「patterns」カテゴリーアーカイブ

谷川俊太郎さんと内田也哉子さんのひとりっ子トークに心をふわっとさせられた:『人生相談  谷川俊太郎対談集』刊行記念イベント 谷川俊太郎 x 内田也哉子 <ひとりっ子の相談> 参加記

(2022年)9月を迎え連夜でイベントへ。2夜目はガラッと趣向がかわり久々に代官山T-SITEを往訪、

代官山T-SITEでのイベントは2020年12月の神野大地選手x瀬古俊彦さん以来

人生相談  谷川俊太郎対談集』刊行記念イベント 谷川俊太郎 x 内田也哉子 <ひとりっ子の相談> と題されたトークイベントへ。

昨年(2021年)著書を読んでいた ↓

<< 2021年12月25日投稿:画像は記事にリンク >> 内田也哉子さんが文字にした樹木希林さん、内田裕也さん、そしてご自身のこと:『新装版 ペーパームービー』読了

内田也哉子さんが登壇されることで興味を持ち、限定15名様との来店参加に残席僅かの状況から滑り込む形で参加叶ったもの。

人生相談切り口に、90代と40代で交わされるひとりっ子トーク

会場に来て知りましたが、谷川俊太郎さんはオンライン参加で、

内田也哉子さんとモニター越しでトークが進んでいく中、お二人の共通点であるひとりっ子ということに関して

続きを読む 谷川俊太郎さんと内田也哉子さんのひとりっ子トークに心をふわっとさせられた:『人生相談  谷川俊太郎対談集』刊行記念イベント 谷川俊太郎 x 内田也哉子 <ひとりっ子の相談> 参加記

アントニオ猪木さんが齢四十七にして振り返った体験に裏打ちされた半生記:『最後に勝つ負け方を知っておけ。』読了

アントニオ猪木さんの『最後に勝つ負け方を知っておけ。』を読了。

本書を、冒頭の棚橋弘至選手による「文庫化に寄せて ー 負けてなおマウントを取るアントニオ猪木の恐ろしさ!」から拾うと

” この本、もともとは猪木さんが47歳の時に書いたものらしいですね。”(p9)

という1990年9月に出版された著書が、2022年6月に文庫化された経緯。

色紙を書かれている動画を視聴していて

動かない手で一生懸命書きました。最後に勝つ負け方を知っておけ。青春出版社 アントニオ猪木

本書刊行を記念したものであったのかと反応し購入。

出版当時、アントニオ猪木さんは

続きを読む アントニオ猪木さんが齢四十七にして振り返った体験に裏打ちされた半生記:『最後に勝つ負け方を知っておけ。』読了

廣瀬俊朗さんがキャプテンを託された経験を通じまとめた相談し合える人間関係の築き方:『相談される力』読了

ラグビー日本代表キャプテン廣瀬俊朗さんの『相談される力』を読了。

先週開催された ↓

<< 2022年5月29日投稿:画像は記事にリンク >> 廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜視聴記

オンラインイベントの対象書籍として入手していた一冊。

頼りにされる者の心得

本書は、

” 40年間生きてきて、様々な立場を経験することができました。とくに30年間ラグビーをプレーしてきた中で多くのことを学ぶことができました。キャプテンに任命されることが多かったので “(p3)

との経歴を辿ってきた廣瀬俊朗さんが、

” 私のこれからの人生においてもやりたいことをやるという自己実現ではないもう一つの社会貢献として、たくさんの相談に乗っていきたいと考えています。

そんななかでふと、相談されるにはどうしたら良いのか、と考えました。まずは自分自身の在り方が大事だと思いました。

どんな人であれば、相談したくなるのか。この役職の人に相談しようではなく、廣瀬俊朗に相談しようと思ってもらえることが大事だと思っています。

そうあるために大事なことは、聞くこと、自分なりの視点で勝手に判断しないこと、相手が持っているものを引き出すこと、自分がご機嫌でいることなど色々なことが出てきました。”(p7)

といった思考の中から出版されるに至った本書。

キャプテンを通じて得られた知恵

本編では55項目に分かれ

続きを読む 廣瀬俊朗さんがキャプテンを託された経験を通じまとめた相談し合える人間関係の築き方:『相談される力』読了

廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜視聴記

土曜夜、アーカイブ配信で元ラグビー日本代表 廣瀬俊朗さん登壇の 廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜 を視聴。

イベント告知でのサイン本が決め手となり、購入していた経緯。

事前に、ライブ配信時に寄せられた質問へ回答していく形で主に進行された本イベントでは、

続きを読む 廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜視聴記

鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元代表取締役会長に学ぶ商売の本質:『商売の原点』読了

鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元取締役会長が、セブン・イレブン会長、イトーヨーカ堂会長時代に上梓された『商売の原点』を読了。

本書が出版された背景を緒方知行さんの「編者解説」から抜粋すると

” 周知のように、セブン – イレブンを創業し、リーダーとして育て上げてきたのは鈴木敏文氏である。その鈴木の発案で、創業まもないころに開始されたのが、セブン – イレブン本部で毎週一回行われる「FC会議」である。この会議はすでに一三〇〇回以上を数えている。

・・中略・・

この会議に鈴木氏は可能なかぎり顔を出し、全員を前に話をするのだが、その会議の速記録は問題不出のものとして保存されている。じつは、数万ページにもおよぶその速記録をもとに単行本を講談社から発刊するという条件で、速記録のすべてに目を通すことを編者は鈴木氏から快諾いただいたのである。

・・中略・・

着手から四年。本当に長い道のりであった。結局、この企画は『商売の原点』と『商売の創造』という二編に分け、同時発売されることになった。”(p202-p205)

と、(2022年)3月に読んだ ↓

<< 2022年3月25日投稿:画像は記事にリンク >> 鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元代表取締役会長に学ぶ商売の本質:『商売の創造』読了

『商売の創造』と対をなす一冊。

箱入りで販売された愛蔵版で入手していた2冊

常に心得るべき原点、そして絶えざる・・

本編では

続きを読む 鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元代表取締役会長に学ぶ商売の本質:『商売の原点』読了

元阪神タイガース赤星憲広さんが記したセンターを守る矜持:『中堅手論』読了

阪神タイガース 赤星憲広さんの『中堅手論』を読了。

本書を知った当初は、ポジションに特化されたかのテーマから反応しなかったものの

有れば買おうと思って入店し、狙い通りの展開から・・

「サイン本出ているみたいだしな」とじんわり盛り上がり、行ってみるかと入荷してそうな店舗を訪れ、狙い通り在庫を見つけ購入していた経緯。

9年間でゴールデングラブ賞6回を誇った守備力

現役時代の赤星憲広選手というと、何より走力=盗塁王のイメージ強かったですが、

” 手前味噌になって恐縮だが、僕は「盗塁王」獲得5度より、「ゴールデングラブ賞」受賞6度のほうが多い。”(p127)

というキャリアで、しかも

続きを読む 元阪神タイガース赤星憲広さんが記したセンターを守る矜持:『中堅手論』読了

佐野元春さんが名うてのコンポーザーたちと交わした作曲談義:『ザ・ソングライターズ』読了

今週、読み始め、中間記 ↓

<< 2022年4月20日投稿:画像は記事にリンク >> 佐野元春さんが名うてのコンポーザーたちと交わした作曲談義:『ザ・ソングライターズ』中間記

とアップロードしてきた佐野元春さんが聞き手を務める対談集『ザ・ソングライターズ』を読了。

中間記後、読み進めたのは

 KREVA ー トラックは絵、リリックはその絵のタイトル

 曽我部恵一 ー 自分は死ぬまでその曲をずっと歌えるのか?

 トータス松本 ー 楽器は詞ができるまで持たない

 キリンジ(堀込高樹・堀込泰行)ー 美味しさのなかの苦味と酸味

 七尾旅人 ー  “自由”のためのデジタル・ツール

 中村一義 ー 日常にはありとあらゆるものがある

 大木伸夫 ー 作詞は曲の “答え” を探す旅

 星野源 ー 共感を超えた先にある繋がり

 山崎まさよし ー 「曲が降りてくる」なんて信じられない

 なかにし礼 ー 99パーセントの技術、1パーセントのインスピレーション

 大瀧詠一 ー 自分の歌詞に意味はない、あるのは韻律のみ

 佐野元春 ー ソングライティングとは世界を友とするための道具である

 解説  対話がひらく旅の特性 ー 佐野元春と「ザ・ソングライターズ」青澤隆明

で、最終 845ページに到達。

そもそも本書の下敷きになっているのは

” 二〇〇九年一月、立教大学文学部一〇〇周年記念事業の一環として、佐野元春の企画構成による公開講座「ザ・ソングライターズー音と言葉の創作ノート」が始まった。

同時代のソングライターとの対話を通して、「音楽詩」の諸相を探り、創造的なソングライティングの本質に迫る連続講座である。

佐野が長く温めてきたこのアイデアと趣旨に賛同して、多彩なソングライターがゲストとして登場、創作をめぐる真摯な対話をそれぞれに重ねた。”(p842)

というもので、中、後半は

続きを読む 佐野元春さんが名うてのコンポーザーたちと交わした作曲談義:『ザ・ソングライターズ』読了

佐野元春さんが名うてのコンポーザーたちと交わした作曲談義:『ザ・ソングライターズ』中間記

週初めに、読み始め記 ↓

<< 2022年4月18日投稿:画像は記事にリンク >> 佐野元春さんが名うてのコンポーザーたちと交わした作曲談義:『ザ・ソングライターズ』読み始め

をアップロードした佐野元春さんが聞き手を務める対談集『ザ・ソングライターズ』その後、

 矢野顕子 ー 聴き手の想像力の入る余地をつくる

 Kj ー ギターリフのような言葉を

 桜井和寿 ー 無意識がつくり出すものを大事にする

 後藤正文 ー 今起きていることを書き起こすのが詞の役割

 鈴木慶一 ー 妄想力をどこまで発揮できるか

 岸田繁 ー 五感から生えてくるものを拾っていく

 RHYMESTER ー 日常の会話からリリックが生まれてくる

 山口一郎 ー 感情が溢れる瞬間を見極める

 山口隆 ー アイ・ラブ・ユーに新しい光を当てる

と+9名で(24名中)13名に到達、中間部でのおさらい。

中盤のラインアップ(目次)

Mr.Children、日本人の音楽へのこだわり、ヒップホップ事情 etc

刺さりどころは

続きを読む 佐野元春さんが名うてのコンポーザーたちと交わした作曲談義:『ザ・ソングライターズ』中間記