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掛布雅之さんの優しく包み込まれるオーラを再び体感してきた:掛布雅之氏 トークショー&サイン・撮影会 参加記

天気予報で雨模様のチェックを強いられる晴天が続かぬ日々に、気温の上げ下げも振れ幅有るところ「今日は暑かったなぁ」という(2024年)5月中旬の土曜日、先月に続いて新幹線に乗車し大阪市へ。

今回の目当ては1月以来となる

<< 2024年1月21日投稿:画像は記事にリンク >> 掛布雅之さんの優しく包み込まれるオーラに4年ぶりに触れてきた:プロ野球温故知新 「4番・サード・掛布!」ミスタータイガースが東京にやって来る!! 掛布雅之 参加記

阪神タイガース掛布雅之さん。

今月もB-CRAZYさんのイベントへ 出典:ビークレイジー X(画像は post にリンク)

掛布雅之さん登壇イベントは今回で3度目でしたが、

長年愛用してきた掛布モデルのグローブを持参しての大阪入り

希望するものにサイン頂ける機会は初で、ワクワク度高めでの往路。

整理券配布時刻に余裕を持って現地入りし、

早めの現地入りで最前列中央を確保 🙏

願ってもない座席を確保

会場の隣部屋が掛布雅之さんの控室とのことで、開始1時間前から壁越しに聞こえてくる掛布雅之さんの快活な話し声にじわじわと高められる期待感 ↗️

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Super Bowl(LVII, LVIII)Champion チームメンバーを眼前にしてきた: Kansas City Chiefs Justin Reid 選手 サイン&ツーショット撮影会 参加記

告知を見た直後は「 Kansan City Chiefs :カンザスシティ・チーフス ファンじゃないしなぁ」と飛びつく感じでなかったものの

告知から20時間を経て・・ 出典:ミント本部 スポーツトレカ&TCGショップ X(画像は post にリンク)

翌日となり考えてみれば・・  OBを含めNFLの選手に会える機会は稀有だし、ましてやそれが現役のSuper Bowl Champion チームメンバーとなれば「こんな機会ないでしょう!」と申し込み。

やはり行くと決めると開催日まで俄然楽しみに包まれ、当日を迎えいざ会場のMINT 横浜店 へ。

会場を確認して一安心 ^〜^

(横浜駅直結等)分かりやすい場所ながらアウェー感あるエリアで早めに現地到着。

「ここかぁ」と会場を確認した後、周辺をうろうろしながら開場待ち。定刻を迎え早々に受付を経て、最前列中央部に着座。

好位置を確保でき、開演までのカウントダウン・・

開始時間になってもJustin Reid :ジャスティン・リード選手がまだ到着しておらず10、15分遅れると通達あり、良からぬ予感が頭に浮き上がるも、

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シカゴ・ベアーズ、2024 NFLドラフトで5つの可能性を指名

4月最終週はNFLオフシーズン最大行事、2024 NFL Draft:NFLドラフト。Chicago Bears:シカゴ・ベアーズは、ドラフトのイニシアチブとでも言うべきトレードで得ていた全体1位指名権に、本来保持していた同9位指名権に、最上位指名権を2つ有していたことがポイント。

出典:NFL.com(画像はサイトにリンク)

ただニーズに対して

注目されたQB Justin Fieldsは放出となった一方、新QB獲得へ向けた補強も  出典:NFL JAPAN(画像は記事にリンク)

(トレードで放出していた経緯から)指名権が足らず、量より質を志向することに。

結果はシーズン終了直後の見立て通り、

大注目の全体1位指名選手は・・ 出典:NFL.com

指名権を商材にすることなく、全体1位で QB Caleb Williams

出典:NFL JAPAN(画像は記事にリンク)

同9位で WR Rome Odunzeを指名。

出典:Chicago Bears Facebookページ(画像は投稿にリンク)

Caleb Williamsについては「シカゴ・ベアーズが意中のチームではない」といった風説?や拒否を打ち出すべきといった進言などしっくり来ない情報が散見されましたが、

Pick 1-10:5 Quarterbacks Drafted l 2024 NFL Draft

蓋を開けれてみれば、指名後の感情を解き放った咆哮に Chicago の刺繍入りのChrome Hearts着用に喜び全開(と思わしき)。

Rome OdunzeはDevin Hester好きにインタビューで言及するなどファンとしては微笑ましくさせられた光景連発に安堵感。

実際はシーズンでの活躍によって評価されるべきで、そこは未知数ながらプロセスは良かったのではないかと好意的に受け止め。

当初有していた4つの指名権は、3日目に動いて

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正田耕三さん、前田智則さんの広島東洋カープ先輩後輩トークに惹き込まれた:前田智則氏 x 正田耕三氏 トークショー サイン&撮影会 参加記

