先週末に続いて、
山一證券 最後の日々を描いた連続ドラマ『しんがり』を視聴。
社員に対し行われていた事情聴取が、(当時)大蔵省のSECこと証券取引等監視委員会から東京地検も乗り出し役員クラスを対象とする展開となり緊迫度が高まり、
無理なノルマ等から支店ではトラブルが頻発し、対応に当たっていた社員や顧問弁護士の家族が命を落とす事態に、、
次第に闇に光が当てられるようになり、噂されていた含み損(⇒不良債権)が、社員の想像を絶する規模(2,600億円)であることが判明。
当初は出来る限りの支援を表明していた大蔵省も態度を一変させ、自主廃業を通告するところまで。
追い詰められ、差し込んだ光
閑職に追いやられていた社員が、一人の役員着任によって本分、使命感に目覚め、晩年になって躍動し始める姿や
苦境に追い込まれても会社を信じようとする社員の姿に共感を覚え、ドラマも核心に近づいてきて、画面に引き寄せられる力も強くなってきました。
山一證券の記者会見で有名な「社員は悪くありませんから」の意味するところが、知らしめられる思いで、
「あの時、こうだったのかぁ」など、迫真の演技から当時の衝撃に思いを及ばされています。