「theatre:舞台」カテゴリーアーカイブ

山藤章二さんが昭和の感覚たっぷりに綴ったエッセイ集『昭和よ、』読了

山藤章二さんのエッセイ集『昭和よ、』を読了。

書店に「何か、出ているかなぁ」と半ば習慣的に立ち寄った際に(本書)サイン本を見つけ、

購入時は残り2冊で綱渡り的に購入。

珍しさに反応して手に取っていたもの。

山藤章二さんと云えば、

“「あなたの仕事ぶりは面白いねぇ。こちらが投げ掛けた文章に対して、思いもかけない絵でお返しが来る。

こんなさしえ家はいままで居なかったんじゃない」と褒めて頂いた。”(p108)

と、これば吉行淳之介さんの山藤章二さん評ですが、引用文にある通りイラストが代名詞。

私も意識的に見ていなかったにせよ、作品の数々に、その作風はしっかり頭に入っているほど。

文で感じる山藤章二さん

で、文章の方というと・・

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山里亮太さんが妄想した女優&アイドルたちとの16の物語:短編妄想小説集『あのコの夢を見たんです。』読了

南海キャンディーズ 山里亮太さんが、小説に初挑戦した

短編妄想小説集『あのコの夢を見たんです。』を読了。

山里亮太さんの誕生日(4月14日)に開催された(本書)刊行記念イベントで入手していた作品。

出典:山里亮太さんTwitter(画像はアカウントにリンク)

実在の人物登場の妄想ストーリーズ

本書は、

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鴻上尚史さんが語った空気、考える力、コミュニケーション力 etc:『「空気」を読んでも従わない』刊行記念 トーク&サイン会 参加記

前々回 👇読了記をアップロードした

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鴻上尚史さんの『「空気」を読んでも従わない』刊行記念トーク&サイン会に参加。

会場は、西武池袋本店 書籍館4階 三省堂書店池袋本店イベントスペース。席数が限られていたこともあり、早々に満席となった模様。

本イベント開催を知り、本書を購入していた経緯。

開演直前にご登壇され、鴻上尚史さんが「おっしゃりたいことは本に書いてしまっている」と、

各席上に用意されていた紙に質問を募り、原則、質疑応答形式で進行。

なお、本書に書かれている内容は『「空気」と「世間」』という著書で書かれており、

今回、岩波ジュニア新書からの出版は、同新書がターゲットする中高生に読んで欲しいとの思いがあってからとのこと。

ノンストップに近い形で繰り出された言葉の幾つかを箇条書きで紹介すると・・

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鴻上尚史さんに学ぶ、その場の空気に縛られない楽になる生き方:『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』読了

作家・演出家  鴻上尚史さんの『「空気」を読んでも従わない  生き苦しさからラクになる』を読了。

本書を開いたところの「はじめに」で、

” この本は、あなたの生き苦しさのヒミツをあばき、楽になるための方法を書いたものです。”(p iv)

と定義されており、本編で論旨の骨格を成すのは

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カンニング竹山さんが明かす、イメージを180°覆される福島の今:『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』読了

カンニング竹山さんが、福島県内に20回現地入りしたことを通じて上梓された

『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』を読了.-

サイン本@八重洲ブックセンター

書店に「何か、出てるかな・・」と立ち寄った際サイン本の販売を見つけ、また、福島の現状に承知していなかったことから

「日本人としては知っておくべきであろう」との使命感も刺激され購入。

福島について知らされる先入観、偏見・・

本書は、

” この本は全く福島県に興味がない方々でも楽に簡単に読めるように制作しよう、かつその中でも取材等々をした中から、正しい情報を載せよう、嘘はやめよう、正直に丁寧に作り上げよう!と決めました。

ですので今の東京電力福島第一原子力発電所の現状も取材し始めて訪問した2年半前とどう変わったか、今後どうなって行くのかなどもなるべく分かりやすく載せております。”(p8)

というコンセプトのもと、フィールドワークが土台となって文字に読みやすくまとめられています。

具体的にどのようなことが書かれているのかというと・・

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近田春夫さんが斬るヒット曲、ジャニーズ、音楽業界:『考えるヒット テーマはジャニーズ』読了

近田春夫さんの『考えるヒット  テーマはジャニーズ』を読了。

最後、「考えるあとがき」

” どうか、そのあたりもう一度眺め直していただいて、俺の才能にあらためて脱帽していただければ、幸いである。”(p306)

とユーモラスな一文で締めくくられる本書に、主にどんなことが書いてあるのかについては

<< 2019年4月4日投稿:画像は記事にリンク >> 近田春夫さんが斬るヒット曲、ジャニーズ、音楽業界:『考えるヒット テーマはジャニーズ』中間記

先日アップロードした☝️中間記を参照頂ければと思います。

20年+に及ぶ長期連載の出発点

今回は本の末尾、井上孝之さんが書かれた「解説」中心に幾つか取り上げたく思いますが、

まず、時を遡ること1990年代後半に本連載が始動したのは

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近田春夫さんが斬るヒット曲、ジャニーズ、音楽業界:『考えるヒット テーマはジャニーズ』中間記

ミュージシャン、作曲家、音楽プロデューサーなど多彩な顔を持たれ活躍されている近田春夫さんの

見事、言語化された音楽

(2019年)2月に参加した👇

<< 2019年2月15日投稿:画像は記事にリンク >> 安齋肇さんと近田春夫さんが繰り出す、アートでゆる〜いトークを楽しんできた:『空耳人生 友の会』第26回 ~近田春夫篇~ 参加記

安斎肇さんの『空耳人生友の会』で購入していた一冊で、内容は

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ルー大柴さん等が演じた神経精神科医院 待合室に集まった6人の患者が繰り広げた人間劇の行方・・:舞台『TOCTOC あなたと少しだけ違う癖』観劇記

先週末は久々のライヴ体感となったCotton ClubでのMICHAEL LANDAU LIQUID QUARTET公演前に実はお楽しみがもう一つ。

2月末に中野にある劇場ザ・ポケットで不意にルー大柴さん主演の舞台『あなたと少しだけ違う癖』が上演されることを知り、

開場時間過ぎのザ・ポケット

キャスティングから興味を持ち、話しの筋をチェックしてみると・・

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