私個人は若干前倒し気味でしたが、世の中的に2024年のゴールデンウィーク初日とされる日、新幹線に乗り大阪市内へ。

目的は広島東洋カープOB 2人が登壇される前田智則氏 x 正田耕三氏 トークショー サイン&撮影会。

「前田智徳さんがイベント??」とB-CRAZYさんの告知を知った時点、現役時代に定着していたイメージからするとギャップが大きかったですが、

出典:ビークレイジー X(画像は post にリンク)

稀少性からかチケット売出しから80席が2分半で捌けたという参加券を確保してワクワクしながらの旅路。

会場の大阪産業創造館

土地勘ないエリアで早めに現地入りすれば・・

追加サイン券を済みスタンバイなひと時

巡り合わせ良く最前列のサイドブロックを確保。

参加者の集合状況良く前倒しでトークイベントが始まり、正田耕三さんが智(とも)と呼び「世間の(侍の)イメージと違って俺からしたらかわいい後輩」と連呼した先輩後輩の間柄に、

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ゴールドコーストにNFLアカデミー開設

ゴールドコーストにNFLアカデミー開設

“ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は、長期的なフットボールの発展とアメリカ国外の才能ある選手たちの進路開拓に向けた継続的な投資の一環として、アジアパシフィック地域に貢献するNFLアカデミーを2024年9月にオーストラリアに開設することを発表した。

NFLアカデミーは世界レベルのコーチングスタッフの指導の下、才能ある学生アスリートにフルタイムの教育と集中的なアメリカンフットボール(タックルを含む)のトレーニングを合わせて受ける機会を提供する重要な国際的取り組みだ。

NFLのヨーロッパおよびAPAC(アジアパシフィック)責任者であるブレット・ゴスパーは「NFLアカデミーのプログラムは重要なリーグの取り組みであり、世界でフットボールの発展に向けた努力を促進するとともに、世界中の若者の人生に良い変化をもたらしています」とコメント。

「われわれはこのプログラムをオーストラリア・ゴールドコーストに展開し、世界の才能ある選手のために引き続き確かな道筋を拓いて、アジアパシフィック地域のより多くの若者にこれからの数年でこの競技をプレーする機会を提供することを楽しみにしています」

NFLアカデミーはオーストラリア・ゴールドコーストのサウス・イースト・クイーンズランドにあるA.B.パターソン大学を拠点とし、学生アスリートおよび、より広いコミュニティに向け、大学との提携によって競技面、教育面、およびキャリア開拓の部分での機会を提供することに重点を置いている。

2024年9月の運用開始を予定しており、12歳から18歳の学生アスリートがオーストラリアでのトップクラスのフットボール育成プログラムに志願可能だ。

NFLならびにA.B.パターソン大学は、ゴールドコースト市およびクイーンズランド州政府の支援を受け、資金を投じて現在のA.B.パターソン大学のグラウンドにトップクラスで高性能なNFLアカデミーの施設を建設することになっており、2026年竣工を予定するこの施設は地域の活動にも利用できるものになる予定。

世界を拠点とするNFLアカデミーはこれが2つ目であり、最初に築かれたイギリスのNFLアカデミーは、ヨーロッパおよびアフリカのアスリートを支援しており、開設以来、40名以上の修了生がアメリカのカレッジフットボールの奨学金を獲得している。2024年シーズンには30名以上の学生がカレッジフットボールでプレーする予定で、うち19名がディビジョン1のカレッジプログラムでプレーする。

また、フラッグフットボールが晴れて2028年ロサンゼルスオリンピックの競技に採用された中、このプログラムは地域の男性、女性、ならびに若年層の人々のための、フラッグフットボールの継続的な発展に向けた中心地でもある。

リーグは国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)と提携し、オーストラリア、ニュージーランドをはじめとする世界全域で、草の根レベルからトップレベルまで、広くフラッグフットボールの発展と成長に向けた投資を行ってきた。

非接触型のフォーマットを特徴とし、高速で、よりプレーの機会が得やすく、包括的な競技であるフラッグフットボールは世界中で競技者を大きく増やしている。世界の100を超える国で2,000万人以上の人々がプレーしており、女性と少女の競技者拡大が最も急速な成長の推進力となっている。

オーストラリア出身で、NFLのインターナショナル・プレーヤー・パスウェイ(IPP)プログラムを修了したフィラデルフィア・イーグルスのオフェンシブタックル(OT)ジョーダン・メイラタが、オーストラリアのNFLアカデミーの大使を務める。2017年にNFLからスカウトされ、第57回スーパーボウルでプレーするまでに至ったメイラタの旅路は、この地域の若手アスリートたちに大きなインスピレーションを与えている。

