警察犬学校で落第したガベルを待ち受けていた、まさか!の大出世
” 仕事に向き不向きがあるのは人間だけではないようだ。このほどオーストラリアで警察犬学校の訓練を積んできた犬が、警察犬として適性がないと判断を下された。
しかしこの犬は、大役を任せられる職に就くこととなる。『BBC News』などが伝えている。
豪クイーンズランド州の警察犬訓練学校(police dog academy)で、警察犬としては不向きと烙印を押された犬がいた。
‟ガベル”という名のジャーマン・シェパード・ドッグは、人に対してフレンドリーすぎることから事件最前線の現場に同行させるのは難しいと判断されたのだ。
警察のプレスリリースによると、訓練学校側ではガベルの警察犬としての由緒ある血統を見込んで、およそ16か月で犯罪者を追跡し捕らえるように成長するだろうと想定していたという。そしてこう付け加えている。
「残念ながらガベルは警察犬には向いてませんでした。しかし州の一番有名な場所で暮らすこととなるのでガベルにとって文句は無いはずです。」
実はガベル、昨年4月に訓練の一環である社会化プログラムのためクイーンズランド州総監の公邸に生後6週目から暮らしていた。
警察犬として落第点を突き付けられたガベルだが、その後も公邸で暮らすことになった。クイーンズランド州のFacebookにはポール・ド・ジャージー総督(Paul de Jersey AC)に可愛がられている様子が見受けられる。
そしてガベルは今年2月、州の総督犬(Vice-Regal Dog)として正式に任命された。政府の職務として警察訓練犬から大出世したことになる。
ガベルの仕事は州総督公邸の来客のエスコート、ツアーグループの対応、そして総督と夫人が参加する正式な儀式への同行などという。
州の公式エンブレムがデザインされたユニフォームを纏ったガベルは、少し誇らしげに人々の目に映るのではないだろうか。”(出典:ネタりか)
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