「栗山英樹」カテゴリーアーカイブ

栗山英樹さんの「監督」としての実績を支えた礎:『栗山英樹の思考 若者たちを世界一に導いた名監督の言葉』読了

栗山英樹北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『栗山英樹の思考 若者たちを世界一に導いた名監督の言葉』を読了。

(2025年)1月に開催された開催された ↓

『監督の思考』と同時開催された発売記念イベント参加で入手 << 2025年1月16日投稿:画像は投稿にリンク >> 『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記

出版記念イベントで入手していた著書。

本書は

1983 – 2012  ドラフト外入団、現役引退、ファイターズ監督就任へ

 第一章  [栗山英樹語録]勝利への原動力

 第二章  [栗山英樹語録]夢を信じる

 第三章  [栗山英樹語録]諦めない、やり尽くす

 第四章  [栗山英樹語録]侍ジャパン、世界一へ

     2021-2024  WBC世界王座奪還、そして日本野球の未来へ

 栗山英樹の本棚

なる章立てで、1983年のプロ入りから記憶に新しい2023年に開催されたWBC侍ジャパンを率いて世界一を勝ち取った軌跡に、記載の通り多数の栗山英樹さんの監督時代を語録を収録。

印象に残ったのは

続きを読む 栗山英樹さんの「監督」としての実績を支えた礎:『栗山英樹の思考 若者たちを世界一に導いた名監督の言葉』読了

栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読了

栗山英樹北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『監督の財産』を読了。

先週(2025/3/7)アップロードした中間記 ② から

<< 2025年3月7日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ②

読み進めたのは、

 6  稚心を去る 第3章:監督としての1000試合  7年目の備忘録とともに(p709〜)

 7  集大成(2019〜2021)

    8  考察  野球論

   9   光るべきもの

の計140ページ弱。7 集大成(2019〜2021) 以降は本書刊行に当たっての新原稿で、一昨年(2023年9月)読んだ  ↙︎

<< 2023年9月14日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹前監督が記した書を通じ学び遂げたWBC制覇への軌跡:『栗山ノート2 世界一への軌跡』読了

『栗山ノート2 世界一への軌跡 』が、侍ジャパンに焦点を当てられたのに対して、『監督の財産』は主に北海道日本ハムファイターズ監督在任中の軌跡について。

根底にあるのは

” 私が本を書く理由はここにある。三原さんには遠く及ばない存在ではあるけれど、私の言葉でいつか誰かが救われるかもしれない。何より、プロ野球に携わった人間として、これだけ野球をさせてもらったから、そこで学んだこと、失敗したこと、感じた事を残す責任があると思っている。”(p832)

と面識はないながら多大な影響を受け学ばされたとの三原脩さんが遺されたメモに相当するものとして10年間の試行錯誤、苦闘がつぶさに記されています。

総括的なところで

続きを読む 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読了

栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ②

10日ほど前(2025/2/25)に中間記 ① ↓

<< 2025年2月25日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ①

をアップロードした栗山英樹北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『監督の財産』をその後

 5  最高のチームの作り方(p493〜)

 6  稚心を去る(p657〜)

と読み進め、 6  稚心を去る は中途で 第2章:「四番」の責任 中田翔と清宮幸太郎 (〜p708)まで読み終えたので、その部分のおさらい。

日本一に上り詰めた2016年、最大11.5ゲーム差をつけられた中での

続きを読む 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ②

栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ①

9日前(2025/2/16)に

<< 2025年2月16日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読み始め

読み始め記をアップロードした栗山英樹北海道日本ハムファイターズ前監督及び 侍ジャパン前監督の『監督の財産』、その後

“『伝える。』(監督2年目のシーズン前、2013年)、『未徹在』(監督4年目、2015年)”(p13-14)

に相当する

 3  伝える。(p221〜)

 4  未徹在 (p359〜)

を読み終えたので、その部分の振り返り。印象に残った箇所を以下に抜粋すると、

続きを読む 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ①

栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読み始め

北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパンで監督を務められた『監督の財産』を読み始めて

 1  監督のカタチ  

 2  覚悟

 3  伝える。

 4  未徹在

 5  最高のチームの作り方

 6  稚心を去る

 7  集大成(2019〜2021)

    8  考察  野球論

   9   光るべきもの

と章立てされているうち、 2 覚悟 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

年初のイベント参加で入手した二冊のうちの一冊  << 2025年1月16日投稿:画像は投稿にリンク >> 『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記

