ピン芸人小島よしおさんと農学博士 稲垣栄洋先生の共著『10歳から学ぶ植物の生きる知恵 最強無敵の雑草たち』を読了。
昨年(2023)末に開催された
刊行記念イベントの対象書籍にして2023年最後に購入していたタイトル。
イベント登壇の小島よしおさん目当てで、雑草への興味を有していませんでしたが、本を開いたところの「まえがき①」で稲垣栄洋先生が
” テレビで小島よしおさんの活やくを見ていて、いつも思っていたことがあります。
それは、「小島よしおさんは、雑草っぽい」ということです。
わたしは雑草を研究しています。そんなわたしが言う「雑草っぽい」は、ほめ言葉です。”(p4)
これを受けてか? 続く「まえがき②」で小島よしおさんが
” 共著者 稲垣栄洋先生との出会いは、『弱者の戦略』という本が最初でした。
・・中略・・
読んでみると、弱者とは雑草のことで、雑草の生き残り術は芸能界におけるボクの生き方とどこか似ている、そう感じました。”(p6/括弧書き省略)
と学術書的でなし汎用性感じられる書きっぷりに姿勢を前のめりにさせられ、タイトルに「10歳から」とある通り雑草19種についてのイロハが簡潔平易に説明され学べる内容になっています。
印象に残ったのは
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養老孟司先生が、亡き猫 まるへの想いを一冊にまとめた『まる ありがとう』を読了。
サイン本販売情報に反応し
入手していた経緯。
養老孟司先生を熱心にフォローしておらずとも、養老家の一員に猫がいて、その名が「まる」であることを承知していましたが、
冒頭の「まえがき」で、
” まるの死について、あちこちから感想を聞かれることがあった。”(p1)
との前段を受けて、
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夕方、無意識にYahoo!にアクセスすれば ⬇︎
外山滋比古先生が、お亡くなりになられたとのニュースがヘッドラインに、、。
お会い出来たのは、そんなに遡る感覚でなかったことから検索してみれば・・
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外山滋比古先生の時代を超えて読み継がれる名著『思考の整理学』を読了。
もともと昨年(2019年)参加した外山滋比古先生の講演会↙️
がきっかけとなり、「また、読んでみようか」と実家から引っ張り出してきていたところ
そこから差込み等々、1年の熟成期間を経て(笑)再び手に取り、読み進めた次第。
一九八六年以来
本書を最初に知ったのは80年代中頃のはずで、その時から評判であったように思いますが、
「一体、いつ出版されたのだろう?」と確認してみれば・・
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先週、読了記👇をアップロードした
外山滋比古先生の『忘れるが勝ち! 前向きに生きるためのヒント』刊行記念
講演会「95年、忘れることで生きてきた」に参加。
語り継がれる名著の著者との・・
外山滋比古先生の代表作『思考の整理学』を初めて手にしたのは30年は遡るものと振り返りますが、
そんな時間感覚はあったため、同書の著者 外山滋比古さんが講演されると知ったのは少なからず意外な感じを持ち、即反応(申込み)した次第。
講演タイトルにある通り、外山滋比古先生のご年齢が95歳。TV等でもお姿を拝見したことがなかったことから
告知開始から1ヶ月くらいあったと思いますが、何らかの事情で中止にあり得るのかななんて思いも、
当日会場の八重洲ブックセンターに到着し、無事開催されることを知り、嬉しい気持ちに ^^
稀有な着眼点&溢れる熱意
ただ、体調は崩されたとのことで、事前に講演20分程度+質疑応答というアナウンス。
但し、ご登壇されたご本人を見る限り、年齢を感じさせないお元気(そうな)なご様子で、
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文学博士 外山滋比古先生の『忘れるが勝ち! 前向きに生きるためのヒント』を読了。
外山滋比古先生と云えば、中日ドラゴンズに鳴り物入りで入団した根尾昂選手の愛読書として
今一度注目を集めた長きに及ぶベストセラー『思考の整理学』がお馴染みですが、
本書は、
第一章 忘却のすすめ
第二章 思い出はつくられる
第三章 忘れるための実践法
第四章 つよい記憶、よわい記憶
第五章 忘れてこそ豊かな人生
という目次立てのもと、さまざま「忘れる」ことの効用について書かれています。
「忘れる」ことで得られる・・
具体的には、
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養老孟司先生の最新刊『遺言。』を読了。
読み始め↓の時点から
全体的に難解と感じていながら、ペース良く読了に至ったのは1章あたり20ページ程度の長さにコンパクトに
養老孟司先生の見解、ご意見がまとめられていたからであろうと。
結論的なところは「終章」で
続きを読む 養老孟司先生が迫る、ヒトとはなにか、生きるとはどういうことか:『遺言。』読了 →
養老孟司先生の新著『遺言。』を
読み始めて、
全部で9章(+終章)あるうちの第4章までを読み終えたので、そこまでのおさらい。
1章 動物は言葉をどう聞くか
2章 意味のないものにはどういう意味があるか
3章 ヒトはなぜイコールを理解したのか
4章 乱暴なものいいはなぜ増えるのか
5章 「同じ」はどこから来たか
6章 意識はそんなに偉いのか
7章 ヒトはなぜアートを求めるのか
8章 社会はなぜデジタル化するのか
9章 変わるものと変わらないものをどう考えるか
終章 デジタルは死なない
という章立てで、養老孟司先生の講演でもお馴染みの
続きを読む 養老孟司先生が迫る、ヒトとはなにか、生きるとはどういうことか:『遺言。』読み始め →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる