ワラビーズ 2020年初戦、オールブラックス相手に引き分け
” 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う代表ラグビー中断からの再開初戦であるニュージーランドとオーストラリアの対抗戦「ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)」が11日、ニュージーランドの首都ウェリントンで行われ、両チームによる熱戦は16-16の引き分けに終わった。
7か月ぶりのラグビーテストマッチは、ニュージーランドがおおむねウイルスの封じ込めに成功していることから、マスクをしていない3万1,000人の観客の前で開催され、白熱した一戦は両チームが2トライと2本のペナルティーゴールを分け合う結果に終わった。
それでも引き分けをよしとしない両チームは、最後のホーンが鳴り響いてから10分近くも戦い続けた。
オールブラックス(All Blacks、ニュージーランドの愛称)とワラビーズ(Wallabies、オーストラリアの愛称)にとって、この一戦は2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)以来、ほぼ1年ぶりの実戦で、ニュージーランド国内ではちょうど400日ぶりのテストマッチだった。
また、新型ウイルスの影響だけでなく、試合前にはスーパーラグビー(Super Rugby)と南半球の4か国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship)をめぐる両国の意見の対立も騒ぎを呼んだ。
そうした中で行われた試合で、フィールド上の選手たちには実戦の勘がさび付いている様子もうかがえたものの、モチベーションは高く、今季は4試合で争うブレディスローカップの初戦を引き分けたことで、オーストラリアは18年ぶりの戴冠へ可能性を大きく残している。
ワラビーズのデイブ・レニー(Dave Rennie)ヘッドコーチ(HC)、オールブラックスのイアン・フォスター(Ian Foster)HCはどちらもこの試合が初陣だったが、ニュージーランド出身の新指揮官同士の対決は、今後のチームの士気の部分でレニーHCに軍配が上がった。
フォスターHCが経験豊富な面々を起用したのに対し、チーム再建を任されているレニーHCは新しい顔ぶれのワラビーズを披露。
特にこれが代表デビュー戦となったハリー・ウィルソン(Harry Wilson)とフィリポ・ダウグヌ(Filipo Daugunu)は、オールブラックスを慌てさせる力があることを証明した。”(出典:JIJI.COM via Yahoo! JAPAN )
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2020 ザ・ラグビーチャンピオンシップ オーストリア集中開催の日程発表
” 南半球の強豪4か国(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン)がぶつかるザ・ラグビーチャンピオンシップの日程が、大会を運営するSANZAARから発表された。
今年は新型コロナウイルス感染症の世界的流行が続いており、感染拡大防止のため国境を越える頻繁な移動を避け、オーストラリアで集中的に開催することが決定。
期間は11月7日から12月12日で、ブリスベン、シドニー、ニューカッスルがホストシティとなり、試合当日は2試合が同じ会場でおこなわれる。
この南半球の4か国は2015年のワールドカップでベスト4を独占、2019年は南アフリカが世界王者になっており、
オーストラリアラグビー協会のロブ・クラーク暫定CEOは、「世界最高峰の4か国が6週連続ダブルヘッダーで戦うこの大会は、まるで“ミニ・ワールドカップ”だ。
ファン必見のすばらしい大会になるだろう」と熱戦を期待している。
11月7日の開幕節はブリスベンのサンコープスタジアムでおこなわれ、オープニングゲームでは、昨年のワールドカップチャンピオンである南アフリカが世界ランキング10位のアルゼンチンと対戦する。
第2試合では、5年ぶりの南半球王座奪還を目指すオーストラリアが世界ランキング2位のニュージーランドに挑む。
ちなみに、アルゼンチン以外の3チームは新しいヘッドコーチのもとで臨む初めての試合となる。
南アフリカはコロナ禍の国内状況が不安視され今大会参加は未定とされていたが、93人の代表候補選手をリストアップして10月3日にケープタウンでトライアルマッチ(スプリングボック・ショーダウン)を予定しており、ラグビーチャンピオンシップへの準備は少しずつ進んでいる。
アルゼンチンは、マリオ・レデスマ ヘッドコーチを含むスタッフと多くの選手が新型コロナウイルス感染症検査で陽性反応を示し、準備の遅れが心配されたが、
