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T-SQUARE「オーバーヘッド・キック」他、スポーツの名シーンにハマる3曲

 

先週、日曜(日本時間)の明け方にヨーロッパサッカーのクラブチームの頂点を決するチャンピオンリーグが終わって

今日、サッカー日本代表が、来月ブラジルで開催されるワールドカップへ向け、日本を出発したとか(最初の目的はアメリカ)

 

スポーツに名場面、名場面にBGM

例年6月はゴールデンウィークと、夏期休暇の間で中だるみの感もありますが

今年は一足早く夏の様相を体感出来る感じですかね。スポーツ界で最大のイベントである(サッカー)ワールドカップを控え

スポーツ最盛期直前という事で、スポーツの名場面集のBGMに丁度良さそうな(サッカーで言うならゴール集、プロ野球なら好プレー珍プレー)3曲を選んでみました。

実際、使われていたかどうかでなく、躍動感のあるシーンと曲がハマりそうな感じですね。

 

1. THE SQUARE “OVERHEAD KICK”

T-SQUARE (当時、THE SQUARE) / ティー・スクエア(ザ・スクエア)といえば、F1のTV中継のオープニング時でかかる ” Truth ” がお馴染みですが、

私としては学生時代に新譜でレコードを買って、カセットテープに録って繰り返し聞いた、こちら↓を。

このアルバムの頃、日本のフュージョン界では CASIOPEA にナニワエキスプレスと充実していましたが、

T-SQUAREの場合、サックスがサウンドに絡んでくるのが特徴的でしたね。

 

2. Michael Lee Firkins “Runaway Train”

続いて、デヴュー時のアルバムの完成度が高く、一部で高い注目を集めた Michael Lee Firkins.-

これ以降、話題を耳にする機会が少なくなったのと、リンクの画像とyoutubeで検索される映像からは後年の風体にかなりギャップがありそうな感じも(笑)

テンポ良く、爽やかな感じのギターサウンドは心地良いですね。

 

3. Peter Gabriel “Big Time” 

最後は一気に世界的となり、Peter Gabriel/ピーター・ガブリエルの代表作 ” So ” に収録されている曲。

この曲は遥か昔、TV東京で田中律子さんがMCの「ESPNスポーツジョッキー」という番組が有り、

そこで何と北米のプロアイスホッケーリーグ(NHL)の頂点を決める Stanley Cup/スタンレー・カップ 決勝の模様が ON AIR されており(さすがテレ東!)、

そこで使用されていた事もあり、 ハイレベルのスポーツシーンと曲名の “Big Time ” との親和性も感じられ、気分を高揚させられる曲であります。

 

 

オバマ大統領のスピーチ:シアトル・シーホークスの表敬訪問

週末につき、軽やかな話題で。日課の一つにNFLの最新ニュースをチェックしている事がありますが

昨年度(2014年2月)の SUPER BOWL/スーパーボウル チャンピオンが Seattle Seahawks/シアトル・シーホークスが ホワイトハウスを表敬訪問した記事 が。

因みに、その試合のハイライト >> SUPER BOWL XLVIII <<

記事のハイライトに訪問を欠席した選手(Marshawn Lynch/マーション・リンチ)話題が上がっていて、日頃からメディアへの対応はよろしくないそうな。

その点に関して、オバマ大統領がジョークで応酬したとの(下記の)記載があり・・

” バラク・オバマ米大統領はリンチの欠席について、「来てもらえなくてがっかりしている。彼のメディア対応に感心していて、コツを教えてもらおうと思っていたんだが、行動で示されたよ」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘っていた。”

映像を見てみました・・

Super Bowl Champion Seattle Seahawks Vist The White House
該当の箇所は  3:48〜 で、オチ?(・・行動で示されたよ。/ 4:02〜)の部分は記者席からの応答に応えてのもの。

終始、和気藹々とした雰囲気が微笑ましく、スピーチの詳細までは分からずとも、何となく最後まで見入ってしまいました。

アメリカンフットボール(NFL)に限らず、野球(MLB:メジャーリーグ・ベースボール)、バスケットボール(NBA)、アイスホッケー(NHL)でも表敬訪問は行われているものと思いますが

それぞれに国民(ファン)と密着した感じで勝者を讃える儀式って、いいよなぁ〜と。

 

ワールドカップのメンバーから外れた中村憲剛の心意気

サプライズが分つ明暗

今週、注目を集めた話題の1つに、開幕まで一ヶ月を切ったサッカーのワールドカップ、日本代表の23名の選考が上げられると思います。

その中で「サプライズ」として注目を集めた大久保選手の選抜が上げられますが、自分としては

その瞬間を取り上げた映像の中で、選考から漏れた中村憲剛選手が大久保選手と同じ(川崎フロンターレ)バスに乗り合わせた事が気になっていました。(なお、予備登録のメンバーに登録)