『監督の財産』は

” 本書は、私がファイターズ時代に出した『覚悟』(監督1年目、2012年)、『伝える。』(監督2年目のシーズン前、2013年)、『未徹在』(監督4年目、2015年)、『最高のチームの作り方』(監督5年目、2016年)、『稚心を去る』(監督の7年目のシーズン後、2019年)を収録しつつ、その後に経験した監督生活で学んだことをまとめた。私にとっては、ファイターズの監督として1年目のシーズン後を皮切りに現在に至るまでの「監督・栗山英樹」としての集大成となる。”(p13-14)

というもの、実に5冊+αで計845ページに及ぶ著書。

読み進めた中で刺さってきた箇所の一部を以下に抜粋すると

続きを読む 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読み始め

『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記

昨年(2024年)末、講演されている映像は見たことはあったけど、イベントイメージ乏しい栗山英樹侍ジャパン監督の出版記念トークショー&サイン会情報に接し、

会場は3ヶ月前(2024/10/15)の竹内由恵さんイベント以来のジュンク堂書店池袋本店9F

「これは〜!」と後日の発売時刻に合わせスタンバイして確保叶い、楽しみに迎えた1月の折返し日での2025年のイベント始め。

開場約20分前に会場入りし最前列サイドを確保 *イベント中の撮影は禁止

参加者と報道陣半々といった会場内で定刻を迎え栗山英樹さんが登壇。

一目で受けた印象ではアスリート然というより、一般人と変わらぬ体格で颯爽と登壇され、雰囲気は抱いていた通りソフトそのもので社交性溢れる語り口から瞬時に親しみやすさを ^^

トークでは就任されて1年になろうかという日本ハムファイターズでのCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)で取り組まれていること(ex. フロント業務が多岐に及ぶ中で選手の細かい要望に耳を傾ける等)に、

対象書籍2冊 ー 監督在任中に出版された5冊と加筆で構成された『監督の財産』と、日本ハムファイターズ及び侍ジャパンの監督として発せられた言葉をもとにまとめられた『栗山英樹の思考』

イベントの中心である出版された著書に関してのエピソード(ex.ご自身では栗山レポートと捉えていて、時間が経つと事実認識が変わったしまうところ当時の思いをそのまま書き留めた )や

続きを読む 『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記

栗山英樹前監督が記した書を通じ学び遂げたWBC制覇への軌跡:『栗山ノート2 世界一への軌跡』読了

侍ジャパン栗山英樹前監督の『栗山ノート2  世界一への軌跡』を(阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を決めた日に)読了。

二週前に読み終えた『栗山ノート』は ↓

<< 2023年9月5日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹前監督が記した書を通じ遂げた成長の軌跡:『栗山ノート』読了

北海道日本ハムファイターズ監督在任中に書き上げられたものでしたが、本書は

“侍ジャパンがWBCで優勝したことには、たくさんの意味があると思います。そのなかのひとつに、「これまでの学びを伝える」というものが含まれている、と理解しました。

私を励まし、勇気づけ、奮い立たせ、支えてくれた言葉をもう一度まとめて後世に伝えることは、侍ジャパンの監督を任された私の使命なのだろう、と。”(p7)

と冒頭の「はじめに」に記されている通り、侍ジャパン監督としての舞台裏が、書から引用された言葉を交え振り返られた構成。

“「起こる事項に幸不幸はなく、それをどう捉えてどう生かすかによって、幸不幸が生まれる」と言われます。私は『易経』に収められている「窮すれば、すなわち変ず、変ずれば、すなわち通ず」の心境でした。手を加えられないことはあったけれど、それが変化をもたらし、おのずと道が開けてくる、と。”(p46)

といった(本書らしい)引用された言葉もさることながら

続きを読む 栗山英樹前監督が記した書を通じ学び遂げたWBC制覇への軌跡:『栗山ノート2 世界一への軌跡』読了

栗山英樹前監督が記した書を通じ遂げた成長の軌跡:『栗山ノート』読了

栗山英樹 北海道日本ハムファイターズ前監督の『栗山ノート』を読了。

別本目当てに書店を立ち寄った際、本書サイン本を見つけ、

『#みんな大好き能見さんの美学』サイン本目当てに訪れた際に遭遇出来た2冊

購入に繋がっていた経緯。

栗山英樹前監督というと、WBC侍ジャパンを率いての優勝で再び注目を集めることになりましたが、本書は

“この原稿を書いている時点で、19年のレギュラーシーズンは残り10試合と少しです。”(p225)

北海道日本ハムファイターズ監督在任中に上梓された著書。その元になっているのは

続きを読む 栗山英樹前監督が記した書を通じ遂げた成長の軌跡:『栗山ノート』読了