代表作の一つと承知していて、半年ほど前にサイン本を購入出来ていたところ
昨年(2021年)末頃から未読であることが気になり出し、年明け落ち着いたところで手に取った経緯。
ズシンとくる夢と現実を行き交う読後感
6日ほどかけて第一部〜第二部の全475ページを読み終え、本数冊を読み込んだかの読後感 ^0^;
あら筋を巻末の文芸評論家 斎藤美奈子さんの「解説」から引用すると
代表作の一つと承知していて、半年ほど前にサイン本を購入出来ていたところ
昨年(2021年)末頃から未読であることが気になり出し、年明け落ち着いたところで手に取った経緯。
6日ほどかけて第一部〜第二部の全475ページを読み終え、本数冊を読み込んだかの読後感 ^0^;
あら筋を巻末の文芸評論家 斎藤美奈子さんの「解説」から引用すると
2021年末、筒井康隆先生の『陰悩録 リビドー短篇集』を読了。
本書について巻末の藤田宜永さんによる「解説」から引用すると
” すべての短篇のテーマはセックスである。”(p355)
というもので、収録されている作品は全部で十四篇。
描かれているのは
前々回に、読み始め記 ↓
をアップロードしていた佐藤究さんの『テスカポリトカ』を読了。
早々に、(移動しながら等の)ながら読みでは対峙出来ぬであろう重層的且つ一筋縄では読み解けぬであろう設定に気づき、
週末のまとまった時間を本書の読み進め(300ページ+)にあてた次第でしたが、結論としては一回で記述を読解出来るところまでに至らずも、
第165回直木賞受賞作 佐藤究さんの『テスカポリトカ』を読み始めて
I 顔と心臓
II 麻薬密売人と医師
III 斷頭台
IV 夜と風
暦にない日
と分かれているうち「I 顔と心臓」を読み終え、「II 麻薬密売人と医師」の前半に差し掛かっている(〜p190)ので、そこまでのおさらい。
読み始めの経緯は ↓
で触れていますが、立ち上がり
” 十七歳のメキシコ人少女の冒険。
牛肉を運ぶトラックの荷台にまぎれこみ、毛布にくるまって木陰で眠り、知らない州の知らないバスに乗り、ひたすら南下する。やせこけた老人が乗る牛車よりもさらにのろまな農家のトラクターを呼び止めて、むりやり乗せてもらったこともあった。
相手がどんなにやさしげな笑顔を見せてこようと、信用しない。”(p014)
という生き残りを賭けた冒険の末、日本に辿り着き、そこから彼女軸に話しが推移していくのかと思いきや 続きを読む 佐藤究さんが描いた果てしなく深淵なる闇:『テスカポリトカ』読み始め
サイン本入手機会に
即反応して入手していた一冊。
本書は、
東海道戦争
いじめないで
しゃっくり
群猫
チューリップ・チューリップ
うるさがた
お紺昇天
やぶれかぶれのオロ氏
堕地獄仏法
の九篇を収録した短篇集。
“「東海道戦争?」
「ええ、東京と大阪の戦争だから、そう呼ぶのがいちばん適当でしょう」
「何ですって、じゃあ、さっきから敵だ敵だといっていたのは、東京のことなんですか?」”(p21)
というタイトルに掲げられた「東海道戦争」に、
本書刊行後『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』と続く、七瀬三部作の一作目にして、筒井康隆先生最後(三回目)の直木賞候補作品。
本作の主人公 火田七瀬は
” 他人の心を読み取ることのできる能力が自分に備わっている “(p10)
という特殊能力を自覚。
” 家事手伝いという、家庭から家庭へ転転と移っても不思議に思われない唯一の職業を選ぶことで辛うじて社会から身を遠ざけ一ヵ所に落ちつくことを避けている “(p217)
家事手伝いを生業とし、タイトルの『家族八景』とは本書に収録されている八話の家族模様が描かれたもの。
登場する家族は
数多ある筒井康隆先生の作品の中で、数少ないミステリー作品とのことで、
「サイン本出ないかなぁ」と思っていたところ・・
望んだ状況が訪れ ^0^/ 入手叶えていた経緯。
幼少期を過ごした別荘が人手に渡り、新たな持ち主から誘いを受けた夏、
その場に集った思惑秘めた者たちの間で突如起きた連続殺人・・