「画像がないかな・・」なんて探していれば、サッカーアンテナさん(2枚とも)。

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込められ、託された思い

そんな折、Facebookで中村憲剛選手が本件で声明を出している事を知り、そのメッセージが印象に残る内容でした。

下記が、その内容。

続きを読む ワールドカップのメンバーから外れた中村憲剛の心意気

失って分かる健康の有難みと習慣の尊さ

花粉症になって以来、20年以上のベテラン?ですが、大概、それに悩まされるのが3月前後という感じ。

今年は、さほどお付き合いさせられる事なく過ぎ去った感も、昨日、今日になって、鼻であったり、ゴホンゴホンと ーー;

スギの次されるヒノキ(他、数種あるようですが・・)の影響?

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風邪を引いたのでなし、恐らく「花粉症」と思っていますが、こうして感じるのは、

普段、健康でいる事の有難みですね。体調崩すと集中する事が難しくなり、「まず治そう」との意識が働いて

取りかかる事が大きく制限される実態。方や、日頃から継続している日課(例えば、本ブログ)があると

途中、途切れぬ事がないように「それはきっちりやっておこう」との意識が勝り、

習慣が定着している事の効用を実感出来ます。

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「明日、良くなろう」の心意気ながら、風邪の場合、寝ていれば良くなるかも?の淡い期待も、

花粉症の場合、季節的なものだけに悩ましいですね。

Editor’s Note

前日に、メジャーリーガーに復帰した川崎宗則選手の話題を取り上げた矢先、

>>  帰ってきたメジャーリーガー川崎宗則に学ぶ見事なまでの潔さ  <<

マイナー降格となってしまったようで、、

>> ムネリン、降格にも前向き <<

「こういうのがメジャー」と、ここでめげない(めげた様子を見せない)のも川崎選手のメンタルタフネスかと。

帰ってきたメジャーリーガー川崎宗則選手に学ぶ見事なまでの潔さ

アメリカのメジャーリーグ(ベースボール)、大型契約で入ったニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が期待に沿った感じのデヴューを遂げた裏で

メジャー3年目の川崎宗則選手も主力選手のケガによって巡ってきたメジャー昇格のチャンスで「らしさ」を発揮している様子。

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特筆すべきは、その愛され度

その模様は

>> 帰ってきた川崎宗則とブルージェイズの絶妙な関係 <<

で、読んで知った次第(斜め文字は記事からの抜粋)。

合流初日のチームメイトとのやり取りで

「What time is Stretch, Kawasaki?」とチームメイトが話しかける。川﨑はそれに何気なくスペイン語で応え、相手を笑わせる。彼の周囲にはいつも「やつと話すと、楽しい気分になれる」という雰囲気が満ちている。そして、それは去年からずっと続く、川﨑とブルージェイズの間にある幸福で絶妙な関係である。

チームを率いる監督曰く・・

「選手としては何かを起こす選手だ。正しく野球するだけではなく、彼の周りではいつも何かが起きる」

昨年の試合でサヨナラ打つを飛ばしてお立ち台に上がった際は・・

「チームメイトがチャンスをくれたから、何とかしたかった」と小さなメモを読みながら英語で叫んだ。これがファンの心を捉えた。彼らの中に「ブルージェイズのために献身的なプレーをする面白い日本人」という像が確立されたのだ。

この発言自体、日本人が言う分には特別な感じはしないですが、それをつたない(であろう)英語表現ながら堂々とした姿勢も相俟っての事であったのでしょう、きっと。

コミュニケーションは語学力に非ず

また、チームメイトから慕われているエピソードとして・・

ドミニカ出身の選手に背中からしつこくスペイン語で話しかけられていた川﨑は、スペイン語で何度か答えた後に突然、振り向いてこう言うのである。

「そんなこと言ったって俺には全然、通用しないんだぞっ!」スペイン語に対する日本語だから、きちんと会話が成立しているわけではない。

それが、どんな感じなんだろうと、たまたま見ていた動画で、片言の英語で一所懸命コミュニケートしている川崎選手の姿があり、

ここでも途中、日本語で堂々としている場面(13:05〜)があり(笑)ベンチ内でも、恐らくこんな ↓ 様子であったろうと・・

▪️Kawasaki and DeRosa on International Talk

記事では、川崎選手のこういった姿勢を評して・・

当たり前の話だが、コミュニケーションを取るというのは、共通の言語で正しい文法に則って話し合うことではない。たとえ言葉が通じていても、コミュニケーションの取れない輩はいる。

