『儲ける仕組みをつくるフレームワークの教科書』を読み始めから6割弱のところまできたので中間記。
続きを読む 川上昌直さんがビジネスを俯瞰させてくれる「9つの質問」とは:『儲ける仕組みをつくるフレームワークの教科書』中間記
『儲ける仕組みをつくるフレームワークの教科書』を読み始めから6割弱のところまできたので中間記。
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ビジネスプロトタイピング講座で、当初のカリキュラムで用意されていた最終日。
追加日程の発表はありましたが、マインド編の位置付けの最終回。登壇は株式会社マイクロジェットの山口修一社長。
『ビジョナリー・カンパニー② 飛躍の法則』を読了。
約350ページの分量に腰が引け気味でしたが
最後の4分の1程度は注釈であった事から、一般的な書籍(180〜200ページ)より、若干集めといった程度。 続きを読む ジム・コリンズに学ぶ、経営者の至高の資質②:『ビジョナリー・カンパニー』読了
春くらいから著書名を耳にするようになって、ちらちらと気になっていた『ビジョナリー・カンパニー』を読み始め。
シリーズ化されている中で、手に取ったのは中でも最も評判良く聞こえた『ビジョナリーカンパニー② 飛躍の法則』
恐らく今、ビジネス書カテゴリーで話題の書、ピーター・ティール著『ゼロ・トゥ・ワン』を読了。
今週、ラーニングエッジ社の清水康一朗社長の『起業家・経営者に必要な「7つの力」』と題されたウェビナーがあり、内容への興味から2時間弱視聴しました。
来月開催される秋のセミナーズフェスタのプロモーションで企画されたもの。
まず、清水社長が振り返って、上手くいっている経営者と上手く行かない経営者に明確な傾向があるとして、上手くいっている経営者は・・
1. 自分だけでやらない:仲間とやる、人と会って相談する、コミュニティに参加する
2. 学び続けている:本だけでなく、先人から学び続けている。解決すると次のステップに行けるようになる。
3. 7つの力を身に付けている
7つの力とは「富と衰退を分ける7つの力」とされ、下記のように整理される。
1. ビジョンを描く力
2. ストーリーの力
3. マーケティングの力
4. チームをつくる力
5. 富を生み出す力
6. 逆境を乗り越える力
7. 時代を超える力
主な内容について言及すると「ヴィジョン」を描く力は、多くの人が前に進めないのは「ヴィジョン」がないため。
自分の中から涌き上がってくる思いに従って、まず(自分の)「ヴィジョン」を描く事。=人から聞いた事だけでは、人は動かない。
その「ヴィジョン」が「ストーリー」になっていると、人が付いて来たり、共感を生む源泉となる。
人は潜在的に物語の主人公、登場人物になりたと思っており、常に「ストーリー」を探している。
具体的には自分の未来が10年後、20年後と、どのようにしたいか、何をしているか、10年毎に何が出来たら良いかを紙に書き出す。
事業とは、それらを体現したもの。自分の未来を描く事で、価値観が明確になる。
ヴィジョン、ストーリーが元になり、7つの中でも重要度の高い、「マーケティング」の力を働かせる事になる。
また、どのような企業、故松下幸之助さん創業のナショナル社しかり、時代を牽引するApple社しかり、
「逆境」に直面しない企業はないとして、やるべき事をしっかりやって、やってはいけない事をやらないようにする。
「逆境」とは、潜在的な問題を気付かせる機会となる。「逆境」に直面して鍵を見付けて、鍵穴に鍵を差して扉を開けていく。
ウェビナーの後半では来たるセミナーズフェスタに登壇するカリスマ・コンサルタントのトム・ピーターズの映像の紹介もあり、
「ビジネスの成功に関して3つのHを理解すれば、それ以外は必要ありません」と題された1分程度のコンテンツ。
3つのHとは、スターバックス社のハワード・シュルツ社長、世界的ホテルチェーンのヒルトン、アメリカの格安航空会社サウスウェスト社の共同創業者の一人ハーブ・ケレハーの頭文字を取って表されたもの。
3つのHから抽出されたエッセンスが
Stay In Touch : 連絡を絶やさないこと
Sweat The Details : 細かいことを気にすること
It’s Always The People! : 常に人が全てだということ
の3点に修練される。
といったところが、振り返っての個人の学び。特に、ヴィジョンとストーリーですね。
ストーリーの重要性は、先日紹介させて頂きました神田昌典さんと清水社長の対談動画でも主たる内容を成すものでしたが
