前回の続きで、昨春受講のアンソニー・ロビンズが登壇したセミナーズフェスタのおさらいで、初日午後:人生のすべてについて富を得ることが出来る方法 〜
前回 >>『アンソニー・ロビンズ 初来日セミナー 人生は一瞬で変えられる!』で、セミナーズフェスタのおさらい:その弐 <<
前回の続きで、昨春受講のアンソニー・ロビンズが登壇したセミナーズフェスタのおさらいで、初日午後:人生のすべてについて富を得ることが出来る方法 〜
前回 >>『アンソニー・ロビンズ 初来日セミナー 人生は一瞬で変えられる!』で、セミナーズフェスタのおさらい:その弐 <<
先週に続き、昨春受講のアンソニー・ロビンズが登壇したセミナーズフェスタのおさらい。
先週 >>『アンソニー・ロビンズ 初来日セミナー 人生は一瞬で変えられる!』で、セミナーズフェスタのおさらい:その壱 <<
普段、内省的な事はブログの内容から外して考えていますが、
ふと、去年の元旦に何を考えていたんだろう?との思いが過ぎり、おそらく2016年1月1日に思い浮かんでくる事も一緒であろうと(笑)
2015年の元旦に考えた事を書き残しておこうと思います。
創設3年目にして経団連を超えて、国内最大の経営者交流団体となった パッションリーダーズの近藤太香巳代表理事の無料講演会に出席。
4月に参加したアンソニー・ロビンズが登壇したセミナーズ・フェスタで築けたご縁をきっかけにした出来事。 続きを読む 近藤 太香巳社長に学ぶ、生き様と格好いい選択:パッションリーダーズ講演会
今週、受講した大森健巳さんの無料ウェビナー「ゲットモアコミュニケーション術」のおさらい。
大森さんはハイパープレゼンターとして、先のアンソニー・ロビンズが登壇したセミナーズ・フェスタで、約6,000人の参加者を前にファシリテーターを務められた方。
そのパフォーマンスは、アンソニー・ロビンズからも絶賛を受ける事に。
今回、紹介されたのはGoogleやFacebookで交渉に関して顧問を務めるスチュアート・ダイヤモンドの「ゲット・モア・モデル」なる交渉術で、
グーグルが社員教育に利用している交渉術で、その効果たるや従来の交渉よりも4倍の効果があるとの触れ込み。
ゲット・モアとは、自分と相手のパイを拡げる考え方。
ゼロから資産を生み出すには、ジョイントベンチャーの考え方をもとに、
自分と相手のニーズを見極め、それぞれの持っている資産に注目する。
例えば、自分がセミナーを開催した場合、セミナールームの稼働で困っている不動産オーナーであったり、データベースを持っている人とジョイントすれば、双方にメリットが発生する。
大森さんの場合、熟知しているアンソニー・メソッドをもとにセミナーズ・フェスタでアンソニー・ロビンズが伝えきれない部分を日本人の橋渡し役となった。
コミュニケーションをする際に立ちはだかるのが、「拒否される」という壁。
コミュニケーションで成されるべき事は、自分にとって最高と思われる提案を行なう事。
そこでポイントとなる3つの質問が有り、
1. (交渉の)目標は何だろう?
2. 相手はどんな人だろう?
3. 相手を説得するには何が必要だろう?(この人は何だったら動いてくれるかな?)
といった事を考えを及ばせる事。
例えば、アンソニー・ロビンス・メソッドの骨格を成す「シックス・ヒューマン・ニーズ」では
1. 安全、2.不安定、3.重要感、4.愛とつながり、5.成長、6.貢献
の6項目の中から相手が重視している要素を探し出す。
まず、相手のニーズを考える。ここで、後に反発を招いてしまう事になるため、力による抑圧は絶対にやってはいけない。
事例として紹介があったのが、Googleが600億の予算を投じてインフラの工事を行なう計画があったものの、実際は、その半分のところで予算を使い切ってしまった。
そこで、Googleの交渉担当者はスチュワート・ダイヤモンドの助言をもとに、自分たちの要求をぶつけるのではなく、まず施工業者に何かGoogleがニーズを満たせる事がないかを問うた。
そこで示された回答が、Googleの工事を正式に請け負っている業者である事の公式文書が欲しいとの事。
この交渉だけが奏功して、実に99.9%の値引きを導き出したそうな。
また、アメリカの大学で拳銃を突きつけられた学生が、強盗に対して訴えた事が
・自分は強盗犯が撃つに値しない学生である事
・銃を発砲すると大きな音がする事(周囲に察知される)
・強盗犯がボスである事
などの事柄を伝え、お金は取られてしまったものの、お札のみにとどめ、その他の身分証明書等は返還されたとの事。
ここでのポイントは相手に訴える際に、犯人と被害者の共通の敵を作り出し、身分証明書等が紛失されると、役所等の担当者の対応が面倒である事に言及し、強盗の共感を得るに至った。
強盗犯としてはボスの立場で、被害者の要求を満たして上げたとの満足感を得られる。
その他では、イスラム圏で西洋の人質が取られた際は、交渉役が徹底的にコーランを熟読して、犯人の行動のどの点がコーランの教えに反しているか、
事細かに説明して行ったところ、無条件で解放に至ったそうな。
この時のポイントは、相手のルールに従う事。相手がどのような世界観を持っているかを考えて、それを重んじる事で、違いを同化させようとする発想は捨て去る。
違いを見付けたら、その事を幸運に思い、チャンスの糸口にする。
また、交渉で心得ておきべく姿勢として、等価交換の発想を捨てる事。
交渉に当たっては自分にとって簡単に出来ない事と、相手に取って簡単に出来る事を交渉のテーブルに乗せる。
その際、やってはいけない事として
・約束/契約を破る
・相手を貶める(自己中心的、強欲な姿勢)
・感情的になる事
特に交渉の場に感情を持ち込む事は、ご法度。
といった交渉におけるポイントが事例を踏まえ、2時間にわたってレクチャーされました。
ウェビナー開催の動機は、スチュワート・ダイアモンドさんのセミナー開催に向けたPRですが
時代の最先端を走るイメージのGoogleが採用している方法論。今回は交渉術となりますが、その事だけでも体勢が前傾して行くような有難みが感じられますね。
交渉術に関する著作は本屋に立ち寄って、通年でよく見掛ける印象で、ビジネスマンには、その修得度がパフォーマンスに効いてくる度合いが高いと思いますが
ポイントが(入門編として)3つに整理されていると、理解しやすいですね。因みに、規模の大小は問わず、練習を経て、必ず上達していくスキルであるとの事です。
高城剛さんの『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』を読了。
『白本』『黒本』と同様、Q&A主体の構成で、読みやすくサクサクといきました。
>> 高城剛さんが説く、1日10分自分と向き合う事の大切さ:『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』中間報告 <<
後半も高城さん流儀らしい回答が並び・・ Q. 問題が起きたときに、どのように対応しますか?」との問いに
” 解決しようとは思わない。理解する、納得することが大事。” (68%)
Q. 失敗したときの対処方法は?
” 悪いことほど、早めにオープンする。失敗をごまかしたり隠したりすればするほど、経験上ですが物事は悪化します。” (68%)
Q. すべてをリセットしたいと思ったことはありませんか?
” リセットとは、なにも解決になっていない場から逃げているだけだと思います。日々、変化していくことがポイントだと思います。” (73%)
Q. ピンチのとき、どうしますか?
” ピンチこそ、人生の醍醐味ではないでしょうか?そのピンチをどう捉えるかで人生変わってくると思います。
変に自分を守ったり、ピンチを脱しようとしないことが僕にとっては大事で、まずは自然に流れるように流れて、客観的にピンチを見ます。
その流れを感じ、できれば同化しながら機会を待つことでしょうか。実際、同化した時点でピンチではなくなります。焦ると、ピンチはより一層大変なものになります。” (73%)
” 困難は自分の中にある答を見つける機会に過ぎません。もし、その道を見つけられなければ、ひとりで旅に出なさい。解答は必ず見つかります。” (74%)
(Twitter、Facebook等の)SNSを距離を置いている理由については
” いまの僕は自分自身と向き合って、自分の中から涌き上がってくるものを大事にしたい。” (87%)
本の締め括りの「あとがき」では・・
” 僕は、誰でもひとつだけ世界一になれる可能性を持っていると信じている。それを、自分で知っているか、知らないのか、が大きな違いだ。
僕もあなたも世界に一人しかいないし、僕もあなたも世界一になれる「なにか」を必ず持っている。だが、それを探し出す内面への旅は、とてもハードだ。” (92%)
” 他者との関係で、自分を作ってはならない。自分の可能性を、どんなに大変でも追求しなければいけない。なぜなら、すべての必要なことは、必ず自分の中にあるからだ。” (92%)
と、読者へのエールで結ばれています。
この本で、高城さんの本は立て続けに3冊読んだ事になりますが、著作の中から一番強力に伝わってきたメッセージは『黒本』に出てくる件(くだり)
” 日々の「寂しさ」や「虚しさ」を忘れるために、なにかに「依存」する「現代社会の罠」は、あらゆるところに潜んでいると思います。 ・・中略・・
日々社会が「愛」も「お金」も「友情」も「モノ」も「情報」も「つながり」も、「あなたは不足してますよ!」と訴える仕組みでできているからです。
ですので、真面目な人たちほど、「不足しているので補わなければ」と思います。
そして現在、多くの人は「自分は不足している」と感じている上に「もう補えない」と思っているので疲弊しているのです。
この仕組みから抜け出すには、まず「自分は不足してない」と本当に思えるかどうかだけだと思います。” (86%)
の部分。この事は、アンソニー・ロビンズをはじめ多くの人のメッセージと符合しますが
まずは「ない」ものではなく、「ある」もの、享受出来ている事柄に感謝し、そこに焦点を合わせる事。
この事を礎に、高城さんらしく世界を駆け巡るも良し、自分の生き方を突き詰めるも良し、考え方さえしっかり出来ていれば、より深く高城さんの著作を理解出来るように実感しました。
昨日の記事をアップするために、久々、手に取った『一瞬で自分を変える言葉』が、今の自分に良い感じであったので
>> 転んだら、また立ち上がりましょう の巻:習慣化、再始動日。 <<
その中から3つを抜粋。
” 人は変化を拒絶して生きることはできない。肉体は常に変化しているし、年齢とともに精神的な成長も遂げる。いつも不安定な状態にいるのが人間なのだ。 ・・中略・・
安定・安心は幻想にすぎない。不安定を受け入れ、変わりゆく自分を楽しまないと、人生の質は高まらない。” (p66-67)
4月にアンソニー・ロビンズが来日した際に、同じステージに上がって、会場を一つにまとめ上げた
ハイパープレゼンターの大森健巳 さんに、この事を質問にしに行った経験があり、
アンソニー・ロビンズが好んで使うフレーズの
” Live With Passion ” の Passion の不安定を意味するとの事。人生を充実したものに作り上げて行ける否か、心の声に従う勇気、不安定を(どの程度)受け容れるかによって決まってくるようです。
この辺り、芸術家の故岡本太郎さんの哲学とも一致するような。
” 自分の状態を変えるには、3つの方法がある。
①体の使い方。 ・・中略・・猫背でうずくまったような体には、パワーはみなぎらない。グッとお腹に力を入れて、背筋を伸ばしてみよう。それだけでも十分に効果がある。
②言葉の使い方。 辛い、キツい、厳しい、できない。そんな言葉を使っていたら、絶対に状態は良くならない。「今日こそは頑張るぞ」「これで一歩前進した」。前向きな言葉を、意識的に投げかけてみよう。
③焦点の当て方 ・・中略・・うまくいかない事実ばかりに焦点を当てていてはいけない。事実に別の焦点を当て、解釈を当てるのだ。うまくいっている人の焦点の当て方を参考にしてもいい。
これらの一つでも実行すれば、必ずあなたの人生は変わる。
・・中略・・
背筋を伸ばし、力強い言葉を使い、良い部分に焦点を当て、違うアプローチやってみるのだ。あなたの状態が変われば、それに応じた結果が必ず表れる。” (p72-73)
ここはアンソニー・ロビンズをフォローしている方々にとって、基本中の基本ですね。特に体の使い方は3つの中の重要度で55%を占める「イロハのイ」に相当する事と。
” 人生のあらゆる出来事は、あなた「に」起きるのではない。あなた「のために」起きている。これ以上の最悪な事態はないと感じることもあるだろう。
しかし、それもあなたの人生へのギフトなのだ。どう活かすかは、あなたにかかっている。” (p84-85)
この事は日本でアンソニー・ロビンズ・メソッドの第一者と言われる 池松耕次 さんによると
「自分を成長させるために福の神が与えてくれた試練に感謝しよう」という表現になりますね。