・・ 中略 ・・

“メジャーリーグの現場”で言葉が通じなくとも相手にぶつかり、選手やコーチだけではなく、ファンやメディアとも気持ちを通じ合わせている川﨑の姿は、頼もしい。

イチローの背中を追いかけて始まったメジャーリーガー川崎

川崎選手のメジャーリーグ挑戦は、強い憧れを抱くイチロー選手の背中を追いかけてという状況で、当時イチロー選手所属のシアトル・マリナーズでないと、実現しなかったメジャーリーグ挑戦でしたが

その意気込みに関しては・・

「やってやろうという気持ちがなければ、(アメリカに)来てない。そういう気持ちは小学校の時から変わってないよ」

福岡ソフトバンクホークスに留まっていれば、レギュラーを約束された状況で、チームから一目置かれる存在であった筈で、

年俸も何倍も良い条件であった事と思いますが、やりたい事にこだわって、幾ら本人の調子が良くても、レギュラーがチームに戻ってくれば

また、マイナー生活など不安定な野球生活が待っているかもしれないにもかかわらず

表舞台では底抜けに親しみが伝わるその姿勢は、人間としての素晴らしさを感じますし、

目に見えない所での(野球への)努力は最善を尽くしてからこその賜物であろうと、記事を読んで大いに勇気付けられました。

 

高橋慶彦「赤き哲学」を読んで感じた、覚悟の決めた人の凄み

 

昨日、サイン会に参加出来て、嬉し過ぎちゃった高橋慶彦さんの「赤き哲学」を読了。

 

カープが育てた高橋慶彦

今の慶彦さんがあるのは、ベースになるのは(広島東洋)カープで学んだこと(p209)として

それを指導者の立場でホークス、マリーンズなどで深め、還元させてきたというプロ野球界での足跡。

本の最後では、低迷が続いたカープへの思いが綴られており、現実的には

現役時代に球団行事の「カープ激励の夕べ」をボイコットした経歴から困難が横たわっているようで・・

サイン会の際はファンから「次は是非、赤いユニフォームを」の懇願に

一瞬笑みを浮かべられ、「頑張りま〜す」と明るく返されていましたが、当事者だけが知る根深さもうかがわれる一コマでした。

 

走り続け、また、バットを振り続けた現役時代

その他、本で印象に残った事は圧倒的な練習量で、それはプロに入ってから足を活かすためにスイッチヒッター(当時、日本人選手初となる左右両打ち)を目指すことに起因しての事で

それは・・ 「1日24時間じゃ足りない」と感じるほど(p114)「何千、何万回・・・・・・おそらく百万回単位で素振りをしたでしょう。」

「実際、キャンプなどでとことんバットを振った翌朝は、目覚めると手が拳を作った状態のまま開くことができない。片方の手を使って1本、1本、指を広げていく。そんな日も珍しくありませんでした。」

この経験から・・

不可能、あるいは困難だと言われる物事にチャレンジするためには勇気が必要です。それと同じくらい求められるのが覚悟。挑戦してできないことはない。 ・・中略・・ 勇気と覚悟さえあれば何でも実現することができるのです。(p115)

努力が数字となって表れるまでは・・  外で食事をしていても、彼女の家でくつろいでいても、就寝する2時間ほど前になれば「悪い。素振りするわ」と言い ・・中略・・ 年末年始も大晦日から年明けにかけて ・・中略・・

ある日、どうしても気分が乗らず「今日はいいかな?」と素振りをせずに布団に入った日がありましたが、どうしても落ち着かなくて全く寝られない・・・・・。

私(慶彦さん)にとってバットを振るという行為は食事をとるのと一緒。 ・・中略・・ 「継続は力なり」とはよく言ったものです。 ・・中略・・  量は裏切らない。続けることで染みつくものもあるのです。(p.119)

と、勇気と覚悟を決めて挑んでいた現役時代の裏側に触れる事の出来ました。

 

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高橋慶彦と同じくカープ魂を体現した金本知憲

慶彦さんと同じ境地でプレーをしていたのが、カープからタイガースに移籍した金本知憲さんで、常に全力疾走を怠らなかった姿勢を評価されています。

金本さんも「覚悟のすすめ」という著作(未読)を上梓されていますが、

特定の分野で突き抜けるには、習慣が自動操縦の領域に入ってしまう没頭の世界、

覚悟を決めて挑んだアスリートの心の強さ、存分に見せつけられました。

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高橋慶彦は、失敗しても走り続けた。

 

2週間前に感激のサイン会があった高橋慶彦さんの「赤い哲学」をちょろっと読み始め。

出会いによって人は変われる

慶彦さんは野球人生を数多くの「出会い」によって成り立っていたと振り返られ、

そこから学んだ事は・・「自分自身の考え方を変えれば人は変わる」ということ。(p4)

 