>> 神田昌典さんが言い切る「全員成功するんです。成功しない理由が無いですね。」の時代背景 <<
改めて個人の物語、「ストーリー」の重要性が問われている時代だと再認識する機会となりました。
書店で見掛けて「良さそうだな」・・ 次いで、電子書籍版での発行を確認して・・ 仲間内の評価を確認して、かなり楽しみな感じで購入。
現在、3分の1程度まで来ましたが、案の定な感じでマーキング箇所がもりだくさん ^=^
『ビジネスモデルの教科書』を読了。
>> 今枝昌宏さんがビジネスモデルを網羅的に紹介してくれる1冊:『ビジネスモデルの教科書』中間記 <<
後半の目次立ては・・
#15 敵の収益源の破壊
#16 チャネル関係性の利用
#17 ダイレクト
#18 サプライチェーン種別の変更
#19 機能外販
#20 リソース先制
#21 マクドナルド化
#22 提携先のレバレッジ
#23 強者連合
#24 資源再配分の加速
#25 同業との統合
#26 周辺産業との統合
#27 ブランド買収・再生
#28 川下への進出
#29 川上統合によるブラックボックス化
#30 中立性・専属性のマネジメント
#31 レバレッジバイアウト
最後の「レバレッジバイアウト」は、世間を賑わせたライブドアがニッポン放送に仕掛けようとした買収劇に登場したオプションで
「あれかー」って感じ、こういう事案になると本を読む感じが前のめりになりますね。
因みに、ソフトバンクがボーダフォンを買収した時に使われた手法で、機能した好例として紹介されています。
面白かったのは、やはり身近のところからの引用で「マクドナルド化」(69% : 百分率は紙の本で言うところのページ数に相当/以下同様)。
マクドナルドの他、天丼てんや、ブックオフ、ガリバーインターナショナルで用いられており、定義は・・
” 提供価値をプロセス化あるいは機械化し、リソース単価を切り下げて低価格化することで下層の市場を狙う” (69%)
説明で・・
” マクドナル化とは、主にサービス業において提供価値の種類の絞り込み、均質化した上で価値提供プロセスをマニュアルなどによって定義し、
価値提供過程にプロフェッショナルを不用とすることによって要因単価を下げ、かつ提供価値のバラつきをなくして、従来のプロフェッショナルによるのと同等なサービスを安価かつ大量に販売して利益を上げるビジネスモデルです。”
浸透している業界は、様々な飲食業態のほか、航空旅客運送におけるLCC(ローコストキャリア)や中古車買取サービスなど。
市場戦略は・・
” マクドナルド化によるコストダウンにより、サービスを安価で販売できるようになり、通常利益率も抑えて販売するため低価格の販売となります。
マクドナルド化では、いままでプロフェッショナルを用いて行なっていた事業の市場の下側の潜在市場を狙うことになりますが、
通常、市場は下方に向かって加速度的に大きくなっているため、低価格化により大きな販売量を見込めます。
このため、低粗利でも売上が大きくなるので、最終的には大きな利益を上げることが可能なのです。
中間層の崩壊により顧客の二層化が進む今後は、これは特に注目すべき市場の特徴と言えます。” (70%)
” マクドナルドやワタミなどサービス業として大企業となり得ているのは、、利益率が低くてもマクドナルド化により下側の大きな市場を狙った企業であることに注意していただきたいと思います。” (72%)
一時、隆盛を極めた感のマクドナルドも昨今は苦境に長く直面して抜け出せないので、舞台裏を知って、如何に脱却を図っていくのか、本書の他の項目を参照するなど応用的な読み方も出来ますね。
以上のような記載が、戦略毎に
■概要と例
■価値創造過程
■なぜ優位性を維持出来るのか?
■有効に機能する条件
■落とし穴
■類似のビジネスモデル
■このビジネスモデルから学ぶ戦略思考
と、多面的に解説されています。
約600ページに及び読み応えで、最後、ビジネスモデルについて網羅した感覚を抱きますが、巻末にある「おわりに」では・・
” 本書では代表的な成功パターンをご紹介してきたつもりですが、「他にもこんなパターンがある」「こんな面白いビジネスモデルがある」という情報がありましたら、是非筆者にご連絡ください。” (98%)
とあり(笑)その奥深さ、時間の経過と共にモデルが進化している側面もあると思いますが、あくまでも本書は入り口に過ぎないと。
本のタイトルにもあるように、ビジネスモデルの教科書としての使い方が出来るのと、
何となく頭で分かっている事を、その背景にまで踏み込んで言語化してスッキリさせてくれる、
この二つの大きな役割に、本書の価値を感じました。