「フットボールは私の人生を変えました。NFLアカデミーがオーストラリアに開かれることは、間違いなく、より多くの若い人々の人生を変える支えになるでしょう」と話すメイラタは「アジアパシフィック地域は才能あるスポーツ選手が豊富であり、この地域の次世代のフットボール選手たちが、それぞれこれから数年の間にNFLでプレーする道を切り拓くことを楽しみにしています」と続けた。

A.B.パターソン大学のジョアン・シーヒー学長は次のようにコメントしている。

「A.B.パターソン大学はオーストリアのNFLアカデミーの新しい拠点となることを誇りに思っております。興奮をもってこの画期的な提携を発表するとともに、私たちの学生、スタッフ、そしてゴールドコーストのコミュニティに対し、世代的な機会が新たにスタートすることを祝します。

A.B.パターソン大学にとって、この提携の柱となったのはNFLのフューチャーズプログラムであり、このプログラムはNFLやアカデミー、NFLのより広いパートナーネットワークを通じ、学生に雇用、トレーニング、進路の機会を提供するものです。

NFLは高い水準の教育に共に尽力することで大学と強く協調しているだけではなく、卒業後の生活に向けた最高の準備を整えるための人格形成を重視する、A.B.パターソン大学の揺るぎない献身をサポートしています」

ゴールドコーストのトム・テイト市長は「ナショナル・フットボール・リーグと提携し、最先端のNFLアカデミーの施設をここゴールドコーストに創造することに、われわれは心から喜びを感じています」と述べた。

「この契約はわれわれの街にとってスポーツ面での大きな僥倖であり、10年にわたって資本投資の利益をもたらすものです。世界的な市場に登場することでこの街が利益を得るだけではなく、地域のコミュニティが新しくハイパフォーマンスなフィールドと施設にアクセス可能になり、そのことによってより多くの国内および国際的なスポーツチームがこの海岸に魅力を感じるでしょう。

ゴールドコーストは世界最高のスポーツ都市の一つであり、大きな国際的スポーツ団体との利益の大きい契約を締結できたことが、それを裏づけています。NFLをこの街に歓迎するのが待ちきれません」

さらに、オーストラリア・クイーンズランド州政府管轄のグローバルビジネスを専門とする機関『Trade and Investment Queensland(トレード・アンド・インベスティメント・クイーンズランド)』のジャスティン・マガーワンCEOは次のように語っている。

「クイーンズランドとより広いパシフィック地域は、世界でも最も優れた天性の才能があるアスリートたちのホームです。NFLのように世界的に重要なブランドが、アジアパシフィック地域の拠点、ならびに新たな国際的アカデミーに必要なポテンシャルをこの地域に見出したのも驚きではありません。

NFLのこの地域におけるゴールは、クイーンズランド・パシフィック・トレード・ストラテジーと強く結びついており、これはどの州、もしくは準州にとっても初めてのことです。これほど名高い国際的なパートナーと共に、現在の関係をさらに高め、地域を通じて機会を開き、成長させていくことを楽しみにしております」

NFLアカデミーの才能発掘キャンプは2024年6月からオーストラリアとニュージーランドで行われる。これらのトライアルで成功を収めた参加者は、オーストラリアのNFLアカデミーで実施される最初の学術クラスに参加する。キャンプに参加できないアスリートにも『www.NFLAcademy.com』から申請する資格がある。”(出典:NFL JAPAN

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井端弘和侍ジャパン監督の奥深い野球愛に痺れた:『日本野球の現在地、そして未来』刊行記念 井端弘和さん ・西尾典文さんトークショー 参加記

次第に大型連休が近づき開放感が日々高まりゆく中、秋葉原の書泉ブックタワーを訪れ、

発売後のシステムトラブルを経て満員御礼となった座席の一席を確保.-

『日本野球の現在地、そして未来』刊行記念 井端弘和さん ・西尾典文さんトークショー に参加。

入場時の座席抽選で2列目中央部(#12)を引き当て着座.-

井端弘和侍ジャパン監督の登壇に興味を持ち即断、販売直後の申し込みを楽しみに迎えた当日。

初心者からプロフェッショナル最高峰まで

事前説明から開始に至る段取りがずれたかと思えば・・ 井端弘和監督によると好調に開幕を滑り出すも連敗の古巣中日ドラゴンズの戦況を気にされたとのこと ^〜^; スポーツライター西尾典文さんとの登壇。

スポーツライター西尾典文さん、井端弘和侍ジャパン監督 登壇

トークはまず対象書籍『日本野球の現在地、そして未来』の出版時期との関係で間に合わなかったとの(2024年)3月に開催された侍ジャパン対欧州代表戦で招集された大学生4選手の話題から。