一流への道に繋がる事になった、人生を変えた一言

甲子園にエースで4番の実績を引っさげ、プロ野球の世界に入るも

バッティング練習では、ろくずっぽバットにボールが当たらない状況から・・「1年でクビになるかもしれない」(p12)というところからの振り出し。

絶望感に包まれた状況を見兼ねた、後に監督となる古葉竹識コーチが歩み寄り

“慶彦、お前、なに落ち込んでいるんだ。プロでは足だけでも飯を食っていけるんだぞ”

の一言に ・・

“スペシャリティを磨く。私にとってはそれは足。走塁を生かすためにはどうすればいいか。打球をガンガン飛ばすのではなくゴロを打ったほうがいいだろう。私にとって幸運だったのは、1年目にしてプロでの生き方を決断できた”(p.13)

出会いと一言によって、ファンの記憶に留められる事になるプロ野球選手 高橋慶彦 の生まれる礎となった事が記されています。

 

鉄拳の裏側に、運命の絆

監督に就任した古葉さんは、「お前(慶彦選手)が出るか、俺(古葉監督)がクビになるか」の覚悟で慶彦選手を使い続けたそうな。

私の印象では鉄拳制裁による師弟関係のイメージが強かったですが、そこには熱い絆があった事が読み取れます。

 

失敗を恐るるなかれ

最終的にプロ野球生活18年(平均選手寿命10年以下であるそうな)、1,826安打、477盗塁(プロ野球歴代5位)と輝かしい記録も残した事になるのですが

この裏側にはカープの育成方針、「どんどん走れ」というのがあって、歴代2位となる盗塁失敗数206に裏打ちされての事。

足は速いが、走塁技術に乏しかった慶彦選手に「アウトになってもいいから走れ」、

この教えを最後まで守って走り続けたプロ野球人生であったとの事。

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マイケル・ジョーダンも失敗を乗り越えて、神になった

同様の事は、かのマイケル・ジョーダンもNIKEのCMで「数多の失敗を乗り越えたからこそ、自分は成功した」とキャリアを総括していますね。

 

一所懸命を、人は見ている

まだ、第1章を読み終えたところですが、印象的だったのは、高校3年生となり、プロ入りを全く考えられず

大学進学を決めていた高橋慶彦さんのもとに、広島カープのスカウトから指名したい旨の連絡。

エースで4番として甲子園に出場しながら、プロのスカウトの目に留まったのは、ホームへのスライディングに可能性を感じてとの事。そこから慶彦さんは・・

“自分が意識せずとも、物事に対してひたむきに取り組んでいれば認めてくれる人間はいるもの”(p45)

同様の事は、昨年12月の講演会で野村克也さんも言われていましたが

講演会の模様 >> 野村監督こと野村克也さん講演会へ

 

プロ野球界に名を残す事になる選手も、その裏には、一所懸命、ひたむき、一つ一つに魂込めたからこそですね。

アイルトン・セナが亡くなって、今年で20年になるのか

 

スポーツに関するエントリーが続いたので、もう一つ。

かつてのF1ブームを牽引した アイルトン・セナ。その人気は日本や本国ブラジルをはじめ全世界的と思いますが

神格化された日本には掘り出し物も多いようで「何か面白いのあったら」と頼まれ事をされており

F1関連のお店を見付けると、つい「ふらっ」と立ち寄る習性が。先日、そんな経緯から出会った1冊のパンフレット。

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イモラ,  1994

写真を見て直感された方は、歴としたF1通と思いますが、アイルトン・セナが最期を迎える事となってしまったレース。

当時の瞬間は、自分は出先からの帰宅後、TVのスイッチを入れた時には、事故が起きてしまっていて

アナウンサーが興奮気味に話している様子と、写される画面はストップモーションかの如くで、そのコントラストが鮮明に記憶に残っていますが

聞けば、本パンフレットは事故を受けて回収となったものの一冊で、誰も中を開封した事がないというモノ。

 

込められた歴史

ストレングスファインダー(*)の5項目のうちの1つが収集心である自分にとっては・・

*(ストレングスファインダー)180問の質問に答えた後に示される5つの資質(幾つかの似たような才能の集まり)。そのままでは、まだ“強み”ではなく、“強みのもと”。その人が “無意識に繰り返す思 考、感情、行動のパターン”

 

・・こういうストーリーが込められた逸品に弱く、本来は中を開いて楽しむものなのに、

開かれなかった(開かれない)事に、そのモノの歴史が込められているという、さながらF1の世界の玉手箱を感じさせられました。

 

1994-2014

今、本記事のアドレスを打ち込んでいて気付かされましたが、(5月を迎えると)あの件から20年になるんですね。

Rest In Peace,  Ayrton Senna ー

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