈没してしまった後の世界・・・ 七様の顛末:『農協月へ行く』読了
筒井康隆さんの『旅のラゴス』を読了。
「(筒井康隆さん作品の中で)何を読もうかなぁ」と考えていたところ、旅x筒井康隆ワールドに興味を持って購入。
電車内など細切れの時間などを利用して読み進めていたことから、当初は描かれている情景を描きづらかったものの
中途からグッと物語に引き込まれてくるのは、さすが。
” 三十年昔に気まぐれから突然旅に出て”(p209)
筒井康隆さんの長編処女作『48億の妄想』を読了。
先日、筒井康隆展を往訪した際に、
会場の世田谷文学館内で流されていたTV番組内で、
本作について1965年出版の作品でありながら、現代の監視カメラ、SNSの隆盛について記述されており、「予言の書」といった紹介をされており、興味を持っていた作品。
先日、読了していた『筒井康隆、自作を語る』では、
” 筒井 (中略)『48億の妄想』を、もう五十年ぶりで読み返したんですけど、傑作なんですよ(笑)。
ー それはみんな分かっています(笑)。
筒井 こんなもの、今は書けないですよ。よく書いたものだと思います。自分をほめてやりたい。”(p24-25)
という自信作で、話しのクライマックスは
荻原浩さんの新刊『逢魔が時に会いましょう』を読了。
先月(2018年4月)開催されたトークイベント時
(荻原浩さん)ご本人から「もうすぐ出ます」といったお話しがあり、
内容を楽しみにしていたもの。前作は、家庭菜園のリアルといったエッセーでしたが、
本作は、
座敷わらしの右手
河童沼の水底から
天狗の来た道
の三作が収録されたもので、一、二番目は過去に発表されていたもののリメイクで、三番目は本作出版にあたっての書き下ろし。
主人公は三作とも共通しており、
続きを読む 荻原浩さんが描いた、座敷わらし、河童、天狗を追い求めて准教授 x 助手が繰り広げた珍道中:『逢魔が時に会いましょう』読了