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『中村憲剛の「こころ」の話 今日より明日を生きやすくする処方箋』刊行記念 中村憲剛さんトークイベント&サイン会 視聴記

川崎フロンターレで18年に及んだプロ選手生活を全うされ、日本代表でも存在感を示した中村憲剛さんの『中村憲剛の「こころ」の話 今日より明日を生きやすくする処方箋』刊行記念 中村憲剛さんトークイベント&サイン会 をオンライン視聴。

サイン本購入時、トークイベントのオンライン受講権利が付与されていたもの。

ライター原田大輔さんを聞き手に迎え進行されたトークで語られたのは、まず対象書籍『中村憲剛の「こころ」の話  今日より明日を生きやすくする処方箋』発売から一カ月半近くが経過し、

現役Jリーガーが試合前に本書を読み進めている、学校の先生の手に取られているといった、さまざま寄せられた反響の紹介から中村憲剛さんの近況について話題が及び

引退後から取得を重ねている指導者ライセンスで、段階を重ねJFA公認S級コーチが海外研修のみを残す段階に差し掛かり、

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鈴木利宗さんが迫った讀賣ジャイアンツの球団史、選手に語り継がれる『地獄の伊東キャンプ 完全版 長嶋茂雄が闘魂こめた二十五日間』読了

先週末(2024/2/24)、読み始め記

<< 2024年2月24日投稿:画像は記事にリンク >> 鈴木利宗さんが迫った讀賣ジャイアンツの球団史、選手に語り継がれる『地獄の伊東キャンプ 完全版 長嶋茂雄が闘魂こめた二十五日間』読み始め

をアップロードした『地獄の伊東キャンプ 完全版 長嶋茂雄が闘魂こめた二十五日間』を先月末(2024/2/29)読了。

本書は、

” 前著を刊行して以来、じつに多くの感想を得た。中には、地獄の伊東キャンプと自身の環境を、重ね合わせる作業ができて救われたといった感謝の声もあり、書籍として送り出した意義を大いに覚えたものである。しかし少しすると、伊東キャンプに参加した十八人のメンバー中、まだ八人にしか取材し得ていなかった事実に直面した。

・・中略・・  いつかは十八戦士をコンプリートすべきではないかと思い始めていた。”(p312/註:前著=『地獄の伊東キャンプ  一九七九年の伝道師たち』)

との思いから新規及び再度の取材に既存原稿の全面改稿を経て、「完全版」として出版に至った著書。

その(「読み始め」)後は

 第6章 篠塚和典

 第7章 中井康之

 第8章 二宮至

 第9章 中畑清

 第10章  平田 薫

 第11章  赤嶺賢勇

 第12章  鹿取義隆

 第13章  藤城和明

 第14章  中司得三

 第15章  淡口憲治

 第16章  河埜和正

 第17章  山本功児

 第18章  資料にみる伊東キャンプ

という章立てで、諸事情から笠間雄二さん、山倉和博さんの両捕手の登場は叶わなかったものの篠塚和典さんの

“「我々伊東キャンプを過ごしたメンバー、その後にジャイアンツで育った後輩、アテネに参加した代表選手たち・・・事あるごとに、ミスターに教わったことを話していくべきだと思う」”(p304/註:アテネ=2004年、長嶋ジャパンとして挑んだアテネオリンピック)

の思いが各方々に共有されてか、既に45年前の出来事でありながらお一人お一人丁寧、協力的な取材をもとに一冊にまとめ上げられていった事が伝わってきます。

発売記念イベントで著者鈴木利宗さんより頂戴したサイン

花咲かしたステージ異なれども

伊東キャンプを経てレギュラーを不動にした選手もいれば、浮上することなく現役を終えてしまった選手もいますが、ほぼ共通すること、例えば鹿取義隆さんは

“「伊東は自分にとって、プロ生活の礎でした。あれだけの練習を乗り切れたことが、その後のキャリアにつながった。伊東に参加していなければ、どこか途中でリタイアしてしまっていたかもしれません」”(p238)

に、赤嶺賢勇さんの場合、

” その後も活躍できませんでしたが、その伊東キャンプの経験が、プロ野球を辞めたあとに頑張り抜く根性と体力を、私に与えてくれたんだと思っています」”(p224-225)

といったように振り返られ、本書に登場する皆さんのキャリア、人生の分岐点になった二十五日間であったということ。

生々しさの具体さは本書で参照頂ければと思いますが、プロ野球の中心が、長嶋茂雄監督の教え子から更に若い世代へ移行していった中、閾値を超えた鍛錬が一流選手にプロ選手を如何に変革をもたらしたかに触れられる濃厚な証言録でありました。