指揮官はシドニーモーニングヘラルドの取材に対し、「状況はここ数週間で改善し、ほとんどの選手とスタッフが回復した」ことを明らかにしている。
この2か国と比べ、ニュージーランドとオーストラリアははるかに準備が進んでいる。
このオセアニアの2国では、6月、7月から約2か月間にわたってスーパーラグビーの国内大会を実施し、ニュージーランドの代表選手たちは国内地方対抗選手権大会(マイター10カップ)にも参戦中。
また10月中には、ニュージーランド代表とオーストラリア代表が競うブレディスローカップが2試合予定されており、万全の状態でラグビーチャンピオンシップに臨むこととなる。”(出典:RUGBY REPUBLIC )
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ブレディスローカップ、2020年は2試合ニュージーランド開催で決着
” 新型コロナウイルス感染症への対策として入国制限を厳しくし、14日間の強制的な隔離期間中も厳格な規制を設けているニュージーランドは、今年のラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)の開催権を逃してしまったが、
政府が検疫規制を変更したことにより、オーストラリア代表との間で争う伝統のブレディスローカップは3試合のうちの2試合をニュージーランドで開催することが決まった。
オーストラリア代表“ワラビーズ”のデイヴ・レニー ヘッドコーチは以前、厳しい検疫措置で「受け入れがたい」準備を強いられた場合、第1戦をボイコットする可能性があると発言していたが、
ニュージーランド政府は隔離制限を緩和し、ワラビーズはニュージーランドに到着して4日後から完全にチームとしてトレーニングをすることができるようになった。
第1戦は10月11日にウェリントンのスカイスタジアムで開催。この試合は、新型コロナウイルスによる混乱が落ち着いてから初めてのテストマッチとなる。
そして、ニュージーランド代表“オールブラックス”にとって18年連続のブレディスローカップ保持が決まる試合になるかもしれない第2戦は、10月18日にオークランドのイーデンパークでおこなわれる。
3戦目の会場と日程は未定だが、11月7日に開幕予定のラグビーチャンピオンシップを兼ねて、オーストラリアのブリスベンかシドニーで開催される見通し。”(出典:RUGBY REPUBLIC )
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カンタス、ワラビーズのスポンサー退く
” パンデミックの影響を受けて、カンタス航空は30年続けたラグビー・オーストラリア代表“ワラビーズ“のスポンサーから退くと決定した。
スポーツリーグは放送提携、長期にわたる主要スポンサー、スター選手の3つの柱を必要とするが、オーストラリアのラグビーは過去1年半ですべて失った。
人気選手イスラエル・フォラウ氏の解雇、放送パートナーであったFoxtelの契約終了に加え、カンタス航空がスポンサーから降りた。
ラグビー・オーストラリア暫定CEOのロブ・クラーク氏は、「カンタスの決定は残念だが理解できる」と述べた。
同航空のステファニー・タリー顧客担当長官は、「従業員数千人が職を失ったなかで、これまでのようにスポンサーを続けることはできない」と説明。
クリケット・オーストラリア(CA)およびオーストラリアサッカー連盟(FFA)の支援も減らす見通しだ。”(出典:JAMS TV )
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ラグビーオーストラリア レイリーン・キャッスルCEO、ワラビーズのワールドカップ中の行動を謝罪
” ラグビー・オーストラリア(RA)のレイリーン・キャッスルCEOは、ワールド・カップ期間中のワラビーズ選手の場内外における行動に問題があったとして、
ワールド・ラグビーに謝罪文書を送った。シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
ラグビーの国際競技連盟であるワールド・ラグビーが、日本で開催されたワールド・カップの時期に、
ワラビーズのマイケル・チェイカ・ヘッド・コーチを含めたワラビーズ選手の試合中の行為や、
場外での日本滞在中の行動に懸念を明らかにしたことを受け、ラグビー・オーストラリアのCEOが謝罪したもの。
懸念は、ワールド・ラグビー役員だけでなく、地元日本の組織委員会からも出されていた。
謝罪文書の内容を知ることのできる組織関係者がSMHに漏らしたところによると、
「ワラビーズ日本滞在中のできごとや問題発言がいくつも積み重なっており、キャッスルCEOはRAを代表して謝罪するとしている。
問題発言は、トーナメント初期にチェイカ・ヘッド・コーチがワールド・ラグビーや審判に関して大きく伝えられた発言や、
チームが5週間日本に滞在している間のオーストラリア側のマネージメントなども問題にされている。
ワールド・カップ開催中に組織委員会のメンバーを対象に実施された意見調査でワラビーズは、トーナメント試合においてもっとも扱いにくいチームの一つとして減点評価を受けている。
できれば忘れたいワールド・カップでの不祥事を過去のことにして無事におさめたいキャッスルCEOはできる限りの努力を行ったといえる。
ワールド・カップ開催中、チェイカ・ヘッド・コーチは、審判の判定に対して繰り返し批判しており、組織委員会もワールド・ラグビー本部でもかなりの怒りを招いた。
そのチェイカ・ヘッド・コーチとキャッスルCEOとの間にコミュニケーションがなかったとも伝えられており、チェイカ氏の辞任に発展している。”(出典:NICHIGO PRESS )
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ワラビーズ、新ヘッドコーチにデイヴ・レニー
” オーストラリアラグビー協会は11月20日、同国代表“ワラビーズ”を率いる新しいヘッドコーチに、現在、グラスゴー・ウォリアーズ(スコットランド)で指揮を執っているデイヴ・レニー氏が就任することが決まったと発表した。
グラスゴーの2019-2020シーズンが終わったあと、2020年7月からの3年半契約で、次回のワールドカップ(2023フランス大会)はレニー体制で臨む。
2014年からワラビーズを指揮してきたマイケル・チャイカ ヘッドコーチは、ワールドカップ2019日本大会で準々決勝敗退に終わったあと、辞任を表明していた。
レニー氏はニュージーランド出身で、もうすぐ56歳の誕生日を迎える。
U20ニュージーランド代表ヘッドコーチを務めていた2008年から2010年にIRBジュニア・ワールドチャンピオンシップ(現 ワールドラグビーU20チャンピオンシップ)で3連覇を遂げ、2012年から6年間チーフスを率いてスーパーラグビー連覇(2012、2013年)を達成。
2017年からはグラスゴーの指揮官となり、昨シーズンのプロ14で決勝(準優勝)に導いた名将である。
ニュージーランド人がワラビーズのヘッドコーチになるのは、2008年~2013年に指揮を執ったロビー・ディーンズ氏(現 パナソニック ワイルドナイツ監督)以来2人目。
レニー氏は母国ニュージーランドの代表チーム、オールブラックスの次期ヘッドコーチ候補としても名前が挙がっていた。
「妻と私はこの数か月間、自分たちの将来を考えるのに費やしてきた。私たちの決定に本当に興奮している」と、オーストラリアラグビー協会を通じてコメントしたレニー氏。
「私はプロとして20年以上コーチングをやってきて、どこへ行っても、コミュニティと文化に没頭してきた。ここで変化をもたらすことができると信じている」と語り、ワラビーズ再建に自信をのぞかせた。”(出典:RUGBY REPUBLIC )
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ワラビーズ、イングランド代表に敗れ、ラグビーワールドカップ2019 終戦
” オーストラリアは強力なフィジカルでボール支配率64%、獲得エリア62%と優位に立ったが、決定力の差に泣いた。
チェイカ監督はイングランドを「ディフェンスが組織的ですばらしかった」とたたえた。
一方で、2本目と最後のトライをパスカットから決められたことに「この2年取り組んできたアタッキングラグビーにはよくあることだが、そこを今後の課題にしないといけない」と話した。”(出典:日刊スポーツ )
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エディー・ジョーンズ監督が説く、ワラビーズ
” オールブラックスでは、『オールブラックスとは』というバイブルをもらう。
そこには『オールブラックスの歴史』『オールブラックスの価値』『オールブラックスの行動規範』などが書かれている。
オールブラックスに選ばれた以上、二十四時間、オールブラックスの一員としての行動が求められる。
ワラビーズにそういうものはありません。もっと自由、ワールドカップでは二度優勝しているけれど、ラグビー界のスーパーパワーになったことはない。
オールブラックスやスプリングボクスは常に八割、九割の勝率を残さないと監督の首が危なくなるけれど、オーストラリアは六割で上出来(笑)。
逆に言うと、『勝たなければならない』というプレッシャーはない。自分たちのためにプレーする。チャレンジするのがスタイルなんです」”(出典:『オールブラックスが強い理由』p166)
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